先週 息子の学校で防災フェスタが開催されたので行ってきた。
学校の施設を全て使ってブースを分けて様々な体験が出来るイベントである。児童はグループに分かれて話し合いながら興味のあるブースを廻る。保護者はそれについて行く感じ。
まずは消化器の体験。
低学年向けのものだったので、中には水が入っていて、炎のイラストの的にピューッと飛ばして命中させ倒す。
なんか、別の遊びに見えなくもないが、消化器の扱いを学べるので良い経験だ。
その他に、防災カルタ、防災クイズ、大声コンテスト、煙体験、土嚢積み、バケツリレー・・・と、子どもには楽しく学べる工夫が満載だった。
今回 息子は初めて体験する起震車に一緒に乗りたいと言ってきた。
テレビでよく見る部屋ごと揺れるあれである。
順番待ちで大勢集まっていたけど、人目を気にしつつも体験してみることにした。
ダイニングセットを設置した室内。
椅子は4つなので、仲良しのS君親子とうちの親子での参加。
「何かあったら止めますのでね~、
それでは始めまーす。」
と、係員の声。
テロリロリン、テロリロリン♪という音とアナウンスが始まり、徐々に室内は揺れ出した。
揺れはどんどん大きくなる。
テーブルは床に固定されているのでまったく動かないが、腰掛けるところは普通の椅子なので揺れによってだんだんずれ動いていく。
揺れが激しくなりテーブルにしがみつく。
母同士は恐怖というよりは恥ずかしさもあり顔を見合わせて苦笑い。
実際には笑ってる場面ではないけれど…。
S君と息子は保育園からの仲良しで、なぜかこのコンビになると、お笑い芸人のようになるふたり。
S君が大声で
「ウォオオオ~!!!ウギャァアアア~」
と、オーバーリアクションで叫ぶ。
そして息子はそれに合わせるかのように、
「水イボがつぶれる!大変だっ。水イボがぁぁ~…」
ちなみに、夏前から息子の身体には水イボがあちこち出来ている。皮膚科で潰してもらうこともできるが、小児科医と相談して自然消滅を待って放置することにしている。
しかし何故に水イボのネタが突然出てくるのか・・・。
震度は6強…そして7…
起震車の車体は最大限に揺れる。
母はとりあえず椅子から落ちると恥ずかしいのもあって踏ん張ってテーブルにしがみついている。
S君は椅子が後ろの壁までズレてしまい、ほぼ立った状態。
揺れはおさまり、
「はい、終了ですー。お疲れ様でしたー。」
S君は楽しそうに(?)
「すげ~揺れたぁ~。」
息子は
「水イボがつぶれるかと思った~」
と、まだ言っている。
多分みんな怖かったけど、必死で笑いをとる子どもたち。
母達は笑いつつも、テーブル固定されてないと酷いことになるね…と話していた。
そんなこんなで、危機意識を高めつつ防災グッズの点検・補充をする今日この頃である。