ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコの島根散歩4 広大な枯山水は天下の足立美術館だべこ!

2020年05月31日 | 旅に出るにゃん(国内編)

駆け足で島根散歩中のベコ。

松江城の見学を終えたら、本日の宿に向かいましょう。

やってきたのは伝統ある温泉地の宿。

ベコ 「玉造温泉だべこ!」

そう、ここは歴史ある玉造温泉の宿。

立派なお庭もなかなかです。

うーん、これは素晴らしい。

ベコ 「ひゃー、純和風だべこ」

さて、温泉で体を休めてぐっすり寝たら、

翌朝はしっかりご飯を食べましょう。

もぐもぐですね。

お腹いっぱいになったところで、本日も活動開始です!

    

ということで、今日は念願の足立美術館を訪問する日。

ベコ 「足立美術館に到着だべこ!」

この美術館はアメリカの日本庭園専門誌で長くベスト1を獲得している名園。

ベコ 「お邪魔しますだべこ!」

こちらの方は、創設者である実業家の足立全康氏。

こちらへ行け!

とばかりに指をささされています。

その方向へ進むと現れるのがこの大きな窓。

ほーっ、いきなり世界に誇る庭園が現れました!

なるほど、これがベスト1に輝く日本の庭園なのですね。

ほー

はー

ふー

へー

別の場所から、庭園に出ることができました。

ベコ 「外に出たべこ!」

そこには気持ちのいい庭園が広がっていました。

ほー、これは素晴らしい!

庭園には滝も流れています。

いやー、これは言葉もありません。

まさに脱帽です!

どうやら、この先もかなり広い庭園が続くようです。

引き続き園内を散策しましょう!

つづく

 

 <ベコたびinformation>

玉造温泉

開湯1300年という玉造温泉。泉質のよいお湯で美人の湯として有名です。川沿いにいくつもの温泉宿が並んでおり、桜の季節は美しい桜並木をお散歩できるそうです。

場所は松江からJR山陰本線で10分弱の玉造温泉駅で下車。そこから宿の送迎バスで5分ほどとアクセスは至便。松江見学を終えたのち、ゆっくりできる温泉地です。

立ち並ぶ宿は和風旅館が多いようですが、どこも魅力的で宿選びは迷います。比較的料金の高い旅館が多いようですが、客室・温泉・食事・サービスともそれだけの価値はありそう。

ちなみに、玉造温泉の泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉とのことで体に良さそう。潤い成分であるメタケイ酸も豊富に含まれており、化粧水としても使われるのだとか。できれば2〜3泊したいところです。

足立美術館(1)

アメリカの日本庭園専門誌「The Journal of Japanese Gardening」で長い間ベスト1を続けている美術館。5万平米の広大な敷地内には素晴らしい日本庭園が広がります。かねてから訪れたいと思っていただけに感慨もひとしお。

創立は昭和45年で、地元・安来市出身の実業家・足立全康氏による美術館とのこと。庭園には有名な枯山水をはじめ、松庭、苔庭、池庭とバラエティー豊か。

一方、日本画のコレクションも有名で、中でも横山大観のコレクションは日本有数とのこと。「大観美術館」とも言われ、横山大観に対する足立氏の情熱が伝わります。

アクセスは、JR山陰本線の安来駅から無料のシャトルバスが運行されており所要20分。概ね1時間に2便あるのでそこそこ便利です。

ただし、山陰本線の普通列車は1時間に1本のみなのでシャトルバスとの接続は要注意。特急が1時間に2本あるものの、たった10数分のために特急料金を払うのは避けたいところです。

また、見学後に米子空港へ移動する場合は、米子駅で山陰本線からJR境線に乗り換えます。これがまた本数が少なく、40〜50分もの待ち時間が発生することも。米子空港経由で足立美術館を訪れる場合は、列車の接続など十分ご注意下さい。


 


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梅雨の走りの一週間。ベコガーデンは新緑が鮮やかだべこ!

