池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

「元気に暮らす食事術〜現代栄養学と薬膳から〜」③ おおた区民大学「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」第3回

2019-06-30 16:40:39 | 地域情報

天気予報では終日雨でしたが、今朝、起きて、外を見ると降っていなそう。

iPhoneの天気アプリでも大田区は雨予報ではなくなっていたので、散歩に出かけたところ、、、

急に強く降り出して、あえなく、途中で引き返すことに。。。

 

でも、昼過ぎには空模様は怪しいものの、雨が上がっていたので、目標歩数は達成してきました。

毎度の呑川沿いですが、随分と葉っぱの大きな緑のカーテンが。

黄色い花が咲いていますが、ゴーヤとは葉の形が違います。

それになんとも、花と葉っぱの大きさがアンバランスですね。

これが、上に伸びているのか、とも思ったのですが、

こっちは、(裏から見ると)幹化している植物なので、違いますね。

一体、何の植物なんでしょうかね。

花をもっと大きく撮影してくればよかった。次の機会は是非とも。

 

さて、おおた区民大学地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第3回、「元気に暮らす食事術〜現代栄養学と薬膳から〜」の後半です。

前半は、現代栄養学から見た健康な食事でしたが、後半は、東洋医学の知恵を利用した健康な食事についてです。

キーポイントは「体質」と「個別性」とのことです。

中国の伝統医学(中医学)とは?

  • 中国に古くからある伝統医学で、体全体のバランスを整えることで、病気を治すことや健康回復、病気予防を行うことが基本。漢方医学とは、中医学を日本で発展させたもの。

基本は、第1回(前半)で学んだ未病の状態で、陰陽、虚実、寒熱のバランスを診て、バランスを調整する未病治ですね。

  • 中医学の治療法
    • 生薬を使った薬物療法
    • 鍼・灸、マッサージ、気功などによる治療

こちらは、第1回(後半)で学んだツボや経絡ですね。

ちなみに、とあるポッドキャストの番組で、セラピストの卵が「マッサージをして・・・」と言うのを、先輩に「あはき法で定められているから、医療行為はやってはいけない」と窘められているのを聞きました。

按摩マッサージ(あ)、鍼(は)、灸(き)は医療行為なので、東京衛生学園専門学校で学んで、国家資格として取得するんですよね。

    • 飲食による治療や治療補助、病気の予防。-> これを薬膳と呼ぶ(中医栄養学)

中医学の考え方

  • 病気や体質をタイプ別に考える
    • 陰陽:陰は体を潤し、余分な熱を冷ます。陽は体を温める。
    • 寒熱:体温ではなく。自分が体に感じる熱感と冷感
  • 扶正去邪(ふせいきょじゃ):邪を取り除くことが治療方針
    • 扶正:体の治癒力、抵抗力、体力、免疫
    • 去邪:病気の原因になるもの。微生物など。

