教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

GDHがタブリエとの資本提携を解消

2009-03-31 01:04:36 | オタネタ全般
↓以下のニュースをmuraさんのサイトで知った。

> アニメ製作、オンラインゲーム運営のGDHは、3月30日づけで、タブリエ・コミュニケーションズとの資本提携を解消することを明らかにした。

あくまでも良く知らないので多分だが・・・

タブリエのように非上場で時価のなさそうな会社の株をもっている場合は、会計上は取得価格で資産計上するんじゃないかと思う。
そーなると、上場廃止を決める基準日の最後の日となる3/31に売却すると、売った瞬間に売却損が発生するので、上場廃止の危険(債務超過の条件に抵触)がさらに増すはずだ。

なぜ4/1ではなく3/31に売却する必要に迫られたのか、かなりフシギだ。

第3四半期決算に記録されている12/31時点の手持ちの現金に対し、今回の売却金額はおよそ4%でしかないので、そんなに大きな手持ち資金が増えるわけではない。
しかし、GDHの手持ち資金はここのところどんどん減っているから、12/31の状況よりさらに厳しい可能性もある。
ひょっとすると、3/31期限の借り入れがあり、それの返済に困るほど手持ち資金が枯渇しており、グウの音も出なくなって投げ売りするしかなかったとか、そんなふうにも考えられる。
(だとしたら、このまえの増資を断ったのは正解だったのだろうか・・・)

いまは時期が悪いから銀行も債務超過の企業には金貸せないからねえ。

(銀行には銀行の事情がある。手持ちの株式の評価損が大きいと、その分だけ自己資本比率が下がる。これがあまり下がりすぎると業務に法律上の制限が出るので、ハイリスクな投資は全部引き揚げて国債でも買ってじっとしておくしか手の打ちようがなくなる。そうすると貸し倒れの危険性が高い会社にはカネは貸せない)

いずれにしても、しばらく注視する必要がありそうだ。


過去の業務提携オフィシャルリリース
http://www.gdh.co.jp/news/20060330.html
  ↓
業務提携解消オフィシャルリリース
http://www.gdh.co.jp/ir/press/pdf/090330.pdf

個人就活blog (本記事の引用元)
http://japanimation.blog72.fc2.com/

引用元の引用元(と思われる)
http://animeanime.jp/biz/archives/2009/03/gdh_22.html



追伸:
GONZO関連ニュースは "個人就活blog" をチェックするのがイチバンいい

ヘルシング と ナチ哲学

2009-03-31 00:11:45 | オタネタ全般
先日、ヘルシングの単行本最終巻が発売された。(※1)
DVDのいちばんヤバげな4~5巻も発売され、海外でも配られた。
なので、そろそろ書いてもいいかな、と思うことがあるので書いてみた。

すなわちタイトルにあるようにヘルシングとナチ哲学との関係である。

ヘルシングの敵役はナチの残党である。
べつにそれだけなら逆卍が出るのがせいぜいで別にかまわん。
もちろん敵役なのだからナチ賛美にもならないので別にかまわん。

しかし!

ヘルシングはナチ哲学を実に良く研究している。
ヘルシングはナチ哲学を理解するのに実に役にたってしまうのだ。

わたしもそんなに詳しいわけではないので何なのだが・・・
(と、あらかじめ断っておくので(笑))

ナチ哲学の1つに
「戦争し、戦争に勝ち、戦争の高揚感を得、そしてそのためにまた戦争をする」
という感覚がある。

これはまさにヘルシングで体現しているものそのものである。
これがどういう意味かというのは作品を見るのがイチバンだと思う。これこそ百聞は一見にしかずだ。

作者は実に表現が巧い。
だからこそ、わたしはヘルシングを読むと背筋が寒くなるほどの恐ろしさを感じる。
ナチについてそんなに詳しくないひとは、そんなふうには感じないようだが。

わたしはヘルシングは実におもしろいと感じる。
別に発禁にしろとか有害図書指定しろとか言う気はさらさらない。
だが、しょーもないことで過剰反応する左翼の市民団体が騒ぎ立てたらエラいことになりそうな気はするので、ちょいと気にはなっていたのだ。



ついでに・・・

ヒトラーはニーチェから強い影響を受けているわけだが、ニーチェの思想を表面だけナナメ読みして勘違いすると見事にヒトラー思想ができあがる。
おまけに、ニーチェの著作、たとえば “ツァラトゥストラはこう言った”(※1)などはヒトラーのように勘違いしやすいような比喩で書かれている。
だからニーチェ思想はナチに直結するわけではないと断っておく。

じつは、ヒトラーの思想は韓国人の思想と実に近い。

たとえば、ヒトラーはアーリア人種による純潔というものを大変重視し、スラブやユダヤや有色は劣等であると説いた。
韓国人は「我が民族は~」という言い回しを大変好み、「日本人より~」という自画自賛の表現を非常に良く使う。

ヒトラーは国内の諸問題は全てユダヤ人によるものであると説いた。
韓国人は外交から経済から教育から軍隊から、はてはスポーツにいたるまで、韓国人が望む結果が得られなかった場合には全て日本人のせいであると決め付ける。(アメリカ人のせいにすることもたまにある)

ヒトラーは思想家や芸術家を敗退芸術などと称して迫害したり、ナチ以外の政党を非合法化したりと、思想統制を行った。
韓国人は朝鮮併合前後の世界情勢やら慰安婦の言動の正当性やら、はてはキム・ヨナの被害妄想に至るまで、すべてにおいて事実を検証することすら否定し、韓国側の主張を受け入れない者は人格的に問題があるかのような非難を行う。思想統制さながらに。

ヒトラーの説く国家社会主義は全体主義であり、それゆえに全体として統制のとれたプロパガンダを大変重要視する。
韓国人のワールドカップやWBCの醜態を見たらあまりにソックリで恐ろしくなる。

韓国人は日本人のことをヒトラーさながらの鬼畜だとでも言いたいかような言動を繰り返すが、わたしからすれば韓国人こそヒトラーの亡霊にとりつかれた哀れな病人に映る。



【※1 ヘルシング】
HELLSING
平野耕太
ヤングキングアワーズ
全10巻(完結)
http://www.amazon.co.jp/hellsing/s?ie=UTF8&keywords=HELLSING&rh=i%3Aaps%2Ck%3AHELLSING&page=1
(過去の記事(※3)で少佐の演説のMAD風のを書いてみたので興味があったら見てちょ)



【※2 ツァラトゥストラはこう言った】
ニーチェが聖書に対抗するために書いた物語。
例の有名な「神は死んだ」発言もこれに出てくる。
何の比喩でその表現が使われたかイチイチ勘ぐって読まないと話の意味がわからないので、かなり読むのに疲れる。
わたしも途中までしか読んでおらずほったらかし(笑)。
↓これはわたしが持っているのではないがそう変わらんだろう。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%A9%E3%83%88%E3%82%A5%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E8%A8%80%E3%81%A3%E3%81%9F-%E4%B8%8A-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%9D%92-639-2/dp/4003363922/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1238170405&sr=8-2



【※3 少佐の演説のMAD風の】
ヘルシングの少佐の演説(アニオタ改変版)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090126

blogのもくじ2

2009-03-30 00:00:27 | もくじ
前回のもくじから50件分増えたのでもくじを追加した。
記事がたまり次第、不定期に更新する予定。



blogのもくじ2
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090330

リアル CLOTH_LOAD はすぐそばに
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090329

