ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/20日 鳳来寺山 馬の背コース その4:石段を登り、仁王門から馬の背岩登山道に入る

2013-07-25 06:32:26 | 草花
愛知県道441号鳳来寺山公園線の1200メートル区間は狭い道でしたが、往時の門前町の面影を残して、床しい風情のうちに歩き終わり、これから鳳来寺の石段のぼりが始まります。
一説によりますと1425段あるとのことですが、小生が深夜に実際に数えて登ったときには、1200段有るか無いかだったように記憶しています。
この違いは何処からどこまでを数えるか、それからどの程度までを一段と見做すかによって生じることかもしれません。

殺生禁断 ↓

お寺さんの入口らしくこういう文言があります。



石段の始まり ↓

石段登りはここから始まると思います。小生の場合はここからカウントし始めたものです。
あたりは森閑としています。



タマアジサイ ↓

この参道沿いではほとんどのものが蕾でしたが、これだけは綻んでいました。



芭蕉の句碑 ↓

♪木がらしに岩吹きとがる杉間かな♪ という松尾芭蕉の句碑があります。
伝承によると芭蕉は鳳来寺山参拝を願い、この石段を登っていきましたが、途中で持病が悪化してこのあたりで引き返してしまったそうです。
これもネット上で知った話ですが、その持病とは”痔”であったとの説を読みました。
旅籠に戻り、布団に身を横たえて痛みを堪えていましたが、寒くてたまらない。
掛け布団の追加を所望したが、宿泊者が溢れていて布団が回ってこない、そこでお弟子が付近を駆け周り、やっと他所から拝み倒して上掛けを借りてきたときに次の句が出来たとも聞きました。
♪夜着ひとつ祈り出して旅寝かな♪(芭蕉)



ハエドクソウ ↓

地味な花が、それらしく咲いています。



仁王門 ↓

石段の上に覆いかぶさるように仁王門が出てきます。これは江戸時代の初期に建造されたもので、国の重要文化財に指定されています。



あ形 ↓

深夜、ここに来て、懐中電灯で照らして見たときにこの迫力ある形相に惚れぼれとしました。
子供ならば引き付けを起こしそうですね。


ん形 ↓

仁王(金剛力士)像は桧の寄木造り、江戸時代の作ですので、金剛力士像としては新しい部類でしょうか、こちらは新城市の指定文化財に留まっています。



馬の背ルート入口 ↓

ここに熊出没注意の看板もありました。山中で熊に遭遇するのは怖いですが、三河の山でも熊が出るようになり、その警告さえも一風物のように受け取り始めたのが怖いですね。
石段登りは未だ途中ですが、ここから左折して山道に入っていきます。



ナベワリ ↓

ここからは初めて歩く道ですので、どんなものが出てくるか楽しみです。
まずは、ナベワリが出て来ましたが、花の時期は5月始めですので、今はこんな姿です。



ヤマアジサイ ↓

ヤマアジサイのピンクの花が出ましたが、花の末期ですね。



イズセンリョウ ↓

まばらに実をつけたイズセンリョウを見ます。この木は海岸よりの地に生育すると思っていましたが、この山でも見られてやや意外に思いました。



カエル ↓

周りの色に溶け込んでしまったようなカエルが「ぴょこ」と動いて、それがために姿を見つけることが出来ました。
さて、何ガエルでしょうか。



ムラサキニガナ ↓

自分の中では秋に見る花と位置付けていましたが、この時季にもう花が来ています。



イノシシのお仕事跡 ↓

こういう風に掘り返して、ついには貴重なホウライジジユリなどが全滅させられたのでしょうね。



ヤブコウジ ↓

ヤブコウジにとっては好都合の環境のようですね。
この尾根筋ではときどきヤブコウジに花が来ているのを見かけました。




コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする