教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

人の心はもっと自由になれる

2011-09-30 00:04:20 | オタネタ全般
http://matomate.blog133.fc2.com/blog-entry-2453.html



>  20代半ばの会社員男性。「気持ち悪い」と思われるのを承知で告白しますと、僕はアニメやマンガなどが好きなオタクで、その女の子キャラクターが大好き。
> 一方、リアル(現実)の女性に全く興味が持てません。

>  自分で言うのも何ですが、オタクの割には外向的で、飲み会に出るなどして友達もホイホイ増やしています。女性から告白されることもあるので、見た目もひどくないと思っています。

>  でも、僕が感情移入できるのは女性キャラクターだけ。彼女たちと一緒に泣いたり笑ったりする時間は特別で大切なものと感じます。リアルの女性と付き合い、いずれは結婚も、という考えに、気持ちが向きません。

>  もちろん、このままで良いとは思っていません。どういった心構えや行動をすれば、現実の女性との付き合いに興味を持っていけますか。(千葉・M男)






最初の一節は我輩とソックリ。
最後の一節は我輩と正反対。

なんとまあ最初と最後で中身の違うものができあがるのかと関心するものだ。

> どういった心構えや行動をすれば、現実の女性との付き合いに興味を持っていけますか。

そんなものは全く必要ない。
心構えや行動を変える必要はない。

なぜか?

≫ 韓流アイドルに全く興味が持てません。
≫ どういった心構えや行動をすれば、韓流アイドルに興味を持っていけますか。

こんな投書があったらどうだろう。
「それは人として当然です。気にする理由は全く見当たりません」
と答えるはずだ。
それと同じものだ。

しかし!

実はこれ、質問よりも結論のほうがむしろ酷い。

> これはいっそ、この世はマンガだ、アニメだ、と思って暮らしてみてはどうでしょうか。

これは我々が目指しているものとは全く正反対の結論である。

我々の結論はマンガやアニメの世界に実体を感じることである。
マンガやアニメのヒロインを見て、そこにある単なる絵に人の存在を感じ、共に人生を歩む。
それが我々の結論だ。

決してリアル世界をマンガやアニメの世界に似たるモノだと感じることではない。

我々は自身に対してヒロインを選ぶ権利を有する。
おなじく、我々には自身に対して作品を選ぶ権利を有する。
その作品のなかにリアルワールドは含まれなかったし、その含まれなかった作品に登場するヒロインは当然に全て選ばれない。
それが我々のシュタインズゲートの選択だ。



生まれながらにして与えられたリアルワールドという環境を、ただ何も考えずにそのまま選択するという人たち。
ヤツらは世界はもっと広いという事実を知らない。

もっと自由に生きなさい。
人の心は、リアルワールド以外のもっと多くのものを感じ取れるのだから。

少子化が進む驚くべき理由

2011-09-29 00:00:26 | 経済/経済/社会
とある男との会話である。

男「娘はまだ小さいんだけど、薬屋さんになりたいって言っててね。これがかみさんも賛成しててさ…」
俺「ほう、将来有望そうじゃないか」
男「いや、薬学部にいったら6年もかかるし、お金かかるんだよ…。2人もいるし大変なんだから…」
俺「そうか? 薬学部に入れたら教育にかけた投資は十分に回収できるだろ」
男「娘とはいっても俺の金じゃないしな…」
俺「子供というのはある種のリスクヘッジなんじゃないかな。薬学部を卒業するような優秀な子供なら、自分が年取って何か困ったことがあったとしても『しょうがないなぁ』と言いつつも助けてくれるよ。これが自分が60歳すぎたときに子供が30代後半で生活保護で暮らしていたとしたら、助けを求めても『こっちが助けてもらいたいくらいだ』と言われるのがせいぜいなわけで」
男「そうとも限らんよ、実際…」
俺「それはいい子に育てることで回避するしかないなw」
男「…あのさ、これで1つわかったことがある」
俺「なにが?」
男「少子化が進む理由だよ」
俺「というと?」
男「少子化が進む前提として、まず結婚しない人が増えている」
俺「うん」
男「その結婚しない人というのがおまえみたいなヤツなんだよ。さっきから聞いてると、めっちゃ他人事で話してるじゃん?」
俺「そりゃあ自分に子供ができるとか結婚生活を送るとかいう感覚が全くわからんからね」
男「いまの日本にそういう人が増えているから少子化が進むんだよ」
俺「なるほどw」
男「実際、結婚する気ないでしょ?」
俺「絶対しないとは言わんけど、感覚的には俺が結婚するより日本国が倒産するほうが確率が高い気がする」
男「んじゃあ1%くらいか?」
俺「そうね、ちなみに日本国が倒産したときの保険の掛け金(JGBのCDS)は1%ちょいくらいだったよ」
男「そうか、そのくらいかw」



とまあ、そんなこともあったわけで。

大戦略御殿ついに落城す

2011-09-28 00:01:41 | オタネタ全般
固定資産の譲渡、特別損失の発生及び業績予想の修正に関するお知らせ
http://www.systemsoft.co.jp/ir/press_release/pdf/koteishisan20110809.pdf



システムソフトがついに本社ビルを売ってしもうた。

なぜ売ったのか?

公式見解によると、客先にいってする開発が増えて本社ビルの自社使用比率が下がったからだとのことだそうな。
とはいえ、ひところの輝きにくらべたら凋落著しいことも隠れた要因の1つに数えられよう。

この本社ビルはどういうモノか?