WBC韓国負け惜しみ特集
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090328

オタよ神を知れ!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090327

痛い技術書
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090326

エロゲの意外な利点
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090325

クイーンエメラルダスの真の最終回
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090324

キン肉マンレディーが(笑)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090323

アニオタにも負けた不動産屋 (下巻)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090322

アニオタにも負けた不動産屋 (中巻)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090321

アニオタにも負けた不動産屋 (上巻)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090320

ゴンゾスタイルの謎
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090319

ペガサス生物論
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090318

ラノベは表紙絵だけでも買いだ!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090317

B’t とは失礼な
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090316

聖闘士聖矢のビミョーな思い出
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090315

「シュナの旅」の不運
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090314

スピードグラファーの知られざる真実
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090313

イラストレーターによるマンガ
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090312

ホワイトデーとアニオタ
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090311

ぼっ、ぼく、おとこのこだよ?
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090310

白面の者が憎いか!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090309

彼女のことを惚れ直してしまいそうな場面ランキング
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090308

萌えさすには3発の弾丸を込めろ!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090307

韓国版「感染列島」がすごい!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090306

ヒロイン像の新しい潮流
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090305

ハリウッド的ラストシーン批判
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090304

「学問のすすめ」 超ためぐち現代語訳
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090303

ギャルゲーの学園生活にあこがれを感じるか?
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090302

シンデレラと敵対する
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090301

黒いシンデレラ
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090228

悪魔的クリスマス
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090227

アニメにおけるヘンタイ科学者について
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090226

SONYタイマーの技術的解説
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090225

我が祖国が誇る休日の過ごし方
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090224

中の人ネタが静かなブーム?
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090223

ゲームファンドの未来をREITから予想する
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090222

GONZOは滅びぬ、何度でもよみがえるさ!(その2)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090221

オタも20年たてば立派な文化
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090220

北斗の拳・シンのフラれかたに漢を見た!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090219

非処女でも愛されるテイルズオブファンタジア
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090218

アニメ最萌トーナメントと不遇シグナム
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090217

リアルのメイドさんはダメだった・・・
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090216

かかわってしまったヘタリア、かかわるのを避けたゴルゴ
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090215

ハリウッドと韓流のキモチの悪い共通点
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090214

アニメでは技術屋のあつかいが酷い件
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090213

女の子の武装について
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090212

足が飾りだったから救われたSFフリーク
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090211

ライネージサーガが不遇すぎるので
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090210

愛すべき萌え と 愛せない萌え
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090209

blogのもくじ1
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090208
(本もくじ記載分よりさらに古い記事のもくじは↑これ参照)

リアル CLOTH_LOAD はすぐそばに

2009-03-29 00:03:49 | 科学
CLOTH LOAD(クロスロオド)というマンガがある。(※1)

Wikipediaによると・・・

http://ja.wikipedia.org/wiki/CLOTH_ROAD
> コンピュータの小型化が進み、服にコンピュータを織り込むことができるようになったことで、着用者が服を自在に操ることができるようになった。
> それは社会にも影響を与え、服飾ブランドの影響力が著しく強くなり、「ウォーキング」 (WAR-KING) と呼ばれる、モデル同士が戦う、ファッションショーと決闘の要素を併せ持った見世物が開催されるようになっている。

となっている。
ようするに、高機能な服を着てどうのこうの・・・という話だ。
実はリアルワールドでもこれはイイ線いっているのを御存知だろうか?

これらはウェアラブルコンピュータといわれる。
身に着けるタイプのコンピュータのことだ。
最近になって注目をあびつつあるが、別に新しいものでも何でもない。
腕時計やらバーチャルボーイやらもこれに含むので、あんがい昔からそれに該当するものは存在する。

で、何でこれが最近注目をあびているかというと、言葉のとおりのものが最近ようやく作れるようになったからだ。
例えば服のなかに埋め込んでいっしょに洗えてしまうMP3プレーヤーなんてのも試作されたし、向こう側が透けて見えるペラペラな有機ELディスプレーなんてのも試作された。

本当の意味でウェアラブルコンピュータを実現するために必須の技術としてプリンタブルエレクトロニクスがあげられる。
基本的に半導体やら何やらの電子部品は数百億円もするような工場ぶっ建ててクリーンルームで作るものだが、そうじゃなくてインクジェットプリンタみたいなので作ってしまえ!って技術だ。
紙に印刷すれば折り曲げられるものができるし、ガラスに印刷すれば透明なものができるし、おまけにプリンタとインクを買ってくれば自宅でも作れる(ようになると思われる)。
色素増感型太陽電池や有機ELディスプレーなんかはこの技術をつかって作られている。
CLOTH_LOADのように服にコンピュータを織り込むには必須のテクノロジーだ。

プリンタブルエレクトロニクスとならんで必須の技術としてMEMSがあげられる。
MEMSとは、半導体プロセスを使ってつくる機械部品のことだ。
超微細なものを作るのは大得意な半導体プロセスを使ってつくるもんだから、米粒より小さいリレーやらマイクやら加速度センサが作られていて、ものによっては携帯電話の中に入っていることもある。

こう見てみると、CLOTH_LOADなみの世界がいまだ実現されていないのがフシギなくらいだが、CLOTH_LOADなみのウェアラブルコンピュータが作れない理由も当然ある。

プリンタブルエレクトロニクスでは、いまのところマトモな寿命でマトモな性能でマトモな信頼性のものが作れる用途が限られている。
つまり、たとえばプリンタブルエレクトロニクスを用いてトランジスタを作っても、半導体プロセスを使って作ったトランジスタより全然見劣りするものしか作れていない。
だから服にWindowsが載るほどのコンピュータを作れるほどにはいたっていない。

MEMSでは超小型の稼動部品が作れるが、そいつら同士が機械的に連結して全体として動くようなものはできていない。
つまり、たとえば顕微鏡つかわないと見えないような超小型タービンは作れても、自分自身が動くので精一杯で外に動力を供給できるほどのものは作れていない。
だからボタンを押すと服が動くようなものが作れるほどにはいたっていない。

しかし、これらの技術的限界はいずれ突破される可能性は十分あると思っている。
そのうちリアル CLOTH_LOAD が訪れる日が来るような気がする。



【※1 CLOTH LOAD】
CLOTH LOAD
倉田 英之 / okama
ウルトラジャンプ連載中
なぜか仮名はクロスロードではなくクロスロオドとなっている。
絵の感じはトップをねらえ2!のエンディングの絵っぽい、、、と思ってたら、どうたら本人のようだ。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_b?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=CLOTH+ROAD&x=0&y=0

WBC韓国負け惜しみ特集

2009-03-28 01:58:54 | 経済/経済/社会
「きょうは投手を温存した」@韓国監督

「国際野球連盟(IBAF)が発表した世界ランキングでも3位から2位にあがった。日本はわれわれより一段低い3位だ」@朝鮮日報

「チャンピオンと言うにはあまりにも消極的で小さな野球だった。投手たちはしきりに逃げ出すピッチングに一貫したし、バッターたちは誰もが犠牲バントに熱をあげた」@XSPORTS NEWS

「日本選手が喜んでいる姿が不快だった」@李容圭

「「日本が不快だ」という李容圭の言葉が翻訳された文などを見て怒る日本ネチズンの反応も理解できないわけではないが、原因を提供した日本選手らの態度を考慮せず、勝者の余裕すら全然見えない露骨な反韓的雰囲気は、残念だ」@joynews24

