ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコの山形紀行6 出羽の神様にまとめてお参りだべこ!

2020年08月30日 | ベコの山形紀行2019

昨年訪れた猛暑の山形紀行。

出羽三山巡りで早くもグッタリ気味のベコです。

車のエアコンもフル回転で羽黒山山頂までやってきました。

駐車場に車を停めて神社に参拝しましょう。

ここでも天をつくような杉林。

参道に沿って進みます。

参道はうっそうとした杉の林。

けど、木漏れ日がきれいですね。

お、いよいよ赤い鳥居が現れました。

さすが標高414mの羽黒山、参拝も楽ちんですね。

しかし、鳥居をよく見ると…

あらら、ここでも三山の神社の名前が書かれていますね。

けど、ここは羽黒山の神様を祀る出羽神社のはず。

三山の神社の名前があるのは不思議ですね。

ま、首を傾げながらも社殿の前に到着です。

杉木立に囲まれて、なかなか重々しい雰囲気。

歴史を感じさせる社殿です。

うん、立派な茅葺き屋根です。

それでは近づいてみましょう。

ほーっ、これまた立派な社殿。

ふさふさ感がいっぱいの茅葺きの屋根。

そして、彫り物も立派です。

まずはしっかりお参りです。

ここで現世の幸せを祈るのです。

パンパンです。

うん、まずは羽黒山で参拝完了。

…ん?

あれれ?

ここは羽黒山神社のはずですが、よく見るとなぜか月山神社です!

ひょえー!

もしかして、間違えて月山に来てしまったのでしょうか?

いえいえ、

よく見ると両隣に出羽神社と湯殿山神社と書いてあります。

そう、実は羽黒山にあるのは三山合祭殿

出羽神社だけでなく、月山神社と湯殿山神社も一緒に祀られているのです!

なんと、ここにお参りすれば、三山をお参りしたのと同じ御利益が得られるのだとか。

ビックリですね!!

けど、三山すべてをお参りできない人にはラッキー。

出羽神社の「カラクリ」が分かりました。

ちなみに、神社の敷地の脇に行ってみると…

おおっ、もしてこの石段は…

そう、ふもとの出羽神社から延々と続いている参道なのです!

いやー、この猛暑の中、登ってくる皆さんはホントにすごいですね。

脱帽です!

ただ、参拝客の表情を見ると、どなたも汗だくでもうヘロヘロ。

やはり車で参拝して正解だったようです。

そんな暑さにもかかわらず、境内の緑はホントに鮮やか。

もう少し涼しければ良かったのですが。

さあ、ベコの出羽三山巡礼、ひとつ目の羽黒山詣りは無事に完了。

最後に、かの松尾芭蕉が「おくのほそ道」の中で詠んだ一句です。

 「涼しさや ほの三か月の 羽黒山」

今回は涼しさのかけらもありませんでしたね。

次に目指すのは、主峰・月山です!

つづく

 

<ベコたびinformation>

羽黒山と三山合祀殿

羽黒山の頂上に建つのが三山合祭殿。前回ご紹介した出羽神社の石段をてくてく登ると1時間ほどで到着するそうです。ただ、今回は時間の制約や猛烈な暑さのため石段はパス。車でサクッと到着です。

三山合祭殿は、羽黒山だけでなく月山・湯殿山の三神を祀る神社。国の重要文化財です。雪深い冬場には月山や湯殿山をお参りできないため、ここでまとめてお参りするのだとか。なるほどそういう仕組みでしたか。

珍しいのは一つの建物の中に本殿と拝殿があること。また、三山の神様が祀られていることから合祭殿造りとも言われるそうです。今回は内部の見学はできませんでした。

山頂の境内は意外と広くて、歴史博物館や他の神社もいくつかあります。時間があればしばらく見学したいところ。

そんな羽黒山山頂へのアクセスは、いでは文化記念館から車で20分ほど。県道47号線から参拝用の羽黒山自動車道を通って到着。山頂の駐車場はそこそこスペースがあり無事に駐車完了。標高414mとのことで、ふもとと変わらない蒸し暑さにヘロヘロになりました。

ちなみに、神社参拝後はあまりの暑さに辟易。駐車場横の軽食喫茶で涼もうと思いましたが、エアコンがほとんど効いておらず断念。アイスを買って車のエアコン全開でなんとかしのいだところです。


 


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処暑を迎えた一週間。サマーウェーブはさらに成長だべこ!

