イタリア・ウンブリア州を歴訪中のベコ。
本日はウンブリア州のオルビエートを訪れます。
オルビエートは断崖絶壁の山に広がる町。
金ぴかのファサードを有する大聖堂・ドーモが有名です。
鉄道からケーブルカーに乗り換えて断崖絶壁を登ります。
ケーブルカーを降りると、そこには要塞が。
ちょっと立ち寄ってみましょう。
すると…
ベコ 「ひゃー、緑が豊かだべこ〜」
周囲は美しい緑の谷に囲まれていました。
ほー、これは美しい!
ふと見ると、巨大な要塞の上に人がいます。
さぞかし、眺めがよさそうです。
さあ、それではさっそくオルビエートの町を歩きましょう!
まずは駅前から始まるメインストリートを進みます。
うん、この町もいい雰囲気。
中世の面影を感じることができますね。
ペルージャやアッシジとは違った街燈です。
建物のレンガの色も様々。
そして、その壁をつたう草花もいい感じです。
おっと、こちらはお洗濯物干し場でした。
メインストリートをしばらく進むと、モーロの塔が見えてきました。
オルビエート歩きの目印にもなる塔です。
ここら辺まで進むと、道の両脇はしゃれたお店が増えてきます。
そして、モーロの塔で左折して細い路地を進むと、
そこには!
バーン!
ババーン!
オルビエートの大聖堂・ドーモです!
ひょえー!
ひょえー!
巨大なドーモが青い空に高らかにそびえてます。
空の色は宇宙空間のような驚異の紺色。
そして、正面のファサードは豪華絢爛。
描かれている絵画はどれも金ピカです!
太陽の日を浴びてキラキラ輝いています。
オルビエートの大聖堂といえば、この金ぴかなファサード。
すっきり晴れてくれてラッキーでした。
ファサードのマリア様もしっかり見守ってくれています。
ふと見上げると飛行機雲がグングン伸びていました。
いやー、快晴のオルビエート。
なんだか祝福されているような気持ちになります。
それでは、いよいよドーモの中に入ってみましょう。
すると…
そこはまさに静寂の空間。
外はたくさんの人で混雑していますが、内部は厳かな雰囲気が漂ってます。
静かに見学しなければなりません。
正面の祭壇にはキリストの像。
こちらもキリストでしょうか?
精密なステンドグラスも見ごたえありです。
ひとつひとつが、聖書の教えを表しているのでしょう。
とても丁寧に作らていることがよく分かりますね。
そして、ステンドグラスの両脇の壁にはフレスコ画が並んでいます。
これもやはり聖書の教えを表しているのかも。
ベコも厳かな雰囲気に気持ちが引き締まります。
ベコ 「静寂だべこ~」
さて、一方こちらは聖堂の脇にあるサン・ブリツィオ礼拝堂。
ほーっ、これまた金ぴかの礼拝堂です。
上から下まで全部金ぴか。
圧倒される礼拝堂です。
ちなみに、この壁画は「黙示録」を題材にしたフレスコ画なのだとか。
大聖堂にもまけず、厳粛な雰囲気が漂う礼拝堂。
正面にはマリア様の絵が飾られています。
息をひそめるように静かに見学します。
さて、見学を終えたら外の階段に腰掛けてちょっとひと休み。
これはドーモ前の広場に並ぶ建物です。
ジェラートをぺろぺろしながら周囲を見渡すと、ちょっとお洒落な建物が建ってました。
鮮やかな黄色がきれいです。
よく見ると、窓の高さが微妙にずれているようです。
内部の構造がちょっと気になります。
一方、こちらは石造りの屋根が渋いカフェ。
団体のお客さんが入店するかどうかもめているようでした。
風はちょっと強いですが、お天気もまずまずでお散歩日和のオルビエート。
それでは、ジェラートでひと息ついたら再びオルビエートのお散歩を開始です。
メインストリートをさらに進みましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
オルビエート Orvieto(1)
断崖絶壁の山の上に築かれた町、オルビエート。ウンブリア州とトスカーナ州の境界近くの町で、ペルージャからは電車を乗り継いで約2時間。しかし、むしろローマからの方が直通電車で1時間半と便利。今回もローマからインテルシティー利用で訪れました。
オルビエート駅を出たら駅前にあるケーブルカーで山の上に。そこからドーモ広場までシャトルバスが運行されています。ただ、せっかくならメインストリートをてくてく歩くのがおススメ。また、鉄道駅からドーモ広場までの直通のバスもあるそうです。
オルビエートは山の上に広がる町ですが、その山はテーブルマウンテンのように真っ平ら。ペルージャやアッシジと比べて平坦な土地で歩きやすい町です。ただ、周囲を囲む城壁近辺は急な坂道になっているのでご注意を。
町はそれほど大きくなく、また見どころもドーモや博物館など限られるため、1日あれば十分見学できます。中世の町並みもそのまま残っており、町歩きだけでも飽きません。
なお、ドーモや付属美術館などのチケットはお隣のエルグレコ美術館の窓口で購入します。今回はセット券を買って入場しましたが、付属美術館はちょっとイマイチ。ペルージャの国立ウンブリア美術館を見ていれば、こちらの付属美術は立ち寄る必要はなさそうです。