2020年05月30日 | ベコガーデン2020

今週は梅雨の走りのような曇り空が続きました。

朝の気温もちょっとヒンヤリ。

ちなみに九州南部は早くも梅雨入りだそうです。

さて、先週から暦の「小満」ですが、小満の七十二候はこんな感じ。

・蚕起食桑(かいこおきて、くわをはむ)5月21日〜

 蚕が桑の葉を食べて育つ頃。

 皇后様が蚕に桑の葉を与える年中行事が報道されていましたね。

 美しい絹糸が楽しみです。

・紅花栄(べにばな、さかう)5月26日〜

 紅花が咲き始める頃。

 紅花は染料などに使われていたそうで、今は山形県の県花。

・麦秋至(むぎのとき、いたる)5月31日〜

 金色の麦の穂が実る頃。

 麦はこの時期が収穫期。「秋」と言いながら本当の秋ではないのです!

   

そんななか、ベコガーデンは今週も新緑が鮮やかです。

ベコ 「きれいな緑だべこ~」

新しい葉っぱが出てきたベコザクラ。

濃い緑の中に、薄緑の葉っぱが大きく成長しています。

かなり大きくなりました。

こっちでも新しい葉っぱが成長中。

一方こちらはカンパニュラ。

枯れた葉っぱがすっかり生え変わり、緑一色になりました。

緑の再生です!

生命の力強さを感じます。

力強く成長を続けるのはサマーウェーブも同じ。

グングン大きくなってますね。

そして最後はもみじくん。

葉っぱがかなり混雑してきましたが、よく見るとなんと!

早くも紅葉している葉っぱがあるではありませんか!

小さな葉っぱですが、ちょっと気が早いヤツですね。

それはそうと、葉っぱが混雑してきたので少し剪定しましょう。

もみじの剪定は手で枝を折るのが良いそうです。

うん、ちょっと風通しがよくなりました。

これからうっとうしい季節になりますが、じめじめに負けずに頑張りましょう!

つづく



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ベコの島根散歩3 松江城は鉄砲隊で危機一髪だべこ!

2020年05月24日 | 旅に出るにゃん(国内編)

今回は珍しく駆け足でのベコ旅。

神話の国・出雲を後にしてやってきたのは城下町・松江

何はさておき、まずは松江城に向かいます。

ベコ 「大きなお堀だべこ~」

松江城を囲むお堀には遊覧船がのんびり運行中。

時間があれば乗ってみたいところですが、今回は見送り。

さあ、お堀を渡って敷地を進むと見えてきたのが国宝・松江城です!

ベコ 「出たっ、天下の松江城だべこ!」

おおっ、これは勇壮。

ブラックな外観が渋いですね。

けど、よく見ると上の方は白壁でした。

松江城は「現存12天守」のひとつ。

創建された当時とほぼ同じ姿を残す貴重な国宝なのです。

それでは天守閣に踏み込みましょう。

ベコ 「いざ鎌倉だべこ!」

なはは、ここは鎌倉ではないけどね。

けど、内部はやはり薄暗いですね。

ベコ 「うおー、巨大なしゃちほこだべこ~」

かつて屋根の上に乗っていたものかも。

そんな松江城の高さはおよそ30m。

ベコ 「てっぺんを目指すべこ!」

頑張って最上階を目指しましょう。

ベコ 「どんどん上るべこ!」

昔のお城の階段は意外と高さがあるので、上るのもひと苦労。

ベコ 「さらに上を目指すべこ」

狭い階段をどんどん上っていきます。

ちなみにこれは「石落とし」

敵が来たら、ここから石を落としてやっつけるからくりです。

あちこちに戦うための仕掛けがあるのですね。

それはそうと、さらに上っていきます。

ベコ 「まだまだ上があるべこ~」

さすが巨大な松江城。なかなかゴールに到着しません。

けど、お城の内部の造りがよくわかりますね。

ベコ 「はあはあ、ぜえぜえだべこ~」

だんだんと息が切れてきました。

さあ、最後にもうひと踏ん張り。

ベコ 「やったー!上りきったべこ~」

ふー、お城に上るのもひと仕事。

そんな天守のてっぺんから外を見るとこんな感じ。

お城の庭を見下ろすことができます。

しかも、それだけではありません。

視線を上に向けると…

あれは宍道湖。

湖に浮かぶ小島もかすかに見えてます。

お天気がドン曇りなのはとても残念。

と、まさにその時!

