ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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アシュリーという女の子

2006-02-20 20:44:39 | 呟き
サイエンスミステリーを、私は第1回から見ているのだと思う。
常にテレビ番組をチェックしていない私なので、毎度チャンネルをガチャガチャ回しているときに偶然辿りつくのだ。なので、全部を見ているわけではない。途中からって言うのがセオリーなのだ。
次回予告や番組予告で見つけても、ビデオは見ないのでビデオをセットすることはない。テレビ番組を見るのは、あくまでリアルタイムか再放送。
でも、何故かこの番組でアシュリーがでてくる頃には偶然チャンネルが合う確率が高いように思う。
偶然出合った第1回、第2回、第3回に続き、今回もすっかり忘れて休日出勤をしていたにもかかわらず、途中で仕事を切り上げて早めに家に帰ったのだ。ご飯を食べた後、ガチャガチャをチャンネルを回しているとアシュリーがポンっと出てきた。


プロジェリアという難病のアシュリー。
毎度、涙なくしては見られないほど過酷な運命である。

プロジェリアという病気をご存知だろうか。私もそれほど知っている訳ではない。この番組で仕入れた知識しかないので。。。
8~10倍の速度で肉体が老化して行く病気である。約800万人に一人発症するという、遺伝子の異常による病気らしい。世界に30人ほどしかいない病気である。
800万分の1の宿命を背負って生きる彼女。でも、彼女は微笑む。
「人生はそれほど最悪な事はないわ」
同じ運命を共有した友、ジョンが自分にくれた生きる楽しさを感じる術を、今度はアシュリーが同じ運命を共有する友へと発信する。
彼女の前向きな生き方は、14歳の少女とは思えない説得力を持つ。
頭で考え、口で言うのはたやすい。でも、彼女は通常ありえない人生を体験している。そこから生まれた言葉だからこそ、ありきたりの言葉でさえ、重い。信じるに値する説得力がある。

アシュリーの言葉を聴くたびに、心がグワングワンと鳴り響く。
自分がどれだけ恵まれているか、どれだけの無駄をしているか、どれだけのことを感じて生きているか。
アシュリーのドキュメントは、アシュリーだけでなくアシュリーを取り巻く人物にも感じる事が多い。運命を受け入れなければいけないのはアシュリーだけでなく、その周りの人間も同じだからだ。

プロジェリアの平均寿命を超えたアシュリー。
私は、すぐに元の生活に戻るだろう。いつも通り仕事をして、いつも通り楽しい事を追い求めて、疲れたと言っては寝るだろう。
でもそんな生活の中で、これからも偶然に、必然に、アシュリーに出会えると思う。この番組を通じてアシュリーの言葉と出会うだろう。
そうして、アシュリーの言葉に衝撃を感じ、響き続けたいと思う。