ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコのイタリア紀行28 さよならはアルベデルチだべこ!

2020年02月02日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・ローマの教会で弾丸ツアー中のベコ。

ついにイタリア紀行も今回で最終回となりました。

そんな旅の最後を飾るのはここ。

ローマ4大聖堂のひとつ、サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂です!

ベコ  「ひゃー、大聖堂現るだべこ!」

現在、カトリックの総本山はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂。

ところが、かつてはこの教会が総本山だったのだとか。

おー、神々しいですね〜。

「そこの迷えるベコよ、入り給え!」

それでは、おそれながら中に入ってみましょう。

ベコ  「きき、金ピカだべこ!」

ほー、内部はかなり広いです。

天井は金ピカ。

どうやら紋章のようです。

立派ですね!

中央には金ピカの祭壇。

おおー、さすがかつての総本山。

圧倒的です!

アーチ状の柱には絵画。

祭壇の前では神父さまが祈りを捧げておられます。

いやー、これは感動。

聖壇に近づいてみましょう。

近づいて見上げると、窓からの光に輝いていました。

美しいですねー。

ところで、大聖堂の壁にはたくさんの石像が並んでます。

しかも、よく見ると石像はどれもちょっとユニーク。

この像は熱心に本を読んでると思いきや…

なんと足で金貨を踏みつけてるではありませんか!

どういう意味なのでしょうか?

一方こちらは布をまとっている様子ですが…

よく見ると人の顔が溶け落ちてます!

意味不明です…。

そしてこちらは十字架を片手に戦っているようですが…

ヘンテコな怪獣を踏みつてけてます!

なんとも不思議な石像です。

さて、そんな大聖堂の内部はかなり広大。

すべてをご紹介するのは難しいですが、その一端をご紹介です。

美しいクーポラです。

こちらは白亜のクーポラ。

天使が舞っています。

一方こちらは穏やかな絵画。

聖母さまを描いた絵画でしょうか。

ゆったりとした気持ちになります。

こちらは威厳のある石像です。

バーン!

まるで「おいでおいで」をしているようです。

最後は聖堂内のあちこちにいる不思議な天使さん。

顔の下がすぐに羽根なのです。

ユニークなようで不気味な天使です。

実はこの天使さん、イタリア各地の教会や美術館でたくさん見かけたもの。

が、結局正体は分からずじまい。

イタリア紀行の最後も不気味な天使さんで締めくくりのようです。

見学を終えて教会の外へ出ると、いつのまにか雨もやんで天候も回復。

ベコ 「お天気もハレルヤだべこ!」

周囲はイタリアらしい建物。

道路沿いに立ち並ぶ初夏の緑もまぶしいですね。

さあ、そろそろ出発の時間が来たようです!

今回のイタリア紀行もここまで。

振り返れば、ウンブリアとトスカーナを中心に、自然と歴史を体感する旅でした。

中でも新緑のオルチャ渓谷は絵葉書のような絶景の連続。

長年の思いが実現した旅でした。

けど、次々と難題が降りかかる苦難の旅でもありましたね。

そんなイタリア紀行のおみやげはこちら!

ベコ 「ペコリーノチーズだべこ!」

トスカーナ名産のペコリーノチーズをはじめ、オリーブオイルにカップ麺。

日本に戻ってからもイタリアの味を楽しめますね!

さて、帰路は再び中国国際航空での長旅になります。

ベコ 「アルベデルチだべこ!」

イタリア語でさようならはアルベデルチArrivederci!と言います。

またいつか戻ってくる日があるかもしれませんが、その日を楽しみにしていましょう!

ベコ、お疲れ様!

