教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

マイナス金利導入前後の円相場

2016-01-30 12:47:09 | 経済/経済/社会




日銀の当座預金の金利がマイナスになった。

ニュースではこれを「奇策」と呼ぶが、べつにそんなことはない。
「いや別に気にせずさっさとやればよかったのに…」くらいのものだ。
ヨーロッパではマイナス金利はすでに一般的ですらある。

ではなぜ今までやらなかったのか?

もともと日銀は



2%の「物価安定の目標」と「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」 :日本銀行 Bank of Japan
https://www.boj.or.jp/mopo/outline/qqe.htm/

> (2)「量」:金融市場調節方針
>
> マネタリーベースが、年間約80兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う。



↑このようにマネタリーベースの拡大を目標と公言していた。
そしてそのマネタリーベースは



マネタリーベースの解説 :日本銀行 Bank of Japan
https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/exbase.htm/

> マネタリーベースとは、「日本銀行が供給する通貨」のことです。具体的には、市中に出回っているお金である流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と「日銀当座預金」の合計値です。
>
> マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」



であり、日銀当座預金残高の影響を非常に強く受ける。

そしてその日銀当座預金の金利がマイナスになると、残高はほぼゼロまで下がる。
するとマネタリーベースは一気に縮小する。

つまり日銀のマイナス金利導入は日銀の前言撤回を意味する。
もっといえば、黒田総裁が作戦失敗を自ら認めたことを意味する。

これではマクロ経済的な損得勘定だけで考えるよりはるかに導入しにくい。

わたしは内心
「そんなんどーでもいいからさっさとやればいいのに…」
と思っていたのだが、経験豊富で博識な日銀ウォッチャーになればなるほど導入しないだろうと判断しいていた。
たとえば↓この人とか。



牛さん熊さんブログ
http://bullbear.exblog.jp/



でだ。
おおかたの大家の予想に反してマイナス金利となったわけだが、その前後の為替相場が興味深い値動きだったので上に紹介した次第である。

こういうのはそ24時間以内に見ておかないとわからなくなる。
東日本大震災のときの為替もそうだったしな。

食べ放題で勝つ方法

2016-01-22 17:20:55 | 経済/経済/社会
今日は串揚げの食べ放題にいってきた。

我輩はソロプレーヤーだが、たいがいは回りにいる2人くらいのパーティープレーヤーの両名の倍くらいは1人で食って帰る。

というか
「おまえらせっかく食べ放題に来てそんだけしか食わずに帰るのか?」
とすら思うほどだ。

なぜか?

本日観察していてわかったことがある。

それは・・・。
我々食べ放題フリークからすれば当然にしていることをそいつらがほとんどしていない。
だからそいつらはあんまり食えずに帰るのだ。

そこでだ。
本日はここで食べ放題で勝って帰るのに必要なスキルを伝授したい。






[はじめはサラダは取らない]

フレンチのコースにでもいくと、まずはじめにサラダやスープが前菜として出てくる。
食事のはじめにまず野菜を食べると太りにくくなるという説を唱えているヤツも世の中にいある。
だから本来は食事のはじめからサラダを用意するのは正しい。

しかし食べ放題はそうではない。
食べ放題とは、どれだけ食って帰るかが勝負のスポーツである。

まずはじめに腹がある程度満たされてくると食えなくなる油っこいヘビーなものを最優先し、空腹時にガッツリ食っておく必要がある。
はじめからサラダを食うのは作戦として間違っている。
中盤になって肉ばっか食ってるとダレてくるタイミングになってから、口なおしにサラダを肉といっしょに食べるのがよろしい。



[先に肉や油っこいヘビーなものを優先する]

ふつうに寿司でも食べにいくと、まずはじめはあっさりしたもの、例えば白身魚でも食べ、中盤以降にこってり系、たとえばウニやあぶりなどを食べるとおいしい。

しかし食べ放題はそうではない。
食べ放題は通常の食事とは順序が逆であり、先に肉や油っこいヘビーなものを優先して食べなければ、終盤には全く食えなくなる。



[箸をおいて談笑しない]

人間の満腹中枢は胃の貯まり具合より少し遅れて発信される。
したがって、食えるときにしこたま食っておかなければ、あっという間に満腹間に襲われてぜんぜん食えなくなる。
パーティープレイなら談笑しながら食ってもいいが、箸をおいてまったりしながら食うのは良くない。

我輩もときおり某氏とパーティープレイすることはあるが、その某氏はそのへんのことを心得ており、食べ放題では満腹になりかけるまで決して食べるのを中断しようとしない。
そのアスリートとしての真摯な姿勢には感銘を受けるほどである。