じつは福岡・天神の渡辺通り沿いにある。
福岡では超がつくほどの一等地にある本社ビルだ。
わたしも何度もその前を通ったことがある。

かつてわたしが短期間だけシステムソフトの株を持っていた頃、わたしはシステムソフトの本業(ソフト開発)で商売が回らなかったとしても、本体は郊外の家賃が安いところに引っ越して本社ビルを貸しビルにすればそこそこ何とかなるんじゃないかと思っていた。
ところが思惑は外れた。
本社ビルを売却するということになってしまった。

売った結果どうなったか?

半年分の売り上げに相当するような評価損が発生した。
実体としていきなり大損失が発生したわけではないが、帳簿の上ではかなり痛い。

たぶんこの本社ビルはバブルの頃に買ったのではなかろうか。
でなければ超一等地なだけにこんなに大きな評価損は発生しなかろう。



かつてシステムソフトが栄華を誇っていたころ。
そう、”大戦略”というゲームが一世を風靡したころ。

我々はシステムソフトの本社ビルのことを「大戦略御殿」と崇め奉った。
御殿と名がつくほどに立派だった。
あれだけ素晴らしいゲームを作れる人たちはこんなビルを建てられるんだと皆が憧れ尊敬した。
当時パソゲーやってた同士諸君たちの中にはシステムソフトに就職したいと語るヤツもいただろう。

しかし今はどうだ!?

大戦略御殿は落城した。

現在はゲーム部門はシステムソフト・アルファーという別会社になってはいる。
だがシステムソフトやシステムソフトの代表作たる”大戦略”の時代が過ぎ去ってしまったことを悲しく思う次第である。

同窓会があるとしたら

2011-09-27 01:28:24 | オタネタ全般
俺32才氷河期だが、盆に高校の同窓会があったんだよ。
http://copypa.blog99.fc2.com/blog-entry-4433.html



わたしは地元の同窓会に行ったこともないし行く気もない。
とはいえ、まあ世間では同窓会でもやろうかという年齢になっているのかもしれない。
もしそこに顔を出したとすれば、きっと↑上のリンク先のような話になるだろう。

> 就職氷河期だというだけで、なんでみんな不幸なんだ。

最後はこの一文で締められている。
自覚はないんだがわたしも氷河期世代ということになるんだろうから同年代だ。

わたしはこの氷河期世代という言い方が気に入らない。
「俺たちはかわいそうな人たちではない! かってに人をかわいそうな人あつかいしないでくれ!」
といいたい気分である。
わたしは自分が不幸だとは1ミリも思っていない。



小中学校は義務教育なので、どんなヤツでもそこにいっしょにいる。
高校になるといくらかグレード別に選別がなされるから、小中学校ほどの人間の多様性は感じない。
大学になって学科で分けられるとさらにその傾向が強まる。
就職するとなおのことだ。

だから、実家から遥か離れた場所で一人暮らしをしている人たちにとって、一般世間にくらべて自分たちはどうなのかと気にすることなどめったにない。
少なくともわたしは。

しかし地元でずっと暮らしていたり、小中学校の同窓会に顔を出したりすると、それはどうだろうか?

良かれ悪しかれ一般世間と自分との立ち位置を意識することになろう。

そこでは何が起きているだろうか?

まあそこでは想像もつかないような世間の悲喜こもごもの多様性に驚かされることになろう。
きっとそこでは自分たちが氷河期世代だと呼ばれるに値する何かをイヤでも感じることになりそうな気がする。
まあ気が滅入るだろうな。

これを回避するにはどうすれば良いのか?

たぶん・・・
大学への進学のタイミングで地元を離れるか、
地元でも全国区で就職活動ができる大学に進学して就職するタイミングで離れるか、
・・・くらいしか安易にそれができる方法はない気がする。

もちろん小中学校の同級生の大半はそうではない。

その大半となった人たちは何を思うのだろうか。
地元から出て行ったっきり盆と正月くらいしか戻ってこないヤツらのことをどう思うのだろうか。

わたしには全くわからない。
これはあくまでも直感でしかないが、地元に残るという選択をしたわたしよりも今のわたしのほうが精神的な負担の少ない人生を送っているのではないかという気がしてならない。



アニメでも、”ヨスガノソラ”や”星空へ架かる橋”など、ド田舎で閉鎖的な村社会での日常を描いたドラマがそこにある。
そこでこそあった恋愛の物語にふれ、見た人はみな感動を受けた。

しかし。

そこに自分が根をはって死ぬまで永住したいかというと・・・

自分が生まれ育った実家のまわりや小中学校のまわりのことを考えると、それは明らかにYESと答えるのに躊躇する。
“ヨスガノソラ”でも、もし穹がそばにいてくれるなら、その田舎であるというデメリットを払拭するだけの信念を持ちうる、それくらいだ。



田舎。故郷。

これらは憧れや良き思い出の場として良いイメージで語り継がれる。
しかしそこには閉鎖的で人を束縛する何かも同時に感じてしまう。

”ヨスガノソラ”や”星空へ架かる橋”のようなものではなく、わたしはもっとお気楽に人生をまっとうしたい。

ダイバージェンスメーターのアーキテクチャを考える

2011-09-26 00:01:57 | オタネタ全般
ダイバージェンスメーター(世界線変動率計)という架空の計測器がある。
シュタインズゲートという作品に出てくるものだ。

これ、中身ってどうなっているんだろうかね・・・。
今日はそれを作中で語られている範囲を手掛かりにしつつ少しだけ分析してみたい。



ダイバージェンスメーターの表示を見てみよう。
[1][.][2][3][4][5][6][7]
というような表示になっている。

これは何を意味するか?