「勝利したがマナーで負けた“ダーティーサムライ”」@中央日報

「勝者としての喜びや余裕と見るには見苦しい」@中央日報

「準優勝の残念な理由は韓国が第1回大会に引き続き、第2回大会でも不合理な試合方式の犠牲になったと言う点だ」@NAVER

「勝負では負けたがマナーでは勝った」@SBS

「‘珍しい対戦表’に負けた」@文化日報

「’組数対戦表’ 韓国が最大被害者」@世界日報

「WBCの制度的な矛盾が韓国野球100年史の快挙の足を引っ張った」@スポーツ朝鮮

「ルールが間違っている」「ルールの間違いで脱落した」@イ・スンヨプ

「「気の抜けたビール」…主役不在の決勝戦」@スポーツ朝鮮

「「卑劣な手口の対戦カード」…日本だけ‘にやり’」@中央日報

「日本の優勝は恥ずかしい優勝」 @YTN

「極り悪いチャンピオン」@韓国日報

「日本の優勝は恥ずかしい優勝だ」 @韓国野球委員会総裁

「真の勝者は韓国だった!」@ハンギョレ

「イチロー暗殺Tシャツ」@球団公認グッズ

「優勝以上に価値のある準優勝をした」李明博大統領

「日程問題に抗議」@韓国代表



【所感】

本来はわたしのblogのコンセプトからは大きく脱線するネタなのだが、あまりにも常軌を逸していると思ったので取り上げたくなった。

韓国は国家元首からマスコミから軍隊から市民にいたるまで1人の例外も無く日本のことが気になってしかたがないストーカー国家であり、かつ日本に負けているとガマンならずに必ずイチャモンつけてくるキ○ガイ国家である。

わたしは野球自体はどーでもいいのだが、日本が負けると韓国はきっと日本のことをバカにして嘲り笑い奢り高ぶるだろうし、日本に勝ったら勝ったで差別だとかルールが悪いだとか絶対に負けを認めずに見当違いの負け惜しみの遠吠えをするのは間違いないだろうとふみ、韓国側の報道に注目していた。事実そのとおりになった。

ネットの掲示板、たとえば2chのようなところであれば、どっかのバカが数人くらい相手国を罵倒するようなレスを書くのは世界各国どこにでもありがちだ。
しかし、試合に負けた瞬間にマスコミや選手がそろいもそろって相手国を罵倒するような発言を繰り返すのは、人間として(いや、国家として、民族性として)いかがなものだろうか。
わたしは隣人として付き合うのはゴメンこうむりたいと考える。

今回の韓国の言動を記録にとどめたいと思い立ち、ここに当blog記事として記すことにした。



出展の検索には以下のサイトから最も多く引用した。

★厳選!韓国情報★
http://blog.goo.ne.jp/pandiani

オタよ神を知れ!

2009-03-27 00:00:29 | オタネタ全般
スプリガン(※1)のような古代遺跡系のマンガを読んでいて、いろんな名前の神さまが出てきて、
「なんか聞いた事ある気がする名前だけど、こいつ誰だっけ?」
と思ったことはないだろうか?

バスタード(※2)のような神と悪魔の戦い系のマンガを読んでいて、いろんな名前の神さまが出てきて、
「これのオリジナルの神さまって、どんなヤツなんだろ?」
と思ったことはないだろうか?

そう、オタにとって神話を知るということは、よりマンガやアニメやゲームを楽しむうえで不可欠なものなのだ。



むかし、ある男の家で女神転生をやっていたとき

男「このカルティケーヤってヤツ、いちばん速いんだけど、聞いたことないし何者なんだろ?」
俺「そいつはインドの神さまで、日本にも伝わっていて日本名は韋駄天」
男「そいつは速いわけだ(笑)」
俺「ついでにいうと、その横のハヌマーンってヤツもインドの神さまね」
男「どんなヤツなん?」
俺「孫悟空のモデルになった神さま」
男「へー」
俺「ホントはさっき出てきた斉天大聖ってヤツも同一人物なはずなんだけど」
男「なんだか俺よりおまえのほうが楽しそうだな、おまえやれ」

というようなこともあった。
これは神話を知ってないと楽しめない典型だ。



だが、世界中の神話をひととおり読みあさるのはけっこう骨が折れる。
というか、資料を収集するだけでいいかげん時間がかかる。

しかしそんな人のために良い本もあるので紹介したい。
“世界の神話伝説” という本だ。(※3)

こいつはメジャーどころは当然押さえており、しかも中米(マヤとか)やアフリカまで、ひいてはインチキ日本史で悪名高い竹内文書までカバーしているから有効範囲はバッチリだ。
それに他の本だと神さまの紹介の羅列だけで終わるところ、ちゃんとマジメに神話のストーリーまで掲載していて、一通り読んでおくには最適だ。
ただ、ちょいと書き方が学術的っぽくて堅苦しいから、それでもかまわんという人はチャレンジしてほしい。

ネットで “世界の神々がよくわかる本” という本の紹介記事も見つけた。(※4)
http://www.makonako.com/mt/archives/2007/03/post_570.html
読んだことはないが、こっちのほうが読みやすいだろうとは思うのでそれでも良いかもしれない。

ついでに・・・
通常、神話というと含まれないが、必ず押さえておかなければならない神話もある。クトゥルー神話だ。
クトゥルー神話についてはおいおい語るとして、今日分のblogではここまでにしておこうと思う。
つぎのステップでクトゥルー神話にも踏みだしてほしい。

さあ、あなたも神話の世界へ!




追伸:

じつは神話知識において失敗例もある。
会社の先輩と創世記や天使の話でもりあがっていて
「へー、先輩もくわしいんですね、何のゲームで覚えたんすか?」
と聞いてしまい、
「バカをいうな、俺は聖書をマジメに読んでるんだ!」
と怒らしたこともある。

まあ、そのへんは適時気をつけましょ(笑)。



【※1 スプリガン】
アームズを書いた人が作画担当。
全11巻。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_b?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83X%83v%83%8A%83K%83%93&x=0&y=0


【※2 バスタード】
通常サイズは現状25巻、今なお連載中。
完全版は1巻, 2巻のみオススメ。
小説版はベニー松山氏によるものにかぎりオススメ。
通常サイズの版は18巻のみ初版と2版以降でだいぶ違うので、両者ともに入手が望ましい。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_b?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83o%83X%83%5E%81%5B%83h&x=23&y=19


【※3 世界の神話伝説】
世界の神話伝説
ISBN4-426-60708-6
自由国民社
2200円
表紙がちょっとキてるので注意。
残念ながらアマゾンには無さそう。既に絶版か?
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E3%83%BB%E7%B7%8F%E8%A7%A3%E8%AA%AC-%E7%B7%8F%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/4426607086/ref=sr_11_1?ie=UTF8&qid=1237131098&sr=11-1


【※4 世界の神々がよくわかる本】
世界の神々がよくわかる本
持ってないから詳細不明
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%A5%9E%E3%80%85%E3%80%8D%E3%81%8C%E3%82%88%E3%81%8F%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E3%82%BC%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B7%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%80%81%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%BE%E3%81%A7-PHP%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%B1-%E3%82%86%E3%81%BF%E3%81%93/dp/4569665519/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1237131195&sr=1-1

痛い技術書

2009-03-26 00:01:32 | 科学
世の中には、マンガやアニメの女キャラをデカデカとペイントした恥ずかしい車、いわゆる痛車がある。
じつは痛車ならぬ痛い技術書もあるのは御存知だろうか?

