ぼ~ざん工房
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どの地域に行っても話をきくのは協働が難さです。

私の実践の中でも、協働作業が簡単ではありません。

チームの協働、親さんとの協働、他機関との協働、企業との協働があります。

共通の難しさは、視点や考え方が違うということがあります。

この違いが、時には亀裂になることがあります。
違いをとらえることからはじめることが大切です。

こうあるべき、とか、自分でやっていることの押し付けでは協働はスタートしません。

まず現状でのそれぞれの状態を把握することからはじめ、未来の相互的な発展に向けて作戦会議をしたり、情報提供したりすることが大切です。


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先日の講演の滋賀の皆さんから講演のご感想をたくさんいただきました。

その中で、嬉しかったことがいくつかあり、またアフターフォローもいると思い、ログします。

1.再構造化の意味

再構造化の意味がつたわったようで、嬉しかったです。
とても重要ですし、意識しておく必要があります。

彼らが変化するということも意識する必要があります。

また、継続的にアセスメントをする上で、その都度調整していくプロセスが重要になります。

できるだけ、不成功体験をしないというイメージの中で、完璧思考を持たれる方もいます。しかし、彼らの文化は深い、わかったつもりでも、継続的なアセスメントの中で様々な調整が必要になります。

完璧思考は、地域の理解を軽減させます。難しいという空気だけが伝わる。
(職員の研修で心掛けているのは、どんなに間違った方向をしてても、そこからはじめる。間違いは悪だ!ではなく、間違いをどのように修正するのか?という思考にもっていく。今の職員の状態を知る、間違っていてもそこからディスカッションをはじめる。)

また、完璧思考から「なぜ、私が用意した構造化をつかえないの」のような、使えない問題点を本人に押しつけてしまう。構造化に本人をあわせることに。本人にあわせて構造化を調整していく。

しかし、講演で伝えられなかった部分です。再構造化は変化であることはたしかです。だからコロコロと変化(調整)し続けていくことはプラスにはなりません。

ぜひ、ご紹介した、「再構造化の手引き」(from A Village / http://www.from-a-village.com/ )を参考にしてください。


2.実践的、具体的、支援イメージ

いやいや、社交辞令かもしれません。
わかっているんですよ。でもね。嬉しい。

私は、あまり難しい勉強をやってきてない、ただ基本ベースにコツコツと真面目に実践をしただけなんですよね。だって、それしかできませんもん。

気がつくと、自立支援法という法律中、様々な方が1人の自閉症の方に係る時代がやってきた。ヘルパーさんだって、相談窓口の方もいれば、

そんな中で、難しい話は役にたたない。
現場の中で活かせる方向性を、今少し情報提供できるようになってきたかな?という感じです。


3.地域で理解をすすめる難しさ

ある感想に「今回の講演会に来られた方は良いけど、そうでない方にどのように・・・」という内容が。納得ですよ。こられた方は、思いがあってきているわけですから。

でも地域には、そうでない方がいっぱい。佐賀だって一緒ですよ。
今関わっている様々な関係機関の方が皆さん構造をしっかりと受け止めていただいているわけでありません。

難しい。本当に難しい。今は答えがないなぁ~。

でも一応、私が気をつけていることを書きます。

・形を教えない、目的を説明する。

・まずモデルを見せる

・第3者をつかう(日本人は権威的なので効果がある場合も)

・辛抱強くまつ

最後に…「悪を憎んで人を憎まず」はちょっと言い過ぎ。

んんん。。。問題点を整理して、方向性を明確にしていく。。。構造化が必要なのにやってないことで生じている問題点は整理して、人を問題視しない。(んん私が半分できてないかな。)


4.チームの難しさ

なんにしても、チームは難しい。

でも、先日の講演は良いチームでした。
皆さん協力的、良い質問もたくさんでました。
質問がでなかったら、深められなかった部分もいっぱい。

繰り返しますが、チームで協働とは、
それぞれの役割を明確にし、その相互作用で仕事をしていく。

一方的な学びは危険。

だから正直、講演は怖い。一方的に話すわけですから。

講演がはじまるまえ、会場をグルグル回る。参加者の雰囲気をつかむ。
親さんの中に、よく知った顔もいる。

何を話したら、皆さんが現場ではじめられるか考える。

○理解の仕方が違うんです。

○だから、理解が違うのを理解していただいて。

○その理解の仕方にあわせてください。

○それを皆さんが実践しやすく整理されたのがTEACCHの構造化のアイデアですよ。

○本人の理解に合わせた支援は、調整しながら。より本人にあわせるんですよ。

が伝わればと・・・講演をはじめる。

講演の最中も、皆さんの動きに気をくばる。うなずいている。うなずいていない部分がある。

さらに調整して講演を進める。

気づかれました?あの会場では私は皆さんとコラボレーションしながら進めているんです。そして調整しながら。

それで、今回は、良いコラボレーションで、私が楽しかったというわけです。

チームの協働が大事と口で言うのはやすし。
自分の頭にあるのがすべてで、それを一方的にすすめても、それは協働ではない。
自分の頭、相手の頭、チームの頭を上手に使って、進めるのが大事だと思います。

ここの部分は、また整理して書き込みます。


長くなりました。

本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

あ、明後日は広島の学校の先生方とコラボレーションのセミナーです。
楽しみです。雨が心配です。



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