呼吸とともに身体を左右、上下、前後と身体を動かしながら、じっくりと感覚を内面に向けていきます。
これは、ひとりでできるようで実はひとりで行うことではありません。
「自分の身体であって、自分の身体のようではない」というのがこの日常をいきる私の感覚です。
それをヨガでじっくりと自分自身に戻すのです。
他者との呼吸の交換によって初めてできるのです。
自分の身体感覚を自分に戻すのに、ひとりではできないというのは謎であり、救いでもあるかもしれません。
身体がどこかおかしい、と感じながら、その疑問をどこへ持って行っていいかわからない、ということがあります。
こころも同じかもしれません。
医者、カウンセラー、東洋医学系のあれこれ、どうやら解決しないままです。
ヨガは、そのためのなにかではありませんが、ひとと会い、呼吸を合わせ、一緒に動くことで調整することは、何にも変えがたいと、このごろ特に感じています。
日本でヨガを立ち上げて20年以上の月日がたちました。
メンバーひとりひとりに支えられて月曜日を迎えています。