ベコ 「あっ、あれは!」

なんと!

鉄砲隊です!!

ベコが天守に上っているうちに、いつの間にか鉄砲隊に囲まれていたのです!

ひょえー、砲撃が始まりました!

ベコ 「て、敵の砲撃だべこ!!」

予想外の砲撃に度肝を抜かれたベコ。

あたりは鉄砲の煙に包まれてしまいました。

けど、堅牢な松江城ならやすやすと陥落することはありません。

ベコ 「こっちは無傷だべこ!」

さすが天下の松江城。

ベコもひと安心ですね。

さあ、それでは今日のところはここまで。

宿に入ってゆっくりくつろぎましょう!

つづく

 

 <ベコたびinformation>

松江城

松江城は江戸時代初期に建てられたお城で、創建当時の姿を伝える「現存12天守」のひとつ。昭和10年に国宝に指定されたもののその後いったん重要文化財に。2015年に再度国宝に指定されたそうです。

内部は当時のままに保たれているようで、まさに「お城」といった印象。他のお城のように観光用に内部を改装したり、展示品を並べたりしていないためと感じます。

必見ポイントもいくつか。ひとつは付け櫓(つけやぐら)で、天守と櫓が合体している構造だそうです。彦根城や犬山城に見られる珍しい様式なのだとか。

また、籠城に備えて地下に備蓄倉庫がある点や、頑丈な石垣なども見逃せないそうです。こうした点も意識しながら見学すると理解も深まりそう。

お城の敷地はかなり広く、こんもりした丘のような土地のため、てくてくお散歩していたら結構時間がかかります。

なお、松江城のお堀沿いにあるのが「塩見縄手」という昔ながらの町並み。武家屋敷や小泉八雲記念館などが並んでいますが、今回訪れた際はなぜか休館中。楽しみにしていただけに残念でしたが訪れる際は事前確認が欠かせませんね。


 


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小満を迎えた一週間。若葉寒に負けるなだべこ!

2020年05月23日 | ベコガーデン2020

今週は暦の上の小満を迎えました。

陽気も暖かくなり、生命が満ちていく頃。

草花もすくすく育つ時期なのです。

とはいいながら、今週は冬のような寒さに見舞われてびっくり。

朝は10度近くまで冷え込む日もあり、慌ててコートとマフラーを引っ張り出した一週間でした。

そんななか、ベコガーデンは寒さに負けず成長中。

ベコ 「若葉寒に負けるなだべこ!」

新緑の頃にぶり返す寒さを「若葉寒」というそうです。

まずは青々した葉っぱのベコザクラ。

うん、かなりしっかりした葉っぱです。

しかし、よく見てみると…

なんと新しい葉っぱが出ているではありませんか!

薄緑色の若い葉っぱです。

いやー、すっかり見過ごしていましたが驚きです!

一方こちらはサマーウェーブ。

先週に引き続き、茎と葉っぱがグングン成長しています。

さすが小満。

生命力が満ち満ちていくのです。

そしてこちらはカンパニュラ。

先週は完全に茶色になって、今年はおしまいかと思っていたら、

なんと青々とした若葉で覆われてきました!

これまたびっくりですね!

これも小満マジックでしょうか?

最後は葉っぱが生い茂るもみじくん。

相変わらずのワサワサ状態。

大きな葉っぱから小さな葉っぱまでごちゃごちゃです。

調べてみると、あまり葉っぱが生い茂ると風通しが悪くなるのだとか。

細い枝葉を手で折るのが良いそうです。

けど、ちょっと勇気がいりますね…。

もうしばらく様子を見ながら考えることにしましょうか。

ここ数年、次々と立ち枯れていたベコガーデンですが、今年は思いのほか順調そう。

ぜひ大切に育てていきましょう!

つづく


 


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ベコの島根散歩2 博物館で出雲の歴史を勉強だべこ!

