<5月度まとめ>
中国海警局軍船4隻 領海侵犯4回(今年16回)(国有化後237回) 接続水域航行31日
<怒りのアピール>
今月末で、領海侵犯を含む接続水域への連続侵入日数が50日となった。これは過去最長であり、大幅更新である。また、ひと月を通して連続侵入が続いたのは初めてである。
このことは何を物語るか?
言わずもがなであろう。
中国の尖閣強奪が更に強固なものになってしまった、である。
この状況に対し、我が国政府の対応はどうか?
安倍政権は・・・国会は・・・何をしているのか?
国民の意識はどうか?
マスコミ報道はどうか?
無知なのか? 無視なのか?
尖閣諸島が、乗っ取られたと同然の状態にあるのに、日本国内はあまりにも無関心過ぎている。
尖閣が危ない・・・この思いは私だけではないだろうが・・
国会議員(保守系政党)は何をしている!
国民は何をしている!
・・・もはや、歯ぎしりしかないのか!?
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◎中国公船の動きに対し、我が国にとっては危機的段階に至っているという認識持たなければならない理由。
1 中国公船の所属の推移・・・いわば「水産庁」→「海保」→「人民解放軍海軍」所属となってしまった。(既報)
2 領域侵入の制度的固定化・・・4(隻)3(回)2(時間)ルールが確立(既載)
3 航行パターン・・・単なる通過ではなく、尖閣諸島を囲む航行 前回掲載(例1,2参照)この意図は明らか
4 連続侵入日数の大幅更新・・・50日間 自国領と宣言しているのと同じ
5 日本巡視船による「領海に近づくな」の警告も無視・・・領海侵犯は国有化後237回
第11管区海上保安庁が巡視船を増やして対応しているが、中国が300隻の漁船と20隻の海軍海警局で押し寄せたら 全く太刀打ちできないのはわかりきったところであろう。
◎以前中国の活動家は、尖閣諸島の魚釣島に上陸しようとした。
だから、今、国民は上陸さえさせなければ尖閣は大丈夫だと思っているのではなかろうか? また、尖閣諸島(魚釣島など)に上陸していないのだから、まだとられていない」と思ってないか? それは間違いだ。甘い考えだ。
現状を見る限り、中国にとって当面島上陸はそんなに必要なことではない。
何故なら、島の周囲を継続して支配(管轄)しておればよいだけのこと。
中国は今それを狙っているのである。日本国民に(当然国会議員も含む)、「まだ取られていない」との安心感を与え、油断・無関心にさせることを遣っているのである。(心理戦)中国は支配体制を強固なものにしていこうとしているのである。
ところで現在、海上保安庁は、日本の漁民に対して、危険だから尖閣にに行くな、と指導しているとのこと。他方中国漁船はシーズンになると大挙して高級マグロやブリなどを乱獲しているという。
日本国の漁業海域でありながら、自国民(主に漁民)が自由に活動(漁労)出来ないこと、自国政府が活動させないようにしていること、これこそ問題である。
この現状を見たら、どちらの国の海域だと言えようか!
騙されるな、日本国民!
我々国民は、このことをしっかり認識し、「中国公船来るな」の声を挙げ、政府及び全ての国会議員に対して「尖閣守れ」の訴えをしていかなければならない。今(安倍政権)のうちに・・・だ。
今の政府の対応を見るに、中国の行動を暗黙に了解しているようなものだ。
「寸土を取られて怒らない民族はやがて本土をも取られる」
火の粉が燃え上がってからは手遅れだ。
この言葉をしっかりと噛みしめる必要がある。