20年近くやめていた絵を再開して1年半程経ちました。
現在 私が使用している画材は透明水彩で、昔から慣れ親しんでいるとはいえ極める程使い込んでいないので未だ難しい画材のひとつです。
水彩絵具は水の加減で色々な表現ができるので面白く美しい反面、簡単に濁ってしまいます。
本当に奥が深いのです。
私が再開するにあたって水彩絵具を選んだ理由は、水があればすぐに取りかかれるということにあります。
描くということについて、まだ自分の感覚を戻している段階ですし、長くは集中できず、細切れの時間に気ままに作業している感じです。
それでも再開した頃に比べたら、だいぶ思い切りがよくなってきているように思います。はじめの頃は恐々描き出し、ちびちびと何度も色をのせ、弱々しい色調。
濃い色が怖くてなかなか使えなかったり。
モチーフは花や果物など身近な静物が多いのですが、形にとらわれてなかなか進まず、いつのまにか受験時代を思い出して苦しくなる…。
それで、このごろは心を入れ替えて自分は一体何が描きたいのかよく考えてみました。
花は、そのものは描いたものより本物が一番美しくてかなわない!と思ってしまうのが正直なところ。
じゃあ一体何を描くのか?
花のまわりにある空気の色や匂い。
見たままの物ではなく、見えないものが描きたいのではないか?
・・・などといつも悩んでいますが、とりあえず空間を表現しよう!と最近は背景に力を入れてみたり、モチーフの輪郭にこだわらずに受けた印象でドローイングをして一気に色をのせる。
などと日々試行錯誤しています。
少しずつ少しずつ。
今日は、淡い色や単色ばかりでなくて思い切って黒も使おう!と、赤青黄の三原色を混ぜて黒を作ってバックを塗ってみました。
うーむ。。。不思議な黒(?)だ…
写真の絵はまだ途中の描きかけで恥ずかしいのですが、
ーーーいい感じの絵が描けたらそのうちブログに載せようーーー
なんて思っていたらいつまでも載せられないので思い切ってアップしちゃいました。
さて、このあとどうするか。
^^;