6と1/2桁の浮動小数点表示になっている。
実はこれ、21bitくらいのA/D変換器が必要ということになる。
市販品でも一応まあ24bitのA/D変換器はあることはあるので、対応できるといえば対応できる。
実際に10万近い銭を出せば6と1/2桁のデジタルマルチメーターは購入可能だ。

表示の安定性はどうか?

6と1/2桁の浮動小数点表示になっているようなデジタルマルチメーターをつかえば、最後の1桁は値が動くことになるのはしかたがないと目をつぶることもある。
しかし作中を見ると、世界線の移動中以外は表示数値は全く変わらない。

ということは、S/N比は少なくとも150dB以上はあるということになる。
このS/N比を達成するのはけっこう難しい。
PCのサウンドカードにも箱に120dBなんて書いてある製品も少なくないが、
「おまえこれS/N比80dBも出てないだろ!」
と言いたくなるようなものが大半だ。

だが、積分時間を1秒とするようなバンド幅の超狭い回路にすれば、場合によっては達成できよう。
スペクトラムアナライザでも管面ダイナミックレンジが150dBもある製品も現に存在するが、これはRBWを1Hzに設定したときにのみ達成可能な値である。

直線性はどうだろうか?

作中ではダイバージェンス1%を超えるかどうかだけが議論されている。
ということは、直線性はものすごく悪くても問題にならないかもしれない。

では、なんでこんなに桁数があるかというと・・・

そりゃあもちろん、狂気のマッドサイエンティストの趣味意外にありないわけで(笑)。
だったら浮動小数点表示なら8bitで2と1/2桁でも問題ないんじゃないかというくらいなんだから。



ただし、世界線の移動というものが連続的ではなく完全に離散的であるならば話は別だ。
仮にα世界線からβ世界線へ移動するのに微小な世界線移動を無数に繰り返しながらの移動を伴うとするならば、カウンタで微小世界線移動した数を数えてやる方式で回路を組めばダイバージェンスメーターはできあがる。
そうすれば、先の桁数が無駄に多いことと想定される精度はそんなにないはずだという疑問はさほど労力をかけなくてもカンタンに両立することができる。

世界線が完全に離散的であるならば、世界線の移動を伴うほど大きな変化を加えてやらない限り、必ず元の世界線へと収束するはずだ。
たとえば、直前にちょっとどうこうしたくらいでは、どうやってもまゆしーを助けられなかったように。

何が足りないか考える(ドラゴノーツ)

2011-09-25 00:02:39 | オタネタ全般
ドラゴノーツ ―ザ・レゾナンス― 第22話 「襲来 ―審判の時―」
http://www.nicovideo.jp/watch/so15405926

> みんなすこしずつ壊れているのよ。何かが足りない、何かが欠けてる…だからそれを求める。



ドラゴノーツの一節である。

レゾナンスしたドラゴンは自分に足りないものを補完するような実体として目の前に現れる。
そういう意味がある。

では。
わたしがレゾナンスしたらどんなドラゴンが現れるのだろうか?

二次元のヒロインみたいなのが現れるのだろうか・・・。

どうやって?

アイマスのようなCGの女の子がそのまま実体化したような、
ホントに存在していたとしたら人間と同じ種族には見えないような、
そんなモノとして実体化するような気がする。

それでいいのか?

ビミョーだ。
いくらアニメが好きだからといって、そのぬいぐるみショーみたいなのでもハマれるかというと、それは明確にNOだからだ。

ならばどうなる?

PCの向こう側にだけ存在を許される、ソフトウエア的な何かとして実体化するかもしれない。
ドラゴンは質量保存の法則を無視して実体化できるので、まあそれもありなのかもしれないが。



ただ、ドラゴンの実体化には1つだけ致命的な欠点がある。

それは、ドラゴンが人間の女の姿で実体化すると・・・
必ず爆乳になるということだ!

貧乳派であり急進的な巨乳否定論を語る我輩としては、相手が爆乳であれば爆乳であるほどおっぱいに興味がなくなる。
それは周りの男にとっては、なんと贅沢な悩みかと思うようなことになるに違いあるまい。
しかし当人にとっては明らかに非常に残念な結果になることが目に見えている。



ドラゴンとは、きっとそんなにいいものではない。
ジークリンデにとってジジイのような本当に望まれた存在が常に現れてくれるわけではない。

思考実験(?)してそう思った。

祝20万HIT♪

2011-09-24 17:41:02 | 連絡など




訪問者数20万HIT到達!
来てくれたみなさん、ありがとー!!

ちなみにブログの開設から1000日目とほぼ同じだ。
最近はアクセス数は伸びているものの、どうやらランキングは10万HITあたりから頭打ちになったらしい。
これ以上は難しいのかな。
(ついでなのでアクセス状況を公開に切り替えました)

お勉強も大好き(笑)

2011-09-24 00:00:19 | 経済/経済/社会
清楚でかわいらしいルックスというだけでなく、お勉強も大好きという才色兼備なお嬢様にオタ興奮!
http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52493731.html



知る人ぞ知る、かのソフマップのグラビアアイドル紹介である。

ソフマップのアレはマニア好みな女の子を紹介するというので一部では有名で、けっこうな高頻度で好事家たちの目を楽しませる要因となっている。
もしあなたがこれをどういう意味かわからないとしたら、常にこれからソフマップをウォッチされたし。
さすればわかる。

さて。
グラビアアイドルそのものはどうでもいいとして。
今日は売りの1つの「お勉強も大好き」というところに注目したい。



わたしは「お勉強が大好き」という言葉に一抹の不安を感じる。

なぜか?

そこに洗脳的な何かを感じるからだ。

世の中には「お勉強が大好き」という子ははたして存在するのだろうか?

