元サラリーマンの植物ウォッチング第7弾。写真はクリックすると大きくなります
多摩ニュータウン植物記Part7
コシダ・3~二又分岐

岡山大学大学院自然科学研究科の沈建仁教授らの研究グループは2011年に、葉緑体の“PSⅡ”というたんぱく質の内部にカルシウムやマンガンが結合した分子があり水を分解する反応の触媒として働いていることを解明し『ノーベル賞級の発見』と評価された。
今回は光合成反応を起こさせた“PSⅡ”に強いX線を100兆分の1秒という極めて短い時間照射し、反応中の分子の動きをコマ送りで観察した結果、100万分の1秒後に水分子が“PSⅡ”の中のカルシウムに結合し、5000分の1秒後に水分子が分解されて酸素原子が出現していたという。これは人工光合成の実現に向けた第一歩となる成果で本研究成果は2月1日に英国科学誌『Nature』に掲載された。沈教授は『今後は酸素原子が分子となって外へ出ていく過程を突き止めたい』と話している。
写真はウラジロ科コシダ属の「コシダ(小羊歯)」。ウラジロと同じように葉裏が白いがウラジロとは別属で羽片が2つ、2つと分岐する様子が異なる。毎年、主軸の先端から新しい主軸を伸ばして羽片を拡げていく。
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クジャクシダ・7〜枯れ姿

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ゲジゲジシダ

今回の新作は埼玉と同じように大阪や京都に虐げられている"誇れるものは湖しかない”滋賀がターゲットになった。これに埼玉が共闘し兵庫、和歌山、奈良を巻き込んでの展開となる。自動車の滋賀県ナンバーの"滋”の字の中の絲の字の上の部分の略字がゲジゲジのように見えるので、京都からは『ゲジゲジの滋賀県人はそこらへんの害虫でも食べといたらよろし!』と蔑まれている。前作も新作も各地を徹底的にこき下ろし自虐の中にも何か郷土愛を感じられるところが面白い。
1980年代に"ダサい”と"さいたま”を掛け合わせた"ダサいたま”という造語が流行した。埼玉県はこのほど『埼玉は本当にダサいのか?』という県民アンケートを実施したところ800件を超える意見が届き、40年前は約9割が『埼玉はダサい』と言っていたのが、今回は『ダサい』が29%、『ダサくない』が27%と拮抗した。中には『海は無くても子育て支援を頑張っている』『ダサくてイイ!俺が埼玉県を愛しているならそれでイイ!』『イジられても笑い飛ばす。埼玉だけの豊かさがある』など埼玉愛に溢れる好意的な意見が多かったようだ。滋賀県も今夏の映画に便乗して滋賀を鋭意PR中と聞く。
閑話休題。写真は奥高尾"日影林道”の斜面に生えている「ゲジゲジシダ(蚰蜒羊歯)」。ヒメシダ科ヒメシダ属の夏緑性シダ植物で北海道~九州の山野に普通に分布している。左右の羽片がジグザグ状に付き基部には三角形の翼がある。全体の様子をゲジゲジに見立てた命名でゲジゲジは子供の頃は家の周りで良く見ていたが、今は見ることはまず無い。
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ヒメミズワラビ

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ヒメカナワラビ

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ジュウモンジシダ・2~高尾山6号路

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クジャクシダ・4〜若葉

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クジャクシダ・3~新葉

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