ヨガの効果のひとつに「自分自身のからだに戻る」ということがあります。
ひとは自分自身のからだを、人体解剖図を通してイメージしています。
これは、西洋医学の発展の始まりです。
解剖学から始まり、女性祈祷師や産婆の大量虐殺(魔女狩り)が現在の西洋医学の出発点です。
臓器の配置や四肢があかたもばらばのものであるように感じることはおかしいことです。
こころとからだ、という分け方もおかしい。
鏡を使って行わない、というのは、ヨガでは他者の目で自分自身のからだを見ない、ということなのです。
自分自身のからだを自分で感じることです。
このところヨガの実践で「中空」ということを意識しています。
これは、ヨガだけでなく、禅や東洋思想にある自分軸のことと私は理解しています。
ドッグ・ポーズとコブラで最終的に内奥をひらいていき、芯にある空間にすっと気を通す=呼吸を通し意識を当てることでみえてくる世界があります。