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女性建築士・ふるとちかこの徒然なるままに

建築女子旅 ♯1

2019-02-02 18:31:36 | 旅行記

1月末、二泊三日で神戸方面へ建築女子旅。

もちろん、灘の酒蔵巡りもしてきたけれど、笑笑。

ちょっとマニアックな内容。

姫路城、武庫川女子大学甲子園会館、竹中大工道具館。

一世を風靡した、洋館もちょこっと覗いてきました。

何回かに分けて、レポート致します。

まずは、甲子園会館から。

朝ドラ・まんぷくで、福ちゃんがお勤めしていた「大阪東洋ホテル」

その外観としてドラマに登場。

因みに、内部は明治村の旧帝国ホテルだそう。

その歴史は、フランク・ロイド・ライトの愛弟子・遠藤新の設計で、

昭和5年に竣工。その後、昭和19年軍用病院に転用され、

戦後はアメリカ軍に接収される。

昭和40年に武庫川女子大が譲り受け、校舎として活用。

ホテルとしては、僅か14年間の営業だったが、

皇族、閣僚、文化人、海外の要人が宿泊した。

緑色の屋根瓦(緑釉瓦)と素焼きタイルと日華石(石川県・小松産)の

コンビネーションが、高級感溢れるなかにも、優しくやわらかい印象。

幸福のシンボル・打出の小槌と、そこから溢れる幸せやお金が、

水玉・しずくのモチーフとして、巧みに組み合わされる。

障子の光天井や行燈のような照明など、和の要素を取り入れられている。

光の取り入れ方、天井高の変化、空間の中で巧みなスパイスとなっている。

とまあ、真面目に書きましたが、見学している最中は、

「わぉ!」「スゴイ!」の連発でした。

こちらは建築学科があり、一年生の学び舎として活用されています。

製図室では、一人にひとつ、専用の製図台とPCが与えられているそう。

空間と言い、待遇と言い、学生さん達が羨ましい!

@ふると

 

 

 

 

 

 

 



コメント (2)
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