中国海警局船の尖閣海域侵入カレンダー(下図)をご覧ください。
この4月10日で、連続侵入日数は57日となりました。これは、昨年の111日の半分を超えています。
昨年度は、4月14日からスタートし8月2日まで続き、台風接近による避難で途絶えました。この事を考えると、今回は、連続侵入日数の大幅更新の可能性があります。
しかし、そのことよりもはるかに重要なことがございます。
一番下の年間侵入日数表をご覧ください。
20年度は、なんと333日です。1年の内91.2%は、侵入されているのです。
この事は、何を意味するか解りますよね。そうです、尖閣諸島は、中国に支配されてしまったと言えるという事です。何故なら、いくら自国(日本)の法律で所有権があるといっても、何も利用せず、侵入者に振り回されている状態は、現実的に支配(占拠)されてしまっている、と言えるのではないでしょうか? この事の方が、連続侵入よりもはるかに深刻なことであるはずです。
私は、産経新聞と海上保安庁のホームページにより侵入記録を9年間付け続けておりますが、尖閣の危機にとても不安を感じております。
政府及び関係省庁はどうしているのでしょうか?
私は、国会内に超党派の「尖閣諸島を守るためのプロジェクトチーム」を作ること。また、省庁横割りの「尖閣防衛」組織を作ってもらいたい、と思っている。
<4月度>
1日 中国海警局軍船4隻 接続水域航行 連続48日
2日 中国海警局軍船2隻 領海侵犯(今年12日10回)(国有化後293日291回)南小島南沖で、日本漁船「鶴丸」に接近し、監視26時間
別の2隻は 接続水域航行 連続49日
3日 中国海警局軍船2隻 領海侵犯26時間(今年13日10回)(国有化後294日291回)
別の2隻は 接続水域航行 連続50日
4日 中国海警局軍船4隻 接続水域航行 連続51日
5日 中国海警局軍船3隻 接続水域航行 連続52日
6日 中国海警局軍船3隻 接続水域航行 連続53日
7日 中国海警局軍船2隻 接続水域航行 連続54日
8日 中国海警局軍船2隻 接続水域航行 連続55日
9日 中国海警局軍船3隻 接続水域航行 連続56日
10日 中国海警局軍船3隻 接続水域航行 連続57日