中国のヤクザな商売のおかげでレアアースが暴騰したのは周知のとおり。
では逆にレアアース暴落というケースはありうるのだろうか?
もしかしたらあり得る。
実はオイルショックの頃の原油価格を見ればそのケースを考えるヒントになる。
オイルショック以前、先進国は石油を湯水のごとく使っていた。
↓
イロイロと諸事情あってオイルショックが発生した。
↓
OPECが言うような原油を入手できないという状況にはならなかった。
でも価格は急騰した。
↓
先進国は危機意識を持った。
↓
代替エネルギーと省エネルギーを進めた。
↓
政治的理由によりオイルショックは収まった。
↓
産油国はジャンジャン輸出しようとした。
↓
でも先進国は前ほど石油を買わなくてもやっていけるようになっていた。
↓
原油価格は暴落した。
(これは外貨収入を原油に依存しているソ連を財政破綻させようとしたアメリカの謀略説というのもあるが)
↓
けっきょく当初値段を吊り上げた産油国は損してしまった。
↓
そうなるとイチバン割を食うサウジは、今でも代替エネルギー開発が進みすぎないように安定供給に勤めている。
さてさて。
これをレアアースに適用してみよう。
世界中にレアアース鉱山は分散していた。
↓
中国がダンピング気味の低価格攻勢をはじめた。
↓
価格が暴落したため多数の鉱山が閉山した。
↓
中国がシェアをほぼ独占した。
↓
中国が突然輸出規制をはじめた。
↓
価格が急騰した。
↓
先進国は危機意識を持った。
↓
代替技術と節約技術を猛スピードで開発し始めた。
発展途上国の鉱山を猛スピードで開発し始めた。
(いまここ)
↓
中国が政治的圧力と抱き合わせ販売のボッタクリプライスで売ろうとした。
↓
でも先進国は前ほどレアアースを買わなくてもやっていけるようになっていた。
発展途上国の鉱山も立ち上がっていた。
↓
レアアースは暴落した。
↓
けっきょく当初値段を吊り上げた中国は損してしまった。
ダンピング気味の低価格攻勢で安すぎる値段で売りまくってしまったので、長い目で見たらイチバン損したのは中国だった。
・・・なーんてことにならないかな。
レアアース採掘や精錬の副産物としてあまり人体に良くない重金属や放射性元素なんかがゴミとして残ることも多いらしい。
環境汚染になる見えないコストを考えたら本来的にはけっこういいコストかかるんじゃないだろうか。
だったら。
環境汚染を負担してくれて、その分だけ安く売ってくれるなら、自分たちが採掘するより、むしろその国から買ったほうが良い。
重金属や放射性元素のゴミ処理費用がレアアース価格に含まれるようなもんだから、少々高くても買ったほうが良いのかもしれないわけだ。
たとえば半年前までの中国がそうだ。
環境汚染を無視してじゃんじゃんレアアースを掘っている中国がイチバン割を食っている(もしくは、食っていた)かもしれない。
中国のジスプロシウム精錬工場の川下の農家なんて全員病気になっていたとしても何のフシギもない。
個人がレアアースの市場価格をウォッチするのは難しい。
なのでレアアース鉱山株のMolycorpの株価をその代わりとしてチェックしている。
原油やレアアースみたいな代替性が低いものは需要が硬直的なので、中国や産油国のヤクザ商売のおかげで一時的に値段が上がるのは回避のしようがない。
問題は長期的にどうなるかということだ。
さて、10年後どうなるか。
では逆にレアアース暴落というケースはありうるのだろうか?
もしかしたらあり得る。
実はオイルショックの頃の原油価格を見ればそのケースを考えるヒントになる。
オイルショック以前、先進国は石油を湯水のごとく使っていた。
↓
イロイロと諸事情あってオイルショックが発生した。
↓
OPECが言うような原油を入手できないという状況にはならなかった。
でも価格は急騰した。
↓
先進国は危機意識を持った。
↓
代替エネルギーと省エネルギーを進めた。
↓
政治的理由によりオイルショックは収まった。
↓
産油国はジャンジャン輸出しようとした。
↓
でも先進国は前ほど石油を買わなくてもやっていけるようになっていた。
↓
原油価格は暴落した。
(これは外貨収入を原油に依存しているソ連を財政破綻させようとしたアメリカの謀略説というのもあるが)
↓
けっきょく当初値段を吊り上げた産油国は損してしまった。
↓
そうなるとイチバン割を食うサウジは、今でも代替エネルギー開発が進みすぎないように安定供給に勤めている。
さてさて。
これをレアアースに適用してみよう。
世界中にレアアース鉱山は分散していた。
↓
中国がダンピング気味の低価格攻勢をはじめた。
↓
価格が暴落したため多数の鉱山が閉山した。
↓
中国がシェアをほぼ独占した。
↓
中国が突然輸出規制をはじめた。
↓
価格が急騰した。
↓
先進国は危機意識を持った。
↓
代替技術と節約技術を猛スピードで開発し始めた。
発展途上国の鉱山を猛スピードで開発し始めた。
(いまここ)
↓
中国が政治的圧力と抱き合わせ販売のボッタクリプライスで売ろうとした。
↓
でも先進国は前ほどレアアースを買わなくてもやっていけるようになっていた。
発展途上国の鉱山も立ち上がっていた。
↓
レアアースは暴落した。
↓
けっきょく当初値段を吊り上げた中国は損してしまった。
ダンピング気味の低価格攻勢で安すぎる値段で売りまくってしまったので、長い目で見たらイチバン損したのは中国だった。
・・・なーんてことにならないかな。
レアアース採掘や精錬の副産物としてあまり人体に良くない重金属や放射性元素なんかがゴミとして残ることも多いらしい。
環境汚染になる見えないコストを考えたら本来的にはけっこういいコストかかるんじゃないだろうか。
だったら。
環境汚染を負担してくれて、その分だけ安く売ってくれるなら、自分たちが採掘するより、むしろその国から買ったほうが良い。
重金属や放射性元素のゴミ処理費用がレアアース価格に含まれるようなもんだから、少々高くても買ったほうが良いのかもしれないわけだ。
たとえば半年前までの中国がそうだ。
環境汚染を無視してじゃんじゃんレアアースを掘っている中国がイチバン割を食っている(もしくは、食っていた)かもしれない。
中国のジスプロシウム精錬工場の川下の農家なんて全員病気になっていたとしても何のフシギもない。
個人がレアアースの市場価格をウォッチするのは難しい。
なのでレアアース鉱山株のMolycorpの株価をその代わりとしてチェックしている。
原油やレアアースみたいな代替性が低いものは需要が硬直的なので、中国や産油国のヤクザ商売のおかげで一時的に値段が上がるのは回避のしようがない。
問題は長期的にどうなるかということだ。
さて、10年後どうなるか。