( 写真は昔のものです )
面白そうだと思って買った本、私の専門分野的なので買ってみるとあまりにも常識外れの間取り、無窓居室だらけだったり動線無視で読む気を無くしました。
新築住宅の検査をしていて、これは使いにくいなとかちょっと困るのではと思う間取りの家は時々ありました。
1階の居室が玄関から入ったホールの周りにあるのですけどホール中央に深さ30センチほどの低いところがある、それもドアを開けるとすぐ。
これは慣れるまでに何度か落ちるだろうなと思いました。
ドアを開けたら落とし穴があるのですから。
二階の廊下から1階の居間に消防署にある鉄棒のある家、ん~、今の趣味で作るのも楽しいのかもしれないけど。
階段の踊り場が居間に面していて手摺無し、2階から降りてきて曲がり部分なので勢い余って落ちたら大変、高さが1メートル以上あるのですから。
高さ1メートルを超える部分には手すりがいるのですけど、手すりに高さの規定は無いから5センチほどの巾木で良いと言います。
子供が落ちて頭でも打ったらこまると思うのですけど。
スケルトンの階段、手すりの手すり子も荒く、子供が落ちたり頭が挟まったら大変。
2階のトイレ、手洗いの無いロータンク(手が洗えません)廊下に洗面台も無し、トイレを使って手が洗えないけど困らないのかな?
1階の洗濯室から2階のバルコニーが遠すぎない?。
LDKが2階の奥、買い物して運んだり、ごみを捨てるの大変じゃないのかな?
やたらと段差のある家、高齢になったら大変だぞこれ。
沢山の住宅を見てなんか違和感のある住宅は多い物です。
住んでみて気が付くのでしょうけど、慣れると言うのもありますね。
住宅は家族の休息の場でもありますが、家事と言う労働の場でもあります。
また次第に老化して若い頃は何でもなかったのが使いにくくなることもあります。
住宅の設計には家事をする人と高齢者はかかわったほうが良いです。
奥さんの権力が強い家は家事に関しては使いやすいと思えるものが多く、ご主人の強い家は耐震性などを重視して使いにくそうな家が多かったです。
今朝も冷え込みました。
4時過ぎに降りたらニャンさんは椅子の上、チュールをあげて少し膝に乗せましたが今は降りて椅子下の段ボール箱の中にいます。
ここファンヒーター前で段ボールの下に発泡スチロールの板を置き、中は断熱材などを布のカバーで覆ったものを敷いていますのでたぶん落ち着くと思います。
これから朝の作業に入ります。
洗濯、シャワーはしないので一連の水仕事です。