ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

城ヶ島に馬の背洞門だべこ!

2023年02月26日 | 旅に出るにゃん(国内編)

お花見散歩で三浦半島の城ヶ島公園を訪れているベコです。

春らしいお花はひとつもありませんが、広大な春の海を目の当たりにできて気分爽快。

ちょっと海岸に降りてみました。

ここは完全に岩場ですね。

そろそろ日が傾いてきた感じです。

ベコ 「西日がきついべこ」

水平線の向こうはやはり房総半島でしょうか。

お、よくみると岸壁には釣り人が一人。

風が結構強いのですが、海に落ちないよう気をつけてください。

さて、海岸沿いの遊歩道を歩いていくと、奇妙な岩場に到着です。

ベコ 「穴がポッカリだべこ!」

そう、ここは馬ノ背洞門という海蝕洞穴。

長い年月をかけて作られた奇岩です。

ちなみに岸壁を見上げると、幾重にも重なる地層がよく見えますね。

なるほど、まさにブラタモリの世界ですな。

それにしても、馬ノ背の背中の部分が気になります。

崩れそうで崩れない危険な岩場です。

崩れ落ちないことを祈りましょう!

さあ、早春の三浦半島はこれにておしまい!

美しい菜の花畑に、広大な海を望む気持ちのいい1日でした。

そろそろ日も沈む時間。

三崎口でマグロをいただいてのんびり帰ることにいたしましょう。

つづく

 

<ベコたびinformation>

馬ノ背洞門

遊歩道から海岸に降りると、岩場の中に見える珍しい奇岩が馬ノ背同門。長い年月をかけて波や風雨で浸食されてできた海蝕洞穴だそうです。

馬の背中のような形状から名がついたのでしょう。背中の部分は立ち入り禁止になっていますが、いつか崩れるのではないかとちょっと心配。

ちなみに、この洞門はかつては海の中にあり、昔は小船で穴の部分を通り抜けることができたのだとか。それが大正12年の関東大震災で急激に隆起。すっかり歩いて行けるようになったのだそうです。

三浦半島は太平洋プレート、フィリピン海プレート、北米プレートの3枚の境界上にあり、今もじわじわと隆起しているのだとか。地球の驚異ですね。


 


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城ヶ島で海風に吹かれろだべこ!

2023年02月19日 | 旅に出るにゃん(国内編)

三浦半島のソレイユの丘で菜の花畑を楽しんだベコ。

ふと海が見たくなって、やってきたのは三浦半島の先端にある城ヶ島公園

周囲を海に囲まれた小さな島の公園です。

菜の花畑とはガラッと雰囲気が変わりました。

ベコ 「すっきり冬場れだべこ!」

今日はホントにいいお天気。

海の向こうに見えるのはどうやら房総半島でしょうか。

ベコ 「意外と近いべこ」

ぽっこりしているのは鋸山かもしれません。

手前の海には遊覧船も航行中。

風がちょっと強いので、揺れが心配。

船酔いに注意ですね。

視線を移すと、三角形のモダンな灯台。

最近建て替えられた安房崎灯台だそうです。

西日に輝いていますね。

そして、反対側は駿河湾。

おー、これはまさに大海原。

ひゃー、眩しいです!

ふと見上げると、なんと富士山が浮かんでいるではありませんか!

ソレイユの丘からは見えませんでしたが、モヤに隠れていたのかも。

うっすらではありますが、これはこれでラッキー。

というか、富士山の下に見えるひん曲がった松の木が気になりますね。

ま、富士山も見えたところで、城ヶ崎公園の海岸に降りてみましょうか。

つづく

 

<ベコたびinformation>

城ヶ崎公園

三浦半島の先端にある小さな島にある県立公園。周囲は太平洋に囲まれており、房総半島から伊豆半島、富士山までなかなかのパノラマが楽しめます。

海岸沿いに遊歩道も整備されており、海を眺めながらぶらぶらお散歩できます。ちょっとした展望からは周囲が一望できて気分爽快。ただ、島全体が吹きさらしなので、冬場で風が強いとちょっと辛いかも。

ちなみに、海岸沿いには天然記念物のウミウの生息地がある一方、園内には30万本の八重咲き水仙が植えられているそうです。今回訪問時はちらほらと水仙が咲いていました。

公園へは三崎口駅からバスで約20分。城ヶ島大橋を渡ってバス停に到着。その後、10分程度てくてく歩いて公園入口に到着します。


 


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箱根散歩9 芦ノ湖は天候不順だべこ!

