奥沢・東玉川のヨガ教室

Vanda Scaravellli に学ぶヨガ
奥沢・田園調布・東玉川・雪が谷大塚・石川台・洗足池・自由が丘

ちいさな動き

2023-03-28 10:11:23 | ヨガ

私たちのヨガは、パワーヨガでもホットヨガでもなく、ピラティスのような実利的なヨガでもありません。

人体解剖図の出現によって、私たちの身体感覚は劇的に後退したのです。

ですから、身体の仕組みからヨガを発展させる、というアプローチは逆方向なのです。

 

では古典的なヨガか、といえばそれでもありません。

永年の実績のなかで、参加してくださる方たちの観察を通して、どうやら頭が大きく(重く)腰の位置が低い私たちに適した動きを探してきていまのような形になっています。

動きはあくまでも小さく、

呼吸はあくまでもゆっくり

です。

ささやかな動きこそ身体の調整に役立つのです。

身体は刺激を加えれば鈍くなります。

刺激を受けることは快感であり、なんか「やった!」という感覚、私から言わせれば幻想、は、魅惑的です。

でも、ほんとうに心身を休め、自分を敬うのであれば、刺激ではなく、休息ではないでしょうか。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

角度=アングル

2023-03-21 07:26:40 | ヨガ

私のヨガは、足首とつま先の角度を大切にします。

スリランカの師匠は、まるで定規で測るように正確な角度を求めました。

三角のポーズのときは特に厳重でした。

足のうちがわとそとがわのラインを水平線上に置いて、つま先の向き、踵の位置を近付いてくると手をあててきっちり整えてくれました。

最近インド舞踊をする方と知り合いになりました。

彼女の舞踏を見ると、シャーッシャーッと腕や足を伸ばします。

90度、45度と角度が重要なそうです。

くりかえし注意されるとのことでした。

ヨガと同じだ、と思いました。

自分の身体の角度を調整するということは、太陽系に向けて宇宙に向けてグラウンディングする、ある種の合図のような気がします。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春のヨガ

2023-03-13 20:07:18 | ヨガ

春は排泄の季節です。

水を多めに取って、出ていく毒を感じます。

お白湯も有効です。

野口整体では白湯に重きを置きます。

物質世界の話しでは、水もあたためた水も成分は同じですが、生きた身体に用いると別なものになるのです。

白湯には、身体をゆるめるはたらきがあります。

 

毒を出す季節は、食べる量はほんの少しでよいのです。

メンバーを拝見していると、体重が1キロ減るとポージングの動きがはっきりとちがってきます。

体重を減らしたり、増やしたりするのは難しいことですが・・。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

痛みの理由

2023-03-07 17:20:39 | ヨガ

暖かいと思ったら寒くなり、体調を崩しやすい日々です。

先週まで好調だったメンバーがどうしたわけもないのに股関節が痛み、いつもできるポーズができません。

解剖学的な分析はともかくとして、身体のどこかに急な痛みがでることがあります。

意識のうえではわからなくても、身体に変化があるときは必ず理由があります。

私たちにわからないだけです。

中世の女性たちは、身体の痛みは、宇宙のほころびのせい、ととらえていました。

痛みは決して個人の事情によるものではなかったのです。

TV CMを見ると、健康や長寿は個人のもので、健康体操やサプリが必須のようにいわれていますが、サプリが必要でケアしなくてはならないのは、地球環境のほうかもしれません。

一にねじり、二にねじり、のセイロン・ヨガでした。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花粉症

2023-02-27 14:35:15 | ヨガ

風はつめたいですが、日差しは強く花粉が飛んでいます。

昨年は、「花粉症セミナー」に参加して催眠療法で花粉症を軽減したいと思いました。

リモートでしたが、催眠誘導の先生の素晴らしい声に深い瞑想状態を体験しました。

集まったメンバーの、自分の身体をどうしたいか、という希望も個性があって楽しいものでした。

今年は、「花粉症をなくとかしよう」ではなく「花粉症の意味を知り、花粉をありがたく思おう」方向転換です。

 

リラクゼーションはいつもの通りたっぷり時間をかけて行いました。

微細な動きが時にとても有効です。

しずかに横になって、左のつま先をほんの少し動かします。

かすかな動きが骨盤に伝わり、股関節に響くのを感じます。

じっと動きと動きの振動に集中するとそれだけで調整になるのです。

左のつま先、右つま先、右手の指さき、頭をほんの少し左右に動かし、最後は左手の指先を動かします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする