こぐまのらくがきファイル

日々の出来事、思ったことをつづります。

懐かしい友 Part 2

2013-11-19 14:34:19 | 昔話

先日、音沙汰のなかった旧友たちと 久しぶりに集まって飲んだ。


過去記事「懐かしい友」とは別の旧友で、今回は高校の同級生。

卒業後も自分が独身の頃は、早くに結婚した旧友の家に集まり時々昼から飲みながら色々な話をしていた。

今回はそのうちのメンバーのNの自宅が会場になった。
集合は朝の9時。いつもより更に早いスタートである。

もちろんお酒は用意されている。
テーブルの上には彼女の手料理とスナック菓子のカラムーチョ。

「カラムーチョおいしいよね~」

と私が言うと、

「これは昔 、ベベ(私)においしいスナック菓子が出たって教えてもらったからまた買ってきたんだよ」

そう、随分昔の事だが当時は激辛の菓子は珍しく衝撃的なデビューだった気がする。

そして記憶はするすると遠い昔に・・・

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旧友Nは高校時代から長いこと劇団に入っていた。
そして高2の時、私は今池のアートスクールに通い、彼女は同じ駅が最寄りの某劇団に通っていた。

学校は田舎の高校だったので、放課後に都会で習い事するだけで充分大人な気分だったけれど、アートスクールが済んだ後に私は更に寄り道してNの劇団に遊びに行ってみたりした。

今はもうないけれど、古い喫茶劇場。練習が早く終了した日は照明は消え、薄暗い店内をNにこっそり案内してもらい、ワクワクしたものだ。

その近くのマンションの最上階にNと夜景を見に行ったりもした。
当時は高層ビルについている航空障害灯の名称がわからなかったので、勝手に私が「ぽってん」と名付けていた。
なので夜景を見るというよりは「ぽってん見に行こう」なのだ。

高校生というだけで、何をしても夜遊びのようで楽しかった。

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その後、社会人になってからも彼女は多くの舞台に立ち、脚本や演出もこなした。

私は彼女の芝居は必ず観に行き、練習が忙しくない時期は一緒に飲みに行ったり…という付き合いが何年も続いていた。

そんな彼女も近年はコピーライターが本業で演劇はやっていないが、いつかまた彼女の舞台が観たいなぁと思う。

たまにしか会う機会はないけれど、お酒の席ではなく観客席で。




・・・なんて、なかなか本人に向かってそんなことは言ってないのだけれど。