今朝は、青森・岩手で震度5弱の地震のニュースから始まりました。
先日、「下北の電力事情」について記事を書きましたのでとても心配しました。
その後、再び青森を訪ねておりました。
昼食を、お客様といただきながら、青森の電力事情や産業振興についての話もうかがうことも有意義でした。
さて、
気になっていた『六ヶ所村ラプソディー』も、ようやく見ることができました。
2006年の映画ですから、もう5年も前のものですが、座席の8割は埋まっていたと思います。
反原発運動が高まっている今、今からでも遅くないと思って観に来た方も多かったことでしょう。
いやー、本当に考えさせられますよ・・・
使用済み核燃料の危険性や政策のこと、再処理工場で働く人・依存しないで生きる覚悟の人たちのこと などドキュメンタリーであるため、それぞれの思いがリアルにビシバシ伝わってきます。
しかし、私が本当に今回痛感したのは、「こんな危険を冒してまで『プルトニウム』を取り出す必要があるのか?」ということ。
確かに、資源が乏しく、電力の輸入ができない日本においては、貴重な資源なんだろうけど、再処理の段階で、必ず漏れる放射性物質は、空気・水中に必ず排出されるとのことでした。
さらに衝撃的だったのは、各原発で使用済みとなった核燃料は『陸路』で、六ヶ所村に運ばれて来ているということ。
つまり、我々の近所を使用済み核燃料が通過しているのです。
全くこのことに考えが至っていなかった・・・。
原発関連の建設には、調査だけでもその自治体に多額の交付金が支払われてきたとのことです。
しかし、
青森のお客様が「欲しいのは『お金』じゃなくって、『仕事』なんですよネ」とお話くださり、妙に共感できた私です。
お金の為に仕事をしている人ならば「仕事=お金」じゃないかと言われてしまうかもしれないけど、私は「仕事=仕事(志事)」だと思う。
いや、「仕事(志事)=生きる」である。(報酬の有無問わず)
誰かの役に立ち承認され、自分の成長や生きている実感が持てる活動がなければ、無価値観に苛まれませんか?
私は30代半ばで、転職の時になかなか採用通知をもらえなかった時、収入が無くなることよりも「自分は、どの会社からも求められない人間になってしまったのだ」と、落胆したものでした。
原発を廃止することになった場合、そこで働く人達の雇用の場は、何かにシフトする必要が出てくる訳だけど、仮に、1次産業が吸収したところで、東京を初めとする消費地は、野菜・肉魚をどう値決めするか?
観光地化しようとしたところで、皆さんは足を運びますか?
ちなみに、私の実家のある石川県には建設も稼働も止めた「珠洲原発」がありますが、トライアスロン大会では知られるようになりましたが、のと空港はできたものの行ったという友人には会ったことがない。
原発に反対するということは、ただ単に節電すればいいという問題に終わらない。
話は飛躍するけど、いずれは、さらに日本国内に目を向けて、内需を高める消費行動を考えていくことが必要なのではないでしょうか?
国策のせいと言ってしまえば思考停止。
実際は「無関心」が作って来た問題でもあります。
そして、問題は、独立して起きているのではなく、絡み合っていて切り離せない。
「日本が1つになる」って、こういう問題を一緒に見ることから始まるんじゃないかなと思えてならない最近の私です。
お読みいただきありがとうございます。
↓
先日、「下北の電力事情」について記事を書きましたのでとても心配しました。
その後、再び青森を訪ねておりました。
昼食を、お客様といただきながら、青森の電力事情や産業振興についての話もうかがうことも有意義でした。
さて、
気になっていた『六ヶ所村ラプソディー』も、ようやく見ることができました。
2006年の映画ですから、もう5年も前のものですが、座席の8割は埋まっていたと思います。
反原発運動が高まっている今、今からでも遅くないと思って観に来た方も多かったことでしょう。
いやー、本当に考えさせられますよ・・・
使用済み核燃料の危険性や政策のこと、再処理工場で働く人・依存しないで生きる覚悟の人たちのこと などドキュメンタリーであるため、それぞれの思いがリアルにビシバシ伝わってきます。
しかし、私が本当に今回痛感したのは、「こんな危険を冒してまで『プルトニウム』を取り出す必要があるのか?」ということ。
確かに、資源が乏しく、電力の輸入ができない日本においては、貴重な資源なんだろうけど、再処理の段階で、必ず漏れる放射性物質は、空気・水中に必ず排出されるとのことでした。
さらに衝撃的だったのは、各原発で使用済みとなった核燃料は『陸路』で、六ヶ所村に運ばれて来ているということ。
つまり、我々の近所を使用済み核燃料が通過しているのです。
全くこのことに考えが至っていなかった・・・。
原発関連の建設には、調査だけでもその自治体に多額の交付金が支払われてきたとのことです。
しかし、
青森のお客様が「欲しいのは『お金』じゃなくって、『仕事』なんですよネ」とお話くださり、妙に共感できた私です。
お金の為に仕事をしている人ならば「仕事=お金」じゃないかと言われてしまうかもしれないけど、私は「仕事=仕事(志事)」だと思う。
いや、「仕事(志事)=生きる」である。(報酬の有無問わず)
誰かの役に立ち承認され、自分の成長や生きている実感が持てる活動がなければ、無価値観に苛まれませんか?
私は30代半ばで、転職の時になかなか採用通知をもらえなかった時、収入が無くなることよりも「自分は、どの会社からも求められない人間になってしまったのだ」と、落胆したものでした。
原発を廃止することになった場合、そこで働く人達の雇用の場は、何かにシフトする必要が出てくる訳だけど、仮に、1次産業が吸収したところで、東京を初めとする消費地は、野菜・肉魚をどう値決めするか?
観光地化しようとしたところで、皆さんは足を運びますか?
ちなみに、私の実家のある石川県には建設も稼働も止めた「珠洲原発」がありますが、トライアスロン大会では知られるようになりましたが、のと空港はできたものの行ったという友人には会ったことがない。
原発に反対するということは、ただ単に節電すればいいという問題に終わらない。
話は飛躍するけど、いずれは、さらに日本国内に目を向けて、内需を高める消費行動を考えていくことが必要なのではないでしょうか?
国策のせいと言ってしまえば思考停止。
実際は「無関心」が作って来た問題でもあります。
そして、問題は、独立して起きているのではなく、絡み合っていて切り離せない。
「日本が1つになる」って、こういう問題を一緒に見ることから始まるんじゃないかなと思えてならない最近の私です。
お読みいただきありがとうございます。
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関連?
有意義なソースをご紹介いただきましてありがとうございます。
なかなか時間が取れていないのですが、
下記必ず拝見します!
http://www.youtube.com/watch?v=DiNYWN5j07Y&feature=related
40分程の動画ですね。