まあ、0人ではなかろう。
一般人に紛れたネクストやユーフォリアを見つけるくらい難しいかもしれないが、いなくはないだろう。

それはいったいどういう子だろうか?
なぜその子は「お勉強が大好き」と言うのだろうか?

ふつうに考えれば・・・
「テストでいい点とれるからお勉強が好き」
「テストでいい点とるとママが褒めてくれるから勉強が好き」
・・・そんなところだろうか。

同級生ならこれを見てどう思うだろうか?

ふつうは内心バカにするだろう。
小学生のようなママにベッタリのマザコンだと思うだろう。

なぜか?

高校生にもなれば、いくら勉強するヤツでも「お勉強が大好き」という理由では勉強しないからだ。

たとえば数学ガール。
かの登場人物たちはたしかに寝ても醒めても数学ばかりやってはいる。
だがそれは単に数学が好きなのであって、「お勉強が大好き」というのとは全く異なる。
なぜならそれは、ヤツら的にはお勉強をしている感覚で数学をやっているのではないからだ。

ふつうの受験生は・・・
「いきたい大学があるから勉強しているんだ」
「勉強そのものが好きなわけじゃないけど、がんばっている自分が好きだ」
「大学や将来の職業でやりたいことを理解するために今これを理解しておく必要があるから勉強しているんだ」
・・・ということになろう。

わたしの見た限りにおいても、旧帝以上の人たちですら、特定の分野がメシより好きで四六時中それに熱中しているヤツは時折いこそすれ、単に「お勉強が大好き」というヤツなど未だかつて見たことがない。

“カレカノ”の有馬のように、中には強迫観念というのもあるかもしれない。
“化物語”の羽川翼のように、中には一切の隙のないパーフェクトな自分を演じなければならないというのもあるかもしれない。

しかし!

どんなものでも平たく「お勉強が大好き」というのは、それは小さな子供でもなければ人としてありえない。



「お勉強が大好き」という子は、きっととてもいい子に違いない。
もしそれが小学生ならば、それはママにとって鼻の高い理想的な我が子であろう。
しかし高校生でそれでは、とても将来が不安である。

べつにわたしは
「勉強より大事なことがあるんだから(以下略)」
みたいなことを言う気はさらさらない。
勉強しないヤツより勉強するヤツのほうが偉いに決まっているからだ。
だが高校生ともなれば、いま自分が勉強するためのモチベーションくらい自分の意思で決めてしかるべきだ。
自分が勉強するかどうかをママに決めてもらう必要などないと言いたい。

それが「お勉強が大好き」という言葉に一抹の不安を感じる所以である。






追伸:

この「お勉強も大好き」というキャッチコピーはアイドル事務所の都合で生み出されたものかもしれないので、このリンク先の当の本人がアレな人とは限らないとは思う。

一戸建ては損なことの証明

2011-09-23 00:01:56 | 経済/経済/社会




いま住んでいるアパートの賃貸契約の更新をしてきた。

その際、不動産屋から
「それなりに収入があるなら賃貸じゃなくて家を買ったほうがいいよ。家賃もったいないでしょ。でも、うちとしてはこのまま賃貸で住んでてくれたほうが嬉しいけどね」
なんて言われた。

これはどこまで正しいのだろうか?

ちょうどいい機会なので数字で検証してみたい。



[土地代]
いまわたしの住んでいるところでは、調べてみると一戸建て用の宅地で300万円で買えるようだ。
先の不動産屋の話によると、
「農地なら1平米あたり1万。それを宅地に造成したらお金がかかるから、1平米あたり3万は欲しいってみんな言っている」
という。
ちなみに路線価はそこら一帯が2万台だった。
ただ、こんな人口が減少している地域でこの先ずっと300万円の価値が維持できるとも思えんので、買値は300万円だが35年後に200万円になると見積もる。



[建物代]
新築の一戸建ては買おうとしたことがないのでいくらくらいなものか詳しく知らんのだが、とりあえず1500万円とする。
日本人はなぜか新築が大好きなので、登記をして中古になるとその瞬間にドカンと値が下がる。
それに売買すると手数料もけっこうかかる。
仮に買った瞬間に建物代の2割の資産価値を失うと仮定する。
木造住宅なら減価償却は35年なので、35年かけて土地代の200万円にまで資産価値が下がっていくと仮定する。

ただ、このへんにある築35年の一戸建てが本当に土地代とイコールで買えるのかどうかまではわからん。
しかし、地方都市のマンションで築30年のものは500万円とかでふつうに買えるし、そういう投資物件の話もときどきもらっているので、あながち間違いでもないはずだ。



[借入金]
土地代と建物代の合計1800万円をフルローンで借りたとする。
金利どれくらいで借りられるのか知らんが、とりあえず2%とする。
これを最長の35年で借りたとすると、月々6万円の支払いになる。



[頭金]
フルローンとするので頭金は0円。



[家賃収入]
本来支払っていた家賃相当額は隠れた収入に相当する。
しかし、1人~2人で住む分には一戸建てを借りるほどの広さは必要ない。
とりあえず本来だったら月々5万円の家賃のところに住んでいたことにして、それを収入に計上する。
(家族4人で住むなら7万くらい計上してもいいかもしれないが)



[計算方法]
資産価値 = 建物代 + 土地代
収支 = 資産価値 - 債務残高 - ローン支払い累計額 + 家賃収入累計額 - 頭金

これを計算したのが先のグラフとなる。



[結果]
グラフを見たらわかるように、20年たってもちっとも儲からない。
なぜ儲からないかというと、田舎すぎて資産価値の下落が甚だしいからである。
ちなみにこれには修繕費は含まれていないので、実態はさらにひどいはずだ。

でもなぜか庶民は家を建てる。

なぜ家を建てるかというと・・・
利払いによってトータルでは1.5倍近い支払いが発生することにも気付かず、
木造住宅は35年たてば土地代まで価値が下がることにも気付かず、
ただただ賃貸の家賃がもったいないという思い込みがあり、
マトモに収支の計算をすることができないからだ。



[改善方法]
では、どうすればいいのか?