おわり

 

<ベコたびinformation>

ラテラーノ大聖堂

旅の最後に訪れたのはサン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂。ローマ4大聖堂のひとつで、もともとはローマ教皇のいた教会。教皇庁がフランス・アビニオンに移った後に廃れてしまったのだとか。その後17世紀に入り、大改修が行われたそうです。

場所はローマ中心部からちょっと離れており、メトロA線のサン・ジョヴァンニ駅下車徒歩2~3分。ローマ中心部と比べると慌ただしさも減って、ちょっとホッとできる町でした。

教会の内部はかなり広くて見所も多彩。ちょっとユニークなのはホールの両側に並ぶ石像。どうやら12使徒の像らしいのですが、ブログでご紹介したようにちょっと不思議な姿。宗教的な意味合いがあるのかもしれません。

ちなみに、圧倒的な大聖堂に感嘆していたため、参拝中にすっかり帽子を脱ぐのを忘れていました。神父さんから注意を受けて気づいたのですが、皆さんも教会を訪れるときは帽子を脱ぐのを忘れずに。

ローマのおみやげ

今回、ローマ土産として購入したのは3点。ひとつ目はトスカーナのペコリーノチーズ。本場イタリアのチーズはどれも美味しかったのですが、もっともオーソドックスなペコリーノを購入。真空パックでそこそこ日持ちのする品でした。

2つ目はこちらも典型的なオリーブオイル。Colaviataという会社のエクストラバージンオイルで風味もまろやか。お店に行くとたくさんの種類があったため迷いましたが、予算と相談して手頃な一品を選びました。帰国後、サラダやパンに使わせてもらいました。

3つ目はなんとカップ麺。世界各国のカップ麺を食べるのが楽しみなのですが、今回は2種類を購入。おそらく野菜ラーメンと辛子ラーメンのようでしたが、残念ながら2つともハズレ。やはり外国のカップ麺は日本人の味覚には合わないようでした。


 


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ベコのイタリア紀行27 ローマの教会を弾丸ツアーだべこ!

2020年01月26日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・ローマを訪問中のベコ。

いよいよイタリア滞在も今日で最後。

残念ながらお天気は雨模様ですが、ローマの教会を弾丸ツアーで巡りましょう!

ということで、まずやってきたのはご存知、トレビの泉

ベコ 「きょ、巨大な噴水だべこ!」

思ったよりも大きな施設にベコもびっくり。

そして、噴水の周囲は噂通りの大にぎわい。

うわー、これは凄い人出です。

こんなところではスリにご用心。

カバンをしっかり抱えて、人混みから抜け出ます。

さて、1つ目の教会はトレビの泉のお隣。

ヴィンチェンツォ・アナスタシオ教会です。

ベコ 「すぐお隣の教会だべこ」

中に入ってみると、雰囲気のいい教会でした。

が!

よく見ると、なんと工事中。

しかも、そんな教会ではミサの真っ最中。

地元の方が静かに礼拝しています。

トレビの泉の騒々しさとは対照的に、身の引き締まる空気に触れたベコでした。

    

さて、二つ目に訪れたのはトレビの泉から徒歩数分のサンタンドレア・デッレ・フラッテ教会

ベコ 「ひっそりとたたずむ教会だべこ」

小さな教会ですが、今回の訪問でもっとも感動した美しい教会です。

ほー!

これは美しい!

ちなみに、聖堂の奥にある2つの天使像。

これも実はベルニーニの作品だそうです。

いやはや脱帽ですね!

さて、じっくり見たいところですが、残念ながらすぐに閉館時間。

教会もお昼休みなのだそうです。

ゆっくり見学したかったのですが、次の教会へ移動です。

    

三つ目はテルミニ駅近くのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

ベコ 「ひょえー、巨大な大聖堂だべこ!」

そう、ここはローマ4大教会のひとつ。

由緒正しい大聖堂です。

立派な塔も建っていて…

さすが威厳を感じさせる教会です。

そして、中に入ると巨大なホールにびっくり。

ひゃー、これは広いホールです!

よく見ると、奥の方に祭壇がありますね。

近づいてみましょう。

うおおー、デカいです!

写真ではちょっと分かりづらいですが、これはかなりの大きさ。

天蓋の下には、キリストが生まれた時のかいば桶の木片が祀られているのだとか。

そういわれると、霊験あらたかな雰囲気いっぱいでした。

ちなみに、祭壇の背後の丸天井に描かれたモザイク画。

「マリアの戴冠」という絵でとても有名なのだそうです。

さすがローマです!