[ライスは控えめにする]

ライスは満腹中枢への刺激度が高いわりに、どこでも食えるがために、いまいち食べ放題で食った間が満たされない。
食べ放題においてはライスは運営の用意したトラップであると言いきっていいほどだ。
食べ放題に行き慣れている熟練プレーヤーでないかぎり、ライスを何杯も頼むのはやめたほうが無難である。
少なくとも我輩は食べ放題ではめったに食べない。



[デザートでは甘いものを先に食べる]

甘いものは別腹とはよくいうが、これは満腹中枢による攻撃を受けてヘビーなものを食いたくなくなることの裏返しである。
ヘビーなものになればなるほど終盤に食えない。
終盤ではデザートのみ受け付け可能となる。

しかしそのデザートにおいても、甘さが強いと食いたくなくなる。
したがって終盤ではケーキやアイスクリームのような甘いものを先に食べ、果物のようなそれほど甘くない後でも食えるものは後回しにするのがよい。

ふつうに食事を堪能する場合、甘いものを先に食べるのは禁じ手であるが、そんな甘いことを言っていると食い放題では敗北する。



[まんべんなく注文しない]

メニューや現物を目の前にすると、せっかくの食べ放題なんだからと、なんとなく全種類ちょっとづつかたっぱしから頼んでみたくなるが、それは初心者だと言っておく。
食べ放題は後半になると食えなくなるメニューが増えるので、はじめのうちにお目当てのものだけ集中的に食うのが望ましい。
たとえば焼肉の食べ放題なら牛タン10人前を食ってから他のメニューに目移りするくらいでちょうどいい。






これらは食べ放題フリークにとっては半ば常識で、あえてblogに書く必要があるのかと思う人もいるほどだと思われる。
しかしパーティーメンバーの総量で我輩1人の半分しか食えていない連中はそれを知らぬのだ。

【悲報】PM2.5世界チャンピオン交代

2016-01-21 23:19:50 | 経済/経済/社会
中国はなんと世界の石炭の半分を消費してきた。
だが2014年をピークに消費量が微減しはじめているという統計もある。

しかし!

中国の大本営発表の統計を信じるヤツは単なるおバカ。
石炭の大部分が使われる電力消費は微増である。
電力消費は過剰申告すると税金が増えるので比較的正確だと言われている李克強指数の1つとして有名なヤツだ。
つまり中国の石炭消費が微減というのはホントかどうかビミョーなところ。

いま原油がすさまじく暴落しているが、石炭はそれ以上に超絶大暴落している。
そして石炭価格は中国の大本営発表ではないので正確である。
この数字も石炭需要の低迷を示唆するが、そうはいっても相手は中国だからホントかどうかビミョーなところ。



日本にある石炭火力は世界がうらやむ低公害な電源だが、世間的にはそうではない。
他の火力発電よりさらにPM2.5とCO2を多くまき散らすあかんやつの代表例である。
そして中国は世界の石炭の半分も使ってっている。

そうするとどうなるか?

そりゃーあんた、PM2.5の世界チャンピオンになりますわ。

・・・ところがだな。



中国経済崩壊最新1月21日 中国の黄金期は終焉を迎えたと中国企業が茫然自失!給与未払いが当たり前 [嫌韓ちゃんねる ~日本の未来のために~] 記事No7427
http://ken-ch.vqpv.biz/no/7427.html

> 中国の経済成長を支えてきた石炭産業が危機を迎えている。急激な投資増による生産過剰と石炭価格の下落により、公営私営や規模の大小を問わず赤字にあえぐ企業が続出。炭坑が集中する山西省では県レベルの自治体のうち8割以上で炭坑労働者らへの未払いが発生しているとの報道も飛び出した。
>
>  中国の経済紙「華夏時報」(電子版)が昨年12月に報じた石炭業界のリポートは、その苦境を浮き彫りにして反響を呼んだ。
>
>  記事によると、石炭業界の「黄金期」だった2002~13年、炭坑では運搬用トラックが列をなし、積載するまで2、3日待たされることもあった。ところが現在では暖房用石炭の需要がピークとなる冬季にも関わらず、1台分の石炭を積み込むまで10分しかかからないほど閑古鳥が鳴いている状態だという。企業のトップたちは膨れあがった石炭在庫を売りさばくため、「外回り」に奔走している。



ホントに中国では石炭需要が減っているようだ。

これは何を意味するか?