“CPUの創りかた” という電子回路の専門書である。(※1)

なかみは濃ゆいガチガチの専門書で、解説文もまっとう以上に書かれていて非常にわかりやすい。

しかし表紙はなぜか二次元のメイドさん(笑)。

これが発売された当時、業界の若手のあいだで話題になった。
直接タイトルを知らなくても「表紙がアレな本」というだけでけっこう会話が通じた。
そして、いろんなヤツの思惑が交錯した。

「技術書として買いたいけど俺のプライドが許さん」
という硬派きどりのヤツ。

「おっ、おんなのこの絵なんて関係ねえ、俺は技術書として買うんだ」
と自分にも周りにも言い訳をしだすヤツ。

「読まないかもしれないけど、とりあえず買ってみた」
という技術屋でもないオタのヤツ。

「これはもう、オレが買うしかないだろ!」
と言って買い、堂々と会社の机の上に置いている豪気なヤツ。

もちろんわたしは発売後わりとすぐに買った。
電気の知識が全くないとツライが、非常に良い本であるので、萌え抜きにしてもオススメできる良書だ。(ただし専門書なので、さすがに専門知識ぬきにはオススメできない。)

こいつは、左翼のプロパガンダのパンフに出てくるような、とりあえずマンガにしておけば大衆も読んでくれるだろ的なナメた行儀の良すぎる絵ではない。
萌えが好きだから書いている感じのする、アニオタ的にも好感が持てる絵だったのが個人的には嬉しかった。

それゆえに、表紙が許しがたいという意見も多いのも事実なんだが(笑)。

ひところ電気の専門学校の先生たちと少し付き合いがあったころ、電気の専門学校ではもっと簡単でもっと学生が読みやすい専門書が出ないかと常々待ち望んでいるというのをよく聞いた。
今回のこの本は専門学校の教科書として使うにはどうかとは思うが、こんな感じの手に取りやすい本は一定の需要はあるに違いないと思う。
もっとたくさん出して欲しい。



【※1 CPUの創りかた】
CPUの創りかた
MYCOM 毎日コミュニケーションズ
渡波郁
ISBN4-8399-0986-5
2800円
http://www.amazon.co.jp/CPU%E3%81%AE%E5%89%B5%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%9F-%E6%B8%A1%E6%B3%A2-%E9%83%81/dp/4839909865

エロゲの意外な利点

2009-03-25 00:06:04 | オタネタ全般
仮に今あなたが心臓マヒに陥り、あと数10秒で意識が無くなり死ぬとすると、いったいなにを考えるか?

「ああっ、妻子が心配だ・・・」
と思う人は帰って良し。
たぶんこれ以降読んでもおもしろくない。

もし、
「ああっ、ハードディスクの中身を消さねば・・・」
と思う人はぜひ以降を読んでほしい。

仮にだ。
あなたが消さなければならないデータが園児の水着動画1テラ分だったとすると、それは死んだ後でも死ぬ気で消さねばなるまいし、もし消せずに死んで親に見つかったならそれこそ死ぬほど大変だ。
あなたはFFVのガラフばりに「まだまだ! まだまだ死ねんのじゃ! この命 燃え尽きても! わしは 中身を 消す!!」と辞世の句を詠わざるを得ないだろう。
まあ、基本的にAVなり何なりが1テラ分バレたなら心底同情しよう。

しかしだ。
エロゲは案外バレないのではなかろうか。

わたしはPCにDVDを入れるのがめんどうなので大概はイメージをハードディスクにコピーしており、DVDのメディア自体の手持ちはほとんど持たない。
したがって仮想ドライブを割り当てなければゲームを起動すらできないため、PCに詳しくない親がエロゲを起動させるのは容易ではない。
エロゲの箱自体もそんなにキワドイものは多くはないので、案外見つかってもスルーされると思われる。ふつうのアダルトDVDはそうもいかない。

しかし、運悪く仮想ドライブを割り当てたまま死んでしまい、エロゲを起動されてしまったとしよう。
その状態では、まず何だかわからん絵に描いた姉ちゃんが出てくるムービーが1分くらい流れる。
たいがいのエロゲはいきなり裸にはなっていない。
何らかの萌え系のゲームだとはバレるかもしれんが、エロゲだとはまだバレていない。

つぎにタイトル画面にはなるが、一般人はなかなかタイトルだけでエロゲだとピンとはこない。
ふつうのアダルトDVDは誰が見てもエロだとバレる。

てきとーに何クリックかされても、そうそうエロシーンにはたどり着かない。
だいいちスタートさせてから何時間もエロシーンが出てこないのも普通なのだし。
最悪なのは回想モードで運悪くエロ回想を再生されてしまうケースだが、エロゲをやったことない人が偶然そこまでたどり着くのはかなりのレアケースだと考えられる。

したがってネットでエロ動画をかき集めて手当たり次第保存したPCより、エロゲだけを入れたPCのほうが、(死んだ後のリスクを回避できるという意味で)情報セキュリティー面で優れていると判断した。



あなたは情報セキュリティーについて考えたことはありますか?

わたしは死後の遺産対策として貴方にエロゲを推薦いたしましょう。
ハードディスクを消さなくても「我が生涯に一片の悔いなし!」と言いながら人生を終えられますぞ。
あなたの人生設計の良き友としてエロゲを。

クイーンエメラルダスの真の最終回

2009-03-24 00:04:15 | オタネタ全般
> わたしはエメラルダス
> ・・・わたしが なぜ
> 宇宙の海をさまよう
> のか その理由を
> 知る者はいない
> 知っている者が
> いるとすれば
> それは わたしの船
> クイーンエメラルダス
> 号だけだ



今回は松本零士作品のクイーンエメラルダスについて。

マンガ版ではちゃんとした決着がつくまえに終わってしまっている。
わたしはちゃんと見ていないから不確かだけど、DVD版もたしか主人公とエメラルダスとの決着はついてはいなかったと思う。

主人公とエメラルダスとがその後どうなるかについて、実はレコード(※1)にそれが書かれているのだ。

さすがに30年以上前のものだから今となっては入手困難だ。
このまま歴史の闇に埋もれてしまうのももったいないので、ここで少々引用してみたい。

(全文献を調査したわけじゃないから、ひょっとしたら他のにも書いてあるかもしれん。その辺のを見つけたひとがいたら連絡願う。)

さすがのわたしもリアルタイムでは買っていない。
どっかの骨董屋にて二束三文で買ったんだったような気がする。


(前略)
> そして、やがて自分の手で宇宙船を造ってひとりで宇宙の海へ飛び出し、エメラルダス・クィーン号のあとを追います。
> この海野広少年は、やがて物語のなかで重要な役割を果たすようになります。
> 彼は、エメラルダスが追い求める男性とよく似ているのです。共通点が多いのです。
> エメラルダスは、やがて成長した広少年と再会したとき、広少年のなかに愛する男のおもかげを見て、彼の心が欲しくなります。
> エメラルダスは “魔性の女” と呼ばれていますが、そこに彼女の“魔性の女” といわれるゆえんがあるのです。
> 彼女には、自分の命とひきかえにしても悔いない魂の問題があるのです。
> 広少年はそれまで、エメラルダスにはげまされ、彼女を人生の師と思って見習ってきたのですが、やがて彼は、エメラルダスと一戦を交えねばならない立場に追い込まれていきます。
> 広少年の上に、さがし求める男の姿を発見して悩み苦しみ、遂には命を賭けて広少年と戦わざるを得なくなるエメラルダス。
> 最後は恐ろしいことになりますが、それがこの物語のクライマックスです。
 (後略)



なんだかおもしろそうじゃねえか!
なんでこれ書いてくれないんだ?ってグチりたくなる内容だ。

ついでに・・・
エメラルダスの声優は田島令子氏で、これがもうすごいハマり役である。
これに匹敵するハマり役はベルダンディーの井上喜久子氏くらいしか思いつかない。
聞いたことない人はぜひとも聞いてほしい。



【※1 エメラルダスのレコード】
LPレコード
space fantasy Emeraldus
2300円
日本コロムビア (現:コロムビアミュージックエンタテインメント)
CQ-7002
1978年3月

キン肉マンレディーが(笑)

2009-03-23 00:02:50 | オタネタ全般
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50818003.html
キン肉マンの超人たちを女体化したという、なんつうか同人誌なみの本がでた。
しかも商業ベースで。

作者は速攻生徒会や風林火嶄を書いた小川雅史で、あの何だか熱くて何だかハイテンションで何だかおかしい絶妙なノリが今も健在だ。

なんと、こいつの一部はwebで見れてしまうのだ。
↓これ参照。
http://ultrajumpegg.com/

これ見たらキン肉マンの1巻のストーリーをまんまパロディーにしてる。
最初のころの話を覚えている諸君ならば
「なんじゃこりゃー!!!」
と声を大にして楽しめるのは間違いないだろう。

つうか、ラーメンマン可愛いすぎるだろ、反則だわコレわ!
我が人生においてラーメンマンに萌える日が来ようとは、いったい誰が予想できたであろうかあああ!!

