2016年1月23日 土曜日
新年会?
どうも年明けて1月も終わりに来ると、なんとなく新年とは言えないような気がするのですが、はたして世間一般の人達はどう思っているのでしょうか。
まっでも木更津は南町の新年会と来れば、ワタクシ個人的にかなり楽しみにしているので、開催遅かろうが早かろうが、まったく問題なし!
場所も駅西口の「天婦羅 山新」とこれも毎年恒例になっていて、色んな意味で安心です。
さて今回の新年会ですが、この新しい年を占うべく?私とべー氏との間で、毎年オロカシクもくりひろげられる「ヒラメのエンガワ争奪戦」がなかったこともあり、自分的にはいまいち気が抜けた感がありました。
今年もよろしくです
そもそもヒラメのお造り自体出てこなかったし、対戦相手のぺー氏はおろか、ようじ氏やらその他見知った顔がのき並み欠席。あっ今にして思えば、区長殿の顔もなかったぞ
なんでも皆々他所との宴会がかぶった?と聞き及んだけど、実際どうだったのかしら?元気であれば、それで良いのだけれどね。
まぁ~しかし南町の新年会、出てくる料理はいつも通り美味しいものばかりで・・・いやホント、満足至極!
先ほどヒラメがないと書きましたが、代わりにキンメ&トビウオのお造りが出て来たのには驚いた。
金目鯛はメジャーとしても、飛魚は珍しいですよね。
いや関東以南ではそれほどでもないか。
自分けっこうトビウオ好き(リーズナブルでもある)でして、身もカサゴと違って歩留まりよくとれるし、下処理も楽なこの魚、かなり私的Loveであります。
個人的に好き
ただし鮮度良い極上品、それほど店頭に並びませぬ。
思いおこせばこの魚をを初めて食べたのは、八丈島の底土港わきにある、白いコンクリートで作られた漁協の離れ?の様な建物だった。
居酒屋でもなく食堂でもなく、ましてや民宿でもない、駐車場のすみにある多目的室のような味気のない白い建物の中で・・・。
転載無礼
記憶をさかのぼること、およそ13年ほど前、たしか梅雨入り間近の6月初旬に、我が心の兄弟「たかし君」と二人して、クサヤと呼ばれる面妖なるモノを食べる目的にて、この島へとやって来たのでした。
ホテルでチェックインをすませ、まだ夕食まで数時間ある・・・さて、この微妙な時間をどうすごそうかしら?
そこでふと思い出したのが、例の漁協の離れのところに掲げられていた「八丈島 海遊魚祭り 開催中」の看板。
転載無礼
まぁ~夜までちょっと時間あるし、散歩がてら行ってみっかと、さして期待することなくうかがってみたのです。
建物の中に入ると、どうみても「漁師のおかみさん」と思われる女性が数人ほど出迎えてくれました。
それで率直に(行き当たりばったりだから事前情報は無し)どんな祭りかと聞いてみたらですね、この島で獲れた魚と焼酎を観光地での思い出に、ただでふるまってもらえると
有体に言えば、八丈ブランドの「試食&試飲」が出来るという分け。
良い、素直に良いです!
中は立食形式で、すでに10人ほどの先客がごそごそと飲っておりましたな。わたくし最初黙ってそれらの集団を、はすから観察していました。けど皆それほど感銘している様子はなく、さっさと出て行ったのを記憶しております。
う~む、不味いのか?入ってはいけないゾーンだったのか?
そんなことを考えているタイミングで、おかみさんが自分たちに小さな発泡スチロールの容器、しょう油の受け皿ぐらい?の大きさのものを、.二つほど運んでくれたのでした。
中身の説明を受けたところ、一つはカツオの刺身。もう一つは自分は初めて食べることになる「トビウオのナメロウ」だそう。
もう一品「カツオのアラ汁」があったけど、それは売り切れいやそも売っていないから、単純に品切れになっていた次第・・後から思えば、ホテルへチェックインすることなく、こちらに直行していれば良かったな
転載無礼
まっそんなこんなで私、まずテーブルに乱立している島焼酎に手を伸ばし、これもまた小さい小さい、お猪口なみのプラスチック製の紙コップに、慎重に注いでやおら「あおって」みますと・・・うまい、いやコレは相当にうまいぞぇ!
