この季節になると、いつも思い出すことがあります。
私がまだ幼い頃、
クリスマスの朝になると、
枕元にプレゼントが置かれていました。
それは、小学校の6年生あたりまで続き
あるとき、母から“サンタは自分でした”と暴露され・・
それ以来、プレゼントはなくなりました。。
サンタクロースは、架空の人物だというのは
3つ年上の兄がいたので、かなり早い時期から解っていたんです。。
でも、両親が年に一度サンタクロースになってくれているのに
そして、
“プレゼント”がもらえるのに
可愛げもなく「サンタクロースなんか本当はおらんのや・・」
なんて、とても言えなくて;
もし、それを言ってしまえば、
もうプレゼントは貰えなくなる・・;
そう思って、ずっと自分の心の中に
「サンタ伝説」は封印していたのでした。
でも、小学校の3年生ぐらいのときに
一度だけ母に尋ねた事がありました。
“家に鍵をかけているのに、サンタはどこから入ってくるの??”
我が家には、絵本に出てくるような暖炉もなく
気の利いた煙突なんてのもありません。。
サンタクロースは、どうやって私の枕元にプレゼントを置いていくのか・・
兄や周りの子は
「そんなもん、親が置いてるにきまっとるやん!」
と吹聴してきます。
でも、半分はサンタクロースの存在を信じたかった私は
真実を知りたくて(だけど、「サンタはウソ」なんて言えなくて;)
母に遠まわしで聞いたのでした。。
「うちには煙突も暖炉も無いやん、鍵開けて勝手に入ってきたら
ドロボーやん。。」
そしたら、母はこう言ったのです。。
「なに言うてるん!
便所の天井見てみ。立派な煙突の穴があるやろ」。。
昔のトイレって、換気扇の代わり?に
煙突みたいなのをくっつけてたのですが、
それは20cmほどの小さな穴だったのです。。
でも、確かに、煙突(の、ようなもの・・)には違いない^^;;
私は、母の言うことに、反論できませんでした(__;
そんなこんな・・な、クリスマスの思い出。。
今思えば、
生涯忘れられない大きな“思い出”というプレゼントを
両親はくれていたのですね。。