7月3日に新札が発行される。タンス貯金を銀行に預けるので、「タンス貯金のあぶり出し」とネットでは話題になっている。
「はて?」
7月3日以降も、福沢諭吉の1万円札は利用できる。というより、現在日本に出回っている1万円札を即座に回収するほど「渋沢栄一の1万円札」は出せないので当たり前である。
では、「渋沢栄一の1万円札」を手に入れたらタンス貯金の「福沢諭吉の1万円札」と交換して「福沢諭吉の1万円札」で買い物をすれば、いいだけのことである。こうすれば、「渋沢栄一の1万円札」でのタンス貯金になるだけである。こうすれば税務署が知る由もない。
タンス貯金の額にもよるが、20年交換してもなくならないほど額がある人は少ないと思う。「タンス貯金のあぶり出し」ではなく、タンス貯金の「福沢諭吉の1万円札のあぶり出し」にすぎない。