2023年01月29日 | 旅に出るにゃん(国内編)

箱根散歩山のホテルに宿泊したベコ。

緑の美しい庭園に朝からテンションが上がりました。

ところが、朝食後に客室でくつろいでいると、いつの間にか周囲はすっかり霧の中!

ひゃー、これにはびっくり!

さすが標高800mだけあって、天候の変化が目まぐるしいのです。

幸い、チェックアウトの時間になると天候もやや回復。

さあ、お天気が気になりますが、本日の活動開始です!

で、まずやってきたのはホテルから歩いてすぐの箱根神社

歴史の古い神社ですが、芦ノ湖畔に建つ朱色の鳥居が有名ですね。

てくてく石段を登ってお参りです。

丸い輪をくぐる参拝客は、順番待ちで長蛇の行列。

さすが若い人に人気の神社です。

ちなみに、朱色の鳥居は芦ノ湖側からよく見えます。

雲行きがとても怪しいですが、あれが神社の鳥居。

お天気が良ければ富士山も見えるのですが残念です。

ちなみにこの鳥居、建てられたのは戦後なのだそうです。

意外と新しいのですね。

さて、そんな芦ノ湖周辺の観光スポットといえば、まずは箱根の関所

なんと、芦ノ湖のすぐそばにあるのです。

怪しい旅人がいないかどうか、厳重警戒です。

ここは遊覧船のコースにもなっているようです。

一方こちらはお隣の恩賜箱根公園

建物は立派ですが、今にも雨が降り出しそうな雲行きになりました。

2階のバルコニーからは、やはり富士山の見えない芦ノ湖。

晴れていれば気持ちの良さそうな公園ですが、人気も少なくちょっと怖い感じでした。

そして、この公園の近くにあるのが箱根旧街道・杉並木

歴史を感じる杉並木ですが、この先にある山越えの石畳はこれまた大変な悪路!

見た目はそれほどでもないですが、実際に歩くとかなりの悪路。

予想以上に足元が悪く、体力を消耗するので注意しましょう。

なんとかゴールの甘酒茶屋に到着です。

ということで、バスで芦ノ湖に戻り、最後は成川美術館のカフェでひと休み。

やはり悪天で富士山は見えないまま。

しかし、美術館のカフェのコーヒーセットでほっと一息です。

おかげでベコも生き返ったのでした。

山のホテルはまずまずでしたが、天候不順でどんよりな箱根散歩になったのは残念でした。

気を取り直して、ゆっくり帰りましょう!

おわり

 

<ベコたびinformation>

芦ノ湖周辺

芦ノ湖は背後にある「神山」の噴火によってできたカルデラ湖。標高は800mで、梅雨時のためか天候変化が目まぐるしい1日に。湖上に雲が垂れ込める様子はちょっと怖い感じでした。

当日まず訪れたのは「箱根神社」。最近人気の箱根神社ですが、調べてみるとかなり古い神社。社殿が建立されたのは奈良時代ですが、古代からの山岳信仰で神山をご神体としてお祀りしたのが始まりだとか。

かつては「関東総鎮守箱根大権現」と呼ばれ、坂上田村麻呂に始まり、源頼朝、北条泰時、徳川家康など歴代の権力者に信奉されたそうです。

ちなみに、有名な朱塗りの鳥居は「平和の鳥居」。戦後にサンフランシスコ講和条約締結と明仁親王(平成天皇)の立太子の礼を記念して作られたそうで驚きです。

続いて訪れた「箱根関所」は江戸を守る重要な関所の一つ。よく「入鉄炮と出女」と言われますが、こちらでは「出女」の確認をしていたようです。

訪れてみると時代劇のセットのような雰囲気ですが、2007年に大改修されたとのこと。江戸末期の大規模改修の資料に基づき「完全復元」されたそうです。

関所の隣に広がる「恩賜箱根公園」は芦ノ湖に突き出た塔ケ島にあり、もとは皇族や外国要人のための離宮があった場所。明治期に作られたものの、関東大震災や伊豆北地震で倒壊し、戦後に県の公園として整備されたそうです。

公園からは芦ノ湖、箱根外輪山、富士山などを見渡すことができ、神奈川の景勝50選に選ばれているそうです。広大な敷地には遊歩道も整備されており、晴れていれば気持ちよく過ごせそうな公園です。