2020年08月29日 | ベコの山形紀行2019

今週は暦の上の処暑を迎えました。

厳しい暑さもようやく峠を越え、朝夕は涼しい風が感じられる頃。

気がつくと、道端にはセミがコロコロ転がっていますね。

…とはいえ、まだまだ猛暑の日本列島。

熱中症には厳重警戒です!

そんななか、ベコガーデンはなんとか持ちこたえてます。

ベコ 「今週も暑さでヘロヘロだべこ〜」

湿気がひどくて、まとわりつくような暑さがこたえます。

ベコザクラも暑さのためかさらに黄色に。

見るからに病気といった感じですが、園芸店によるとそうでも無さそう。

不思議ですが、引き継ぎ経過観察です。

一方こちらはサマーウェーブ。

ベコ 「ぐんぐん巨大化だべこ!」

おおっ、ホントにものすごい成長力です。

一週間でここまで育ちました。

感動の生命力にビックリですね。

最後はもみじくん。

暑さに負けず、今週も緑を保ってます。

いやー、それにしてもゆだるような暑さが続く毎日。

朝晩の水やりを忘れずに、しっかり育てましょう!

つづく


 


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ベコの山形紀行5 出羽三山で生まれ変わりの旅だべこ!

2020年08月23日 | ベコの山形紀行2019

昨年訪れた夏の山形紀行も3日目。

今日もお天気はまずまず。

いよいよ修験道の聖地、出羽三山を巡ります!

出羽三山とは、羽黒山、月山、湯殿山の総称。

ベコもしっかりと修行しないといけませんね。

見えてきたのは朱色の大鳥居。

おおー、これはデカイ!

真っ赤な鳥居を過ぎてしばらくすると、羽黒山にある出羽神社(いではじんじゃ)に到着。

ちょうど天皇陛下御即位で祝賀ムード満点です。

けど、鳥居をよく見ると月山、羽黒山、湯殿山の文字が!

あれれ?

ここは羽黒山だけのはずでは…?

うーん、ここは出羽三山すべてを巡る壮大な旅の出発点。

おそらく鳥居もそれを示しているのでしょう。

ちなみに、出羽三山にはそれぞれ意味があるそうです。

・羽黒山…現世の幸せを祈る山(現在)

・月山…死後の安寧と極楽往生を祈る山(過去)

・湯殿山…来世への生まれ変わりを祈る山(未来)

修験道では、この三山を巡礼することを「生まれ変わりの旅」と呼ぶそうです。

さあ、それではベコもいよいよ生まれ変わりの旅に出発です!

まずは入口の随身門をくぐります。

ここから先は霊験あらたかな御神域。

大きな杉の木が立ち並んでいます。

おー、これは雰囲気満点です。

が、今日も猛烈な暑さ。汗が吹き出してきます。

そして見えてきたのが祓川(はらいがわ)にかかる神橋

朱塗りの橋が印象的です。

かつての修験者たちは、この川で身を清めてから巡礼を始めたそうです。

参拝客が次々に橋を渡っていきます。

緑の林の中に朱色の橋が鮮やかですね。

それにしても、大きな杉の木が立ち並びます。

そんな杉のひとつがこれ!

爺杉です!

羽黒山境内の杉の中では最古の杉なのだとか。

天然記念物にも指定されてます。

そして、そんな爺杉の近くに建っているのが…

国宝・五重塔です。

大きいですが、素木造りのシンプルできれいな塔です。

この五重塔、実は明治時代以来の特別公開中。

天皇陛下御即位の記念公開のようですが、ラッキーでした。

ただ、内部は残念ながら撮影禁止。

さて、ここから先にあるのが長い長い石段。

杉の木立のなか、延々と続いています。

この石段は、羽黒山山頂にある社殿まで続いているのです。

しかし、あまりの蒸し暑さにベコもヘロヘロ。

これ以上、外にいるのは危険と判断。

早々に出羽神社を出ることにします。

車のエアコンで涼んだ後は、羽黒山山頂まで車で移動しましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

出羽三山と羽黒山

修験道の聖地として有名な「出羽三山」は月山・羽黒山・湯殿山の総称。今回訪れるまでこの三山は別々の山かと思っていたのですが、実は月山が主峰で羽黒山と湯殿山が峰でつながっているのだとか。