ところで、衝撃的な情報を一つ。

帰国後に知ったのですが、なんとこの祭壇のすぐ脇にベルニーニのお墓があったのだそうです。

そうとは知らずにスルーしてしまいました。

後悔先に立たずで、事前の調査不足を反省しました。

最後にこれは入口の上部にあるステンドグラス。

金ぴかのすごい装飾です。

さあ、ローマ滞在も残された時間はあとわずか。

最後の教会へまいりましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

ローマの教会

ローマに来たらぜひ訪れたいのが教会。ローマは至る所に教会あり。たくさんありすぎて迷うほどです。が、とりあえず有名な教会から順番に訪れるのがベターかも。

前回のローマ滞在時は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂をはじめ、ジェズ教会やサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会などに大感激。ローマ以外にもフィレンツェやベネチアでも荘厳な教会に感動したところです。

今回はそれと比べるとちょっと控えめ。ローマ4大聖堂のひとつであるマッジョーレ大聖堂は、大きいけれども荘厳さがちょっとイマイチ。前回訪問時のような感動はありませんでした。

ちなみにローマ4大聖堂とは次の4つ。今回のローマ訪問でベコも3つを制覇することになります。

 ・サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
 ・サン・ピエトロ大聖堂
 ・サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂
 ・サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーア大聖堂

一方、今回訪れた中では、小さくて名もないサンタンドレア・デッレ・フラッテ教会がもっとも感動的。たまたまミサの途中だったため隅の方で見学したのですが、日本人ながら心が洗われるような時間を共有できました。

ところで、イタリアの教会見学での留意点です。何より重要なのは開館時間。朝から晩まで開いている教会もあるのですが、長いお昼休みのある教会も多いのです。行ってみたら昼休み中、とならないように事前に確認が必須です。

また、たいてい日曜はミサが行われますが、ミサの間は観光客は入れない教会もチラホラ。ホームページでそこまで公開してない所も多いので要注意です。


 


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ベコのイタリア紀行26 ローマの浴場跡は入浴不可だべこ!

2020年01月19日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・ローマを訪問中のベコです。

次にやってきたのは、ディオクレティアヌスの浴場跡

ベコ 「ローマの浴場でひとっ風呂だべこ!」

ベコもお風呂に入って汗を流す気満々です。

そう、ここはローマ皇帝によって作られた巨大な浴場。

さっそく中に入ってみましょう。

おー、これは時代を感じさせる遺跡ですね!

建物も巨大です。

ふむふむ

ふむふむ

ふむふむ

ローマ中心部にありながら、観光客もほとんどおらず静寂です。

お、彫刻の像が立っていますね。

いったい誰の彫刻でしょうか?

一方、建物の壁にはレリーフが埋め込まれていました。

子供のケンカでしょうか?

こちらは一風変わったレリーフ。

怪物と戦っている様子かな?

そして、館内をぐるりと見学して行き着いたのがここ。

ここはお湯をためる貯水庫だったそうです。

はるか昔にここまで巨大な施設を作ったとはさすがローマ帝国。

ところが!

なんと今はお風呂には入れないのだそうです。

ひとっ風呂浴びようと思っていたベコもガッカリ。

    

さて、実はこの浴場跡の隣には一風変わった教会が建ってます。

それは!

ベコ 「サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂だべこ!」

ひゃー、

これは舌を噛みそうな長い名前の教会です。

実はこの教会、先ほどの浴場跡を改築して作られた教会なのです。

しかも、それを作ったのはなんとあのミケランジェロ。

バーン!

バーン!