よし、まだ単行本買ってないけど今度買ってこよ♪




もうアマゾンにもあがってたのでこちらも書いとく。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%B3%E8%82%89%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC-1-%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%B0%8F%E5%B7%9D-%E9%9B%85%E5%8F%B2/dp/4088776232

アニオタにも負けた不動産屋 (下巻)

2009-03-22 00:08:00 | 経済/経済/社会
(・・・昨日からのつづき)



俺「そもそもプロが運用しているREITでさえ、自己資本比率は40%だと低すぎるといわれているくらいなんだし、REITより金利の高い個人で運用して借り入れ100%なんて、どう考えても何かおかしいと感じる」
男「それはお客様の手持ち資金の関係もありまして、借り入れ100%だと心配になるのはわかりますが、家賃というものは手堅い収入ですので借り入れ100%にしても心配はありません」
俺「残債が物件の価値の下落より多いのが心配なの!」
男「35年たって完済しきれば、そういった問題は生じませんので、ご心配には及びません」
俺「だいたい築30年の物件が新築と同じだけ収入を得られるのかね・・・
  20年後くらいに息が詰まるんじゃないのかね・・・
  そういうのがとっても心配で、なにかおかしいと思うんだよ・・・」
男「家賃というものは立地で決まるものですので、築何年だからといって家賃が下がるというものではありません」
俺「へー、じゃあ例えば大規模修繕が入るようになってお金が必要だとか、そういった問題になるのかな?」
男「あらかじめ大規模修繕に備えてありまして、そのために修繕積立金というものを毎月集めていますので、突然大きなお金が必要になることはありません」
俺「へーそうなんだ、、、でも、月○円とかでほんとうに回るの?」
男「いえ、築年数が進んだ場合には修繕費もかかりますので、修繕積立金は多くなります」
俺「へー、その分だけ修繕積立金だっけ?それが高くなったら急にキャッシュフローはマイナスになるじゃん、なんで予めわかっているような、そういう問題を先に書かないかね・・・」
男「いえ、新しいうちは修繕費はかかりませんので、多く徴収する必要はございません」
俺「そうじゃなくって、どうせあとでお金が余分に必要になるのに、なんでそれがわかってるのにキャッシュフローの計算式のなかに入れないでプラスだとか言うのかって話だよ」
男「あらかじめどれくらい修繕費が必要なのかはわかりませんし・・・」
俺「一般論でどれくらい必要なのかという期待値くらいプロなんだから出せるでしょ、これは明らかにゴマカシだ」
男「いえ、ごまかしているつもりはございません。その辺はご理解ください」
俺「いいえ、数字のマジックでゴマカシているようにしか見えない。
  本当のことを書いたら売れないからそう書いているというふうに勘ぐってしまわざるを得ないんだけど、もっと妥当な説明がほしい」
男「すいません、今日はこれしか資料を用意できておりません。
  他の物件の事例も紹介できれば良いのですが・・・」
俺「はあ、そうですか・・・」
男「・・・」

俺「さっきの不動産はインフレ対策になるって話だけどさ・・・」
男「はい、不動産はインフレ対策にはベストな商品です」
俺「世間が思ったよりインフレになった場合、これを買った人はどうなると思う?」
男「インフレになれば家賃も当然上がりますので収入は増加します。
  また購入した不動産の価値が値上がりするため、むしろインフレになればなるほど資産価値は上がる可能性もあるのではないかと」
俺「経済の教科書的な一般論として、たしかにそうは思うんだけどね・・・」
男「はい、なにか気になる点でもございますのでしょうか?」
俺「世間が思ったよりインフレになった場合、きっと政府はインフレを抑えようとして公定歩合を上げるよね?」
男「はい」
俺「そうすると、ローンの金利も当然上がるから、フルローン近い借金だとプラマイゼロくらいになりかねないような気もするんだよね・・・
  そういえば、ローンの金利って35年固定なんだっけ?」
男「一般的には金利は○年おきに見直すプランです」
俺「じゃ、やっぱりインフレになればローンの金利も上がるわけだ」
男「はい、そうなります」
俺「そうすると、マンションのインフレ対策分のメリットはいくらか相殺されてしまうんかな」
男「いえ、不動産はインフレ対策にはベストな商品です、これは間違いありません」
俺「そうじゃなくて、『不動産』はインフレ対策にはベストなんだろうだと思うけど、『不動産から借金の金利払いを引いた分』は、はたしてどの程度のインフレ対策効果を期待できるんだろうね?」
男「えー、ローン完済後にはメリットがあるとは思いますが・・・」
俺「たしかに一括で買えば大きなメリットがある。
  けど一括でなんか買えるわけがないから大きなローンを組まざるを得ない。
  そうするとメリットは出るのか出ないのかよくわからない。
  そんな35年後になってから初めて発生するメリットがどれくらいあるとか言われてもねえ・・・
  わたしもそれがどれくらいの割合でどうなるのかよく解らないからアレなんだけどさ、本当はその辺も含めたインフレ対策効果の資料を出してほしかったな」
男「すいません、手元の資料ではこれしか・・・」
俺「それはわかってるからいいよ」
男「・・・」

男「私どもがこういった商売をしていると、ふつうは買いたくても買えないためお断りするケースも多いのです。
  そういったことを考えると、あなたさまは購入できるだけのものがありますので、私としてはこの機会に購入を検討なさるべきではないかと思うのですが・・・」
俺「あなたといっしょに今日ここで検討した結果、わたしには必要ないことがよくわかったな。
  ご協力ありがとうございます(笑)」
男「そうですか、ご検討いただけませんか・・・」
俺「検討した結果、新築をフルローンで買うのはナシだという結論だ、そして新築を一括で買うにしても全然お金が足りないからナシだという結論だ。
  ○年後に会社からの家賃補助が切れるから、そんときに改めてお話を伺いましょうというところかな。
  今日のところはナシということで」
男「・・・」
俺「まず物件を物色するにしても、わたしは当然ながらシロウトだし、物件の目利きが全然きかない。
  だから物件の良さを強調されても、それが妥当なのかどうか判断つかないんだよね・・・」
男「たしかに弊社より安い物件はありますが、弊社は質については自信を持っております」
俺「そんな感じはするけど」
男「いかがでしょうか」
俺「シロウトが見てもわからんようなところに欠陥があったら最後だよね、、、
  そういった問題はたいがい築20年とかしないと顕在化しないよね、、、
  そういったところの目利きはダメだから全然わからないんだよなあ、、、」
男「そのあたりは営業マンの私を信じてください、営業マンを見て判断してくださいとしか、正直申し上げるところがございませんので」
俺「そのまえにさ、不動産業界には何の関係もないタダのアニオタのわたしに論理的な破綻を咎められて説明しきらんのはちょっとどうなのかな・・・
  もし買うにしても、そういう人にまかせるのはちょいと心配だなあ・・・」
男「いえいえ、お客様のことをそんなオタクだとかどうだとか思ってはおりませんので・・・」
俺「いや、べつにそれはどーでもいいんだけど、専門外の人に説明を求められて説明しきれない、というか、説明負けしてしまう専門家ってどうなの?って思ってしまうわけよ」
男「・・・」
俺「・・・」
男「何かありましたら専門のスタッフが対処いたしますので・・・」
俺「保守管理は専門家に聞くしかないだろうから、そういうところはしかたがないのは解っているよ。
  『営業マンを見て判断してください』というところに関してはいかがなものかと思ってしまうのは致し方ないな」
男「・・・」
俺「・・・」



以上、答弁おわり

アニオタにも負けた不動産屋 (中巻)

2009-03-21 00:00:32 | 経済/経済/社会
(・・・昨日からのつづき)



男「マンションは税金対策になるのは御存知ですか?
  マンションをご購入された場合、年収が○万円の方のケースでいえば、税金がこんなに戻ってきます」
  (といってパンフレットをめくる)
俺「ほう? 案外大きいな・・・」
男「いかがでしょうか、税金対策だけでもメリットがあると思いませんか?」
俺「最初からこれだけ戻ってくるわけで?」
男「初年度からそうです」
俺「2年目以降は?」
男「えっと、資料を用意していないもので・・・」
俺「だいたいでいいよ」
男「2年目はだいたいこの金額の半分くらいになるのではないかと・・・」
俺「だとすると、パンフレットにあるように、この金額が毎回戻ってくると思っていると大間違いだというわけだね」
男「いえ、まあ・・・」
俺「で、税金を払わないといけない分は?」
男「ローンを組むとふつうは税制上赤字になりますので、税金が増えることはございません。これは自信をもって言えます」
俺「そうじゃなくて固定資産税とかのこと」
男「固定資産税を支払った分も当然控除額の計算に含まれますので、所得税控除の計算のなかのここの数字に既に加味されている数字でございます」
俺「そうじゃなくて、マンションを買ったことによって追加で税金を払わないといけない分は何かっていう質問ね。
  固定資産税とかそうなんじゃないの?」
男「固定資産税はおよそ○万円くらいになります」
俺「やっぱりその分は追加で税金を払うんでしょ? さっきの税金控除のぶんでいくら儲かるというふうに計算するべきではなくて、ここの固定資産税の分を引いた値で考えないといけないんでしょ?」
男「実質的にはそうですね」
俺「実質的にどうなるかにしか興味はないよ。
  はじめに提示してもらった税金が戻ってくる額よりずいぶんと減ってるねえ・・・。
  これじゃ、ふつうの人は誤解するでしょ?」
男「・・・」
俺「・・・」
男「それでも大きな額が還付されますが、それでいかがでしょうか?」
俺「バブルのとき、ふつうのサラリーマンが税金対策だとか言ってマンション買ってたよね、きっとその人たち、いま泣きそうになりながらお金返してるよね、あんまり税金が戻ってくる分を初めからあてにしていたら絶対ハマると思うから、計算上はあてにしないほうが良いだろうと思うんだけど」
男「そういう考え方も一理あります。○○さんのおっしゃるように税金控除をあてにしないほうが健全な運用ができます。実際に税金控除がなくてもキャッシュフローはプラスで回ります」
俺「おっと、言い方が変わったな、、、まあいっか。
  でもさ、仮に家賃収入から管理費とか引いた残り全部を返済に充てたとしても、ローンの金利がかなり高いかから、残金はほとんど減っていかないよね、なんか心配だなあ・・・」
男「ローンの金利は○○で借りたとすると○%です」
俺「高!」
男「これには借主の方にもしもの事があった場合の保険がついておりまして、その保険代と考えていただいたほうがよろしいかと思います」
俺「はあ」
男「たとえは悪いのですが、たとえば旦那様が死亡された場合、奥様にはローンは一切残らない仕組みになっております」
俺「いや、べつに扶養家族いないんだけど、そんな特約いらないし」
男「保険をつけるという意味でも」
俺「独身のやつにそんな説明をしても意味ないよ」
男「・・・そうですかね」
俺「そうです」
男「・・・」
俺「そもそも、裸の利回りが○%あっても、ローンの金利が○%で修繕積み立て金だっけ?これが○円で管理費が○円で・・・って計算すると、ほとんどスプレッドが無いんだけど、そんなんでダイジョウブなのかかなりギモンなんだけど」
男「35年ローンであれば毎月のキャッシュフローはプラスになりますので、その辺はご心配なさらなくても大丈夫です」
俺「じゃあ聞くけど、最初のころは全然元本減らないでしょ、これ」
男「そうですね、住宅ローンでも何でも、最初のころはなかなか減らないものですよ、それが普通です」
俺「じゃ、たとえば10年後の残債は?」
男「ちょっと待ってください・・・
  えー、○万円ですね」
俺「減価償却が何年換算か知らんけど、それ絶対に減価償却の目減り分に負けてると思う」
男「減価償却は47年ですね。
  減価償却費というのは法律上の数字であって、実際にお客様の口座からお金が引き落とされるわけではありません」
俺「そうじゃなくて、新築でマンション買ったのと、10年落ちのマンションで、明らかに値段違うでしょ? 47年で均等割りしたくらいの速度で価値は落ちるんじゃないの? その値段を吸収できるだけ残債が減ってないと投資としては赤字でしょ?」
男「勘違いなされています。47年たったら価値が無くなるわけではありませんし、いまの弊社のマンションならば軽く60年は持ちます」
俺「べつに47年にはこだわっていないんだけど・・・
  10年落ちのマンションの中古価格より10年後の残債が多いってことのほうが問題だと思っているんだけど、わたしが言っている意味がわかる?」
男「いえ、みなさんキャッシュフローで考えられるのが一般的でしてですね・・・」
俺「いいえ、それは明らかに間違いだ。
  この中古価格ならば、明らかに今10年落ちの中古マンションを買ったほうがお得でしょ。
  これを上回る説明をしないかぎり、あなたのところから新築マンションは買う気はない」
男「そうですね、、、実際には中古はなかなか流通していなくて在庫はなくてですね・・・」
俺「わたしはあなたから買う必要はないので、べつにあなたが中古物件を持っていなくても他を当たるだけだけど」
男「実は昔と今とでは物件の耐久性が全然違っていてですね、今のマンションは姉歯事件をきっかけとして厳しくなったので、昔の物件と今の物件では比較になりません。
  その点でも、いまの新築を買われたほうが後々のことを考えてもお買い得です」
俺「だとしても、あと10年待って、いま新築の10年後に10年落ちの中古マンションを買う。
  いまは買わない」
男「実は最近になって瑕疵担保責任というものが10年になりまして、新築を買われると10年間は何か不良があったとしてもわたしどもが責任を持って直すということになっています。
  中古物件の場合はそれが適用されませんので、何かあったときはお客様の負担になります。
  そういった意味でも・・・」
俺「へー、保証期間10年みたいなもんか・・・。
  そもそもいまの物件で10年くらいでどうかなるほうがおかしいでしょ。
  さっきあなたは今のマンションは耐久性があると言ってたけど、だからいま新築の10年後に10年落ちの中古マンションを買うべきだと思う」
男「10年後にいまと同じ市況とは限りませんし、いまご購入されたほうが・・・」
俺「投資用だったら、べつに必ずしも必要な商品でもないし、10年後に買えないほど値上がってたとしても、べつに買わないだけで困りはしない」
男「そうですね・・・」
俺「・・・」
男「・・・」



