上記の写真、お分かりか?
こうやって年がら年じゅう、清涼な水が流れ込んでいるので、ここから下流は冬でも水が無くなる、そう流れが涸れることはありません。
他の田んぼの用水路とは、その点が決定的に違うトコロ。
日本全国どこだって、稲刈りが始まる前に田の水を落とすのが普通ですからね。
大本の水を汲み上げることを停止した、その水路で生活していたであろう水生生物達は、憐れその時点で生きること叶わず。
だけど自然の生き物とは中々にしたたかで、どこに隠れていたのか、翌年の春になると、またぞろその姿を見せてくれます。
強い・・・ジェノサイドの憂目にあっても、毎年人間の都合でそんな目にあっても、なんのなんのと復活して来るのですからね。
だけどそれには条件があって、上記の写真の様な土で出来た水路なら、これはもう高確率で良い良い!
しかしこれがコンクリートの三面張りだと・・・難しいよな非情と言う言葉が、まるでぴったりと当てはまるぞ。
それを考えると年中水が枯れない、しかも清涼な流れがあるこの用水路は、近隣では全くもって稀な、水生の生き物が「それなりに」生活できる、貴重な場所と言えるでしょう!
ついでに報告すると、この流れ出る水を汲みに「知っている」君津市民はポリタンク持って、そそくさとやって来ます・・・俺はそこまでしないがの、ぶふっ!
病み上がりの末っ子も大はしゃぎ!
冒頭で「天然メダカと戯れて来た」と書きましたが、こう小川に群れているメダカが全て、昔々から生き続けているそのメダカとは限りません。
木更津の金田にもやはり、この様な細い水路で生きているメダカを見ること出来ますが・・・ちっと様子が違うのだね。
水だって、大方がエアコンのドレンから滴るやつだしだからか、冬でも水温が驚くほど高いのだよ。
そこの水路のメダカはね、まるでグッピーのあの極彩色を無くした「まんま」の姿をしています。驚くなかれ3㎝以上のやつもね、たまに見ることありますぞ。
あまりに狭い場所で、そして年中温かい水で世代交代していると、そんなグッピーもどきの「メダカ」が生まれてしまうのでしょうか?
それだってやつらの望むところでは無く、人間の業のせいだから、観察しているコチラはただただ憮然として、そのうちあらぬ方を見やって一人「ふ~」とため息つくのが常なのだが。
しかし今思えば、この空気頭の郷里ではこのメダカ、とんと見かけなかったな代わりにタナゴはけっこう沢山すくえたぞ。
園部川の支流にしかり、霞ヶ浦近辺の用水路しかり。
マブナやワカサギ、たまに遡上してくる「クルメザヨリ」などはレギュラーだったけど、メダカはその当時でも希少種だったように思われるのだが・・・どうだったかな、たんべ君よ?
まっしかし、自分達のすむ町の近郊で、これだけのポイントがまだ残っているのが良い、良いったら良いきっとこの田んぼの持ち主も、自然に理解がある人だと・・・わたしはそう思いたい。
うん今度は、テナガエビの巣窟を探してみようと、ちっと探ってみようと心に決めている、この空気頭なのでありました。
最近はとんと音沙汰ないが、元気にしているのかな?blood氏よ。そろそろ出番でっせ
blood氏に限らず、どこかテナガのいるポイント知っている人いたら、この私に教えてはくれまいか?今だ満足にその姿見たこと無いのでねよろしくお頼み申す。
それでは今夜はこの辺で、さらばさらば!