浴場の建築を活かしながら作ったのだそうです。

この大きな柱も浴場で使われていたものだとか。

観光客と比べると、その大きさに驚きます。

それにしても、浴場跡とは思えないほど荘厳な教会です。

正面は金ぴかの祭壇。

神々しいです。

反対側には落ち着いた絵画。

ん?絵画の前に誰か寝ていますね。

一方、こちらは別の絵画。

また、壁には立派なパイプオルガンも輝いてます。

さぞや荘厳な楽曲が演奏されるのでしょう。

さて、中庭に出てみると浴場跡の遺跡が残ってました。

ほー、なるほど。

たしかに、先ほどの浴場跡と同じです。

ちなみにこれは展示コーナーにあった昔の風景画。

ローマ時代はこんな感じのお風呂だったのですね。

まさにテルマエの世界。

ちなみに、こちらの教会でもやはりお風呂には入れませんでした。

さあ、今日のローマ観光はここまで!

明日はいよいよイタリア紀行最終日。

ローマ市内の教会を一気呵成に巡ります!

つづく

<ベコたびinformation>

ディオクレティアヌスの浴場跡 Terme di Diocleziano

テルミニ駅を出てすぐ前に広がるのがディオクレティアヌスの浴場跡と教会。ローマ時代に作られた浴場跡で、カラカラ浴場とともにイタリアでは最大規模の施設だとか。行ってみるとその大きさに圧倒されます。

もともとは西暦300年前後に、ときのディオクレティアヌス皇帝の命によって建設された施設。一度に3,000人もの人数が利用できるほど巨大な施設で、集会場や庭園も備えた市民の憩いの場だったそうです。

建物の内部は当時の遺跡が残っており、2000年も前にこれだけ大きな施設を作ったのかと感心しきり。できれば観光用に足湯など作ってもいいのでは。

なお、現在は同じ敷地内にローマ国立博物館があり、ローマやイタリアの歴史に関する展示が行われています。一見、こじんまりした博物館かと思いきや、意外と広くて、古い石碑など興味深い展示物も多く、じっくり見学できます。

サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会  Basilica di Santa Maria degli Angeli e dei Martiri 

ディオクレティアヌスの浴場跡に作られた荘厳な教会です。かのミケランジェロの設計によるもので、端々に浴場の施設を活かして作られた痕跡が残ります。かつてNHKのブラタモリで紹介されていました。

内部はかなり大きな空間で、印象的な絵画やパイプオルガンなど興味深い教会です。また、当時の日時計が残っており、床に描かれた棒グラフに日光が当たって時期が分かるというもの。日本に帰国してから知ったのですが、予習不足で見落としました。

教会内の中庭に出ると浴場跡の遺跡が見られ、なるほどたしかに浴場跡に造られた教会だということよく分かります。また、小さな資料コーナーもあり、ローマ時代の浴場の様子などが見学できます。


 


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ベコのイタリア紀行25 ピンチョの丘からローマを一望だべこ!

2020年01月12日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・ローマボルゲーゼ美術館を見学中のベコ。

名作ぞろいの美術館で1階を見終えたら、2階へ上ります。

大きな広間に出ました。

広いお部屋ですね~。

サンフランコの回廊と呼ばれている部屋だそうです。

巨大な天井画が圧倒的。

うーむ、これは迫力満点。

壁には立派な絵画と装飾が見られます。

ちなみに帰国後に気づいたのですが、画面中央の壁にある3つの自画像。

頭一つ上に出てる真ん中の自画像はベルニーニでした。

さて、2階は主に絵画が展示されているフロアー。

これはそのうちの一つ。

ヤコポ・バッサーノ作「最後の晩餐」

「最後の晩餐」といえばレオナルドダヴィンチが有名ですが、それとは別物。

作者も初耳です。

場面も庶民的で、なんだかダルそうな雰囲気の不思議な絵でした。

どの部屋も壁一面に絵画が展示されていて、観光客もじっくり見学中。

次から次へと絵画が現れます。

どれも聞いたことがない画家でしたが、

キリスト教やギリシャ神話を題材にした絵が多い様子。

ちなみに2階も天井画でいっぱいです。

ここもかしこも天井画だらけなのです。

ふむふむ

ふむふむ

ふむふむ

こうして見ると、壁に展示されている絵画よりも、天井画の方が印象的。

それにしても、全部見ていたら見学時間が足らないかもね。

最後にへんてこりんな彫刻が見送ってくれました。

さあ、ようやく美術館をひと回りして見学終了。

いやー、さすがイタリアでも有数のコレクションを誇るボルゲーゼ美術館。

充実した美術鑑賞の時間でしたね。

    

