@025【五行説】
五行思想(ごぎょうしそう)または五行説(ごぎょうせつ)とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想。万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるという説である。
また、5種類の元素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが根底に存在する。
色、季節など様々なものが配置されている。
【五行】 木 → 火 → 土 → 金 → 水
【 色 】 青 → 赤 → 黄 → 白 → 黒
【季節】 春 → 夏 →土用→ 秋 → 冬
【方角】 東 → 南 →なし→ 西 → 北
【聖獣】青龍→朱雀→黄竜→白虎→玄武
【十干】甲乙→丙丁→戊己→庚辛→壬癸
【五行説に関係する言葉】
①青春→朱夏→白秋→玄冬
青春
朱(黄ばんだ赤)→朱夏
白秋→詩人・北原白秋の由来
玄(赤味を帯びた黒)→玄冬
②東風吹かば にほひをこせよ 梅花
主なしとて 春を忘るな (菅原道真)
東風→春の風
③朱雀門→宮城(大内裏)において南面する正門。
④白虎隊→幕末に会津藩が組織した部隊
会津藩では武家男子を中心に年齢別に50歳以上の玄武隊、36歳から49歳までの青龍隊、18歳から35歳までの朱雀隊、17歳以下の白虎隊と四神の名前を部隊名とし軍構成していた。
⑤兵庫県豊岡市赤石の円山川東岸にある玄武洞公園には、玄武洞、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞・北朱雀洞がある。
玄武岩の柱状節理によって、洞窟内では亀甲状の天井や5~8角の石柱がみられる。江戸時代後期の文化4年(1807年)幕府の儒学者・柴野栗山がここを訪れ伝説上の動物玄武の姿に見えることから「玄武洞」と名付けた。
玄武岩の名前は、玄武洞に由来。
⑥青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)は、中国における大刀の一種。 名に「青龍」を冠するのは、刃の部分に青龍の装飾が施されている為である。
(※)季節は、
春→土用→夏→土用→秋→土用→冬→土用→春と変化する。土用は年4回あるが、立秋前の土用が注目される。
(※)黄竜
四神の中心的存在、または、四神の長とも呼ばれている。四神が東西南北の守護獣なのに対し、中央を守るとされる。
黄竜は皇帝の権威を象徴する竜とされたが、後に麒麟と置き換えられたり、同一視されるようになった。
皇帝の服の色は黄色。
五行説に繋がっている事柄を探してみてね。
(2021/3/3)