2020年05月17日 | 旅に出るにゃん(国内編)

歴史と神話の島根県・出雲を訪問中のベコ。

有名な出雲大社で参拝中です。

ここ出雲大社では、本殿を取り囲む壁沿いに様々な神様が祀られています。

本殿の周囲を一周しながら、順番にお参りしていくのです。

大きなお社から小さなお社まで様々。

さすが八百万の神々の集うお社ですね。

ブラブラ歩いて、ちょうど裏側のあたりに来ました。

位置関係からすると本殿の背中のような気もします。

が、別のお社のような気もします。

うーん、ちょっと真偽は不明。

そうこうしているうちに、本殿の周囲をぐるりと一周。

意外とあっさりと終わった出雲大社の参拝でした。

    

次は出雲大社を出て、お隣にある古代出雲歴史博物館に行きましょう。

ここは古代出雲の歴史や神話の世界を紹介する博物館。

ベコ 「八雲立つだべこ!」

まず目に入るのは出雲大社本殿の復元模型。

平安時代には高さ48mもあったのだとか。

ものすごい高床式の社殿ですね。

現在は地面の上に建つ本殿ですが、かつてはかなりスケールの大きな神社だったようです。

お参りする神官さんもひと苦労ですね。

一方こちらは遺跡から発掘された銅鐸の数々。

こうしてみると意外と迫力があります。

銅鐸は音を鳴らして神様をお呼びするのに使われたのだとか。

見るからに貴重な銅鐸のようです。

そしてこちらは遺跡から出土した銅剣。

ベコ 「うひゃー、これはすごいべこ!」

いやはや、たしかにこれは圧巻です。

こうしてみると、銅精錬の技術がかなり高かったのでしょう。

ホントにびっくりです。

最後は古代出雲の戦いの様子。

おおっ、勇ましい出陣の様子です。

ベコ 「ごきげんようだべこ!」

博物館で古代出雲の歴史と神話の世界を勉強したベコ。

最後は因幡のシロウサギにご挨拶。

ベコ 「ごきげんようだべこ~」

さあ、神話の国・出雲訪問はここまで。

時間が限られた今回の島根散歩ですが、ここから一気に松江に移動します。

つづく

 

 <ベコたびinformation>

古代出雲歴史博物館

出雲大社に隣接して建っているのがこの博物館。出雲地方の歴史や神話の世界を分かりやすく学ぶことができます。内部はいくつかのエリアに分かれており、常設展と特別展がありました。

見どころはブログでもご紹介した出雲大社の復元模型や、遺跡から出土した銅鐸や銅剣など。その他にも昔の社殿を支えていた巨大な三本柱や卑弥呼の鏡など、興味深い品々が展示されています。

ひと通り見学すると時間にして約40分程度。多くの参拝客が訪れる出雲大社とは打って変わって、それほど来訪客も多くなく静かに見学できるので助かります。

日本の神話

出雲を訪れると興味が出てくるのが神話の世界。しかし、難しい漢字の神様がたくさんいて、いまひとつ分かりづらいのが難点。旅行中にちょっと調べてみました。

まず登場するのがイザナギ(伊邪那岐命)とイザナミ(伊邪那美命)という神様。まだ何もない大海原に日本列島を作った神様です。そしてこの2人の神様の子供がアマテラス(天照大神)とスサノオ(須佐之男命)

アマテラスは天上の世界である高天原(たかまがはら)を治める太陽神で、弟の乱暴に腹を立てて天岩戸(あまのいわと)に隠れて世界が闇に包まれた神話は有名。

その弟・スサノオは暴れん坊の神様で、天上界を追放されたのち出雲の地でヤマタノオロチを退治した話が有名です。そして、この暴れん坊の子孫が出雲大社の祭神・オオクニヌシ(大国主命)。

オオクニヌシは地上世界で国造りに尽力しますが、天上界の神々はアマテラスの正統な後継者が地上世界を治めるべきと主張し、国土を明け渡すよう求めます。結局、オオクニヌシはその要請を受け入れ、その見返りに壮大な宮殿をもらい受けるのです。それが出雲大社なのだそうです。なるほどですね。

なお、オオクニヌシの国づくりを手伝ったのがスクナヒコナ(少彦名命)で、一寸法師のモデルとも。また、オオクニヌシの子供がコトシロヌシ(事代主神)で七福神の「恵比寿様」なのだそうです。実は大黒様と恵比寿様は親子だったとは驚きでした。


 


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