美術館を出たら公園の中をぶらぶら歩きましょう。

ボルゲーゼ公園は緑豊かな公園。

かなりの広さで、ローマ市民の憩いの場なのだそうです。

季節はちょうど初夏。

緑が美しい季節なのです。

公園とは思えない大きな道路。

途中には巨大な噴水がじゃぶじゃぶです。

トスカーナにはかないませんが、新緑がきれいですねー。

広大な敷地でハイキングする人たちもチラホラ。

敷地内には様々な施設がありますが、これは「湖の庭園」。

湖というよりもちょっとした池ですが、神殿も建っています。

そして神殿の脇にはニワトリさんも!

ひゃー、これは怖そう!

ニワトリの親分でしょうか?

さて、ちょっとここらで一服しましょう。

公園内にあるカフェに入って、ベコが注文したのは…

ベコ 「ティラミスセットだべこ!」

実はここのティラミス、

見た目はイマイチですが、予想外に美味しくてベコも感動!

今回のイタリア紀行の中で、文句なしNO.1のスイーツでした。

カフェでひと息ついたら、

公園内をさらに歩いてぼちぼち出口付近。

すると…

おーっ!

なんとローマ市内が一望できるではありませんか!

そう、ここはピンチョの丘

実はボルゲーゼ公園はピンチョの丘につながっており、素晴らしい見晴らしを堪能できるのです。

あそこに見えるのはバチカンのサンピエトロ大聖堂。

こちらは教会の屋根越しに巨大なお屋敷です。

ローマには7つの丘があるといいますが、ピンチョの丘もそのひとつ。

いやー、感動ですね!

そして、丘を降りるとポポロ広場

有名な双子の教会もありました。

ベコ 「うーむ、見分けがつかないベコ!」

けど、屋根の色がちょっと違うかな。

それでは、地下鉄に乗って次のスポットへまいりましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

ボルゲーゼ公園とピンチョの丘 Villa Borghese/ Monte Pincio

ボルゲーゼ美術館の周囲は広大な公園でホントに緑豊か。端から端まで歩くと20〜30分はかかりそう。市民の憩いの場である公園内には、他に国立近代美術館や古代エトルリアの博物館などもあります。

ちなみに、公園内にあるカフェ「Casina del Lago」のティラミスは絶品。なるほどこれが本場イタリアのティラミスか!と唸るほど。訪れた際はぜひご賞味ください!

一方、公園の西端にあるピンチョの丘はローマ市内が一望でき、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂まで見渡せる好立地。ここからの夜景は必見とのことでした。

ピンチョの丘のすぐ下はポポロ広場。ここは昔のローマの入口であるポポロ門や、有名な双子教会などがあり、いわゆる典型的な「ローマの光景」なのでお見逃しなく。

ローマの市内バス

ローマ観光で重要なのがバス路線。メトロA線、B線では行きづらい観光スポットも多く、いかにバスを乗りこなすかがローマ攻略の鍵と感じました。

そのバスで難しいのは、系統の数がものすごく多く、どれに乗れば目的地に着くのか分かりづらいこと。リストを見てもざっと200〜300系統くらいありそうで、訳が分かりません。

ガイドブックには観光に使いやすい主要路線が紹介されていますが、泊まっているホテルがその沿線にないとやはり困ることに。

ローマ市内のバスを運行するATAC社のサイトにはバス路線図があるのですが、これがまた分かりづらいことこの上なし。同じサイトにある路線検索を使ってみてもまったく機能しません。

そこで見つけたのがローマ市内のバスのアプリ。何種類か使ってみましたが、1番役に立ったのが「Gira Roma」。それぞれの系統がどのようなルートを走っているのか地図上に表示されるので一目瞭然です。