(明日へつづく・・・)

アニオタにも負けた不動産屋 (上巻)

2009-03-20 00:01:37 | 経済/経済/社会
このまえ、かなりひどい不動産のセールスマンが現れたので記してみたい。
今回はゼニ勘定の話もからむので、少々小難しくならざるを得ないのを御了承いただきたい。

わたしは会話を記すだけにしようと思うので、彼が悪徳業者なのか単なるおバカなセールスマンなのかの判断は読者に委ねたい。
わたしにも不動産屋さんの知り合いもおり、決して不動産屋さんの大半がこいつのような人物ではないとは断っておこう。

まずその男は、たまたまわたしが家にいた時間に訪問販売のキャッチセールスで現れた。
早い話が賃貸アパート暮らしのヤツらの家を回ってマンションを売りつけようとする不動産屋である。

わたしの部屋には ”おまもりひまり” のポスターは張ってあるわ、床には ”ロザリオとバンパイア” のDVDは転がっているわ、デスクトップの壁紙は ”リリカルなのは” のシグナム姉さんだわ、という、あるいみ目を覆うような惨状(笑)のなか、打ち合わせを開始した。
この不動産屋も入った瞬間にオッと引いた顔をしていたが、なるべく顔には出すまいと取り繕った感じもした。
まさか、こんなタダのアニオタに言い負けるとは思ってもいなかったろう。



男「不動産はインフレ対策にもなるんです」
  (といってパンフレットをめくって)
男「このように、年平均で○%もインフレが進んでおりまして・・・」
俺「ちょい待った! これ何年からの集計?」
男「30年前から最近までの集計です」
俺「それはおかしいでしょ、、、狂乱物価といわれた1960年代のインフレなんかを加味したらとんでもない数字になるのは目に見えているわけだし。
  低成長が確定的となったバブル以降の統計で解釈すべきでしょ」
男「そうかもしれませんね、いまはこれしか資料がありません」
俺「そもそも一昨年はまま好景気だったにもかかわらず地価は17年連続で下落してるけど?
  これ、インフレ対策には全然なっていないよね・・・」
男「なにをいいかげんな事いってるんですか、
  品川なんてすごい勢いでマンション価格上がってますよ?」
俺「品川はJRの車両おきばの再開発って特殊事情だからでしょ(笑)
  東京はまだましなんかもしれんけど、ここみたいなイナカはダメよ」
男「・・・」
俺「・・・」
男「不動産は絶対安全な資産なんです」
俺「REITは絶賛爆下げ中だし、アメリカでは不動産担保証券が紙切れになってるけど、どの辺が安全なの?」
男「日本だけじゃなくて、不動産は絶対安全だというのは世界の常識ですよ?」
俺「日本よりオーストラリアやスペインのREITのほうが値下がり激しいけど?」
男「あなた知識だけ先行してて実際の現場を知らないんじゃないですか?」
俺「小口で流動性の高い証券化商品から手を出すのが正攻法で、いきなり借金しないと買えないような現物から手を出すのはおかしいでしょ?」
男「・・・」

男「豊かな老後をおくるには意外にお金が必要なことにお気づきですか?」
俺「そりゃまあ、収入もないのに支出はあるしねえ・・・」
男「実は老後には月○万円も必要なんですよ」
  (といってパンフレットをめくって)
俺「ちょい待った!」
男「はい?」
俺「学生時代の暮らしっぷりから考えて、こんなに金がいるはずがない。
  この試算は直感的におかしい。
  うちわけを見せてもらおうか」
男「ここの下の表がうちわけでございます」
俺「これはこんなにいらん。
  これもこんなにいらん。
  (中略)
  引退したら月○万円で生活できる自信がある。
  そもそも一人暮らしなんだし」
男「これはあくまでとある機関の見積もりですから・・・」
俺「ではあなたはどう思いますかね?」
男「お客様がそれで生活できるとおっしゃるのでしたら、それが正しいかと」
俺「そのとおり。あなたの持ってきた試算はあてはまらない」
男「・・・」

男「いつかは家を持ちたいと思いませんか?」
俺「勤務地移動や転職のリスクを考えたら買う気は全くない」
男「仮に住めなくなったとしたらどうすればいいと思います?
  みなさん貸しに出して元を取るんですよ?」
俺「借り手がいなかったら持ち出しになるから1か0のハイリスク投資だし、年月がたつにつれて建物がボロくなるぶん不動産価値は下がるんだから、そう都合よくはいかないでしょうに・・・」
男「世界の裕福層の間では不動産で運用するのが最も手堅いというのは常識です」
俺「ワンルームマンションの投資利回り計算したことあるけど、
  リスクの割には利回りは長期国債に比べて話しにならんけどね」
男「家を持っているという満足感は他の何にも変えがたい投資効果を得る事ができます!」
俺「なんだか話が変わってるような気が・・・
  そんなつまらん事で満足しないので、私にとってはそんな何だかよくわからんような投資効果はない」
男「みなさん結婚して子供が生まれたときのことを考えて、
  たとえば3LDKとかの物件を独身のときから検討されるんです」
俺「結婚する気もないのに? なんで検討するの?」
男「いつかは結婚したいと思っているでしょ?」
俺「さあ? しないんじゃない?」
男「・・・」

男「ここは賃貸ですよね?
  毎月家賃を払っているのがもったいないと思ったことはありませんか?」
俺「べつに。そんなもんでしょ」
男「家賃と同じ支払いでマンションを買えるんですよ?」
俺「いらん。会社から少しだけど家賃補助が出ているので、それを上回る投資効果がないと買う必要はないし、計算したことがないけど、とてもそれを上回るとは思えないのでいらない」
男「月○万円でマンションが買えるのは良い買い物だと思いませんか?」
俺「そんなに借金するのは恐ろしすぎるから、どう考えても良い買い物だとは思えん」
男「・・・」

