吉田篤司:アレクサンダーテクニークとパワーヨガ

アレクサンダーテクニークとパワーヨガ、特殊呼吸法で全身躍動!脳が目覚める革新BODYワーク!

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第359回目「骨盤底の解放」

2020-05-25 15:16:44 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第359回目「骨盤底の解放」5月25日

肩こりや首痛、腰痛、体各部の痛みや不調に悩んでいる人は多いです。衝突事故などによる組織の損傷の場合は医者に行く必要があります。でも日常生活の不活発が原因の場合は、多くは別に体に損傷があるわけではありません。でもあいかわらず痛い・苦しいと言いながら毎日を過ごしています。

そういう人は肩がちょっとドアに当たっただけでも、まるで暴行にでもあったかのように痛がります。中には激怒してドアを蹴飛ばして破壊行為をするという危ない人もいて時々ニュースになります。

なんでそんなことになるのかというと、体と心が弱っちいからです。エネルギーが分散して体の中心、つまり丹田がスカスカなのです。だからその辺を鍛えることを毎日20分やると、たくましくなって肩こり、首痛、腰痛は治ります。

それでさっそくアレクサンダーパワーヨガを始めるわけですが「ますます痛くなった!こんなのやるんじゃなかった!ダマされた!」と言い出す人がいます。そういう痛みは、ぬるま湯につかっていても、決して治りません。体を鍛えて神経を図太く強化すると、痛みに負けない体になります。

だからちょっと痛くなったからといって、ブーブー文句を言う人はもう手遅れかもしれません。一生そのままのことでしょう。せいぜい八つ当たりが行き過ぎて犯罪行為にならないようにしてください。

というわけで今回は骨盤底を解放。パドマアサナはここを絞り上げるので、やはり練習してできるようになるとよいです。骨盤底にはクンダリニーの蛇が眠っています。暴れないようにうまく制御するには、やはり日頃から体を鍛えておくことです。

1)脚を前に伸ばして座ります。そして両手で左脚を持ち上げて体に引き寄せましょう。体の固い人は、まずこの時点で悲鳴を上げるかもしれません。慎重にゆっくりとやりましょう。

2)そして足をそけい部に乗せて、左手で左ひざを押し下げます。これやると骨盤底を解放します。もっとも深部癒着がたくさんあるので1回2回でどうこうなるものではありません。1か月、それとも3か月、1年かもしれません。でも毎日やっていると少しづつ解放されていきます。

3)このとき胴体をねじると腰椎が引き上げられるので、骨盤底に強く働いてくれます。

4)ダメなのはやはり背中を丸めること。これなら、やらない方がよいです。

5)立ち上がって片足でやりましょう。足を手で上げ下げ繰り返します。これは良い運動になりますよ。一汗かけます。ここからさらに足を頭に引っ掛けられる、凄い人もたまにいるようです。

6)ついでに開脚します。私はそんなに柔軟性がないので、バレエダンサーみたくきれいに伸びてくれません。でもそれで良いのです。無理して伸ばすと体を壊しますよ。

【アレクサンダーテクニークでやるパワーヨガ Part-31】骨盤底の解放

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吉田篤司


アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第358回目「パドマ・サルワーンガアサナ」

2020-05-24 16:35:31 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第358回目「パドマ・サルワーンガアサナ」5月24日

ヨガのポーズには複雑なものがたくさんあります。正確にポーズ完成を追求すると、たいへん難しいのですが、アレクサンダーパワーヨガではそうしたことよりも、まずとにかく体各部を動かして体のつながり、連続性を高めることを重視します。子供は一見すると無意味な動きが多いですが、実はそういうのが脳の神経細胞ネットワークを活性させているんです。決まりきった動作ばかりやるよりも、やったことのない不慣れな動きをどんどんやると運動能力は高まり若返りになります。ただし、ダラダラやるのはよくありません。ガンガン体をダイナミックに動かすと、すぐに体温が上がって発汗します。これを1日20分を目安におこなうと、身も心も高いエネルギーに満ちて楽しい生活になります。

それでは子供に戻って、パドマ・サルワーンガアサナをやりましょう。

1)まずパドマアサナを組みます。できなければアグラでもなんでも、それっぽいので大丈夫です。

2)そして仰向けになって、手で背中を押し上げます。

3)背中を押し上げながら、膝を上に送り出します。

4)そして慎重に両膝を下降させていきます。

5)次に膝を元に戻しながら体をひねって、片膝を着地します。

6)頭と肩のすきまにラインどりして、斜めにでんぐり返りましょう。

7)パドマアサナで起き上がりました!

【アレクサンダーテクニークでやるパワーヨガ Part-30】体を動かす

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アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第357回目「初心者のパワーヨガ:賢者ファーストステップ」

2020-05-22 17:46:02 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第357回目「初心者のパワーヨガ:賢者ファーストステップ」5月22日

アレクサンダーパワーヨガでは丹田力を開発するために、前屈や開脚の柔軟アサナよりも、アクロバット的な浮上系ポーズを集中的に取り組みます。

ここでよくある勘違いが、いきなり完成ポーズに急ぐことです。まあ気持ちはわかりますが、無理をしてできるものではありません。ひとつずつプロセスを大切にして正確に進んでいきましょう。するとちゃんとポーズ完成に至ります。遠回りに感じますが、実は一番の近道です。そして得る効果も大きいのです。

