第十二話「料金徴収所」
再び、阪神高速道路での話です。
最近は、どの高速道路も入口では自動発券機になっていますが、以前は手渡しでしたよね。一方、出口即ち料金支払所では、相変わらず、人手です。
転勤で、阪神高速道路を利用し始めたときの事です。
入口でも、出口でも、必ず、係員が ”まいど”とか、”ありがとう”とか、挨拶をします。
私は、奇異に感じるやら照れくさいやら・・・黙って通過していました。
というのは、九州では、お互い無言のままが、当たり前だったからです。
しかし、考えてみると、阪神高速道路は公団の運営であり、我々(利用者)はお客さんなのですよね。
ならば、お互いに、感謝の言葉、お礼の言葉を交わすのは自然ではないでしょうか。
大阪らしい、で片付けないで、全国の高速道路でその様になると、気持ちも晴れて、事故防止につながるかも・・・
(これは10年前のブログです。今では ETC時代 ですね。)
第十三話「 スモッグ 」
関西時代、神戸市北区松ヶ枝町に住んでいました。
ここは六甲山系を挟んで神戸の街と反対の山の中にあります。
真夏の夜でも、網戸にすれば山風が入ってきて涼しく、クーラーを使った事は
ありませんでした。また、ホトトギスや郭公の鳴声が聞こえたりして
実にいい所です。・・・私は、神戸の軽井沢と呼んでいました。
さて、秋の気配も本番になってきましたが・・・思いだす事があります。
関西時代の後半は担当エリヤが大阪市南部だったので、毎日、長さ7Kmの新神戸トンネルを抜け、阪神高速生田川ランプに入り、大阪に向かいます。
が、大抵、嫌な思いをするのでした。
と申しますのは、この高速は海岸線に沿って高いところを走っているので、40Km先の大阪の空が見透せるんです。その空に、スモッグの層がはっきりと見えるじゃありませんか。
「今日も一日、あの中で息をせないかんのか・・・」
特に冬場は、そんな思いが強くなりました。帰宅して顔を洗うと、鼻汁は真っ黒!です。「タバコよりも、排気ガスで肺がんになるわい」と真剣に思いましたよ。
・・・ということで、熊本に戻ってきて、何が一番嬉しかったかと申しますと、
水ではなく、きれいな美味しい空気が吸える事でした。
第十四話「関西人がやってきた!」彼らの見た熊本は・・・、
先日、神戸時代担当していた病院のMR仲間に出会った。
驚くやら、懐かしいやら・・・彼以外にも兵庫県から、数人熊本に転勤してきているという。
それじゃあ、旧交を暖めようということになった。
場所は「居酒屋 本陣」。メンバーは5人。
顔を会わすや、その後の経緯や近況と昔話で盛り上がり、時間を忘れてしまった。
結局店を出たのは、午前1時半。まだまだ、時間が欲しかった出会いでした。
ところで、彼らに熊本の印象を尋ねたところ・・・
先ず、水が美味しい
車を入れてくれない(車の列の中に)
駐車違反が無い
飲食店での、注文(の出てくるの)が遅い(いらつく)
なんでも、テンポが遅い (いらつく)
高速料金所で、おつりを2度数える(この野郎!早よ、せんかい!)でした。
生き馬の目を抜く関西から来た彼らは、九州のテンポにとまどっているようでした。
再び、阪神高速道路での話です。
最近は、どの高速道路も入口では自動発券機になっていますが、以前は手渡しでしたよね。一方、出口即ち料金支払所では、相変わらず、人手です。
転勤で、阪神高速道路を利用し始めたときの事です。
入口でも、出口でも、必ず、係員が ”まいど”とか、”ありがとう”とか、挨拶をします。
私は、奇異に感じるやら照れくさいやら・・・黙って通過していました。
というのは、九州では、お互い無言のままが、当たり前だったからです。
しかし、考えてみると、阪神高速道路は公団の運営であり、我々(利用者)はお客さんなのですよね。
ならば、お互いに、感謝の言葉、お礼の言葉を交わすのは自然ではないでしょうか。
大阪らしい、で片付けないで、全国の高速道路でその様になると、気持ちも晴れて、事故防止につながるかも・・・
(これは10年前のブログです。今では ETC時代 ですね。)
第十三話「 スモッグ 」
関西時代、神戸市北区松ヶ枝町に住んでいました。
ここは六甲山系を挟んで神戸の街と反対の山の中にあります。
真夏の夜でも、網戸にすれば山風が入ってきて涼しく、クーラーを使った事は
ありませんでした。また、ホトトギスや郭公の鳴声が聞こえたりして
実にいい所です。・・・私は、神戸の軽井沢と呼んでいました。
さて、秋の気配も本番になってきましたが・・・思いだす事があります。
関西時代の後半は担当エリヤが大阪市南部だったので、毎日、長さ7Kmの新神戸トンネルを抜け、阪神高速生田川ランプに入り、大阪に向かいます。
が、大抵、嫌な思いをするのでした。
と申しますのは、この高速は海岸線に沿って高いところを走っているので、40Km先の大阪の空が見透せるんです。その空に、スモッグの層がはっきりと見えるじゃありませんか。
「今日も一日、あの中で息をせないかんのか・・・」
特に冬場は、そんな思いが強くなりました。帰宅して顔を洗うと、鼻汁は真っ黒!です。「タバコよりも、排気ガスで肺がんになるわい」と真剣に思いましたよ。
・・・ということで、熊本に戻ってきて、何が一番嬉しかったかと申しますと、
水ではなく、きれいな美味しい空気が吸える事でした。
第十四話「関西人がやってきた!」彼らの見た熊本は・・・、
先日、神戸時代担当していた病院のMR仲間に出会った。
驚くやら、懐かしいやら・・・彼以外にも兵庫県から、数人熊本に転勤してきているという。
それじゃあ、旧交を暖めようということになった。
場所は「居酒屋 本陣」。メンバーは5人。
顔を会わすや、その後の経緯や近況と昔話で盛り上がり、時間を忘れてしまった。
結局店を出たのは、午前1時半。まだまだ、時間が欲しかった出会いでした。
ところで、彼らに熊本の印象を尋ねたところ・・・
先ず、水が美味しい
車を入れてくれない(車の列の中に)
駐車違反が無い
飲食店での、注文(の出てくるの)が遅い(いらつく)
なんでも、テンポが遅い (いらつく)
高速料金所で、おつりを2度数える(この野郎!早よ、せんかい!)でした。
生き馬の目を抜く関西から来た彼らは、九州のテンポにとまどっているようでした。
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