驚いたな、芋と麦のブレンド?ほほ~、全部がこの造りではないのだろうが、島酒と呼ばれるこやつらは、ほんに偉大な焼酎じゃ
もろ手を上げて納得の私でしたが、しかし本当の驚きはこの次に
ふと気が付いてかたわらを見ると、なんと満面の笑みを浮かべた「たかし君」が、件の島酒を、すっこすっことあおっているではありませんか
えっ、えぇぇぇ~?
実は彼、ウィスキーやウォッカ等の洋酒は飲めても、今の今まで焼酎は何故か「かたくなに」拒んで飲まなかったのね・・・焚火宴会であろうと、居酒屋であろうとよ。
おいおい大丈夫か?で、どうなの?飲めるものなの・・・心配して聞く私に、これらはストレートが良いんじゃねーか
うははは、ぶはははまさかこの八丈島にて開眼するとは、いや愉快なことよ。
この後彼は、焼酎以外にも日本酒の美味さに遅まきながら気付くことになるが、それはまた別のお話し。
さて焼酎の試飲はいったん置いといて、今度はカツオと「トビウオのナメロウ」の試食です。
どちらも量的にはちょびっとで、侘しいというか「いじましさ感」あふれる小ささなのね。
それでもとりあえず最初はカツオからいってみますか!
二人して同時にはしをのばし、しょう油にちょんと付けてから、おもむろに口へと運びます。
おっ思わずたかし君と目があってしまって。
う~むう~む、いやはや、このカツオ美味すぎです。今までのカツオは一体なんだったのか?
転載無礼
あのカツオ臭さがまったくしないのね。脂もしっかり乗っているし、時期的には「上り」のやつと思うがなぜ?素人的に考えもしたけど、驚愕の美味さには間違いなし。
こうなるともう一品のトビウオに、いやがおうにも期待が上がる。
いいか?じゃ食うぞ! またまた二人同時にほうばります。
あぁぁっ、この有無を言わせない強烈なうまさよ・・・いや参りました降参です。カツオもさることながら、このトビウオってやつの味も素晴らしいじゃないですか!
ここであまりの美味さにすこしぼーっとしていた私に、たかし君がいきなりの「ひじ打ち」連打。
痛っ無防備の脇腹にどかっと決まり?一瞬むせて硬直している私の耳元へ顔を寄せ「おい、アレもらってくれ」とささやく彼。
んんっ?なんだいきなり?
たかし君の視線の先にあるモノをみて、瞬時に彼が言わんとしたことを理解した私・・・だけどちょっとこればかりは。
すなわち彼は、先ほど引き返していった10数人分の「食べ残し」を、もらってこいと言っているわけです。
我に返って見渡すと、手つかずものから、半分ほど残っているものまで、様々テーブルの上に所在なげに置かれておりました。
う~む、言いたいことはよく分かる。この極上品、捨てるには忍びないとな。
そこで私、恐る恐るそのことをおかみさんに伝えました。
空気頭 すんません、残っているソレ捨てちゃいます?
おかみさん えっ? あぁ、そうですよ。
空気頭 あの~、良ければもらってもいいですか?
おかみさん えっ、これを?
空気頭 いやその美味しいのに勿体ないかなって
おかみさん ・・・あら~、食べて食べて!
この時点でわらわらと、おかみさん達がテーブルの上にある食べ残しを集めて回ってきて、私たち二人の目の前に、さぁ~どうぞ。
懐かしいもう一つの島旅・・・ロン毛だったか
おかみさん 良かったら食べてよ~
空気頭 意地汚くてすみません。
おかみさん いいのよ、捨てちゃうのもったいないし。
空気頭 トビウオ初めてだけど、美味しい魚なんですね
おかみさん そうよ~、あっアラ汁なくてごめんなさい
空気頭 いやいや、しかし毎日こんなの食べてんですか?
