2012年 12月30日。
この日ワタクシこと空気頭船長は、深夜AM2:30に起床。
前日の告知ブログのとおり、半ナイト・タイラバを決行すべく、この晦日の寒い真夜中に、果敢に布団から起きだしたのでした。
そそくさと身支度を整え「さぁ~て、夜に船出すのは久方ぶりだな」とか何とか言いながら、外の風の様子を確かめるべくちょいと玄関を開けて見てみれば
あっ・・・雨降っているじゃねーか。
前夜の天気予報、雨足は遅くて降り出すのはAM10時ぐらいからと謳っていたのに。
なんてこったいこれは大きな誤算でした・・・夜中に出港して、雨が降り出す前に「バシッと」真鯛を獲って帰港する予定だったのですよ。
玄関の外で呆然と立ち尽くしていると、遠く茨城県より「のんきさん」が到着。そうこの日のタイラバチャレンジャーは、のきさんのみ。
釣り納めは、仲良く二人きりのラブラバ便・・・しかし外は真冬の冷たい雨が降っています。どうするよ、のんきさん?
のんき 釣り納めだからな、行かねばなるまい。
おぉっうはははは、そうですかやる気なんですね。いや、その言や良し!
それではいざ行かん、小雨のけぶる真冬の東京湾へ。
そして・・・久里浜沖のポイントに到着したのが、AM5時ちょいぐらいか。いつもの倍ほど航程時間かかってしまったよ、これもまたチョットした誤算でしたね。
普段だと、波なければ40分ほどで着くのだが・・・あまりに暗すぎて、波を見切るコトが出来なかったからです。月明かりでもあれば楽勝だったのですけど。
それとこの時間でも、以外に航路の「出船入船」があって、その引き波をかわすのに手こずりました・・・そう全然見えないから。対岸の横須賀方面の明かりをバックに、その引き波を「見透かす」のですが、いや結構神経つかったぞ。
まっ時間はかかったが、最初のポイント久里浜航路そばの水深42mラインで巻き巻き開始です!
辺りはまだ真っ暗闇はたして、この闇夜に真鯛は釣れるのか?
さぁ来い、俺のジグに喰ってこい・・・15分ほど巻き巻きしたのですが、最初の流しは完全沈黙。やっぱりこう暗くては、餌が近くに泳いでいても見えないのかしら?
この時ワタクシ何か閃くものがありまして、ポイントを北側に中移動。そして水深32Mの浅場ラインを流してみることに。
さあ二流し目・・・私は、それっとラバージクを投入したのですが、横に居る「のんきさん」の様子がどうもおかしい?
どしたの?との問いに 「さっ、寒い」
ここにきて、あまりの眠気と寒さのために、のんきさん無念のリタイヤそしてキャビンの中に閉じこもってしまいました。
やれやれこれはもう夜が明けるか、雨足が弱まるまで出てくることはあるまいと思い、ワタクシ一人にて闇夜のタイラバ再チャレンジです。
巻き巻きすること約6分・・・そしてアタリは突然やってくる
コッ・・・ガガガッ うわっ、キターあまりの驚きに、思わず声に出してしまいましたよ、オレ。
今でもこの目に焼きついていますが、あと8Mほどでランディングというところで、キラキラと魚が、何と光ながら上ってきたのですよ。
海中も空も、反射する光などない闇夜なのにそうちょいとオオゲサに言うのなれば、中々に「幽幻的」な一瞬の光景でありましたぞ。そうなぜ光ったかは今もってナゾです。
ヒットした時刻AM5:40分。そして獲物は狙いたがわず本命マダイ・・・うっはー
外はjまだ真っ暗そして冷たい雨、しかし闇夜でも鯛は狙えるということを実証すること出来た、貴重な一枚となったのでした。
キャビンにこもっていた「のんきさん」も、寝ている場合ではないと、当然起きだしてタイラバ再開です。
二人して、「こんなに暗くても、喰ってくるんだね」などと驚きの「事実」を語っていると、またまた私に本命のアタリが。
時刻はAM5:50分、外はまだまだ真っ暗闇!皆さん、信じられないかもしれないが、鯛は夜でもラバージグに喰ってくるのですよ
そしてファイトすると約3分・・・上って来た本命マダイはこの日最大57cm・2.6kgでしたうはははは、してやったり。
半ナイト・タイラバの釣果出すことできて、歓喜絶頂の私しかし・・・しかしこのあと大変な悲劇が、この空気頭船長に降りかかって来たのでした。
AM6:10分、東の空がようやく白み始めたころです。
明日の12/30日は、いまいち天候不順のようで、出船するかどうか悩みましたが・・・魅惑の久里浜気へタイラバ便出すことに決定。
だがファッキン天気予報では、現地AM10時ぐらいから雨模様になるとのこと、しかし風は吹かない様子。
翌31日は晴れるようですが、風がね・・・どうなるか分かりません。大晦日に風が吹けば、今年の釣り納め釣行は出来なくなるからね。
なれば風よりも雨をとるか
だがこの時期の雨は辛い風邪引いて「寝正月」なんて最悪ですからね。そこで私こと空気頭船長は考えました。
雨が早い時間に降るのならば、出船時間も早めればよい・・・わぉ、理にかなっているではありませんか
明日の出船予定時刻 AM3:30分・・・超ゲロ早朝便。
ただ一つ問題が早起きするのはべつだん良いのだが、はたして夜(かなり早朝)に、あの鯛はラバージグにヒットして来るのかしら?