今回は初心者でもパワーヨガの醍醐味を体験してもらうために、賢者カウンディンニャのクロスレッグをやります。完成ポーズのちょうど1/2の地点まで行きます。

体が固い人は最初はたいへんですが、今まで体をなまくらにしていた罰ゲームだと思ってください。そこそこ柔軟性のある人は、すんなりできてしまいます。そういう人はもっと先に進みたいと思いますが、今回は体各部の正確なコントロール力を磨いてください。すると他のアサナにも応用が利かせられるので、どんどんレベルアップ可能になります。

1)まず基本姿勢。左右の手と頭頂で三角形を作るようにマットに置きます。両脚を伸ばしましょう。

2)左足を右に移動して大腿部を右上腕に引っ掛けます。ここが最も重要な部分です。うまく引っ掛からないという人は、手や腕、足の位置が悪いからです。配置をいろいろ変えて試してください。

それでもできないという人は、これまで体の健康をおろそかにしていた神の罰だと思って、苦しみながら頑張ってください。やがて神様の許しが出ると、うまくできるようになります。ここであきらめちゃうと地獄に行きます。

3)次に足をクロスしましょう。

4)そして体重のバランス移動してお尻を下げてみましょう。腕立て伏せみたいな動きになります。このバランス・コントロールが気持ちよくできるようになったら、相当な効果を得ることができます。お腹が絞られて全身を働かせた内臓マッサージが起こります。デトックス効果と内側からの柔軟性が現れます。

5)このバランスコントロールが可能になったということは、左脚の大腿部と右上腕でテコの原理が働いているのがわかるはずです。これが賢者カウンディンニャアサナの秘密ですね。

テコを使えば地球も持ち上げることができると、アルキメデスは言っていました。自分の足くらいならわけないでしょう。膝を曲げてクロスした状態で、ヒョイと持ち上げてください。これができたら初級レベルはクリアです。悪いカルマや先祖代々の悪因縁から解脱します。悪霊は退散して幸運がやってきますよ。

【アレクサンダーテクニークでやるパワーヨガ Part-28】インヒビション(抑制)

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アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第356回目「🐓オンドリのポーズ」

2020-05-21 17:35:05 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第356回目「🐓オンドリのポーズ」5月21日

オンドリのポーズ。「クックタアサナ」です。パドマアサナで持ち上げるニワトリポーズには「ウールドヴァ・クックタアサナ」というのもあります。

どちらも難しいです。ウールドヴァは体を浮上させるときの絶妙なバランス操作が必要で、浮上してからも気を抜くと失敗します。

今回やるクックタアサナは、脚を組みながら腕を入れてスタンバイになるのが、非常に難しいです。でも何度もやっていると不思議なもんで、割と楽にできるようになります。まさに体の神秘なのです。

1)好きな足を選びますが、ここではとりあえず左脚の間に腕を入れて組みます。

2)そして右足を乗せて、つま先を腕の奥に入れちゃいます。これが最初の難関です。

3)次に右腕を右脚のすきまにグイグイ差し入れます。私は去年、これやるのにすごく時間がかかりましたが、今日はあら不思議!割とすんなり入ってしまいました。体の順応性ですね。

4)肘まで深く入れてください。ここまでできたら、まずOKです。

5)そうしたら体を前後に行ったり来たりと、ダルマさんみたく転がして弾みをつけます。このとき注意は、脚が腕からズリ落ちていきます。防止策は特にありませんが、何度もやっているとだんだんうまくいくようになります。

6)そしてタイミングをつかんで「エイヤ!」と、体をおもいっきり前に行かせると持ち上がります。いったん持ち上がってしまえば、あとは簡単。体重が全部かかっているのに、余裕で浮上していられます。

【アレクサンダーテクニークでやるパワーヨガ Part-27】インヒビション(抑制)

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アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第355回目「賢者のポーズ」

2020-05-20 17:30:50 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第355回目「賢者のポーズ」5月20日

体の運動は筋肉を働かせておこなわれます。筋肉は筋膜で覆われていて関連した筋肉どうしをつなげています。ちょうど繋ぎソーセージのようなもので、いろんなルートがあります。それを工学的に表したのがテンセグリティです。ワイヤーの張力で棒が浮かんでいる物体です。オフィスビルや公園などで、たまに見かけます。

人間の骨格と筋膜の接続を説明するのに、ネットワークの模型も展示用としてあるみたいです。

これをもっと単純明快にしたおもちゃが、このキリン。中にワイヤーが入っていて張力で立っています。

ところが下のボタンをグイッと押すと、ワイヤーがたるんで、へたりキリンになります。

ここで重要なことは、ボタンを押さない、つまり何もしなければ自然と立っている。そしてへたりキリンは脱力して一見すると何もしていないように見えますが、ボタンを押すという行為が必要になります。

この原理を賢者のポーズに応用すると、必要最小限の力で体を浮上させることが可能になります。

1)まず基本姿勢になって左脚の内ももを上腕に乗せます。

2)左右の手の間隔はあまり広すぎないようにして、内ももの股間寄りの部分をつけるようにします。右の上腕は下部肋骨につけるように配置します。

3)右足を後方に、そして左足は左側に伸ばして広げていきます。このとき同時にアレクサンダーテクニークのヘッドリードを働かせます。すると筋膜ネットワークに張力が生まれて、テンセグリティのように浮かび始めます。

4)バーンと足を伸ばして広げるほど、体は高く舞い上がります。最初はたいへんですけど、何度も繰り返しているうちに筋膜ネットワークの張力が調整されていきます。すると自動的に体は浮上します。脱力はダメです。

【アレクサンダーテクニークでやるパワーヨガ Part-26】ヘッドリード

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