いまだ梅雨が明けない今年の日本列島。
ですが、季節は早くも夏到来です。
今回からは昨年の夏休みに訪れた山形・庄内地方をご紹介。
東北の名峰として名高い鳥海山と、修験道の聖地である出羽三山を巡る旅です。
久しぶりの東北地方でしたが、あらためて豊かな自然に感動しました。
それでは、さっそく出発しましょう!
というわけで、トンネルを抜けるとそこは山形県。
まずはレンタカーで鳥海山を目指します!
山形自動車道から日本海東北自動車道へ入り、北上します。
うん、お天気はまずまず。
気象神社の「晴守り」が頼みの綱です。
ところが!
晴守りに気を取られて、ベコを連れてくるのを忘れてしまいました。
ベコ 「取り残されたべこ!」
いやー、ゴメンゴメン!
今回はしっかりお留守番をよろしくね。
お、道路から鳥海山が見えてきました。
高速を降りたら国道7号線を北上。
道路沿いには大きな風車が現れました。
さすが日本海側、季節風が強いのでしょう。
国道7号線から鳥海ブルーラインと呼ばれる県道210号線に入ります。
林の中を走りながら、ぐんぐん高度を上げていきます。
鳥海山は日本海のすぐ近く。
海沿いから急激に標高が高くなるのです。
ちょっと耳がツンとしてきましたね。
路肩に駐車スペースがあったので、車を停めて降りてみました。
ほーっ、これは壮観!
一面の森が広がっています。
しかも、
日本海もすぐそこです!
うん、これは絶景!
まだ山の中腹ですが、なかなかの風景です。
下を見下ろすと、いま登ってきたクネクネ道路。
眺望の良さは抜群です。
そして、到着したのは鉾立の駐車場。
ここは鳥海山5合目。
鳥海山ブルーラインで行ける登山の拠点です。
おー、ここも素晴らしい見晴らしですね。
とりあえず絶景の鉾立展望台を目指して歩きましょう。
ここらへんはすでに標高1,150m。
高山植物もチラホラ楽しめるのです。
ふむふむ
ふむふむ
さあ、駐車場から歩くこと10数分。
鉾立展望台で鳥海山の絶景にお目見えです!
つづく
<べこたびinformation>
鳥海山と鳥海ブルーライン
鳥海山は山形県と秋田県の県境にそびえる東北の名峰。標高2,236メートルで、その端正な容姿から出羽富士とも呼ばれ、古くから信仰の対象となってきたそうです。
鳥海山へは「鳥海ブルーライン」と呼ばれる県道210号線を使います。この道路は山形県遊佐町から鳥海山を経由して秋田県にかほ市へ伸びる高原ルート。国道7号から分岐した後、海岸沿いから鳥海山五合目の鉾立までぐんぐん高度を上げていきます。
鉾立は標高1,150mで、鳥海ブルーラインの最高地点。レストハウスやビジターセンターがある鳥海山登山の玄関口です。で、ここで問題なのは駐車場。300台ほどの駐車スペースがありますが、ピークシーズンは早々と満車になり、車を停めるにもひと苦労。周辺の道路にも路駐する車が散見されました。
当日訪れた時はちょうど山が雲に覆われて視界が真っ白だったこともあって、いったん駐車を断念。そのまま直進して秋田県側に降り、湧水や滝を見学した次第です。
その後、あらためて鉾立に戻ると駐車場も空きが出始めており、無事に駐車できました。鉾立駐車場の様子はネットのライブカメラでも確認できるのでぜひ参考に。
ちなみに、この地方は一年を通じて日本海からの湿った風が強く、ガスが発生しやすく天候の急変には注意が必要なのだそうです。当日ふもとは晴れていても、鳥海山の上の方はずっと雲に覆われたままでした。
なお、鉾立のレストハウスには売店や軽食喫茶などがあります。意外と大きな施設で休憩するにも便利。