統一地方選前半戦の9道府県知事選の投票率は、統一選として過去最低だった2015年の47.14%を0.36ポイント下回り、46.78%となった。41道府県議選は41.85%。過去最も低かった前回19年の44.02%から2.17ポイント落ち込んだ。総務省が10日、発表した。
選挙は、立候補した人たちの中から、自分の政治(地方自治)の想いを託す人を選ぶ行為である。50%の過半数の25%の強い支持があれば首長に当選する。
選挙は、これからの政治を頼む人を選ぶとともに、現職の人のこれまでの評価を表すことができる。現職の人の成績表の意味も持つ。
無風と呼ばれる選挙でも、反対票が多ければ、選挙後の行動に影響してくる。
「投票しない」という行為から無関心が生まれる。「投票しない」→無関心→「投票しない」→…のスパイラルから脱却しないと、首長や議員が一部の人たちによって決まり続けるようになるかもしれない。
投票すれば、投票して当選した人はどんなことをしたかに興味が沸く。
無関心だから投票しないのでなく、まずは投票しよう!そして、当選した人たちをしっかり見てみよう!選挙権は、権利でも義務でもある。
【選挙権の歴史】(全人口に占める割合)
①1890年(M23) 満25歳以上の男性で直接国税を15円以上納めている人(1%)
②1925年(T14)男性だけの普通選挙(20%)
③1945年(S20)男女平等の普通選挙(50%)
④2015年(H27)選挙権年齢の引き下げ(83%)
【日本国憲法】
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。