私たちのヨガは、三分の一の時間をリラクゼーションに当てています。
ポージングで全身を前後、左右、上下整えてから、オリジナルの脱力法のあと呼吸法を誘導します。
脱力から呼吸のあいだのメンタルは濃い薄いはありますが変性意識状態です。
変性意識に入っているかどうかは、醒めたときにわかります。
ぐっすり一眠りしたあとのような顔色で、瞳に輝きがうまれます。
だるく感じることもありますが、それは深く脱力した証拠です。
深く脱力するということは、同時に緊張の度合いがつよい、ということがあるかもしれません。
その場合は、だるさを怖れずに何回か続けてるいるうちに、ここちよい脱力を感じるようになります。
変性意識状態というのは催眠状態のことです。
コロナ下で会館の使用が禁止されている現在、私が積極的に行っている
「自律訓練法」というものをご紹介します。
「自律訓練法」とは、催眠療法の一環で自己治癒能力を高める効果があるとされています。
スタート「きもちが、いまとてもおちついている」とことばで言ってから始めます。
①手足の重量感「手足がおもい。右手、右足、左手、左足、両手、両足」
②手足の温感「手足があたたかい。右手、右足、左手、左足、両手、両足」
③「心臓がしずかに打っている」
④「呼吸がらくにできる」
⑤「おなかがあたたかい」
⑥「ひたいがすずしい」
これらを、胸の中でそっと唱えてもいいですし、私は自分の声を録音して行っています。
電車のなかでもできますし、家で横になって行うと、あたまの緊張がゆるみます。
「えぇ〜こんなこと効果あるのぉ〜・・」と感じるかたもぜひお試しください。
ばかばかしいと思うことほど、やってみる価値があります。
経験上、実際にやってみることは思う以上の効果があることがあります。