苔の森の次は近くの牧場にソフトクリームを食べに。
清里開拓の拠点となり、1938年に建設された当初はキリスト教信者の研修施設であった「清泉寮」を訪れました。
広い牧場と雄大な八ヶ岳南麓がとても美しく、天気が良ければ富士山も望めるようです。
現在では宿泊施設やレストランなど様々な施設があるようです。
濃厚なソフトクリームが有名で、とても美味しいです。
比較的近くに位置するJR野辺山駅にも行ってみました。
JRの標高最高地点にある駅で、標高1,345m。
ディーゼル列車が運行されています。
野辺山と言えば電波天文台。
正式名称は大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所という長い名前が付いています。
入り口の守衛所は、国立天文台というイメージからすると意外に簡素な感じ。
宇宙からの微弱な電波を観測しているため、入構時は携帯電話類の電源をオフにするか、機内モードにする必要があります。
入って最初に目にするのが6基あるミリ波干渉計。
直径10mのパラボラアンテナ。近くで見ると大きいです。
6基を連携させることで、最大600m級のアンテナとして観測が可能。
現在は科学運用を終え、南米チリのアルマ望遠鏡に観測を引き継いだようです。
そして、野辺山と言えばこれ。
道路沿いからチラチラと垣間見えていた巨大な電波望遠鏡。
ミリ波観測では世界最大級の口径45m。
残念ながら初夏から秋頃までの大気中の水分が多い時期は観測に適さず、運用を一時中断しているそうです。
そのためアンテナは真上を向いています。
日常は衛星放送受信用のアンテナくらいしか目にすることはありませんが、あれはちょっと丸みがあるお皿と言った感じ。
電波観測用のパラボラアンテナは曲率も大きく、正しくアンテナという感じ。
しかも直径45mともなると巨大すぎて、非日常感にあふれています。
アンテナ基部はメカメカしくて、何かやたらとカッコいいです。
観測中のアンテナを傾けた構図が撮れないのは残念ですが、
それにしても凄い存在感です。
夕方訪れたため、退場時間が迫っており急いで見て回りましたが、今度は観測中の時期にゆっくり見てみたいです。