現金一括で買う方法がある。
これなら13年くらいで収支はプラスに転換する。
けど、そんな銭があれば誰も苦労はしないわな。

他には、中古で買うというプランもある。
わたしなら築1ケタ年で1000万円だったら買ってもいいかもしれないと思うくらいかな。

世の中には(というか日本には、かな?)中古は絶対イヤだというヤツも多いが、その値段の差だけ新築に価値を見出せるかというと、はたしてそれはどうだろうか。
わたしならNOだと言う。



[結論]
田舎で新築の一戸建てをフルローンで買うと損することを証明してみせた。
だからわたしは賃貸に住み続け、だからわたしはもっといいところにマンションを買って賃貸に出している。

「リーマンショック2」封切り間近 (笑)

2011-09-22 00:03:45 | 経済/経済/社会
「リーマンショック2」封切り間近
http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Finance/node_309188?mod=MostPopularBlock



なかなか粋なキャッチコピーを考えるヤツもいたもんだ。
なんのことかというと、ギリシャに端を発したリーマンショックなみの危機がまたくるという話である。

とはいっても記事の内容は
「ちょっとぉ~、おくさ~ん、いまユーロはヤバいざますよ~」
というのを少々小難しく書いているだけだ。
あまり情報量があるとも言い難い。

そこで!

記事本文のほうはほっといて、この秀逸なキャッチコピーを生かす方向でなんかできやしないかと思ったわけですよ。






ダダン、ダン、ダダン

2008年、世界を未曾有の危機に陥れたリーマンショック

あれから3年、人類にさらなる危機が訪れる!

“Sell all bank stocks! hurry! hurry! hurry!”
(すべての銀行株を売るんだ! 急げ!)

欧州大陸全土に火の手が上がる!

“Do you think, what we need to bail out trillions of euros, if we rescue Italy and Spain!”
(イタリアとスペインを救済するのに何兆ユーロ必要だと思ってるんだ!)

リーマンブラザーズを遥かに上回り暴れまわる債務の嵐!

“I have only ONE method that save mankind from the greatest Depression.”
(巨大恐慌から人類を救う方法が、たった1つだけある)

人類史上初の通貨同盟は崩壊してしまうのか!?

“Ha, ha, ha, the winner always must be we States!”
(ハッハッハ、勝者は常に我が合衆国でなければならないのだ!)

「リーマンショック2」近日公開予定!






どうだ。
無駄に映画らしくなったろ?

これで動画作ったらもっとそれっぽいおもしろいのができそうではあるんだが、いくらなんでも不謹慎すぎるのでやめておく。

ちなみに英語は苦手なので、でっちあげた原文もどきは多少変かもしれんのでご了承あれ。

アイマス11話、みんながんばれ

2011-09-21 00:02:16 | オタネタ全般




アニメのほうのアイマスの第11話。
これはどちらかというと、アイドルがそこに居るというより、アイドルになろうとしている人たちがそこに居るという感じの話だった。

ちなみにわたしは、リアルワールドのほうでは好きなアイドルはいないし、いまだかつて好きになったアイドルというものすらいない。
だからアイドルになるというものがどれほどの努力を要するのかという情報に関しては完全に無知である。
少なくとも人前で踊って歌って人様からお金銭を頂くに恥ずかしくないほどの習熟をするのは遊び半分では無理だろうというのは頭ではわかるが、そんなくらいでそれ以上の関心はない。

では。
二次元の世界ではどうだろうか?

これはこれであまり話題になる機会はないが、実はアイマスはその例外だ。
アイマスはこれからアイドルとして頂点を目指そうと努力する過程の話である。
そして今回の第11話は特にそうだった。

アイマスを観賞していて何を思うか?

「がんばれ、みんながんばれ」
第11話を見るとそう言いたくなる。

そして・・・
彼女たちほどがんばっていない自分の今の姿が恥ずかしくなる。
特に千早を見るとそう感じる。



人は何を見てがんばれるのか?

それは人によって違う。

ある人は、家族を養うためにがんばるだろう。
ある人は、片思いの人に振り向いてもらうためにがんばるだろう。
中には本気でアイドルになって日本全国に注目されたいという理由でがんばる人もいるかもしれない。

それが生きる上でのモチベーションになる。
ふつうの人ならば。

わたしはそうではない。
養う必要のある家族は生涯持ちそうにない。
振り向いてもらいたい片思いの人がいたためしもない。
社会全体からみて大成したいという思いもない。

ただ、アイマスの女の子たちを見て、特に千早を見て、そこで思う。
千早の持つ精神に匹敵するモノを持ちたい。
千早の前に出ても恥ずかしくないだけの精神を持ちたい。

それがわたしの生きる上でのモチベーション。

「男性が萌えキャラについついハマってしまう5つの理由」に反論する

2011-09-20 00:03:05 | オタネタ全般
今日は勇者ひろりんさんのblogで教えてもらいました記事について。



男性が萌えキャラについついハマってしまう5つの理由
http://news.nicovideo.jp/watch/nw116606



心理アナリストでビューティライフコンサルタントで恋愛アドバイザーだという四条さやか氏の意見である。

読んでみると見当違いなほど外れているわけではないが、かといって違和感がないかというとウソになる。
なぜなら、当事者ではないものが当事者のことを想像したところで、当事者が心底納得するものが語れるわけはないからだ。