第2回(前半)でも、体内で正と邪が戦うので発熱する、後半でも、歯肉炎の炎症はこの戦いであると説明がありました。

タイプ分けの実際

  • 風邪の弁証(弁証とはタイプ分けのこと)
  • 風邪には葛根湯、というのは西洋医学的(症状で薬を処方)。
  • 中医学では、風邪にもタイプがある。
    • 「熱」のタイプ:風熱感冒証、熱邪が強い(熱が高い、黄色い鼻水、喉が腫れる、舌が赤い)
    • 「寒」のタイプ:風寒感冒証、寒邪が強い(寒気がする、白い鼻水、喉が痒い)
  • こういうものを伴う、「邪」悪いものが体に入ってきたと考える。
  • 証(しょう)が違えば治療方針が違う。
    • 「熱」のタイプ:冷まして邪気を追い出す(銀翹散(ぎんぎょうさん)、薄荷、菊花、桑葉。ペパーミントのお茶なども)
    • 「寒」のタイプ:温めて邪気を追い出す(葛根湯、桂枝湯、生姜、紫蘇。シナモンなども)
      • 温めて飲むタイプ。常温以上でないと効果はない。カコナールを冷蔵庫で保存してはいけない。
      • じわじわ汗をかいて風邪を引きづらくする。生姜をお湯に溶いて飲んで布団に包まる。
中医薬膳の基本的な考え方
  • 全体理論に基づく栄養観:体全体のバランスを取るために、何をどう食べるか
  • 体内の陰陽バランスを調節する
    • 治療原則:冷え体質(陽の不足)は、体を温める陽の食べ物を、ほてり体質(陰の不足)は、余分な熱を冷まし、潤い成分を増やす陰の食べ物を摂る
  • 薬食同源:必ずしも生薬を使うものではない
  • 食物の陰陽(寒熱)
    • 温熱性の食物
      • にら、にんにく、ねぎ、生姜、唐辛子、みかん、桃、さくらんぼ、栗、松の実、
      • 鶏肉、羊肉、なまこ、えび、アワビ
    • 寒性の食物:野菜に多い。夏バテに効果的。
      • もやし、たけのこ、じゅん菜、苦瓜、トマト、バナナ、柿、西瓜、梨、セロリ、ほうれん草、レタス、大根、冬瓜、茄子など
      • 兎肉、蟹
    • 牛肉、豚肉は、平性(へいせい)と言って、寒熱に偏らない
  • バランスのとれた食事と審因用膳
    • 「五穀は養と為し、五果は助と為し、五畜は益と為し、五菜は充と為す、気味合わせて之を而た服し、以って精を補い気を益する」(黄帝内経
4000年前の一番古い医学書で、薬膳の起源とのこと。
    • 審因用膳(しんいんようぜん):自分の身体の状態を見極めて、食事を摂る。一人一人の体質や環境、習慣などにあった食事を考えること。
次は、食事指導の実際として、7つの体質別に、その体質の特徴、食事の原則、適する食材、食べてはいけないもの(禁忌)、メニュー例の紹介がありました。

かなり、細かいのですが、タイプするのも大変なので、ここでは講師のコメント中心に、ざっくりと紹介します。

詳細には、クラシエのサイトを見ていただくのがいいかと思います。(講座のスライドの絵が、このサイトの絵と一緒なので、多分、ここを参照していると思われます)

セルフチェックもできます。ちなみに、私は”血虚体質”でした。まあ、そうでしょうね(納得)。

  • 陽虚体質(冷え体質)
    • 体を温める「陽」のエネルギーが足りないため、体が冷えやすく、温まりにくい(下痢しやすい、寒がり、手足が冷える、疲れやすいなど)
    • 熱を冷ます性質の食物を控えて、体を温める、温熱性の食物、気を補う作用のある食物を多く摂る(ニラ、生姜、ニンニク、エビ、羊肉、鶏肉など)
    • 禁忌は、生物、冷たい飲食物。胃腸が弱めなので、余計胃腸を悪くする
    • メニュー例として、ニラとエビのスープ、鶏肉とくるみの炒め物など。羊肉はカレーにすると食べやすい。杜仲茶は腰痛にも効く。
  • 陰虚体質(ほてり体質)
    • 体を潤したり、余分な熱を冷ます陰のエネルギーが不足するので、ほてりや乾燥が起こる。男性に多い。(口や喉が乾く、イライラする、寝汗をかく、手足のほてりなど)
    • 温熱性の食物を控えて、寒涼性の食べ物、清熱作用、滋陰潤燥の作用のある食べ物を多く摂る(梨、白菜、百合根、蟹、イカ、クラゲなど)
    • 禁忌は、温燥作用の強い食物(唐辛子、香辛料、ニンニクなど)、温熱性の強い食物(羊肉、エビなど)

栄養ドリンク、酒、タバコも良くないようですが、酒でも日本酒、焼酎、ウイスキーは体が温まって良くないが、ビールは冷えていいんじゃないかな(苦)