運行中のバスの現在地にはバスマークが表示されるのも助かります。上り路線と下り路線で色分けされているのも便利。

また、バス停検索では地図上にバス停のマークが表示されており、そこをタップすると停車する系統と時刻表が表示されます。目的地近くのバス停をタップすれば、どの系統に乗ればいいのかすぐに分かるので助かりました。

ただ、使いづらい点もいくつか。このアプリに限らず、どのアプリも路線検索機能がとても貧弱です。例えばテルミニ駅からバチカン美術館に行きたい場合、「出発地:TERMINI」、「目的地:VATICAN」と入力するのですが、一向に検索結果が表示されません。

バス停の名称を入力してもダメ、各バス停の番号を入力してもダメ。よくよく見てみると、なんと出発地と目的地の「住所」を入力しないといけないのです。

バス停名称であれバス停番号であれ、われわれ外国人旅行者には分かるはずもありませんが、ましてや現在地や目的地の住所など論外です。

試行錯誤した挙句、最後はバスの路線検索はGoogleマップがもっとも便利という結果に…。路線検索もバスの時刻表も簡単に調べることができ、バスの現在地も表示されます。Googleマップでここまでできるのも驚きですが、これはホントに有用。Gira Romaと併用してローマ観光を乗り切りました。

交通機関のフリー切符

ところで、ローマの交通機関の切符について。通常ローマ観光で2日以上滞在する場合は「ローマパス」を購入します。バスやメトロが乗り放題で、観光施設の入館料が割引になるうえ、1〜2ヶ所が無料になるパスです。(2日用€28、3日用€38.5)

一方、ローマ滞在が1日限りの場合はローマパスがありません。そのかわり24時間有効の切符 Roma 24H(€7)が便利。ただ、普通切符 BIT(€1.5、100分有効)の値段を考えると、4回までであれば普通切符BITを買う方がお得になります。

なお、普通切符は1回100分有効なので、100分以内であれば何度でもバスに乗れます。(ただしメトロは1回のみ)観光ルートの計画をしっかり立てられれば、うまく倹約できるのではと思います。


 


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ベコのイタリア紀行24 ボルゲーゼ美術館で名作鑑賞だべこ!

2020年01月05日 | ベコのイタリア紀行2019

さて、しばらく国内旅行が続いたベコ旅。

ここらで中断していたイタリア紀行に戻りましょう!

ここまでイタリアのウンブリア州とトスカーナ州を満喫してきたベコ。

無事にローマに戻ってきました。

ベコ 「ローマに凱旋だべこ!」

おー、さっそくローマっぽいですねー。

今日から永遠の都・ローマを訪ね歩く旅が始まります。

ふむふむ

ふむふむ

ふむふむ

天候不順なのはちょっと残念。

けれども、イタリア紀行もあとわずか。

残りのローマ滞在を楽しみましょう!

    

ということで、まずやってきたのはボルゲーゼ美術館

ベコ 「小さな美術館だべこ!」

ローマ中心部からはちょっと離れますが、広大な公園にある小さな美術館です。

実はこの美術館、驚くべきことになんと館内の撮影が可能なのです!

小さいけれど良心的な美術館ですね。

それではさっそく見学開始です。

いきなり荘厳なお部屋です。

ベコ 「迫力の天井画だべこ!」

たしかに素晴らしい天井画です。

戦いの最中でテンヤワンヤのようです。

けど、神々しいですね。

一方、部屋の壁際にはこんな彫刻が。

写真で見ると分かりづらいですが、かなりデカいです。

さて、このボルゲーゼ美術館は2階建て。

1階は主に彫刻、2階は主に絵画が展示されています。

ということで、いきなり現れたのがこれ。

これはカノーヴァ作「パオリーナ・ボルゲーゼの肖像」

この館の主だったボルゲーゼ卿の奥方様だそうです。

しかも、ビックリするのはこの奥方様はなんとナポレオンの妹とのこと。

えー!!という感じですが、

ご本人はのんびりくつろいでる様子。

ただ、当の奥方様は作品の出来栄えにご不満だったのだとか。

ちなみに、この美術館はどの部屋にも天井画がびっしり。

上を見たり、下を見たりと大忙しです。

さらに部屋を進みましょう。

これはベルニーニ作「ダヴィデ」

羊飼いのダヴィデが、敵のゴリアテを倒すため石を投げる場面だそうです。

実はこの美術館、ベルニーニの作品がたくさん展示されています。

ベルニーニ好きにはたまりませんね。

そんな名作のひとつがこれ!

