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クジャクシダ・2~koru

 奥高尾“逆沢作業道”に生育している「クジャクシダ(孔雀羊歯)」。イノモトソウ科(←ホウライシダ科)ホウライシダ属の夏緑性シダ植物で羽状複葉が扇のように拡がりクジャクの尾羽に見立てて名付けられている。そろそろ新芽が見られる頃だと思ってこの道を登ったがなかなか見つからない。去年見た辺りをウロウロしてやっと見つけたのがこの新芽。直径は1センチほどで草丈はまだ10センチにも満たない。シダの葉が展開する前の渦巻き状の状態を“コル(koru)”と呼ぶが、これはニュージーランドの先住民“マオリ”の言葉で『成長』『力』『平和』『生』などを意味しており、ニュージーランド航空のロゴマークなどに使われている。
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コシダ・2~葉裏

 ウラジロ科コシダ属の「コシダ(小羊歯)」。ウラジロの葉裏は白くなりお正月飾りに良く使われるのは御馴染み。このコシダもウラジロと同じように葉裏は白い。その名はウラジロより小振りという意味。
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ジュウモンジシダ・1~名前

 高尾山系で多く見られる「ジュウモンジシダ(十文字羊歯)」。オシダ科イノデ属の常緑性シダ植物で葉身は30~40センチ。大きいものは60センチほどになる。葉身は長い頂羽片の基部から左右に短い側羽片があり基部の茎と合わせて十文字に見えることから名付けられている。大きな株は根茎から複数の葉身を出して全体が輪を作るように成長する。学名にある“tripteron”は3つの翼があるという意味。
 さて今日は以前の会社の同期の連中との歩く会。年3回の開催で10キロほど歩いて風呂に入り一杯飲んで明るいうちに帰るというコンセプトでもう15年続いている。今回はJR中央線日野駅をスタートし日野宿本陣、新選組資料館、高幡不動尊などを巡って最後は多摩川沿いのスーパー銭湯で小宴会。昨日は最強寒波で雪がちらついたが今日は朝から晴れて良いウォーキング日和になった。彼らとはもう45年の付き合いになる。血気盛んだった連中が穏やかな好々爺になった。
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コシダ・1~名前

 ウラジロ科コシダ属の「コシダ(小羊歯)」。ウラジロのように毎年主軸の先端から新たな羽片を伸ばすが、葉が二又分枝を繰り返すことがウラジロとは異なる。ウラジロと同じように裏面は白いがウラジロより小振りなので“小”の名が付けられている。
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ゼンマイ

 この時期に野山を歩くと樹々が美しく紅葉しているが足元でも草が様々な色に色付いている。写真はゼンマイ科ゼンマイ属の「ゼンマイ(薇)」。日本全土の山野に生育する落葉性シダ植物で春の若芽が山菜として好まれる。栄養葉は2回羽状複葉となり大きく拡がる。晩秋になると緑色の葉が次第に黄葉し最後は茶色くなって枯れる。これは奥高尾“大平林道”のもの。
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ウラジロ・2~年齢

 ウラジロ科ウラジロ属の「ウラジロ(裏白)」。山地のやや乾燥した山肌などに生育しており葉裏が白いのが名前の由来。ウラジロは毎年一段ずつ成長するのでその段を数えれば年齢がわかる。1年目は渦巻き状の芽が1対立ち上がり、2年目は前年の2枚の葉の間から葉柄を伸ばしてその先端から新たに2枚の葉が出る。3年目も同じように葉が出て積み上がっていく。写真では左側が2段目の葉で中央には葉柄が伸び右側に3段目の葉が拡がっている。1段目の葉は既に枯れており日本では3段くらいで終わるようだ。
 正月の注連飾りや餅の飾りに使われるので良く知られているが、これはそれは2枚の葉を夫婦に譬え次の代に夫婦ができまたその次の代に夫婦ができるというように子孫繁栄の縁起物とされている。
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クジャクシダ・1~奥高尾

 奥高尾“逆沢作業道”で見つけた「クジャクシダ(孔雀羊歯)」。イノモトソウ科(←ホウライシダ科)ホウライシダ属の夏緑性シダ植物で細くて固い1本の葉柄が次々に分かれクジャクが尾羽を広げたような形になる。若葉の頃は葉が少し赤み掛かり更に美しいようだ。来春にまた訪れてみよう。
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アマクサシダ

 イノモトソウ科イノモトソウ属の「アマクサシダ(天草羊歯)」。関東地方以西の暖地の林縁などに分布する常緑性シダ植物でその名は熊本県の“天草”に由来する。最下羽片は片側だけが鳥が羽を広げた形になり左右は非対称。専門家によると由木地区では長池公園外周で確認されているだけでここ長沼公園では初めてとのこと。最近定着したようだ。
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クサソテツ・4~胞子葉

 コウヤワラビ科(←クサソテツ科・オシダ科)クサソテツ属の「クサソテツ(草蘇鉄)」。若芽が“コゴミ(屈)”と呼ばれワラビゼンマイとともに春の風物詩のひとつになる。栄養葉は春から夏に掛けて成長し葉身は50~60センチになる。秋になると栄養葉は枯れ始め根元から胞子葉が伸びてくる。胞子葉の背丈は25~30センチで栄養葉の半分程度。これは大戸緑地のもの。
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コスギゴケ・2~造精器

 奥高尾“日影林道”の沢沿いに生育している「コスギゴケ(小杉苔)」。スギゴケ科スギゴケ属の蘚類で冷涼な場所に生育する。スギゴケの仲間は多く同定は難しいがとりあえずコスギゴケとしておこう。コスギゴケは雄株と雌株があり写真は雄株の造精器だと思われる。写真の褐色の部分は直径2~3ミリ。
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