    • メニュー例として、百合根入り茶碗蒸し、クラゲときゅうりの和え物など。酢の物はいいが、お酢の飲み物はよくない。
  • 気虚体質(疲労体質)
    • 陽のエネルギーの一つ「気」、体の表面を覆う抵抗力や元気の素、が不足した状態。(疲れやすい、根気が弱い、食欲がない、胃腸が弱いなど)
    • 補気作用のある食物を多く摂る(うるち米、もち米、山芋、椎茸(きのこ全般)、なつめ、人参(朝鮮人参も)、鶏肉、豚肉、牛肉など)
    • 禁忌は、生もの、冷たい飲食物、硬くて消化の悪いもの、揚げ物など脂っこいもの
    • メニュー例としては、牛肉粥、参鶏湯、筑前煮など。消化に良い調理法(スープ、煮物、蒸し物)。
  • 血虚体質(貧血体質)
    • 「血」が不足した状態。中医学では、貧血だけでなく、精神の不安や不眠の原因になる(貧血、不安・不眠、心臓がどきどきする、便秘ぎみ、生理不順など)
    • 補血、補気作用のある食物を多く摂る(ほうれん草、人参、ライチ、なつめ、落花生、レバーなど。ピーナッツの外側の皮は貧血に効く)
    • 禁忌は、生もの、冷たい飲食物、脂っこいもの、味の濃いもの、血の消耗を助長する食物(唐辛子など辛いものは血を失う)
    • メニュー例としては、ほうれん草の胡麻和え、レバーの甘辛煮など。
  • 気滞血瘀体質(つまり体質)
    • 気滞とは、体をめぐることで健康を保つ「気」がストレスや病気によって滞っている状態(げっぷやため息、イライラ・怒りやすい、のぼせるが手足は冷たい、憂鬱(うつ状態)など)
    • 血滞とは、「血」が滞っている状態。気の不足や気の滞りがあると、血瘀が起きやすく、気滞と瘀血は同時に起こることが多い(腰や肩こり、顔にくすみ、しみ・そばかす、目の下にクマなど)
    • 気血の流れを良くする食物
      • 行気:そば、大根、みかん(陳皮も)、ジャスミン、ライチの種(干して、砕いてお茶にすると、イライラ、顔のむくみに効く)
      • 活血:油菜、にんにく、ニラ、紅花、酒、酢など
      • 補気:疲労、貧血タイプの食物
    • 禁忌は、気血の流れを乱す恐れのある唐辛子や香辛料の強いもの。カレーも辛すぎないように。
    • メニュー例としては、大根おろしそば、合鴨のオレンジソース煮(鶏肉で良い。マーマレードを使えば簡単に作れる)など。
  • 湿熱体質(暑がり・メタボ体質)
    • 食べ過ぎ、飲み過ぎなどで体に余分な水が溜まっており、熱が体の中にこもっている状態(胃のあたりのつかえ感、暑がり、体が重くてだるい、喉は乾くがあまり飲まない、残便感など)
    • 熱を冷ます性質または平性の食物で、身体の余分な湿気と熱を取り除く食物(ハトムギ、小豆、緑豆、スイカ、冬瓜、大豆もやし、鯉、どじょうなど)。東岸は、痩せたくない人は食べるな、と中国で言われる。
    • 禁忌は、甘いもの、脂っこいもの
    • メニュー例としては、小豆粥、冬瓜のそぼろ煮(ちょっと冷えるので、鶏のそぼろで温める)、どじょう汁(メタボ系によい)など。
  • 脾虚湿困体質(むくみ体質)
    • 脾虚湿困(ひきょしつこん)とは、胃腸が弱く、身体の水分代謝が悪いことから、身体に余分な水分が溜まっている状態(顔色が悪く浮腫む、お腹が張って食欲がない、喉が乾かずあまり飲まない、舌の苔が白くべったりなど)
第2回の前半のQAで、胃腸が悪いと舌に苔が溜まるのは?という質問に、津液の調節がうまく出来ていないからでは、という回答がありましたが、この状態・体質かもしれませんね。
    • 気を増やす食物に加え、身体の余分な水を取り除く食物。消化の良い調理法。
      • 気を増やす:うるち米、もち米、山芋、人参、なつめなど
      • 水を取り除く:ハトムギ、小豆、緑豆、えんどう豆、そら豆、インゲン豆、もやし。あんこは身体の中に湿を呼ぶので、あまり甘くしない。小豆粥は良い。
    • 禁忌は、生もの、消化しにくいもの、冷たい飲食物、脂っこいもの、味の濃いもの
    • メニュー例としては、山芋のポタージュ(陰陽どちらも補う。すり下ろし汁で)、冬瓜の豚そぼろあんかけ(豚は冷やしも温めもしないので、ほてる場合に。冷える場合は、鶏を)
が、7体質の概要です。