おかみさん 家が漁師だから
空気頭 このナメロウ絶品です、島に住んじゃいたいな~
おかみさん ・・・もっと食べる(笑)
空気頭 いや~ん、うれしい
おかみさん もうすぐ終いだからさ
空気頭 来たばかりだけど、本土には帰りたくないです
おかみさん おほほほ
空気頭 うふふふふ
こいつ・・・
試食と試飲で郷土の美味い物を紹介する催しだというのに、あさましくも餓鬼のごとく、飲みかつ豪快に食って、最後はおかみさん達に見送られちゃったりして。
図々しいと言えばそれまでだが、いきなりこんな幸せ感いっぱいで良いのでしょうか。
旅の最後、またまた底土港からフェリーの乗っての帰路、デッキで風に吹かれながら、たかし君とビールを飲んでいると、波を切っていくその先で、何かがぱっと跳ねるのが見えました。
なんだ・・・? 視線をこらしたが、焦点定まる前に沈。
エビ天丼も良い
こんどは意識して海面をながめていれば、わりと船体に近いところから先ほどと同じくぱっと・・・うぉぉ、トビウオだ~
これが初めて自分たちが目の当たりにした、トビウオの姿だったのでした。
たかし君 おわっ、また飛んだ!
空気頭 本物のトビウオだよ、初めて見たぞ!
たかし君 ナメロウだーーーーっ
空気頭 そうだ、空飛ぶナメロウだ
たかし君 うはははは
空気頭 ぐはははは
たかし君 ビール買ってくっけど、まだ飲むかい?
空気頭 いいね~
マグロのかま煮漬け
旅先でこうしたハプニング的な楽しさ、および美味さを体験すると、それは即その観光地のイメージへと繋がる。
すなわちこの場合、八丈島は良い良いところと。
単純な心の在り様かもしらんが、老いも若きもみんな「そういうふうに」出来ているのでは?
鯵フライも
楽しさにざわめく盛年達の喧騒に身をおきながら「あぁそうか、あれは島の旅ではなく、トビウオの旅だったのか」と、ぼんやり珍しくもその思いにふける空気頭だったのでした・・・いやお粗末。
トビウオはそれ自体うまい魚ではあるが「あごだし」といって、天つゆよりもはるかに強烈なインパクトをともなう「つゆ」となって市場にでまわっております。
こんな感じ
興味のある方は試してみやれ、かなり納得してもらえるものと思う。
それでは今夜はこの辺で、さらばさらば!
新年会?
どうも年明けて1月も終わりに来ると、なんとなく新年とは言えないような気がするのですが、はたして世間一般の人達はどう思っているのでしょうか。
まっでも木更津は南町の新年会と来れば、ワタクシ個人的にかなり楽しみにしているので、開催遅かろうが早かろうが、まったく問題なし!
場所も駅西口の「天婦羅 山新」とこれも毎年恒例になっていて、色んな意味で安心です。
さて今回の新年会ですが、この新しい年を占うべく?私とべー氏との間で、毎年オロカシクもくりひろげられる「ヒラメのエンガワ争奪戦」がなかったこともあり、自分的にはいまいち気が抜けた感がありました。
今年もよろしくです
そもそもヒラメのお造り自体出てこなかったし、対戦相手のぺー氏はおろか、ようじ氏やらその他見知った顔がのき並み欠席。あっ今にして思えば、区長殿の顔もなかったぞ
なんでも皆々他所との宴会がかぶった?と聞き及んだけど、実際どうだったのかしら?元気であれば、それで良いのだけれどね。
まぁ~しかし南町の新年会、出てくる料理はいつも通り美味しいものばかりで・・・いやホント、満足至極!
先ほどヒラメがないと書きましたが、代わりにキンメ&トビウオのお造りが出て来たのには驚いた。
金目鯛はメジャーとしても、飛魚は珍しいですよね。
いや関東以南ではそれほどでもないか。
自分けっこうトビウオ好き(リーズナブルでもある)でして、身もカサゴと違って歩留まりよくとれるし、下処理も楽なこの魚、かなり私的Loveであります。
個人的に好き
ただし鮮度良い極上品、それほど店頭に並びませぬ。
思いおこせばこの魚をを初めて食べたのは、八丈島の底土港わきにある、白いコンクリートで作られた漁協の離れ?の様な建物だった。
居酒屋でもなく食堂でもなく、ましてや民宿でもない、駐車場のすみにある多目的室のような味気のない白い建物の中で・・・。
転載無礼
記憶をさかのぼること、およそ13年ほど前、たしか梅雨入り間近の6月初旬に、我が心の兄弟「たかし君」と二人して、クサヤと呼ばれる面妖なるモノを食べる目的にて、この島へとやって来たのでした。
ホテルでチェックインをすませ、まだ夕食まで数時間ある・・・さて、この微妙な時間をどうすごそうかしら?