男「一生賃貸にお住まいのご予定ですか?」
俺「さあ? そうなるかもね」
男「賃貸には一生は住めませんよ?」
俺「なぜ?」
男「ふつうは収入がある人しか賃貸契約はできないものです」
男「へー、だったら定年したら一括で中古マンションを買おうかな」
男「では、なぜ今その決断をしないのですか!」
俺「そもそも、こんなところに一生住む気はない」
男「転職か転勤のご予定がおありで?」
俺「転職や転勤の予定はない。
  定年までここに住んでいたとしても、定年後は車が無くても生きていける街に移り住む予定だ。
  だからここには一生住む気はない」
男「それまで住む分でも十分だと思いますよ?
  住んだ後の資産価値も残りますよ?」
俺「そもそも団塊の世代が寿命を迎える20~30年後はいまの住宅事情とは全く異なる状態になっているはずだし、ここみたいに老人がたくさんいるような地方都市では二束三文で土地が買えるようになる可能性も十分ありえると思っている。
  そんな状況のなか、ここで不動産を買って資産価値云々と言われても買う気は全くない。
  だいいち人口減少傾向が鮮明なこんな地方でマンション買っても価値が残るのかどうかはなはだ疑問に思っている。
  まだそれなら大都市の投資用マンションのほうがましだ」
男「実は投資用マンションのご紹介もできます」
俺「ほう?」
男「○○の駅前の新築マンションで、価格は○○万円、家賃は○○万円取れますので、利回りは○%いけます」
俺「高すぎるわ(笑)」
男「そういうお客さんのために、全額ローンでご提供させていただくプランもございます。
  家賃収入だけでローンを返していけますのでお買い得です」
(といって資料を出す)
男「このように、ローン開始時には手元資金は必要ありませんし、ローンを完済したあとにはマンションの価値がまるまる残ります」
俺「えっと、ローン完済時の物件の価値が新築と変わらないのはおかしいでしょ?」
男「いえ、まあ、これはあくまでも概念的なお話でして・・・」
俺「しっかりと具体的な数字で解説されていますが」
男「・・・」
俺「・・・」
男「えっと、キャッシュフローで説明いたしますと、家賃収入が○万円、35年ローンでは月々の支払いが○万円、わずかにプラスで回ります」
俺「なんか直感的におかしいぞ?」
男「と申されますと?」
俺「共益費とか管理手数料とか入っていない気がする・・・。直感的になんかゴマカシが混ざっている気がする・・・」
男「共益費は○円、管理手数料は○円です。」
俺「やっぱり入ってない、ゴマカシだわ」
男「・・・」
俺「空室リスクは?」
男「当社には家賃保証システムがございまして、空室時にも○%の家賃を保証しておりますので、ご心配はありません」
俺「家賃保証の掛け金に相当するものはいくら?」
男「家賃の○%を頂いております」
俺「例えばこの物件の空室率は?」
男「この物件というと難しいのですが、弊社の物件では相場は○%から○%くらいで推移しています」
俺「では空室率も加味した実質家賃はいくらとれるの?」
男「いえ、空室が発生しても家賃保証をいたしておりますので、そういったご心配は発生しません」
俺「そうではなくて、空室になったら家賃保証で○%の収入になるんでしょ? 家賃保証の掛け金も払うんでしょ? で、家賃の期待値はいくらなの?」
男「といいますと?」
俺「じゃ、たとえば、家賃○万円、家賃保証の掛け金○%、空室率○%、家賃保証○%だとして、長時間平均したあとの実際のところの家賃はいくらくらいになるの?」
男「そういったご質問はされたことがないので・・・」
俺「それくらい今すぐ計算できるでしょ」
男「あとで本部のほうに聞いてみます」
俺「本当に買うのを検討することになったとしたら、それくらい自分で計算するから、あなたがたを当てにはしませんよ。
  むしろ本部に聞かないとわからないとか言われたほうが困るんだけど・・・」
男「・・・」



(明日へつづく・・・)

ゴンゾスタイルの謎

2009-03-19 00:34:23 | オタネタ全般
ある方のblog(※1)でゴンゾスタイルが「春の大感謝セール」と紹介なされていた。
さっそく公式サイトへ直行したが、そこですごく謎に思ったことがある。

メーカー直販サイトで値引き販売をすると、該当商品をあつかってくれている小売店の商売をジャマすることになる。
フツウは他のショップからイチャモンつけられて中止せざるを得なくなる。

たとえば車屋さんのナイトスポーツでは、小売店に怒られてセールの値引き販売はやめ、工賃値引きで実質値引き化してセールしている。
たとえばディスプレーメーカーのナナオでは、株主優待という特殊条件でならメーカー直販サイトで値引き価格で購入できる。
あとは値引きしないけどオマケがつくというパターンも多い。
けどフツウにそこいらで売っている商品においての直販サイトでの値引きはふつうやらない。

グッズの場合は直販サイト限定商品で卸売りナシってのもあるかもしれない。
そのたぐいなら問題ない。

しかし、DVDやCDなどはamazon.comでも売っているようなものなのに値引き販売している。
しかも(品種は限られるが)DVDが76%引きとか、在庫処分で叩き売ってるのかと勘ぐってしまいたくなるほどベラボウに安い。

こりゃ他で買うのがアホらしいほど超激安ですぜ!!
ここ以外のネットショップで買うなんてありえねえし(笑)。

だからこそ、なぜゴンゾスタイルは続けられるのか、わたしはそのカラクリが気になってしかたがないのだ。
ひょっとして市販で流通し終わった廃盤商品だけ値引きしてるんかな?
でも、そのうち値引き無くなるんじゃあるまいか・・・。

★ 買うならバレてない今がチャンスですぞ!!!



【※1 ゴンゾスタイル記事のblog】
個人就活ブログ ...
http://japanimation.blog72.fc2.com/

ペガサス生物論

2009-03-18 00:03:47 | 科学
ペガサスとは羽が生えた馬のことである。
もちろん鳥のように空も飛ぶ。

しかし、よく考えてほしい。
鳥は前足が進化して翼になり、いまは足は2本しかない。
ペガサスには翼もあるし足も4本ある。

これはいったい何なんだ?


仮説その①

自然界には足が6本ある生物がいる。
昆虫だ。
したがって、ペガサスは昆虫の仲間であり、6本あるうちの2本が翼になったと考えるのが妥当である。
しかし昆虫が馬にソックリなのはマグレでは説明できない。
きっと、馬に擬態することにより、人に飼育されやすくなったとか何らかのメリットが存在し、馬に似たものだけが生き残るというダーウィン的な淘汰が進んだのであろう。


仮説その②

鳥の翼は前足だが、ペガサスの前足は実は背中の皮膚が進化したものである。
恐竜にも背中の皮膚が異常発達して空を飛ぶものもいたし、ラクダだって背中の皮膚が異常発達して脂肪を蓄えられるようになった。
馬の背中の皮膚が異常発達して空を飛べるようになったとしても何らフシギはない。

しかし、背中の皮膚の発達であれば骨が入らないので羽ばたくことができない。
先の恐竜のように滑空がメインだった可能性もあるが、記録にのこるペガサスは羽ばたいている事が確認されている。

そうすると、恐らくペガサスは背中ではなく胸の皮膚が異常発達し、恐らくその中に肋骨の1本や2本が与えられたのではなかろうか。


仮説その③

爬虫類以降の進化した生物は、すべて魚の胸ビレから進化した前足を持っている。
しかし、爬虫類へと進化した魚とは異なるほかの魚も陸上を目指していたかもしれない。
たとえばその魚には胸ビレが2ペアあったかもしれない。
そんな魚が陸上に上がったら、足は6本になっていたかもしれない。

つまり、馬と魚が全然違うものである以上に、馬とペガサスは全然違う生き物であるのだ。
ひょっとすると、哺乳類とペガサス類とで地上の覇権を賭けた種族の戦いが始まるかもしれない事を警戒しておく必要がある。


仮説その④

実は哺乳類や鳥類はペガサスから進化した生物なのである。
指の数などを考えてみても、数が減ることはあっても増えることはない。
したがって足の数が多いペガサスが始祖で、哺乳類や鳥類はペガサスの足2本が退化したことで生まれた生命なのである。
その証拠にペガサスと馬はソックリではないか。
現代にペガサスが生き残っていないのは、2本退化したほうが効率が良いため退化を怠ったペガサスは生存競争に負けたのであろう。


仮説その⑤

世の中にはダーウィンの進化論と真っ向勝負するインテリジェントデザイン論というものがある。
平たくいうと、人類たちを超越したすげー知性(一般的には神)が全ての生命体を設計したのだという説。
その説によると人間はそのデザイナーを模して作られたそうな。
きっと翼を取り除いてパチモンに仕上げたのだろう。
そうすると、手足4本しかないのはオリジナルに忠実ではなく、ペガサスのように全部で6本あるほうがオリジナルに忠実だと判断できる。
そして馬はペガサスのパチモンなのだ。


仮説⑥

哺乳類はわりとミッシングリンクも少なく進化の軌跡は良く解明されている。
しかし昆虫やカンブリア紀の生命体などは、いったいどこから進化してそうなったのかよく解っていない。
実は昆虫の始祖は地球外生命体だった可能性も捨てきれないのではなかろうか。
そうすると、ペガサスだって地球外生命体だったとしてもおかしくない。
そもそも地球最初の生命体にしてもどうやって生まれたのかナゾのままなのだから。