1週間も更新していませんでした。
仕事の話をします。
先日、あるお客様からのお電話で、商品のカタログをハガキで請求したがまだ届かないので、急いで送ってほしいという話になり、通常「メール便」でお出しするところ、「宅配便」で手配をしました。
「もし万が一、届かない場合は、お手数でもすぐにお電話ください」
しかし、こともあろうに、
私のケアレスミスで、その「万が一」が起きてしまいました・・・・。
大ショックですよ・・・
今朝、別の販売員がそのお客様からの電話に出て、通常フロー通り、「翌日出荷・翌々日お届け」で手配をし直してくれたのはよいのですが、私は、そのお客様の切迫状況からして、それでよかったのか、気になりつつも、あわただしく応対を続けていました。
16:00少し前、そのお客様から本日2度目のお電話を偶然にも私がとり、私の手配ミスでお届けが遅くなってしまったことをお詫び。そして、手配ができているか再度確認の依頼がありました。
そして、翌々日の午前着なら大丈夫とうかがっていましたので、そのように手配ができていると、お詫びを添えて回答し、余韻を残しつつ、終了。
お客様はなかなか電話を切ろうとしませんでした。
彼女の話ぶりは終始、控えめで心細げ。
どう考えても、そんな対応で終わっていいはずないだろ・・・・
なぜ、16:00になって電話をかけてきたのか?
どう考えても、本日出荷してほしいと言いたかったからでは?
すぐに、本日出荷に間に合うか確認。即、電話を折り返す。
非常にこわばった空気の中、会話が始まり
は:「先ほどは、お電話ありがとうございました。カタログは1日早くお届けできるように手配ができそうなのですが、お受け取りはできますでしょうか?」
客:「あっつ、はい」
は:「大切な日にお使いになるお菓子をお選びいただく予定ではなかったでしょうか?」
客:「えっつ、はい、んー、はい・・・(言葉になっていない)」
は:「本当にご心配をお掛けしてすみませんでした」
客:「あっー、ありがとうございます。助かります・・・本当に」
そんなやりとりの会話は、途中から、お詫び・お礼・お詫び・お礼の繰り返しで会話らしい会話にはなっていないのですが、ひとつ感じられたのは、彼女の奥深くから溢れてくる安堵の言葉と、一気に息を吹き返し、流れが変わったこわばった空気。
今度は、先ほどとは違う余韻を残しながらお客様はまた、律儀にも先に電話を切ろうとしませんでした。どうやら彼女のポリシーのようです。
「○○様、それでは失礼ですが、先に受話器を置かせていただき、早速手配いたします。どうぞ、○○様も受話器を置いてくださいませ。本当にありがとうございました。またお電話お待ちしています」
そのお客様の住む町は私も何度か行ったことのある信州のスキー場のある街でした。
地方に住む、若い女性からのお電話はギフトとしてのご注文が大半です。
私は、その律儀で繊細なお客様のイメージとある商品が電撃的に結びつき、店頭に並ぶそのエレガントな商品に「For Bridal」とPOPが付いていたのを思い出したのでした。
ここからは空想レベルのお話です。
もしや、婚礼の引き菓子として利用を検討しているのでは?
今から10年ほど前に、人並みに私もホテルで挙式・披露宴なるものをしましたが、引き出物・引き菓子は両家の意向の違いが災いし、「こだわり花嫁」の気持ちを知らない親の発言はなかなかストレスになるものです。
当時の引き菓子と言えば、特段美味しいとは言えないバウムクーヘンとかチーズケーキが主力で、外から持ち込むと、持ち込み料がかかるので、結局は、ホテルが用意したカタログから割引になる大衆的なお菓子から選ぶ羽目になったり。
今となっては懐かしくもあり風化しつつある記憶なのですけどね・・。
そんな経験も少しは仕事の「肥し」になったのなら幸いです。
来月はもう3月。
春の婚礼シーズンですから、まんざらでもない空想かもしれません。
あのお客様の住む町はまだ雪の中かもしれません。
自分のミスを反省しながら、再手配をお願いし、お菓子を選びながら、暖かく、幸せな時間を過ごしているお客様を空想しながら仕事に戻りました。
でも、まずはそんなミスしないことですよ・・・(反省)
↓
仕事の話をします。
先日、あるお客様からのお電話で、商品のカタログをハガキで請求したがまだ届かないので、急いで送ってほしいという話になり、通常「メール便」でお出しするところ、「宅配便」で手配をしました。
「もし万が一、届かない場合は、お手数でもすぐにお電話ください」
しかし、こともあろうに、
私のケアレスミスで、その「万が一」が起きてしまいました・・・・。
大ショックですよ・・・
今朝、別の販売員がそのお客様からの電話に出て、通常フロー通り、「翌日出荷・翌々日お届け」で手配をし直してくれたのはよいのですが、私は、そのお客様の切迫状況からして、それでよかったのか、気になりつつも、あわただしく応対を続けていました。
16:00少し前、そのお客様から本日2度目のお電話を偶然にも私がとり、私の手配ミスでお届けが遅くなってしまったことをお詫び。そして、手配ができているか再度確認の依頼がありました。
そして、翌々日の午前着なら大丈夫とうかがっていましたので、そのように手配ができていると、お詫びを添えて回答し、余韻を残しつつ、終了。
お客様はなかなか電話を切ろうとしませんでした。
彼女の話ぶりは終始、控えめで心細げ。
どう考えても、そんな対応で終わっていいはずないだろ・・・・
なぜ、16:00になって電話をかけてきたのか?