赤色警報の中国も仰天、インドの大気汚染 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/12/post-4261.php

> 先週、中国の北京市政府が深刻な大気汚染に対して初めて 「赤色警報」を発令した日、インドの首都ニューデリーの空気はもっと汚かった。



なんと絶対無敵の無敗の帝王と思われていた北京が負けた。
PM2.5世界チャンピオンが交代したのだ。

人類の住むところではないとまで称賛された北京のさらに上をゆく猛者がこの地上に現れただと!?



まあ実際、中国のひどいところはインドでもっとひどかった…なんてことはよくある。
たとえば水道がひどいところとかさ。

インドネシアとトルコと靖国のテロの意味するところ

2016-01-16 18:41:42 | 経済/経済/社会
奴「このまえのテロがね…」
俺「どれのことだ?」
奴「どれってあんのかよw」
俺「あっちこっちでテロしてただろw」
奴「インドネシアとかトルコとかのやつ」
俺「ああ」
奴「あれってさ、インドネシアまでイスラム国がかかわってるとは思わんかったよ」
俺「うーん…」
奴「ずいぶんビミョーな返事だな」
俺「俺は必ずしもISISがかんでるとも思ってないけど」
奴「そうなん?」
俺「インドネシアのヤツは模倣犯なんじゃないの?」
奴「そうなん?」
俺「ああいうのはたいがいさ、世間はそこそこいけてるけど自分やらその周りやらだけいけてないっていう境遇から来た恨みや妬みなんじゃないかと。そういうのよくありがちだと思うでしょ? たしかにインドネシアはイスラム教だけど、俺はインドネシアまでISISの太いパイプがあるとは思ってないよ」
奴「じゃあトルコは?」
俺「トルコはたしかにISISの勢力圏の隣接地ではあるな」
奴「じゃあインドネシアとは違うってわけね」
俺「そう。本当にISISが関与している可能性はインドネシアよりだいぶ高いかと」
奴「そうなのか」
俺「けど、インドネシアとは大きく違うところがもう1つある」
奴「?」
俺「最近のロシアではさ、トルコは国家ぐるみで、または大統領とその家族が、ISISから密輸された原油を買って儲けてるって報道されてるんだけどさ」
奴「おまえどっからそんな情報しいれてくるんだよwww」
俺「ロシア国内に発行媒体があるニュースの日本語で読めるサイトがあって、そこで読んでる」
奴「おまえはなんでそんなん読んでるんだw」
俺「なんでって言われてもなぁ…。おもしろいから…?」
奴「おもしろいのか?」
俺「まあいいや。今はその情報が確からしいかどうかなんてどーでもいい。とにかくロシアからトルコはそう見えるってこと」
奴「うん」
俺「それってどういうことを意味すると思う?」
奴「?」
俺「裏でISISに加担してるからトルコではテロが起きないんだってロシアは見てるわけ。で、今回のあの件。あれが起きたってことは、トルコにとってはアリバイが成立したってことでもあるわけ」
奴「うーん…」
俺「何となく俺が言いたいことわかるかな」
奴「日本は安全ってことでいいかな」
俺「この前テロあっただろwww」
奴「いや、日本にはイスラム教徒いないから安全かなって…」
俺「だからこの前テロあっただろって言ってるじゃないかwww」
奴「どこで?」
俺「靖国で。韓国人が。爆破テロ」
奴「ああ…。東京オリンピックとか大丈夫なんかな」
俺「俺は前から『これからは韓国人によるテロに気を付けろ。とくに靖国とか』って言ってたよな」

人民元、ついに公式にドルペッグ放棄を認める

2016-01-12 23:36:25 | 経済/経済/社会
中国人民銀、対通貨バスケットで元の安定維持へ
http://jp.reuters.com/article/yuan-cen-chief-economist-idJPKCN0UP1J420160111

> 中国人民銀行(中央銀行)は、通貨バスケットに対して、人民元を基本的に安定するよう維持する方針だ。ただ、人民元の対ドル相場の変動は増大すると見通した。



これ、どういう意味だかおわかりだろうか?

通貨バスケットとはメジャーな通貨いくつかを適当に混ぜて算出した架空の為替レートのことである。

つまり。
中共政府は人民元をドルペッグにするのはやめた。
これからは通貨バスケットという中共政府が適当に算出した架空の為替レートにペッグすると宣言したということである。

どうしてこんなことをするのか?

一般論的な意味においてのいちばんの目的は、
第一に、自国での外貨決済の通貨別比率にあわせた架空の為替レートにしたほうが実用的だろうというもの。
第二に、自国の通貨の為替レートをアメリカの為替政策の都合にペッグしなければならないのは不都合だからというもの。

第一の意味が有効な場合として、たとえばユーロ圏との貿易額が大きい途上国は無理やりドルペッグにする意味がないというのがある。
これは今の中国にはあまりあてはまらない。

では中国の場合はいかに?

