池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

科学技術館

2019-04-12 19:54:00 | 見学・観賞

毎朝、皇居は歩いていますし、

通り過ぎる美術館、博物館の類に、最近は興味を持って、参観していますが、

もう一つ残っていましたね。

科学技術館

千鳥ヶ淵緑道を遠回りして、九段下の方に行くと、道標に「科学技術館」とありますし、「昭和館(2019.3.23)」に先に行った方が、なぜ?と聞かれても回答のしようがありません。

科学技術館へ最後に行ったのも、随分と昔の事のように思えます。

うちの会社が技術(製品)展覧会のような事をしていた時代があって、よく使っていて、そのスタッフで何度か行った記憶がありますが、それも靖国神社の花見の場所取りと同じ事ですから、二十数年前でしょうね。

まして、”子供向き”と思っていましたから、自ら見に行った事はありません。

さて、九段下からであれば、田安門から武道館をすぎて、北の丸公園を突っ切っていきますし、

いつもの皇居散歩コースであれば、工芸館と公文書館の間の道から、北の丸公園に入ってすぐです。

 

9:30オープンで、入口に行ったら、結構開くの待っている家族連れがいましたね。

(あと、ここは月曜に開いているのですね、珍しい)

で、奥さんは付き合ってくれなかったので、私は”大人ひとり”

係りの人は、「何者?」と思った事でしょう。ちなみに、大人は720円。

返す返すもの、「ぐるっとパス2018」が買えなかったことが残円ですが

ぐるっとパス2019」の発売、価格も公示されているので、頭に入れておきたいと思います。

(最近、いろいろ行ったので、すぐに買っても、同じ企画展を観る事になってしまうので)

 

さて、私の段取りとしては、シンラドームという、円形のドーム型シアターで観るプログラムの時間に合わせて、間に各階、各ブースを一通りまわってみようと。

ただ、最初の回(プログラムは全部で6回、4種類のプログラで、うち2つは、3Dでの上映と、普通の上映)が10:30なので、まだ空いている場内を、順序よく2回から回ることにしました。

後に気がつきましたが、各ブースで、ワークショップの時間があり(子供数人に、スタッフ・指導員がいろいろ体験させてくれる)、その予約のために、朝一から並んで、ダッシュでまずは、参加したいところを回っている感がありました。

 

各ブースを回ってみると、基本的には子供向けで、体験できるもの、パネルやタブレット(スクリーン)で勉強できるもの、展示物、そしてワークショップでした。

いい大人として、子供に混じってワークスショップとか、一緒に並んで体験型というのは、憚れましたが、

ちょっとだけタブレットを操作してみたり、主に、パネルや展示物を見ていると、わかりやすく、大人でも楽しめる内容に思えました。

ちゃんとした美術館、博物館は、説明文を読んでも、あいにく頭に入ってきませんし、すぐ忘れてしまいますが

子供の頃一度は勉強した事を思い出したり、改めて(本当はもっと難しい)科学技術のさわりを勉強し直すのは、かなり楽しかったです。

いくつか写真を撮った例で、雰囲気を感じていただければと思います。

展示物ですが、自転車の歴史で、前輪のでかい自転車。なお、後輪を回すようになったのは、革新的であったと。

時を過ぎて、ハイブリット車です。

これは、無人の潜水艇で、4000m(だったかな?)の海底の地形を調査するコンテストに参加した実物で、コンテストの結果が6月に出るので、その結果次第で商用化されるのだとか(商用化はされているの?と係員の方に聞いたところ)

体験ものはいろいろな種類、レベルがありますが

ドライビングゲームのようなゲーセンの最新型のようなものもあれば、これはシンプルですが、リアル感は高く感じるかも。

頑張って自転車を漕いで、電気を起こしてみたり。

ワークショップの模様です。

大きな鉄球を、機械的な仕掛けのコースを動かしていく、自分の腕力が必要な、重量級のピタギオらスイッチ。

こちらは小型。

さらに、小型ですが、街の設備、建物での、ギアの使われ方などがわかる模型。

パネル展示もシンプルでわかりやすく(ただ、読んでいる子供は、ほとんどいなかったかな(苦))

科学的、化学的になると、子供にはちょっと敬遠されるかも。

でも、触れたりすると、興味は持ってもらえるんでしょうね。

これは、車の部品のリサイクルのプロセスですが、大人の僕にはちょうどいい、専門性とわかりやすさでした。

IoTなんかもテーマになっていました(中身は、音声や画像認識がメインでしたが、子供が実感するにはそのくらいが丁度かも)

あと、これは個人的に非常に勉強になった薬に関するブースでした。

パネルを読んでいる人は、私以外いませんでしたが、液晶パネルのところで、クイズに答えていくので、最終的な知識習得レベルは一緒だったかも。

こういう、個別スクリーンやタブレットでの説明も多かったですね。

実際の機械の展示や操作との組み合わせもいいですね(これは原子力について)

と、子供にとっては、少なくとも(科学的な知識はともかく)楽しめますし、

保護者はそれどころではないものの、”大人”も、手ごろになレベルで勉強になる、楽しめるものかと思います。

(かと言って、そう何度も行かなくていいですけどね)

 

さて、最後に”シンラドーム”のプログラムですが

◆上映時間◆ (日曜日~金曜日、但し毎月第3日曜日を除きます)

 

10:30~10:45 コズミック・ディスカバリーズ[立体投影]

11:15~11:30 セントラルドグマ

12:45~13:00 コズミック・ディスカバリーズ

13:30~13:45 元素の起源を探る ~理研RIビームファクトリー~[立体投影]

14:15~14:22 Journey to the Centre of the Milky Way(新番組)

15:00~15:15 セントラルドグマ[立体投影]

「コズミック・デスカバリー」は宇宙の話ですが、これは3D(立体投影)で観ると迫力があります。

(子供が「おおおおお」とか言うし、触ろうと立ち上がったりするので、係員が「静かに」と注意します)

「Journey to the Center of the Milky Way」も、宇宙の話です。3Dではないのですが、ドームスクリーンなので、星に囲まれているような迫力を感じます。ただ、これだけは7分なので、終わった途端、周囲から「これだけ?」の苦笑いが。

残る「セントラルドグマ」と「元素の機嫌を探る」ですが、、、内容が専門的で、難しくてよくわかりませんでした。

「セントラルドグマ」は、難しい話を、SFチックにしているのでが、、、

この理化学研究所のブースで勉強してからならわかったかもしれないのですが、無理かな。。。

ブース展示の説明も難しくて、、、無料配布の資料を一通りもらってきたので、勉強しようと思います。

「元素の機嫌を探る」は、ドキュメンタリーちっくでした。ただ、こちらは3Dである意味があったのかどうか。。。

 

シンラドームのプログラム、各ワークショップ、展示ブースを観てまわるには、丸一日はかかりますね。

といいますか、疲労で一日では無理でしょう。特に大人は。

各階に休憩(食事)用のテーブル、椅子が結構あるのですが、午後は、疲れ切った大人だらけでした。

それでも、コンプリートするには、先の「ぐるっとパス」か「リピーターズチケット」なども必要ですね。

しかし、私としては、もう少し、ちゃんと見て、体験してまわりたかったので、”大人向けの日”を作って欲しいですね>日本科学技術振興財団さん

ではでは 

 



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