どう考えても、本日出荷してほしいと言いたかったからでは?
すぐに、本日出荷に間に合うか確認。即、電話を折り返す。
非常にこわばった空気の中、会話が始まり
は:「先ほどは、お電話ありがとうございました。カタログは1日早くお届けできるように手配ができそうなのですが、お受け取りはできますでしょうか?」
客:「あっつ、はい」
は:「大切な日にお使いになるお菓子をお選びいただく予定ではなかったでしょうか?」
客:「えっつ、はい、んー、はい・・・(言葉になっていない)」
は:「本当にご心配をお掛けしてすみませんでした」
客:「あっー、ありがとうございます。助かります・・・本当に」
そんなやりとりの会話は、途中から、お詫び・お礼・お詫び・お礼の繰り返しで会話らしい会話にはなっていないのですが、ひとつ感じられたのは、彼女の奥深くから溢れてくる安堵の言葉と、一気に息を吹き返し、流れが変わったこわばった空気。
今度は、先ほどとは違う余韻を残しながらお客様はまた、律儀にも先に電話を切ろうとしませんでした。どうやら彼女のポリシーのようです。
「○○様、それでは失礼ですが、先に受話器を置かせていただき、早速手配いたします。どうぞ、○○様も受話器を置いてくださいませ。本当にありがとうございました。またお電話お待ちしています」
そのお客様の住む町は私も何度か行ったことのある信州のスキー場のある街でした。
地方に住む、若い女性からのお電話はギフトとしてのご注文が大半です。
私は、その律儀で繊細なお客様のイメージとある商品が電撃的に結びつき、店頭に並ぶそのエレガントな商品に「For Bridal」とPOPが付いていたのを思い出したのでした。
ここからは空想レベルのお話です。
もしや、婚礼の引き菓子として利用を検討しているのでは?
今から10年ほど前に、人並みに私もホテルで挙式・披露宴なるものをしましたが、引き出物・引き菓子は両家の意向の違いが災いし、「こだわり花嫁」の気持ちを知らない親の発言はなかなかストレスになるものです。
当時の引き菓子と言えば、特段美味しいとは言えないバウムクーヘンとかチーズケーキが主力で、外から持ち込むと、持ち込み料がかかるので、結局は、ホテルが用意したカタログから割引になる大衆的なお菓子から選ぶ羽目になったり。
今となっては懐かしくもあり風化しつつある記憶なのですけどね・・。
そんな経験も少しは仕事の「肥し」になったのなら幸いです。
来月はもう3月。
春の婚礼シーズンですから、まんざらでもない空想かもしれません。
あのお客様の住む町はまだ雪の中かもしれません。
自分のミスを反省しながら、再手配をお願いし、お菓子を選びながら、暖かく、幸せな時間を過ごしているお客様を空想しながら仕事に戻りました。
でも、まずはそんなミスしないことですよ・・・(反省)
↓
お客様とのやりとりを読んでいて、目の前にその光景が浮かんでくるようでした。
お客様の気配から本意を想像する「感性」、そしてそれを言葉に出す「勇気」、柔軟に動ける「フットワークのよさ」・・素晴らしいですね。
自分も電話応対の日々を送っておりますが、最近は、心も体も鈍くなっている傾向がありましたので、このようなお話を読むと初心に戻った気持ちになれます。ありがとうございました。
消費生活アドバイザーになって、ずっとオペレーション側に行きたいと思っていた私ですが、劇的な環境の変化はやはり乗り越えるのが大変でした。
いつ現場に戻っても、恥ずかしくない応対ができるように消費者対応研究会にも関わってきたつもりで、皆さんからの学びをひとつひとつ実際の対応の中で確かめたり、実践したりでお礼を言うのは私の方です。
こちらこそありがとうございます。
まだまだ葛藤を抱えていますが、評価は気にせず、考えるよりまず行動。
あいかわらず、ガテン系の消費生活アドバイザーです(笑)。先日、また、代表幹事のMさんから汗、じゃなくて泥臭いと言われてしまいました・・・