有名なベルニーニ作「アポロンとダフネ」です。

どこかで見たことがある人も多いのではないでしょうか。

たしか、女の人が男の人から逃げようとして、月桂樹の木になってしまう神話です。

裏側から見るとこんな感じ。

彫刻とは思えない躍動感です。

次の部屋にまいりましょう。

ほーっ、このお部屋も立派。

「皇帝のギャラリー」と呼ばれるお部屋だそうです。

そしてここにもベルニーニ。

これはベルニーニ作「プロセルピーナの略奪」

迫真の彫刻ですが、女の人が黄泉の国にさらわれている場面だそうです。

悪い男に捕らわれようとしています。

負けるな、プロセルピーナ!

ちなみにこれも裏側から見てみました。

なんと、足元には双頭のワンちゃんです。

さらにお部屋を廻りましょう。

こちらの部屋にも躍動感のある彫刻が。

高らかに歌を唄っているようです。

作者は不明ですが、おそらく有名な彫刻家なのでしょう。

天井にも立派な絵が。

次の部屋にもベルニーニです。

作品名はものすごく長くて、「トロイアを脱出するアエネアスとアンキセスとアスカニウス」

トロイア陥落後、祖父、父、息子がともに脱出する場面なのだとか。

これだけベルニーニの作品があるなら、来訪前に少しベルニーニの勉強をしておくと良かったかも。

反省です。

さあ、これで1階の見学はおしまい。

いやー、小さい美術館ながらなかなかの名作ぞろい。

それでは引き続き2階へまいりましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

ボルゲーゼ美術館 Museo e Galleria Borghese

ボルゲーゼ美術館は、かつての貴族ボルゲーゼ家の枢機卿が集めたプライベートコレクション。その後、1900年代に入り国営の美術館として公開されたそうです。一見、こじんまりした建物ですが、展示されている作品には有名なものが多く、じっくり堪能できます。

場所はローマの北東エリア。ローマ中心部からはちょっと離れていますが、それでもバスで20分程度。バス停「PUCCINI」または「PINCIANA/MUSEO BORGHESE」で下車。公園東側の小さな門を通って徒歩すぐです。

一方、メトロA線を使う手もありますが、なんと公園の最寄り駅であるスパーニャ駅とお隣のバルベリーニ駅は閉鎖になってました。スパーニャ駅は有名なスペイン広場の駅ですが、なぜ閉鎖になったのか原因不明です。

ボルゲーゼ美術館の建物は2階建てで、1階は主に彫刻、2階は主に絵画といった感じ。展示されているのは、ベルニーニやカラバッジョなどイタリアを代表する有名な芸術家の作品。ガイドブック片手にじっくり鑑賞したいところです。

一方、館内への手荷物は持ち込み不可で、入館前にクロークにすべて預けることになります。バッグを持ったまま入館しようとして、入館拒否されている人がたくさんいたのでご注意ください。

実は今回、カメラも持ち込み不可と思って預けたのですが、なんとカメラは持ち込み可能!イタリアで「撮影可」の美術館はとても珍しいのですがカメラを預けてしまい大失敗。やむなくスマホで撮影したのがブログの写真です。

なお、ここは人気の美術館のため見学には事前の予約が必須。当日券はまず無理だそうです。また、入館の時間割が決まっていて時間帯指定で予約します。

なお、チケットは1ヶ月前から予約開始なのですが、予約サイトは1ヶ月前になっても予約不可のまま。けっこう大雑把なのかもしれませんが、2日後には予約可能となりホッとしました。


 

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