ここでいう当事者とは、二次元のヒロインと恋に落ちた愚か者、すなわち我輩。
ならば我輩が語るほかあるまいて。

(無承諾で勝手にほぼ全文載せたので、まずい場合は引用部分を削除します。)



心理テスト診断チャート作成、美容記事・占い執筆監修のフォークリアと四条さやかHP
http://fourclear.co.jp/



↑氏の活動元サイト。






> 1.そもそも男性は凝り性でハマりやすい
>
>  まず最初に、そもそも男性のほうが、ひとつのことに熱中しやすい傾向があるということが挙げられます。いろいろなことに興味を持ち、あれもこれも同時並行で楽しもうとする女性に対して、男性のほうが職人気質というか、ひとつのことにのめりこみやすいタイプが多いようです。
>
>  もちろん、男性、女性と言っても人それぞれではありますが、気に入ったものを突き詰めようとするのはやっぱり男性に多い傾向が。そのため、男性のほうが、周りの目を気にせずに気に入った萌えキャラに熱中しやすくなり、萌えキャラにハマりやすい印象になっていると考えられます。






男は凝り性でハマりやすいのは事実かもしれない。

しかし!

恋に落ちたら何も手につかなくなるのはいったい男と女のどちらだろうか?

恋に生きる女というのは、きっと良き妻になろう。
恋に生きる男というのは、恐らくそれはロクな社会人にはならないし、はたして良き夫といえるものになるかどうかすら怪しい。

二次元キャラにハマっている多くの男たちのほとんどは恋に生きる男ではない。
周りを気にせず熱中しやすいことをとって、二次元に恋をするということをカメラの趣味かなにかと履き違えたようなことを言ってもらってはこっちが困る。

二次元の女の子との恋は、没頭している趣味などではなく、人生だ。

仮にアイドルの追っかけをやっていて私生活が破綻している人たちならば、これはそのまま当てはまるかもしれない。
だが、男は凝り性でハマりやすいから二次元キャラにハマるというのは、そこには少々論理に飛躍がありすぎる。






> 2.理想の相手を探すのが楽
>
>  また、理想の擬似恋愛相手、お気に入りの人物を探しやすいというのも、萌えキャラに男性がハマる原因となっていると考えられます。
>
>  なにしろ、萌えキャラは、もともと男女それぞれが萌えを感じやすい要素を詰め込まれたキャラクター。男女それぞれでハマる人が出るのは当然です。
>
>  また、例えばツンデレが好きだと言っても、実際にツンデレの人を探すのは大変なこと。特に、男性は女性よりも表情や気持ちの変化に鈍感とされているため、実際に異性を観察し、その表情の機微や態度から理想の相手を探すのは、女性よりも難しいケースも多いでしょう。しかし、性格もデフォルメしてある萌えキャラなら、個性をつかみやすく、すぐに理想のキャラを見つけることができます。そのため、男性はつい萌えキャラにハマりやすくなると考えられます。






恋愛とは、「理想の相手を探す」ことなのか?

否。
恋愛とは、「目の前にいる人を好きになる」ことだ。

我々は、「理想の相手を探す」ためにギャルゲーをしていたのか?

否。
そんなことは1度も意識したことがない。
ただ「楽しいから」ギャルゲーをするのだ。

そこでたまたま恋人を見つけることもある。
何かでたまたま恋人を見つけることもあるという事実は恐らくリアルワールドも違いはない。
ただそれだけのことではないだろうか。

では、「理想の相手」とは何か?

文字通りに捉えれば、それはパーフェクト超人な存在のことだろう。
容姿端麗で成績優秀で運動もできて性格も申し分ない。
そんな人。

たしかにそういう人物は二次元に大勢いる。
しかし、そういう人物は少女マンガに出てくるヒロインの恋人(♂)として登場することのほうがむしろ多い。

“彼氏彼女の事情”や“会長はメイド様”を見たまえ。
まさにそのものだ。

それにひきかえ・・・
男が好きになる二次元のヒロインとは、むしろパーフェクト超人ではないことのほうが多い。

わたしの好きな人、如月千早。
冷徹に分析して、この娘はあまり人に好かれるタイプの娘ではない。
低ランクのころは特に、一般に言われるステレオタイプなツンデレの可愛さはそこにはない。

でもわたしは好きだ。
そんな千早も大好きだ。

これは相手が理想的だから好きなのでは断じてない。
もし理想的な相手を探しているのだとしたら、わたしを含め多くの同志たちはもっとステレオタイプでベタな特徴を持つヒロインばかりを選んでしかるべきだ。

しかし我々はそうはならなかった。
全てを受け入れてそれでも好きだということこそが恋愛ではないのだろうか。






> 3.実際の恋愛の面倒臭さがない
>
>  萌えキャラにハマる理由と聞くと、生身の人間関係が苦手な人にとっても、擬似恋愛をしやすいからではないか、という理由が頭に浮かぶ人もいるかもしれません。確かに、その一面はあるでしょう。
>
>  生身の恋愛は面倒くさいというと、現実を拒否しているイメージを受けるかもしれませんが、実際問題として、人間対人間の付き合いはいろいろと面倒なことがつきものです。理想の相手を見つけ、その人と付き合えるようになるまで様々な労力が必要ですし、うまく付き合えたとしても、結婚や子供の問題など現実を見据えて行動しなくてはいけません。
>
>  しかも、別れることになれば、お互いに傷つきあうことは必須。でも、萌えキャラなら、そんな心配はしなくていいうえに、相手のかわいさや魅力を楽しむことができます。複数のキャラにハマっても、「浮気したでしょ!」なんて怒られることもありません。