三山はそれぞれ現在、過去、未来を表しており、江戸時代から広まった出羽三山参りでは、羽黒山(現在)月山(過去)湯殿山(未来)と巡礼し、これを「生まれ変わりの旅」として、「三関三渡(さんかんさんど)」と呼んだのだそうです。

そんな出羽三山を巡る旅の始まりは、ここ羽黒山。三山の中でもっとも村里に近く、現世利益をかなえてくれる観世音菩薩を表す「現在」の幸せを祈る山です。

標高は414mで、山というよりは小高い丘といった感じ。ただ、その神社の内部はなかなか感動的です。まず入口の随身門をくぐるとそこから先は御神域。月山、湯殿山へとつながる壮大な生まれ変わりの旅の始まりです。

羽黒山の山頂まではなんと2,446段の石段があるそうです。聞いただけで挫けそうになりますが、生まれ変わるためには必要なのですね。

境内を進むと、祓川にかかる朱色の神橋に差し掛かります。この祓川は羽黒山に登るために身を清めた川。その名の通り「おはらい」の意味があるようです。

五重塔と爺杉

その後、見えてくるのは国宝・五重塔。創建は平将門だそうで、高さ29m、こけら葺き・素木造りの歴史を感じさせる建物です。江戸時代に改修されたとされますが、建築様式としては鎌倉・室町時代のものだとか。

訪問当日は、天皇陛下御即位にともない明治以来の内部特別拝観が行われていました。ここぞとばかりに行列に並んで待っていると、なぜか足場を上って2階部分へ。

小さな小窓から内部を見学でき、塔を支える心柱などを垣間見ることができました。2階から小窓を覗いた後、順路に沿って進むとそのまま出口にたどり着き、なぜか1階部分は見ることができず残念。あっけなく終了となりました。

なお、五重塔の近くには樹齢1,000 年ともいわれる「爺杉」があります。幹周りは8.25 m とのことで、羽黒山最大・最古の杉なのだとか。

また、羽黒山の参道の両側には樹齢350500年ほどの杉並木が続いており、総数580本あまり。霊験あらたかな雰囲気を醸し出しています。

そんな出羽神社へのアクセスは鶴岡市街から車で30分ほど。神社の向かいにある「いでは文化記念館」の駐車場に車を停めて見学します。ここの駐車場はそこそこの広さはあるものの、スペースはやや限られておりちょっと心配。

当日もほぼ満車でしたが、それほど順番待ちせずに車を停められたのはラッキーでした。周辺の空き地にも臨時駐車場があり、それほど駐車場の心配をする必要は無さそうです。

なお、いでは文化記念館の営業時間は午後4時半まで。羽黒山山頂の神社まで行って閉館までに戻れないと車が出せなくなりそうなのでご注意下さい。


 


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猛暑が続く一週間。サマーウェーブが急成長だべこ!

2020年08月22日 | ベコの山形紀行2019

今週も地獄の猛暑が続く日本列島。

熱中症に厳重警戒ですね。

ちなみに、今週の七十二候は立秋の「蒙霧升降(ふかききり、まとう)」

ふつう七十二候は5日ごとなのですが、蒙霧升降はなぜか6日あります。

他と比べて1日多いのでちょっと不思議。

もしかしたら、日数調整でしょうか?

さて、そんななか、ベコガーデンも暑さに警戒中。

ベコ 「暑さでヘロヘロだべこ~」

ホントにゆだるような暑さですね。

まずはベコザクラ。

相変わらず葉っぱが黄色く変色中。

じわじわと黄色が拡大中なのです。

果たしてどうなるのでしょうか。

一方こちらはサマーウェーブ。

ベコ 「おおっ、急激に大きくなったべこ!」

そう、ここにきて突然巨大化し始めました。

うおっ。

びっくり仰天です。

そして最後はもみじくん。

青々とした葉っぱは順調そう。

もみじは、夏が暑いほど紅葉が鮮やかになるといいます。

秋にはきれいなもみじが見られるといいですね。

それにしてもホントに暑い毎日が続きます。

強烈な直射日光を避けながら、しっかり水やりを続けましょう!

