近江八幡のぶらぶら散歩もいよいよ最終回。
山を下りて八幡堀というお堀端にやって来ました。
ほーっ、なかなか風流なお堀ではないですか!
背後にそびえるのは先ほどの八幡山。
お堀の両岸には古い石垣とお屋敷が並んでます。
なんとも味わいのある風景に出会いました。
川にかかる木々の緑が鮮やかですね。
ちなみにこのお堀沿いには、細い遊歩道がありました。
試しに遊歩道に沿って歩いてみましょう!
お堀にかかる橋の上からは、行き交う小舟の様子がよく見えます。
川面をゆっくり進む小舟の姿は、のんびりしていていいですね〜。
八幡堀は端から端までのんびり歩いても20分程度。
それほど長い距離ではありませんが、のどかな風景と川の流れにホッとしますね。
こちらの建物はお食事処のようです。
この建物は何かの蔵でしょうか。
お、この家では名産の葦を干してるようです。
小舟のお客さんも、移りゆく河岸の光景に興味津々。
遊覧船のゆらゆらツアーですな。
ぶらぶら歩いているうちに、お堀の端っこまで来たようです。
橋の上でお堀の風景をスケッチする人もちらほら。
いやー、なんてのどかな休日の昼下がり。
さあ、近江八幡のぶらぶら散歩もここまで。
そろそろ電車の時間です。
せっかくの近江八幡ですが、水郷巡りや近江牛を体験できなかったのはちょっと心残り。
けど、1日かけてぶらぶらするにはほどよい大きさの町でした。
それでは電車に乗って琵琶湖の風景を眺めながらゆっくり帰りましょう!
おわり
<ベコたびinformation>
八幡堀
八幡山のふもとを流れるのが八幡堀。八幡山城を築城した際に作られたようで、琵琶湖とつないで物資の輸送に役立ったようです。
もともと近江八幡は楽市楽座を取り入れるなど商売の活発な町でしたが、こうした物流機能が重要な役割を果たしていたのでしょう。
そんな八幡堀でしたが、昭和の高度経済成長を境に汚染が進み、お堀の埋め立て計画まで決定されたのだとか。
そうしたなか、八幡堀を守ろうという市民の皆さんの力強い努力と願いにより、埋め立て計画もついに白紙撤回。美しい河岸の光景が蘇ったのだそうです。
そんな歴史を振り返りながら歩くと、一段と美しく感じるお堀端ですね。ちなみに、有名な水郷巡りはここではなく、別の場所から乗船するので注意が必要です。