「箱根旧街道」は、東海道の最大の難所であった箱根越えの街道。江戸初期に石畳となり随分と歩きやすくなったそうです。が、実際はゴツゴツの石畳で歩くのも大変。軽い気持ちで歩くと怪我をしそうなのでご注意ください。

最後に立ち寄った「成川美術館」は、芦ノ湖畔の高台に立つ日本画専門の美術館。実業家による個人美術館とのことですが、それほど混むこともなく、落ち着いて絵画鑑賞できる美術館です。

絵画に加えてガラス越しの芦ノ湖ビューも素晴らしく、カフェで一服しながら一休みするのはちょっとした贅沢。芦ノ湖周辺のカフェはどこも混雑して騒がしいですが、静かに過ごしたい時はおすすめです。


 


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箱根散歩8 湖畔のホテルは緑の庭園だべこ!

2023年01月22日 | 旅に出るにゃん(国内編)

箱根散歩でクラシックホテルを訪れているベコです。

次に訪れたのは芦ノ湖畔に建つ山のホテル

見た目はパッとしない外観ですが、館内は落ち着いてレトロな作り。

客室も静かに過ごせていい感じです。

そして、このホテルの目玉は素晴らしい緑の庭園です!

ほー、これは爽快ですね!

すぐそこに芦ノ湖がチラチラ見えてます。

広い庭園には遊歩道も整備されており、宿泊客がのんびりお散歩を楽しめるのです。

それでは、朝食をいただく前に軽くぶらついてみましょうか。

緑の芝生とツツジの緑がきれいですね。

訪れたのはちょうど梅雨時の6月で、ツツジの花は既におしまい。

その代わり、庭の緑が鮮やかで気持ちのいい時期でした。

山の斜面に造られており、小高い場所からは芦ノ湖を見下ろせます。

いやー、気分爽快です!!

一方、庭を降りていくと、芦ノ湖がすぐ目の前に。

これは素晴らしい庭園のホテルです。

ちなみに、遊歩道にはちょうど紫陽花が見頃でした。

ふむふむ

ふむふむ

気持ちのいい朝のお散歩で気分も上々です。

それでは、お腹が空いたところで朝ごはんとまいりましょう。

レストランが混んでいるようで、お隣のラウンジでしばらく待機です。

で、これが山のホテルの朝ごはん。

ありゃ、なんとこれだけでしたか!

しかも席についてから食事が出てくるまで待ち時間が長くてびっくり。

レトロな客室や美しいお庭の感動が台無しの朝食となりました。

ま、気を取り直して活動を開始しましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

山のホテル

芦ノ湖畔に建つ伝統のホテル。もともと三菱財閥の第4代社長・岩崎小彌太の別邸があったそうで、その跡地に建てられたホテルだそうです。

庭園には小彌太氏の発案で約3000株のツツジと約300株のシャクナゲが植えられたそうで、現在のホテルの名物にもなっています。

そんな別邸がホテルとして開業したのは戦後間もない時期。当初は別邸の建物がそのままホテルと使われ、その後2度の改築を経て昭和50年代に現在の姿になったそうです。

スイス・レマン湖のほとりに立つ古城をイメージしたデザインとのことですが、クラシカルな雰囲気があるのはそのためなのですね。

そんな山のホテルですが、外観はさえないデザインながら内部は欧風でクラシカルな雰囲気。客室も品のある作りで、調度品や内装に統一感があって落ち着いて滞在できます。

ご紹介した庭園もかなり広い敷地。小高い丘の斜面に迷路のような遊歩道があり、冒険のようで楽しめます。訪問時はツツジもシャクナゲも咲いていませんでしたが、緑のきれいな庭園に癒されました。

一方、残念だったのが朝食。味付けは良かったのですが、ご覧の通りほんの一口で食べ終わる量。ペラペラのベーコンは何かの間違いでは?と驚きました。

加えて、料理が出されるまで長時間待たされたうえ、若いスタッフの接客も雑で、朝からガッカリのスタートでした。口コミでも朝食の評判は良くないようですが、いっそ外食にするのも一案かも。

もう一つ残念だったのが温泉。これだけ広い敷地を有するホテルですが、妙に狭い浴室にびっくり。浴室は壁に囲われて景観は薄暗い裏山の森のみ。加水なしのアルカリ性単純泉で、柔らかい泉質が良かっただけに本当にガッカリでした。

なお、便利だったのは元箱根港から無料の送迎バスが20分おきに運行されていること。路線バスは本数が少ないこともあってこれは助かります。元箱根港のバス停の向かいにはコンビニもあり、買い出しにも便利。


 


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箱根散歩7 クラシックな朝食で腹ごしらえだべこ!