つづく


 

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ベコの山形紀行4 奈曽の白滝は深い谷底だべこ!

2020年08月16日 | ベコの山形紀行2019

夏の山形紀行で鳥海山周辺を訪れているベコ。

一時的に秋田県側に来たのですが、次に訪れたのは奈曽の白滝

国の名勝に指定されています。

そして、なんとこの滝は神社の中にあるのです。

まずは神社の鳥居をくぐりましょう。

大きなしめ縄ですな。

ここは金峯神社という神社。

しかし、滝の音はまったく聞こえません。

ホントに滝があるのでしょうか?

疑問を感じながらも、深い谷に向かって石段を降りて行きます。

ドンドン降りて行きます。

観光客の皆さんも次々と降りてきます。

途中で石段を振り返ると、かなりの急勾配であることが分かりますね。

うーむ、これは帰りが大変そう。

けど周囲は緑の木々に覆われて気持ちのいい風景です。

鮮やかな緑ですねー。

それにしても、ここでも猛烈な暑さ。

地獄のような蒸し暑さで汗がしたたり落ちます。

滝の周辺が涼しいといいのですが。

そして、徐々に滝の水音が聞こえてきたところで…

おおっ、川が見えてきました!

ようやく谷底に到着です。

そして、そこに待っていたのは奈曽の白滝。

おおーっ!

これはなかなか。

それほど大きくはありませんが、水量が豊富で迫力があります。

岩肌に水が跳ねているためか、たしかに「白滝」です。

うん、まるで水墨画。

ドバドバです!

滝壺の周辺はちょっと涼しいので助かりました。

ちなみに、この滝壺から谷の全景を見回すとこんな感じ。

よく見ると、吊り橋がかかっています。

あの吊り橋からも、滝の雄姿が眺められるそうです。

が、今日は暑さのためにパス。

さあ、滝を見学したら再び急勾配の石段を登らなくてはなりません。

暑さに負けず、頑張って戻りましょう!

    

ということで、今日の予定はこれでおしまい。

汗が滴り落ちる暑い暑い1日でしたが、宿に戻るまでの景色は上々。

これは帰りに立ち寄った鳥海山四号目にある駐車場からの眺め。

雄大な日本海に陽が落ちていきます。

うーん、美しい。

しばらく眺めていると、だんだんと夕日になってきました。

いやー、感無量ですな~。

一方、鳥海山を降りて、海岸沿いを走る国道7号からの夕陽がこれ。

キラキラですね!

海岸沿いの爽快な海岸ドライブで、1日を締めくくることができました。

さあ、猛暑の一日でしたが、ゆっくり温泉につかって明日に備えましょう!

つづく

 

<べこたびinformation>

奈曽の白滝

元滝伏流水から車で10分ほどの場所にあるのが奈曽の白滝。鳥海山から流れる奈曽川にある滝で、国の名勝にも指定されています。

滝に行くには、金峯神社という神社の境内を通るのですが、かなり深い渓谷の急な石段を降りていきます。

最初はまったく滝の音がしないため、ホントに滝があるのかと疑いたくなりますが、長い石段を降りるにつれて徐々に滝の音が聞こえ始めます。

石段を降りると、奈曽川の流れとともに壮観な滝が現れます。高さは26mとのことで、それなりに迫力も。滝の真ん中あたりの岩にいったん水が当たり、それが水墨画のような雰囲気を醸し出してます。

ちなみに、滝壺まで延々と石段を降りて到着するのですが、その分帰りはしんどいので覚悟が必要。急な石段をてくてく登る必要がありひと苦労です。

なお、奈曽の白滝のある金峯神社には駐車場がありません。そのため、徒歩数分の場所にある無料駐車場に停めることになります。ガソリンスタンドのお隣で、入口に奈曽の白滝の案内看板が立っているのですぐに分かります。


 


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