Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

顧客満足とストローク

2009-01-19 22:41:52 | TA(交流分析)
てっぺんで朝礼を体験させていただき、帰り道に朝礼を仕切った本田さんと振り返り。

「ストローク談義」をしながら、寒い中、半そでで自由が丘駅まで送ってくださった本田さん、ありがとうございました!

てっぺんでは、スピーチ訓練の時、「本気で」スピーチを行った方にひとこと「本気で」相手を認めるコメントをします。

朝礼を仕切った本田さんもそうでした。本気さで負けていない・・・。

先日ご紹介した本:「てっぺんの朝礼」で知ったことなのですが、社長の大嶋さんは交流分析を学んでいます。文中には「ストローク」「ディスカウント」などの心理学的用語がよく出てきます。

私は自分の仕事でCS(顧客満足)についての研修も扱っているのですが、部下がお客様に対して積極的に良い働きかけをしようとするにはどうしたらよいかなんてことを恒常的にテーマにします。

多くの場合、「顧客満足に対しての考え方を身につけることだ」「仕事の意味を理解させるべきだ」「心構えをしっかりさせることだ」「会社の文化を変えることだ」「教育を徹底するべきだ」「プロ意識を身につけさせる」など、論じられるわけです。

誰が実行するかはさておき、もちろんすべて大事なことですよね。

交流分析理論では、

溢れるほどのプラス(陽性)のストロークで満たされている人、溢れている人は、人にプラス(陽性)のストロークを与えるようになると考えます。

社員の認められたい・ほめられたい欲求が、十分満たされたら、その分はお客様に対して良いことを当たり前のようにしたくなるんですよね。

部下や仲間の仕事を認める、存在そのものを認める、そんな言葉が溢れていたら、誰かにおすそ分けをしたくなる・・・。

上司は、なぜ部下を誉められないのか?あるいは誉めあえる環境にあるのにおすそ分けができない。

ここに働くのはストローク経済ですよね。

顧客満足は、部分的に交流分析のストローク理論でも語れます。

ストローク理論は、展開の余地がとても多い交流分析の領域です。私の好きな領域のひとつです。

ストロークについて関心を持った方には、おすすめの本は、たびたびご紹介しておりますが、何と言ってもこの本。

ふわふわさんとチクチクさん―大人のための心理童話
クロード スタイナー,柴田 淳
扶桑社

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大好きな本です。
これを機に読んでくださる方が増えることを願っています。

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2 コメント

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CD (あゆみ)
2009-01-20 22:00:21
CSの向上・・・
接客業等は結果をダイレクトに知る事や見る事が出来ますが、そうでない業種も多々あると思います。
従業員がダイレクトにCSの向上結果を知る事が出来るインフラの整備がキーポイントと思ってます。

私達は自主参加型ではありますが、
色々な研修に参加出来るのでありがたい環境に感謝です。

最近は顧客の満足を満たすCSだけではなく
顧客の潜在的欲求を知り満たすCD:customer delight『顧客歓喜』にシフトしています。

次回私は顧客(はるさんは顧客がどんな方か分かりますよね?)と一緒に同じ時間を過ごす共体験をさせていただく予定です。
(ちょっと不安がありますが・・・)

潜在的欲求を見付けるのは簡単ではないと思いますが、それを具現化する事が私達の使命と思ってます。
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今日もCSの研修でした! (はる)
2009-01-20 22:41:32
あゆみさん

お久しぶりです。年始に、新聞で、私の大好きな企業の社長がおっしゃっていました。

先週の研修でCDの話をしたら、皆さん知りませんでした。事前期待=利用実感では、決してお客様をつなぎとめることはできません。お客様が満足なさるにはそれ以上の利用実感が得られることが必要です。そこには驚くほどの喜び・感動があったりしてお客様との絆が深くなるものだと思います。

潜在的欲求は、事前期待とほぼ等しいのか、それよりもさらに無意識レベルのものなのかと思います。

電話応対の仕事をしていると、お客様の心情や生活背景に目を向けながら、深く聴く・訊くことの大切さを思い知ります。

通常接することができないお客様に接することができる機会がある会社も素晴らしいけど、そこに進んで手を挙げているあゆみさんが素晴らしいです。

後輩たちに、良い刺激を与えられることと思います。さすがです・・・。
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