2023年01月15日 | 旅に出るにゃん(国内編)

箱根散歩富士屋ホテルに滞在中のベコです。

一夜開けて、これが宿泊した「花御殿」の朝の外観。

なるほど、これは華やかな外観です。

が、やはり客室の内装とのギャップが残念。

一方、こちらは本館入口の唐破風。

和洋折衷の建築ということがよく分かります。

さて、まずは朝食の時間。

本日の朝食は別邸の菊華荘でいただくのです。

ベコ 「ひょえー、旧御用邸だべこ〜!」

そう、道路を隔てて建つ菊華荘はもともと皇室の御用邸。

戦後に払い下げられて菊華荘となったのだとか。

いやー、緊張しますな。

で、敷地内はこんな感じ。

広々とした庭園があり、食後のお散歩にはもってこい。

背後は小高い山の斜面を利用して作られた庭園で、周囲の山が望めます。

食後のお散歩にはもってこいかも。

それはそうと、気になる菊華荘の朝食がこちら!

ありゃ、なんとこれだけでしたか!

ちょっと拍子抜けの朝食となったのでした。

    

続いて翌日の朝食をご紹介しましょう。

2日日は食堂棟でいただきます。

花御殿に似た作りの立派な建物です。

一歩足を踏み入れると、豪華絢爛な内装にびっくり仰天。

全体を撮影できませんでしたが、高貴な雰囲気に圧倒されます。

見上げると、天井は角格子で草花の日本画で埋め尽くされていました。

なんと日本アルプスの高山植物636種類が描かれているとのこと。

ちなみに、写真の右下に見える怖い顔は…

従業員を見張る初代社長のお顔なのだとか。

いずれにしても、素晴らしいレストランでした。

一方、肝心の朝食はこちら。

ふむふむ

ふむふむ

ふむふむ

ありゃ、これだけでしたか!

いやー、連日の朝食は想像を超える小食なのでした。

あまりの衝撃に言葉を失いながらも、食後は本館の裏側にある庭園をお散歩。

広い敷地に迷路のような散策路がある庭園でした。

ちょっとした冒険です。

お、すでに早咲きの桜が開花していますね。

一方、温室では華やかなお花が開花中でした。

ということで、富士屋ホテルの滞在はここまで!

振り返ってみると、宿泊料金に比べて疑問の残る滞在となりました。

そんなホテルで最後に売店で買ったのはこちら。

富士屋ホテル特製のビーフシチューです。

帰宅後にいただきましたが、なかなかの美味。これは当たりでした。

さあ、ちょっと微妙な富士屋ホテルに別れを告げて、次のホテルへまいりましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

富士屋ホテル(2)

歴史と格式の富士屋ホテルですが、食事処は3カ所+ラウンジ1カ所。そのなかで、初日に夕食をいただいたのはレストラン「カスケード」。

ホームページの写真はレトロな感じですが、実際の印象とはずいぶん差があり期待はずれ。しかも座席配置がぎゅうぎゅう詰めの上、賑やかで慌ただしい会場にびっくり。

一方、1日目の朝食は旧御用邸「菊華荘」。和風庭園を眺めながら落ち着いた雰囲気の中で食事できるのはまたとない体験。また、よく手入れされた庭園をお散歩できるのも嬉しいところです。

そして、2日目の朝食は食堂棟にあるメインダイニング「ザ・フジヤ」。昭和初期に作られたそうですが、高貴な雰囲気に仰天。料理よりも内装に目がいってしまい興奮でした。

3カ所で食事できたのは良かったですが、いずれも料理はなんともいいがたいところ。味付けはまずまずですが、特に朝食の量の少なさにはびっくり。ま、これも話のネタと致しましょう。

ちなみに、ロビーに隣接するラウンジではアフタヌーンティーをいただけます。値段が値段なだけに利用しませんでしたが、客室で飲もうとコーヒーのテイクアウトを頼んだものの不可。テイクアウトは別に無料の飲み物コーナーがありました。


 


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