2015年の夏に人民元の為替レートを下げたとき、
「中国って通貨切り下げしないといけないほどヤバかったんか… ヤバイから今のうちに脱走しようぜ!」
となり、外貨が流出しはじめた。

するとどうなるか?

外貨が流出するとは、
その国のローカル通貨を売って外貨に両替するということであり、
ローカル通貨は需要が減って供給が増えるので、
つまり通貨の価値が下がる。

ドルペッグとはローカル通貨の価値をドルにあわせるということであり、
外貨が流出した分だけ政府が買い支えないとならなくなる。

そうなると外貨準備が取り崩される。
そして外貨準備が底をつくと今のウクライナのように国家が破産する。

これを回避するためにはドルペッグをやめるしかない。

しかし中国はメンツの国である。
「これ以上ドルペッグを維持すると外貨準備が底をつくから今日からやめます」
とは絶対言えない。

ならどうする?

「うちが独自算出した通貨バスケットに対してペッグするようにルールを変更したアル」
と言いはじめたのだ。

今日からは人民元が対ドルで値下がりしつづけようがメンツは保てるってぇ寸法である。

ちょっと待て。
通貨バスケットに対してペッグするっていうなら、数学的に厳密なルールにのっとって運用されるんじゃないのか!?
・・・と思う人もいるかもしれない。

しかし!
通貨バスケット制とはいいつつ、構成通貨の比率を公開する国はほとんどない。
為替レートをしばらく観察すれば構成比率を推定することができる程度のものだ。

だからこのルールを悪用すれば、
「去年まではドルの構成比率が90%だったけど、実は今年の夏以降はロシアルーブルの構成比率を30%に上げていたアル。だから人民元が対ドルで暴落したかのように見えても通貨バスケット制は厳格に今も維持しつづけているアルヨ」
という大本営発表を吹聴することも可能なのだ。

こんなインチキがまかり通るのか?

いやむしろ、これはインチキをする目的でのルール変更である。
いま人民元で外貨預金している人は今すぐおろしてきなさいと言いたい。



先のニュースは中共政府によるドルペッグのギブアップ宣言である。
それを言い訳して対外的にメンツを保ったように見せかけるとこうなる。

意外なほど世界は狭い

2016-01-07 23:31:04 | オタネタ全般
まえにニコニコでアイマス好きの主がやっている生放送にいったとき、
わたしが理工学m@ster祭りで投稿した動画を見たことがあるという人に出会ったことがある。

今日、艦これ実況の生放送にいったとき、
わたしが作った改修工廠マイスター(艦これアプリ)を使っているという人に出会った。

なんて世界は狭いのだろう。

世界には2桁億人も人がいてランダムにばったり出会うなんてことはありえないようでいて、
じつのところ同じ趣味の濃ゆいヤツらというのは案外少ないのでばったり出会いやすいのかもしれぬとも思った。

【艦これ】駆逐艦用主砲、どれがいいか?

2016-01-05 23:49:43 | オタネタ全般




駆逐艦用主砲についてまとめてみた。
以下所感。



[最強主砲]
10cm高角砲+高射装置★+9

ネジは大量消費するが共食い改修でないため、★+9を比較的容易に作れることが最大の利点。
おまけに高射装置内蔵式のため、13電探改とともに積んで夜戦連撃かつ対空カットインにするのが定番となる装備。



[次点]
12.7cm連装砲B型改二★+9

★+6までは共食いではないので比較的容易。
★+9は共食い改修であり、12.7B×3本が必要となるため、作るのが容易でない。
しかし★+6では12.7cm連装砲★+9に劣る。
ラッキーにも春雨改・江風改・海風改あたりを複数拾った際にLv.30まで上げて牧場してようやく入手するという程度に収まる。
22電探改四★+6と併用したい装備。



[次々点]
12.7cm連装砲★+9

いくらでも入手できる安易な装備だが、★+9はけっこう強い。



[次々々点]
12.7cm連装高角砲(後期型)
120mm連装砲

上記どちらにするかは好みの範囲。
わたしなら主に12.7後期、敵空母の出ないマップのみ120mmにすることがある程度。
無改修の12.7Bを使うくらいなら120mmのほうが良い。
10+高射の数が不足する人の場合、12.7後期を併用して対空カットインにする。

無改修では120mmは10+高射と同じく火力と命中が最強であるため、世間では120mmを支援艦隊に重用する人が多いようだ。
だがLibeccioの初期装備としてしか入手手段がなく、量産不能。



[備考]
Z1, Z3の初期装備である12.7cm単装砲は、12.7cm連装高角砲(後期型)の完全な下位互換であり、歴戦の猛者どもにとっては単なるコレクターズアイテムとしての価値しかない。
10cm連装高角砲は、入手が容易なわりには対空が高い(なぜか12.7後期よりも高い)ため、敵空母の出るマップでは120mmや12.7Bより有用になるかもしれない。

2016年アベノミクス失敗論(笑)

2016-01-03 22:48:50 | オタネタ全般
「アベノミクスは失敗した!」
「2016年にアベノミクスは失敗する!」
…という記事が年末にたくさん登場した。

はたしてこれは本当なのか?