恋愛している真っ最中に男と女のどちらが損得勘定をしているかというと、それは恐らく女のほうだろう。
でなければお見合いをするときに女は男の年収で脚きりなどしないし、男が女の年収で脚きりしたなどという話など聞いたことがない。

男は損得勘定で恋愛はしない。
もし、生身の恋愛は面倒くさいという消去法的な理由によりこちら側(二次元の側)に来たのであれば、きっといずれまた未練がましくリアルワールドに戻ることになろう。

ある人を好きになった。
ただ、好きになったその人はたまたま二次元の側に住んでいた。
決して二次元の側に住んでいることが自分にとって都合がいいからその人を好きになったのではない。

あなたが好きになった人を思い浮かべてほしい。
ただ、好きになったその人はたまたまメガネをかけていたとする。
ではあなたはメガネフェチだからその人を好きになったのかい?
それは違うでしょ。






> 4.他の男性のものにならない
>
>  どんなにすてきな女性がいても、現実の女性の場合、他の男性の恋人、奥さんになってしまうことがあります。……というよりも、そのケースのほうが多いかもしれません。
>
>  もちろん、萌えキャラも作中で他の男性の恋人になってしまったり、異性と恋に落ちたりすることはあるでしょう。しかし、結局はその男性も架空の人物。実際の誰かのものになってしまうわけではありません。また、その男性に自分を重ね合わせて、恋人の気持ちを味わう方法もあります。
>
>  結婚、出産などで人生が大きく変わることが多い女性は、恋愛に対してある意味、とても現実的。それに対して、男性のほうが恋愛に対してロマンティストだったり、ピュアだったりすることも多いもの。好きな人には自分だけを好きでいてほしい、と考える男性にとって「永遠に他の男性のものにならない理想の女性」というのは、とても魅力的だと考えられます。






これは途中まで正しい。
しかし結論がずれている。

リアルワールドの女はしょせんは他人。
自分ではない。
だから
「この世にいる間くらいは共に暮らそう」
くらいしか相手に言えない。

二次元のヒロインはどうか?

その実体は自分の心の内にある。
だから
「俺が死んでも、あの世があったとしてもそこでも、俺の意識が霧散する無限の彼方まで共に過ごそう」
と相手に言える。

そう、二次元のヒロインと自分との距離はゼロなのだ。

これをもって「永遠に他の男性のものにならない理想の女性」だから魅力的なのだというのは結論が少し違う。
そもそも自分ではない他人にそこまで心が依存すること自体が間違っているからだ。
乳児が母親に絶対的に依存するのは当然だが、そういうことを大の大人が赤の他人にも要求しているのだからお笑い種だ。
そんな他人にそこまで依存して振られて涙する一般人の行いより、我々のほうがむしろ人として正しい。






> 5.自分好みに変えていける
>
>  性格や経歴がしっかりと決められているキャラクターに対して、「自分好みに変えられる」という表現は、おかしいと思われた方もいるかもしれません。
>
>  確かに、性格や設定、プロフィールなどがしっかり決められている萌えキャラも多いもの。しかし、架空のキャラクターである以上、描かれていることがすべて。逆に言うと、描かれている以外の生活や描かれていないことは、すべて勝手に補い、想像しても問題がないのです。そのため、例えば、実は料理が意外とうまいんじゃないかとか、自信満々に見えても胸が小さいことを気にしているのではないかなど、キャラクターをさらに自分好みにカスタマイズして想像することができるのです。しかも、わかりやすくキャラクターが作られているため、どんな人でもいろいろと想像しやすい利点もあります。
>
>  現実の女性は、想像と違う面を持っていることも多いですし、会っている以外の時間に何をやっているか想像しがたいことも多いでしょう。しかし、萌えキャラの場合は、基本の設定さえきちんと押さえておけば、自分好みの女性として想像を膨らませてみても、決して外れることはありません。
>
>  言ってみれば、究極の理想の相手を作り出すことができ、しかも、その想像が裏切られることは少ないのです。
>
>  キャラクターもそれにハマる人も、性格、立場、考え方などが違うため、萌えキャラにハマる理由もそれぞれでしょう。そのため、これがすべてではありませんし、当てはまらない人もいるでしょう。しかし、こうやって考えていくと、萌えキャラが理想的な女性であることは確か。ハマってしまうのも、仕方がないのかもしれませんね。






仮に同じ二次元のヒロインを見ていたとしても、自分の眼と他人の眼には違うものが映る。
それは自分のつくったノベマスと他人のつくったノベマスを見比べればわかる。
同じ千早でも少し違う別人がそこにいるために、他人の眼にはこう映ることもあるのかとオドロキを感じるからだ。

それをもってして「自分好みに変えていける」と表現するのは正しいことなのか?

