1月末、二泊三日で神戸方面へ建築女子旅。
もちろん、灘の酒蔵巡りもしてきたけれど、笑笑。
ちょっとマニアックな内容。
姫路城、武庫川女子大学甲子園会館、竹中大工道具館。
一世を風靡した、洋館もちょこっと覗いてきました。
何回かに分けて、レポート致します。
まずは、甲子園会館から。
朝ドラ・まんぷくで、福ちゃんがお勤めしていた「大阪東洋ホテル」
その外観としてドラマに登場。
因みに、内部は明治村の旧帝国ホテルだそう。
その歴史は、フランク・ロイド・ライトの愛弟子・遠藤新の設計で、
昭和5年に竣工。その後、昭和19年軍用病院に転用され、
戦後はアメリカ軍に接収される。
昭和40年に武庫川女子大が譲り受け、校舎として活用。
ホテルとしては、僅か14年間の営業だったが、
皇族、閣僚、文化人、海外の要人が宿泊した。
緑色の屋根瓦(緑釉瓦)と素焼きタイルと日華石(石川県・小松産)の
コンビネーションが、高級感溢れるなかにも、優しくやわらかい印象。
幸福のシンボル・打出の小槌と、そこから溢れる幸せやお金が、
水玉・しずくのモチーフとして、巧みに組み合わされる。
障子の光天井や行燈のような照明など、和の要素を取り入れられている。
光の取り入れ方、天井高の変化、空間の中で巧みなスパイスとなっている。
とまあ、真面目に書きましたが、見学している最中は、
「わぉ!」「スゴイ!」の連発でした。
こちらは建築学科があり、一年生の学び舎として活用されています。
製図室では、一人にひとつ、専用の製図台とPCが与えられているそう。
空間と言い、待遇と言い、学生さん達が羨ましい!
@ふると