Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

やりたくない仕事

2005-08-23 22:00:38 | コールセンターの仕事
どんなに熱意を持っていてもやりたい仕事ができるとは限らない。

事実、今の私がそうである。面談の度に、これからどんなことにトライしたいかと聞かれて、スパイスの効いた回答ができないのがツライ。もう、何度もそんなことが続いているにも関わらず、上司も毎回同じような質問をするのはツライだろうに思う。

具体的に私の仕事を書くとするなら「採用」と「研修」である。

これらの仕事は安定している時は完全にルーチンワークになる。ただし、人に向かっての仕事であり、向かい合う人が違えば対応もかわるので、退屈な仕事ではない。

採用のボリュームが大きい時は早く一人になりたいと思うくらい心身共に疲弊することだってあるし、目標や課題への達成感もある。仕事は求められたことには、期待以上のクオリティで応えているつもりだし、改善意識も意欲もある。

私が好きなのは「現場」。

ここでは私が日頃から磨いている「プロとしての目きき」が活かせるという自負がある。

でも、その望みが叶うことはこの先もない。

そんな絶望感と折り合いをつけながら今の状況にどっぷり漬かりきるのは本当に難しい。こんな状態が1年以上続いているが、長いと思うか短いと思うかは人それぞれだと思う。

さりとて自分が今の業務をないがしろにしてきたかというと全くその意識はない。

むしろ、やりたくない仕事をいかに充実させるか、新しいスキルを身につけ知識をストックしてきたと思う。

事実、エニアグラムや交流分析もそうだ。「採用」にも「教育」にも大活躍してるぢゃないか・・・。

職場以外で学ぶ消費者対応の勉強会でだってかなり多くの経験ができた。この1年間に読破したコミュニケーション関連の本だって相当な数になっている。

結局は、やりたくない仕事からたくさんの宝を得てしまった。あれっ、思ったより悪くない。今やりたいことに囚われて、自分を嘆くより、仕事は選べなくても自分はいかようにも変えられる。

結局は、誰に頼ったところで、その時、その時の自分の仕事を精一杯やることでしか本当の力は身につかないことを経験的に知っている。

どうしても目の前の仕事を大切にできなくなった時、もっと大切なものが見つかった時はその時は去ろう。

まだ、ここではできることがたくさんあるような気がしている。
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