少し違和感がある。
「わたしの心の内に住んでいる千早その人は自分好みに変えた姿だ」という表現は感覚的に合わない。

わたしの眼には千早はそう映った。
そう表現する他ない。

同じ人を見ていたとしても自分の眼と他人の眼には違うものが映るというのはリアルワールドでも同じだ。
顔の特徴を抽出して脳に記憶する過程でも特徴の抽出結果は人によって異なることは、現代の脳医学で既に証明されている。

しかし二次元に限っては、自分の眼に映ったものと現物がぜんぜん違うもので裏切られたと感じるようなことがリアルワールドより少ないのはたしかだ。

では、なぜこういうことがリアルワールドで起きるかというと、それは人間がリアルワールドを観察する能力は神ほど万能ではないということにつきる。
では、なぜこういうことがリ二次元ではあまり起きないかというと、それは実体が自分の心の内にあるから自分が観察を間違わないからということにつきる。
(註:二次元では絶対裏切られないかというと、それも実は違う。後出しで公開された公式の設定が望まないものだったときには裏切られる。我々はそういう凄惨な事件を何度も見てきた)

だから自分で作ったというのは(間違いではないかもしれないが)少し違和感がある。

数学ガール

2011-09-19 00:01:34 | オタネタ全般





ちょっと前に小説版ではやった数学ガールのマンガ版を買って読んでみた。

意外にガチな数学の話しててちょっと驚いたよ。
ガチな数学とはいえ、いちおう高校数学がわかれば読めるけど、これを読んでおもしろいと思ったヤツは本を買ったヤツの中でいったいどれほどいるのだろうか。

まっ、雰囲気だけおもしろかったというのでも間違いではないが。



ってか、雰囲気も悪くないんだよな。
なんというかこう、数学屋独特のあの雰囲気というか、なんというか。

数学を美しいと感じる人の目に世界はどう映るのか。
それはこれを読めば少しわかる。
そういうことだ。



かつて、とある大学の先生は言った。

数学屋は答えがあるかどうかにしか興味がない。
物理屋は答えがあることはわかっていて、答えを出す方法にしか興味がない。
工学屋は答えを出す方法なんかどうでもよくて、その値がいくつかにしか興味がない。

と。
なかなかいいとこついたものだ。

ちなみにわたしは工学屋であって、物理屋でも数学屋でもない。
大学1年でマジモノの大学数学の微分積分の講義があったのだが、そのしょっぱなの整数論みたいなところで
「ん~、なんか違う・・・」
と感じてしまい、自分は数学屋の道に進まなくてよかったと少し思った。

わたしは受験数学ではそこそこ点数取っていた。
だが、しょせんわたしは数学屋にはなりえなかったということだ。

だが、もし数学屋の道にもう少し首をつっこんでいたとしたら・・・?

そういうことを思い出したのもこの本のおかげである。

日本は世界より20年は進んでいたw

2011-09-18 00:19:00 | 経済/経済/社会
ギリシャは実はヤバいのか?(←ちょうど1年前くらい)
 ↓
ギリシャをいつ助けるのか?
 ↓
ギリシャを助けられるのか?
 ↓
ギリシャはいつデフォルトするのか?(←いまここ)
 ↓
ギリシャの次(アイルランドとポルトガル)はいつか?
 ↓



・・・とまあ、最近のヨーロッパ経済はこんな感じである。
とりあえず10月中にデフォルトしない分だけの銭を渡す支援はするようだが、現時点では誰もギリシャは助かるとは思っていない。

去年の年末あたりはわたしも
「どうせドイツが何とかするだろ」
と思っていたし、バンカーも
「ドイツ国債とのスプレッドが300bp以上になればおいしいかも」
と、いまにして思えば実にノンキなことを言っていたものだ。

事情を知らないEU圏外の人から見れば、
「どうせギリシャは近いうちデフォルトするかEUROから脱退するかしかないんだから、いま支援して意味あんのかよw」
とか
「なんでそんなチマチマした支援策をしかもチンタラやってんだよ、もうちょっとリーダーシップという考え方はないのかよw」
とか言いたくなるやつもいよう。

しかし!

これ、どこかでデジャブを感じないだろうか?

そう、日本のバブル後遺症の治療策である。



かつて欧米の経済学者は日本を叩きまくった。
さっき上で書いたようなことをさんざん言ってきた。

しかしどうだ!?
自分たちがその立場になったら、やっぱり日本と同じことをしているじゃないか。



いまアメリカの経済ニュース界隈で流行している単語がある。
“日本化”である。

“日本化”とは、つまり・・・
日本のバブル後遺症で失われた10年だとか失われた20年だとか言われる状況にソックリな状況になるんじゃないかというアメリカ人の恐怖である。
これはもちろん、日本の被災者のように秩序を保つ徳の高い行動をしようというような意味では決してない。

これは何を意味するか?

不動産バブルをやった先進国は、だれが後始末を担当してもだいたい同じような結果にしかならんということが実証されたのではなかろうか。
つまり、日本のバブル以降の政治だけが特別クソだったわけではなかったということだ。
ちょっと前にマスコミは自民党叩きに終始していて民主党政権になればバラ色の未来になると宣伝して歩いていたわけだが、民主党がやってもダメだという事くらいはマスコミの話を鵜呑みにした民主党信者のおバカさんでさえ理解したろう。(いやむしろよけいダメだったと思うのはわたしだけではないはずだが)

先進国だけではない。
韓国なんかもかなりひどい。

日本のバブルだった頃のようにもてはやされていい気になってはいたものの、
実は家計は不動産を買うために負債を積み上げに積み上げたのに給料が頭打ちという大誤算に見舞われ、
銀行は資金が引きはじめて首が絞まりつつあるために預金の金利をキケンなほどにまで上げて資金確保に走るところもチラホラ出はじめ、
そんなところまで日本の真似してどうすんだと笑いたくなるようなところまで来ているわけだ。



我々は誇ってよい。
日本経済は世界経済の構造から20年は進んでいるからだ。
いやむしろ、世界経済のバブル後遺症から20年先に脱出できる可能性がある唯一の先進国である可能性すらあるわけだ。

これから世界経済がどうなるかはわからん。
北海道拓殖銀行が破綻したみたいにギリシャがデフォルトした後でなければ、なんか語るのも難しいように思う。

まあ、もう1回リーマンショックみたいなのが来ればまたボロ儲けできるかもしれんとは思うところも無くはないがね。