信州・白馬の栂池自然園でお手軽ハイキング中のベコです。
残念ながらの曇り空ですが、さいわい雨は降らず、ときどき日が差す場面も。
ベコ 「ふー、じわじわ高度が上がってきたべこ〜」
栂池自然園の奥の方までくると、ハイカーもまばらになります。
皆さん、自分の体力に応じて引き返しているのでしょう。
あ、雲の切れ間から山肌に日が差しました。
日が差すとちょっと嬉しいですね。
遊歩道も斜面に差し掛かり、足腰にも負担がかかり始めました。
下りのハイカーとすれ違います。
ふー。
ちなみに、ここからは栂池自然園の全体がよく見渡せます。
あれは入口付近のビジターセンターなど。
一方こちらは浮島湿原にある展望デッキ。
一息ついて標高を測ってみると1,940mほどでした。
ふむふむ、なるほど。
さらに先に進みたいところですが、気づいたら時間的に難しそうなことが発覚。
ベコ 「よし、勇気ある撤退だべこ!」
ワタスゲをゆっくり眺めていたら、思いのほか時間が経っていたようです。
帰りのバスの時間を考えると、本日はここで折り返しですね。
ということで、残念ながら下山開始!
せっかくなので、下りは別ルートから帰りましょう。
すると、この木道沿いもワタスゲでいっぱい。
おーっ、行きの木道よりもたくさん咲いています。
あたり一面のワタスゲ畑ですね!
それにしても、見れば見るほどふわふわです。
ちなみに、ワタスゲの中にパラパラと咲いているのがニッコウキスゲ。
どうやら、コバイケイソウがたくさん咲く年は、ニッコウキスゲはあまり咲かないのだとか。
不思議なこともあるのですね。
さあ、出口が近づくにつれて他のハイカーの姿も増えてきました。
初夏の湿原を気持ちよく歩いています。
あ、雲が切れて少しだけ青空がのぞいてきました!
もう少し早くお天気が回復してくれると良かったのですが、こればかりはどうにもなりません。
ということで、出口付近のビジターセンターが見えてきました。
いやー、あいにくの曇り空ではありましたが、気持ちのいいハイキングを楽しめた一日。
白馬連峰も雲隠れでしたが、猛暑の下界とは異なり標高1,900mの爽やかな高原でした。
ホテルに戻ったら、温泉に浸かってゆっくり休むことにいたしましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
栂池自然園(2)
大きく3つの湿原から成り立つ栂池自然園は、それぞれ雰囲気が異なるのが興味深いところ。
1つ目の「ミズバショウ湿原」は、春先にミズバショウが咲く大きな湿原。本州ではミズバショウが一番遅く咲くそうで、7月上旬まで見られるそうです。
開けた地形と背景の白馬連峰の組み合わせで、ホントに気持ちのいい場所。ここだけでも来る価値があると思います。
2つ目の「ワタスゲ湿原」は、ブログでご紹介の通り初夏に白いワタスゲが一面に咲く湿原。ニッコウキスゲも見られ、華やかな風景が楽しめる湿原です。前回訪問した8月にはワタスゲを見れなかったため今回はラッキー。
3つ目の「浮島湿原」は草ボーボーで、小さな池塘があちこちに見られる湿原。草が多く、ちょっと狭いため感動はいま一つ。ただ、迂回路の湿原を歩くと気持ちのいい風景が楽します。
そんな栂池自然園ですが、麓のロープウェーに乗車してから、栂池自然園を歩いて、再びロープウェーで下山するまで約5時間でした。
のんびり歩いていたためか、予想以上に時間がかかってしまい、最奥部の展望湿原までは行けなかったのは残念。ペース配分に気をつけないといけませんね。