最近の自分のテーマの一つに「シンプルさ」がある。
自閉症スペクトラムの研究が進み、様々な視点、アイデアの情報が入ってくる。
少しずつマニアックな世界が広がっているような気がする。私、自信マニアックな世界に興味関心がいく時がある。
しかし、私が目指してきた地域はもっとシンプルさが必要。
なぜならば、そのようなマニアックな世界は、一部の専門家には良いが、地道に地域実践をする上にはハードルになってしまう。一般のヘルパーさんにも、企業の上司の方にも伝わらない。
先日ブログで書いた地域のあるチームへのサポートのよう(詳しくはこちら)に、一般的な事業所に良い方向性の仕事をしてもらわないといけない。また、地域の企業や住民の方にも理解を進めないといけない。
そんな時にマニアックな話なんてやったらアウトだ。
私やチームがやってきた仕事がある。
新人のスタッフができるだけ早く支援プロセスができる研修。
企業と調整しながら、企業の方にもわかる、また、かかわっていただける手だて(構造化)を取り入れたり。
行動援護では、(かなりマニアックな部分がぬけずにチームにご苦労をおかけしたが)一般のヘルパーさんに、私たちと同じ視点で自閉症の支援に取り組める研修づくり。
構造化の実践も、まずナチュラルキュー(世にもともとある自然な形の指示)を活用して、補助的に構造を使う。
私は、ときにマニアックな世界に入りこむことがある。(今は、スモールステップの意味をマニアックに研究している。でも実践的で、実用的な思考だ。)
実践において、本当にシンプルさを追求してきた。
TEACCHは間違いなくシンプルなアプローチを教えてくれる。TEACCHアプローチを基本にただ地道に変えずにやってきた。
今、色々な方から、チームの実践について、良い評価をいただく。
それは変わらずにやってきたことの成果だと考えている。
ある新人スタッフに、仕事をはじめて1~2ヶ月立ったときに注意をした。
「あなたの言っていることは抽象的な部分が多い。ただワシは、おおよそわかる。今の状況と文脈でおおよそ検討がつく。しかし、それは、他のスタッフに伝わる?親ごさんに伝わる?地域の方はわかる?」と。
あれからどれくらいたったかな?最近、そのスタッフとやたらと話す機会が増えた。彼は間違いなく、変わった。以前よりシンプルで具体的な情報提供が増えた。
たくさんの方に見ていただきたくて、
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