府中の杜には、魔物が棲んでいる。
前回の検証で、ますます府中の魔物は『1』であることを裏付けた格好になってしまいましたが、ここでは、別の角度から検証してみようと思う。
これは、みなさんも一度は聞いたことがあると思うが、
『府中の2000mは外枠不利!』というこの言葉。
これは、府中のコース形態に拠る所が大きい。
府中の芝2000mは、スタートして直ぐに2コーナーがあり、好位置を確保するのには、内枠が絶対的に有利であった。
だが、2002年のコース改修により、枠の有利不利は多少は小さくなったと聞く。
それを、またしても競馬オヤジ達は、マックイーンが降着になった1991年を契機に、コース改修となった現在までに次のように進化させてしまい、信じきっているのである。
まさに、競馬オヤジの自己催眠商法だ。
そんな競馬オヤジ達が自家薬籠に陥ったその言葉とは・・・・・・・
『秋天の外枠は絶対不利!』
である。
当初は、府中の芝2000m全般について言われてたのが、
いつの間にか『秋天限定バージョン』に進化してしまい、これまた時が経つにつれて、競馬ファンの間に広まっていったのである。
そこで、秋天における枠順の有利不利を検証してみた。
(注:2002年は中山開催のため除く。)
【過去15年の外枠の成績】
7枠:5勝 2着3回 3着0回
8枠:1勝 2着2回 3着2回
確かに、8枠は1勝しかしていないが、7枠は5勝している。
だが、よくよく見てみると・・・・・・・
91年 7枠14番が2着
これは、7枠13番 メジロマックイーンがスタート直後に急激に内に切れ込んだのに乗じて、隣枠の14番カリブソングが好位置をキープできたからである。
そして、ご存知のようにマックイーンは18着降着になり、3着入線のカリブが2着に繰り上がったのである。
よって、これは外枠としてはカウントしない事にする。
94年/01年 7枠が1着
これは出走頭数が共に13頭立てと少頭数。
馬番をご覧頂きたい。共に10番である。これは18頭立てに換算するならば5枠10番となる。
5枠は外枠とは言わない。
よって、この2年も無視する。
98年 7枠が2着
サイレンススズカの悲劇の年である。
この年はスズカに恐れをなしたか、なんと12頭立てであった。
上記同様の理由でノーカウント。
となると、実質、上記4年分を控除し、過去11年の秋天での外枠の成績は、
7枠 3勝 2着1回 3着0回
8枠 1勝 2着1回 3着1回
合計 4勝 2着2回 3着1回
となり、これまた人により評価が分かれるような結果となった。
だが、コース改修後の過去4年で見てみると、
7枠・8枠合計 3勝 2着1回 3着1回
となる。
なんと!ほぼパーフェクトではないか!
コース改修のお陰で、枠による有利不利は小さくなったどころか全く無くなった!のである。
ということで、またまた新たな法則が出来上がりました!
☆史上最強の法則☆
『秋天の枠順?そんなの関係ねえ!』
である。
あぶない、あぶない。
危うく競馬オヤジの戯言に騙される所でした。
単なる噂や、デマや、ガセネタを、そう簡単に信用してはいけません。
信用するのは、検証した後でも決して遅くはないのですから。
でも、一つ気になる事が・・・・・・・
それは、例の世にも奇妙な物語の『1』です。
よくよく見るまでもなく、1枠1番が結構目立ちます。
【過去15年の1枠1番の成績】
2勝 2着1回 3着1回
1枠1番ですので、何頭立てでも関係ありません。
これは、一体何を意味するのであろう。
やはり『府中の杜には、魔物が棲んでいる』のだろうか。
=つづく =
前回の検証で、ますます府中の魔物は『1』であることを裏付けた格好になってしまいましたが、ここでは、別の角度から検証してみようと思う。
これは、みなさんも一度は聞いたことがあると思うが、
『府中の2000mは外枠不利!』というこの言葉。
これは、府中のコース形態に拠る所が大きい。
府中の芝2000mは、スタートして直ぐに2コーナーがあり、好位置を確保するのには、内枠が絶対的に有利であった。
だが、2002年のコース改修により、枠の有利不利は多少は小さくなったと聞く。
それを、またしても競馬オヤジ達は、マックイーンが降着になった1991年を契機に、コース改修となった現在までに次のように進化させてしまい、信じきっているのである。
まさに、競馬オヤジの自己催眠商法だ。
そんな競馬オヤジ達が自家薬籠に陥ったその言葉とは・・・・・・・
『秋天の外枠は絶対不利!』
である。
当初は、府中の芝2000m全般について言われてたのが、
いつの間にか『秋天限定バージョン』に進化してしまい、これまた時が経つにつれて、競馬ファンの間に広まっていったのである。
そこで、秋天における枠順の有利不利を検証してみた。
(注:2002年は中山開催のため除く。)
【過去15年の外枠の成績】
7枠:5勝 2着3回 3着0回
8枠:1勝 2着2回 3着2回
確かに、8枠は1勝しかしていないが、7枠は5勝している。
だが、よくよく見てみると・・・・・・・
91年 7枠14番が2着
これは、7枠13番 メジロマックイーンがスタート直後に急激に内に切れ込んだのに乗じて、隣枠の14番カリブソングが好位置をキープできたからである。
そして、ご存知のようにマックイーンは18着降着になり、3着入線のカリブが2着に繰り上がったのである。
よって、これは外枠としてはカウントしない事にする。
94年/01年 7枠が1着
これは出走頭数が共に13頭立てと少頭数。
馬番をご覧頂きたい。共に10番である。これは18頭立てに換算するならば5枠10番となる。
5枠は外枠とは言わない。
よって、この2年も無視する。
98年 7枠が2着
サイレンススズカの悲劇の年である。
この年はスズカに恐れをなしたか、なんと12頭立てであった。
上記同様の理由でノーカウント。
となると、実質、上記4年分を控除し、過去11年の秋天での外枠の成績は、
7枠 3勝 2着1回 3着0回
8枠 1勝 2着1回 3着1回
合計 4勝 2着2回 3着1回
となり、これまた人により評価が分かれるような結果となった。
だが、コース改修後の過去4年で見てみると、
7枠・8枠合計 3勝 2着1回 3着1回
となる。
なんと!ほぼパーフェクトではないか!
コース改修のお陰で、枠による有利不利は小さくなったどころか全く無くなった!のである。
ということで、またまた新たな法則が出来上がりました!
☆史上最強の法則☆
『秋天の枠順?そんなの関係ねえ!』
である。
あぶない、あぶない。
危うく競馬オヤジの戯言に騙される所でした。
単なる噂や、デマや、ガセネタを、そう簡単に信用してはいけません。
信用するのは、検証した後でも決して遅くはないのですから。
でも、一つ気になる事が・・・・・・・
それは、例の世にも奇妙な物語の『1』です。
よくよく見るまでもなく、1枠1番が結構目立ちます。
【過去15年の1枠1番の成績】
2勝 2着1回 3着1回
1枠1番ですので、何頭立てでも関係ありません。
これは、一体何を意味するのであろう。
やはり『府中の杜には、魔物が棲んでいる』のだろうか。
=つづく =