夜に、そうナイト・タイラバなんて、今まで試したことも無いからな。
どうなんですかね~、まぁ暗いと言えど2時間ほども我慢すれば夜が明けるので、それほど「大それたコト」とは認識していないのだが・・・。
実にひさしぶりに新しくロッドを購入してしまいました・・・しかし、今回はその選定にずい分と悩みましたよ。
だいぶ以前から対「中・小物」用で、スピニング仕様の竿がほしかったのですが、私が求めているロッド、今だどのメーカーからも販売されていなくてね。
これまでで、一番理想に近いのはズバリ「一つテンヤ」用の竿!しかし「いかんせん」タンカー等のパース廻りで使うには、どれもみな長すぎるのだよ。
バットの長さとティップの柔らかさはそのままに、そしてその他の部分をもう少し「寸詰まり」にして、そう全長2.3mぐらいに仕上れば、これは私が思い描く最高の「中・小物」ロッドになります。
新日鐵の中央パース辺りで、メバルや尺カサゴそしてランカー達を掛けまくり、その大きく弧を描くロッドにギーとドラグを唸らかせ「うぎゃーもう大変~」とヒイヒイ言いながらの「自虐的」な釣りを、いつか心行くまで楽しんでみたいものです。
そして今回のロッド。
意をまげてノーマル「一つテンヤ」にするか?いつまでも待っていられないからなとも思ったのですが、ここへきてもう一つ欲が出てきてしまって・・・
そう「ティップラン」専用ロッドです。
今まで自ら手にすることの無かった竿のひとつですな。で、色々と物色してみたものの「どうもイマイチ」なんだよな~。
小物根魚万能ロッドにこだわる私には、ちょっと固すぎたり長すぎたりして。
自分的には、一つテンヤでティップランが「こなせる」のならば、今回は即買い。
悩みましたね・・・二天一流の構えのごとく両手にロッドを持ち、同時にしゃくったその感じを確かめて、次は左右持ち変えてまたシャクシャクしたりして。
エギングと一つテンヤのコーナーを、何度往復したことか。
あのキャスティングの店内奥コーナーで、他の客の迷惑かえりみず、一人妄想「エア・フィッシング」すること約1時間20分・・・我ながら時計見て、かなりビックリしたのだがメーカーと単価問わず選び抜いたロッドが、ハイこちら。
かなり悩んだが、最後はこのティップラン専用ロッドに落ち着きました。
しゃくった感じが良かったのと、ティップが微妙に「柔らかめ」だったのが決め手!
あとは感度が良くて、ひたすら丈夫であれば、全く言うこと無しですな。
昨日の夕刻、あまりのタイラバ激渋貧果にて、へろへろになりながら帰港した碧丸。我が秘密ドッグに入港するさい「ゴガガガ」鈍い衝撃と、嫌~な衝撃音。
やっちまった、ペラを海底の障害物に擦ってしまったのでした。
やはり疲れていたのでしょう、そう注意力散漫というやつです。このぐらいの水深ならイケルと錯覚してしまったのでした。
実際はかなり潮が引いていて、チルトを上げねば危ない状態だったのだが・・・いや、多くは言うまい。
上記のペラは本日「木更津ユウワ」にて、速攻仕入れてきたモノ。もたもたしていると、年末の釣り納めが出来なくなるからな。
このお店は、いつでもペラ等の在庫があるので、まことに心強い限りです。
今回は船体を陸に上架しないでの作業。
体を半分海へ投げ出すような、危なかしい腰の入らない様での作業ではあったが、推定6分にて、ペラ交換完了です。
これでいつでもまた海へ出れるが・・・・しかしこの「つまらん事故」にて、また数万円が吹っ飛んでしまいました。ちよっと前までやっていた「保険のアフラック」の宣伝文句が、今現在こうぐるぐると頭の中をめぐっている次第・・・嗚呼悲しい。
お上に払う罰金にしてもそうだが、この空気頭「やってはいけないコト」に対する学習能力が、欠如しているのかしら?
自分で言うのも何だが、ほんとつくづく自分に「うんざり」です・・・・やれやれ。
ぱっしぃ&伊藤氏よ。俺の秘密ドッグ先の橋を越えて、水路と新港の接続海域は、よーく気を付けるがよろしい。
暗岩が隠れているからね。
言われなくとも分かっているとは思うが、同ポイントにてペラ損傷3回目には「かなりバカ」と言わレッテル貼られるからね、ぶふっ!
お互い気を付けましょう。それでは本日はこの辺で、さらばさらば!
2012年12月23日日曜日 若潮。
この日はタイラバのお客様を乗せて、いつもどおり魅惑の久里浜沖へ出船したのですが・・・これがまぁ大変に激渋で。私がタイラバを始めてからこれまで、経験したことの無いと言うほどのアタリのなさでしたよ。
ありとあらゆるポイントを探ったのですが、タイラバらしい釣りが出来たのは、何と午後14時を過ぎてからでしたね。それまではアタリがたったの1回のみ。