いや。
記事が言うほど失敗してはいない。

では本当のところは?

実はこれ、統計を恣意的に引用したことで失敗したように見せているだけだ。



その1。
アベノミクスでは物価が2%上昇するはずのところ、マイナスになってしまったから失敗したという記事。

この手の記事では、ノーマルのCPIか、コアCPIを引用して、
「物価がマイナスになった! デフレ脱却に失敗した!」
…と言っている。

しかしこれら2つはエネルギーを含む消費者物価指数である。
エネルギーは2014年の秋から劇的に原油が安くなったので、エネルギーを含むCPIではマイナスになるのは当然である。

そして日銀が指標として用いているのはエネルギーを含まないコアコアCPIであって、そのコアコアCPIは最近はプラス1%くらいで推移している。
つまりデフレではないともいえるし、まだ失敗したとはいえない。

わたしはアベノミクス当初から
「2%のインフレなんてできるわけない。せいぜい目標2%で結果1%ってのがいいとこじゃね?」
と言っていたのだが、それが見事に的中したともいえる。

エネルギー安でデフレになるのは日本としてはむしろ歓迎するところであり、
エネルギーを含むCPIではマイナスで、エネルギーを含まないCPIではプラスというのは、実は望外に望ましい。

インフレ率からのアベノミクス批判は実はおかしなところのほうが多いのだ。



その2。
アベノミクスでは賃金が上昇するはずのところ、マイナスになってしまったから失敗したという記事。

この手の記事では、実質賃金を引用して、
「賃金がマイナスになった! デフレ脱却に失敗した!」
…と言っている。

しかしこれは名目賃金と実質賃金を意図的にごっちゃにして書いているだけだ。

アベノミクスは金融政策で円の為替レートを下げることで日本人の労働者のコストを下げて輸出競争力を増すというのもある。
これは政府が公言するとまずいので公式見解には記されていない。
だが公然の秘密というものだ。

でだ。
とうぜん円の為替レートを下げると同じ給料でも実質賃金が下がる。
しかしそれで景気が回復するかインフレになるかすれば名目賃金は上がる。
しかも失業率は下がっている。

アベノミクスは失敗したどころかむしろ意図通りに機能してすらいる。

わたしはアベノミクス当初から
「アベノミクスで賃金を上げると言っているが、名目賃金が微増で、実質賃金は微減になるってところを目指しているんじゃね?」
と言っていたのだが、それが見事に的中したともいえる。

しかもここ最近は原油安のおかげで実質賃金すら微増になりつつある。



その3。
当初のアベノミクス批判者は
「アベノミクスで国債の金利が暴騰してハイパーインフレになり財政破綻する!」
…と言っていたのを覚えておられるだろうか?

最近こんなことを言ってるヤツはほとんど絶滅した。

それはなぜか?

アベノミクス前より金利が下がっているからだ。

わたしはアベノミクス当初から
「ハイパーインフレ? ならねえよwww」
と言っていたのだが、それが見事に的中した、というか、それくらい命中して当然である。

もはやハイパーインフレ説がはずれたがために、いまは”その1”と”その2”でリクツをこねているんじゃないかとすら思えるほどだ。



現状ではアベノミクスはまだ失敗していない。

ただこれはアベノミクスがうまくいったからではない。
ラッキーにも原油安になったのがアベノミクスに都合よく機能したというのに過ぎない。
それに、金融政策でわたしが思っていた程度よりはるかに円安誘導できたようにも見えるが、これもアメリカ起因でドル独歩高になった面がしめる割合も大きい。

ラッキーにもアベノミクスはまだ失敗していないというのがたぶん正しい。






追伸:

この記事だけ読むと、我輩の予想的中率が異常に高いようにも読めてしまうが、そうでもない。

ここまでカンタンに円安誘導できるとは思っていなかった。
なので株高を予想していなかった。
儲けそこなった。
毎度のことながら、わたしは為替予想だけは外れまくる。

とはいえガッツリしこんだ投資不動産のほうは含み益が出ている。
株の機会損失を悔やんで夜も寝られないほどではないかな。