「強いのですね まるで制約のよう」
「制約?」
「自身の言動に枷(かせ)をかけて、特別な力を得る儀式のことです。
厳しい枷(かせ)で縛るほど、強い力が手に入る。
その誓いはある意味…」
「呪いね」
これ、テイルズオブゼスティリアX、第6話のセリフである。
じつはこれと全く同じことをかつてわたしも考えていた。
↓これだ。
「祝福」と「呪い」、そして精神コントロール
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090610
なお、魔法というのは必ずしもオカルトではない。
半分はオカルトであり、半分は精神工学的な知見である。
それはなぜか?
近年我輩が使った例を見てもらえばだいたいイメージがわくかと思われる。
電験二種は
「宅建とかは無理にしても、理系特化人間の我輩なら合格率2%の電験二種だろうが俺様がホンキになったらこれくらい取れないとガッカリだわ」
であり、これは呪いである。
そして大して苦しまずに合格した。
宅建は
「理系特化人間で法律は全くの無知な我輩だが、宅建くらいまでの難易度なら人の何倍かがんばればいつか何とかなるはずであり、苦手意識の克服になる」
であり、これは祝福である。
そしてけっこう苦しんで合格した。
この例だけでいっても、どちらも効果はあるものの、魔法としては「祝福」より「呪い」のほうが明らかに効果が強く優秀である。
ただし間違った方向にかけてしまっても強い効果が出るのが難点だが。
参考文献をば。
これを読めば魔法というものがどういう概念であるかというのを理解することができる。
興味がある人に対してだけ大変オススメ。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784915497605
出帆新社スピリチュアル・シリーズ
魔法入門―カバラの密儀
バトラー,W.E.【著】〈Butler,Walter Ernest〉/大沼 忠弘【訳】
出帆新社(2000/12発売)