そこでふと思い出したのが、例の漁協の離れのところに掲げられていた「八丈島 海遊魚祭り 開催中」の看板。
転載無礼
まぁ~夜までちょっと時間あるし、散歩がてら行ってみっかと、さして期待することなくうかがってみたのです。
建物の中に入ると、どうみても「漁師のおかみさん」と思われる女性が数人ほど出迎えてくれました。
それで率直に(行き当たりばったりだから事前情報は無し)どんな祭りかと聞いてみたらですね、この島で獲れた魚と焼酎を観光地での思い出に、ただでふるまってもらえると
有体に言えば、八丈ブランドの「試食&試飲」が出来るという分け。
良い、素直に良いです!
中は立食形式で、すでに10人ほどの先客がごそごそと飲っておりましたな。わたくし最初黙ってそれらの集団を、はすから観察していました。けど皆それほど感銘している様子はなく、さっさと出て行ったのを記憶しております。
う~む、不味いのか?入ってはいけないゾーンだったのか?
そんなことを考えているタイミングで、おかみさんが自分たちに小さな発泡スチロールの容器、しょう油の受け皿ぐらい?の大きさのものを、.二つほど運んでくれたのでした。
中身の説明を受けたところ、一つはカツオの刺身。もう一つは自分は初めて食べることになる「トビウオのナメロウ」だそう。
もう一品「カツオのアラ汁」があったけど、それは売り切れいやそも売っていないから、単純に品切れになっていた次第・・後から思えば、ホテルへチェックインすることなく、こちらに直行していれば良かったな
転載無礼
まっそんなこんなで私、まずテーブルに乱立している島焼酎に手を伸ばし、これもまた小さい小さい、お猪口なみのプラスチック製の紙コップに、慎重に注いでやおら「あおって」みますと・・・うまい、いやコレは相当にうまいぞぇ!
驚いたな、芋と麦のブレンド?ほほ~、全部がこの造りではないのだろうが、島酒と呼ばれるこやつらは、ほんに偉大な焼酎じゃ
もろ手を上げて納得の私でしたが、しかし本当の驚きはこの次に
ふと気が付いてかたわらを見ると、なんと満面の笑みを浮かべた「たかし君」が、件の島酒を、すっこすっことあおっているではありませんか
えっ、えぇぇぇ~?
実は彼、ウィスキーやウォッカ等の洋酒は飲めても、今の今まで焼酎は何故か「かたくなに」拒んで飲まなかったのね・・・焚火宴会であろうと、居酒屋であろうとよ。
おいおい大丈夫か?で、どうなの?飲めるものなの・・・心配して聞く私に、これらはストレートが良いんじゃねーか
うははは、ぶはははまさかこの八丈島にて開眼するとは、いや愉快なことよ。
この後彼は、焼酎以外にも日本酒の美味さに遅まきながら気付くことになるが、それはまた別のお話し。
さて焼酎の試飲はいったん置いといて、今度はカツオと「トビウオのナメロウ」の試食です。
どちらも量的にはちょびっとで、侘しいというか「いじましさ感」あふれる小ささなのね。
それでもとりあえず最初はカツオからいってみますか!
二人して同時にはしをのばし、しょう油にちょんと付けてから、おもむろに口へと運びます。
おっ思わずたかし君と目があってしまって。
う~むう~む、いやはや、このカツオ美味すぎです。今までのカツオは一体なんだったのか?
転載無礼
あのカツオ臭さがまったくしないのね。脂もしっかり乗っているし、時期的には「上り」のやつと思うがなぜ?素人的に考えもしたけど、驚愕の美味さには間違いなし。
こうなるともう一品のトビウオに、いやがおうにも期待が上がる。
いいか?じゃ食うぞ! またまた二人同時にほうばります。
あぁぁっ、この有無を言わせない強烈なうまさよ・・・いや参りました降参です。カツオもさることながら、このトビウオってやつの味も素晴らしいじゃないですか!
