a,b,cを整数とし、共通因数なしとする。
2次式ax^2+bx+c(a≠1)の(整数係数の)因数分解では、「たすき掛け」を利用する。ここではたすき掛けを利用しない因数分解を考えてみよう。
まずD=b^2-4acが平方数でないと因数分解できない。
D=k^2とする。
(-b±k)/2a=q/p, t/sとすると、
ax^2+bx+c=(px-q)(sx-t)
例①)
3x^2+5x-2
D=5^2+4×3×2=25+24=49=7^2
(-5±7)/6=2/6, -12/6=1/3, -2
3x^2+5x-2=(3x-1)(x+2)
例②)
6x^2+17x+5
D=17^2-4×6×5=289-120=169=13^2
(-17±13)/12=-4/12, -30/12=-1/3, -5/2
6x^2+17x+5=(3x+1)(2x+5)
例③)
12x^2+x-6
D=1^2+4×12×6=1+288=289=17^2
(-1±17)/24=16/24, -18/24=2/3, -3/4
12x^2+x-6=(3x-2)(4x+3)
例④)
x^2+4x+3
D=4^2-12=16-12=4=2^2
(-4±2)/2=-1, -3
x^2+4x+3=(x+1)(x+3)
例④のようにa=1のときも利用できる。
たすき掛けの組み合わせに悩んだら使ってみてください。
2次式ax^2+bx+c(a≠1)の(整数係数の)因数分解では、「たすき掛け」を利用する。ここではたすき掛けを利用しない因数分解を考えてみよう。
まずD=b^2-4acが平方数でないと因数分解できない。
D=k^2とする。
(-b±k)/2a=q/p, t/sとすると、
ax^2+bx+c=(px-q)(sx-t)
例①)
3x^2+5x-2
D=5^2+4×3×2=25+24=49=7^2
(-5±7)/6=2/6, -12/6=1/3, -2
3x^2+5x-2=(3x-1)(x+2)
例②)
6x^2+17x+5
D=17^2-4×6×5=289-120=169=13^2
(-17±13)/12=-4/12, -30/12=-1/3, -5/2
6x^2+17x+5=(3x+1)(2x+5)
例③)
12x^2+x-6
D=1^2+4×12×6=1+288=289=17^2
(-1±17)/24=16/24, -18/24=2/3, -3/4
12x^2+x-6=(3x-2)(4x+3)
例④)
x^2+4x+3
D=4^2-12=16-12=4=2^2
(-4±2)/2=-1, -3
x^2+4x+3=(x+1)(x+3)
例④のようにa=1のときも利用できる。
たすき掛けの組み合わせに悩んだら使ってみてください。