ここであまりの美味さにすこしぼーっとしていた私に、たかし君がいきなりの「ひじ打ち」連打。
痛っ無防備の脇腹にどかっと決まり?一瞬むせて硬直している私の耳元へ顔を寄せ「おい、アレもらってくれ」とささやく彼。
んんっ?なんだいきなり?
たかし君の視線の先にあるモノをみて、瞬時に彼が言わんとしたことを理解した私・・・だけどちょっとこればかりは。
すなわち彼は、先ほど引き返していった10数人分の「食べ残し」を、もらってこいと言っているわけです。
我に返って見渡すと、手つかずものから、半分ほど残っているものまで、様々テーブルの上に所在なげに置かれておりました。
う~む、言いたいことはよく分かる。この極上品、捨てるには忍びないとな。
そこで私、恐る恐るそのことをおかみさんに伝えました。
空気頭 すんません、残っているソレ捨てちゃいます?
おかみさん えっ? あぁ、そうですよ。
空気頭 あの~、良ければもらってもいいですか?
おかみさん えっ、これを?
空気頭 いやその美味しいのに勿体ないかなって
おかみさん ・・・あら~、食べて食べて!
この時点でわらわらと、おかみさん達がテーブルの上にある食べ残しを集めて回ってきて、私たち二人の目の前に、さぁ~どうぞ。
懐かしいもう一つの島旅・・・ロン毛だったか
おかみさん 良かったら食べてよ~
空気頭 意地汚くてすみません。
おかみさん いいのよ、捨てちゃうのもったいないし。
空気頭 トビウオ初めてだけど、美味しい魚なんですね
おかみさん そうよ~、あっアラ汁なくてごめんなさい
空気頭 いやいや、しかし毎日こんなの食べてんですか?
おかみさん 家が漁師だから
空気頭 このナメロウ絶品です、島に住んじゃいたいな~
おかみさん ・・・もっと食べる(笑)
空気頭 いや~ん、うれしい
おかみさん もうすぐ終いだからさ
空気頭 来たばかりだけど、本土には帰りたくないです
おかみさん おほほほ
空気頭 うふふふふ
こいつ・・・
試食と試飲で郷土の美味い物を紹介する催しだというのに、あさましくも餓鬼のごとく、飲みかつ豪快に食って、最後はおかみさん達に見送られちゃったりして。
図々しいと言えばそれまでだが、いきなりこんな幸せ感いっぱいで良いのでしょうか。
旅の最後、またまた底土港からフェリーの乗っての帰路、デッキで風に吹かれながら、たかし君とビールを飲んでいると、波を切っていくその先で、何かがぱっと跳ねるのが見えました。
なんだ・・・? 視線をこらしたが、焦点定まる前に沈。
エビ天丼も良い
こんどは意識して海面をながめていれば、わりと船体に近いところから先ほどと同じくぱっと・・・うぉぉ、トビウオだ~
これが初めて自分たちが目の当たりにした、トビウオの姿だったのでした。
たかし君 おわっ、また飛んだ!
空気頭 本物のトビウオだよ、初めて見たぞ!
たかし君 ナメロウだーーーーっ
空気頭 そうだ、空飛ぶナメロウだ
たかし君 うはははは
空気頭 ぐはははは
たかし君 ビール買ってくっけど、まだ飲むかい?
空気頭 いいね~
マグロのかま煮漬け
旅先でこうしたハプニング的な楽しさ、および美味さを体験すると、それは即その観光地のイメージへと繋がる。
すなわちこの場合、八丈島は良い良いところと。
単純な心の在り様かもしらんが、老いも若きもみんな「そういうふうに」出来ているのでは?
鯵フライも
楽しさにざわめく盛年達の喧騒に身をおきながら「あぁそうか、あれは島の旅ではなく、トビウオの旅だったのか」と、ぼんやり珍しくもその思いにふける空気頭だったのでした・・・いやお粗末。
トビウオはそれ自体うまい魚ではあるが「あごだし」といって、天つゆよりもはるかに強烈なインパクトをともなう「つゆ」となって市場にでまわっております。
こんな感じ
興味のある方は試してみやれ、かなり納得してもらえるものと思う。
それでは今夜はこの辺で、さらばさらば!