なお、適したものだけを食べるのではなく、ちょっと多めに食べることを心がければいいとのことです。

冷えとほてりの両方という場合、どちらの適した食物もバランスよく、温めすぎず、冷やしすぎず、その日の体調に合わせて身体の状態を立て直す。

どれにも当てはまらない(と、わざわざ発言する受講者がいて)、バランスのいい人(平和体質)は、これまで通り、バランスの良いものを食べれば良い。

それから、季節による飲食の違いもあり、予防医学的には、四季の変化に身体を適応させやすくするもの。その季節(旬)の食物は、その季節にすくすく育っているものなので(身体にも良い)

ちなみに、これからの夏場は、きゅうり、冬瓜、苦瓜など熱を冷ますもの、夏バテに効果的。湿気、水分を取り除くには、緑豆、小豆などの豆類、豆腐などの大豆食品を。

そして、いくつか具体的な料理メニューの説明があり、

最後に、薬膳は、生薬を使わなくても、身近なもので、自分に合ったものでよい。と言う締めの言葉で講義は終わりました。

QAもいくつかありましたので、紹介します。

  • 夫婦で体質が異なる場合は?平性の食材を多めに使うとか、冷やす食材を、シナモン、丁子など温めるスパイスで調味するとか。
  • 骨密度に良いのは?骨を作るのはカルシウムだが、食べるだけなく、足踏みで踵に力がかかると、脳に骨を作れと信号が送られる。階段を降りるのが効果的。顔がたるむと、骨粗しょう症になりやすい。
  • 血圧が高いが、何を食べれば?トマトを毎朝1個食べる、と古い本によく書かれている。ナトリウムの排泄促すので良い。

佐伯の山崎校長も、トマトを1個食べると言っていましたっけね。

  • 血糖値を上げないためには?繊維質の多い野菜を食べる。根菜、海藻、納豆もOK。腸内に繊維があると、糖の吸収を邪魔する。味噌汁にワカメ多めで良い。
  • フリーズドドライの味噌汁は?繊維質は変わらないが、製造過程でビタミンは落ちていると思う。CMではビタミン豊富と言うが、、、
  • 梨は消化の悪い食べ物の代表のように言われるが?火を通すと大丈夫、その後冷蔵保存も可。すり下ろした汁だけでも良い。
  • 甘い梅干しって?塩分を減らしているが、保存のため甘くしている。(だから何だったけ?)
  • おかずから食べるようにしたら体重が減り続けて。。。血糖値が低くて、栄養吸収ができていない恐れがあるので、食後2時間の血糖値を病院で測ってもらってはどうか。

長くなりましたが、

おおた区民大学地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第3回、「元気に暮らす食事術〜現代栄養学と薬膳から〜」は以上です。

 

東洋医学(中医学)のところを、ざっくりまとめると、

  • 身体の陰陽・寒熱を診て、食物の陰陽・寒熱でバランスを調節する。
  • 体調もみつつ、体質に応じて、食物で改善を図る。
  • 気血の流れをよくする食物、脾(胃腸)に優しい食物が基本(身体を温めるにしても辛いもの、身体を冷やすにしても冷たいものはNG)
  • それと、水分調節(豆類がいい)
と言う感じ。

西洋医学の、この症状にはこの薬というものではなく、この症状にはこの食材と、単純明快にはいかないものですが、まあ、最初に光畑さんが説明された、東洋医学は哲学、ですからね。

私的には、現代栄養学だけでなく、東洋医学(中医学、薬膳)のこういう事を気にかけながら、バランスの良い食事をとるという〆かな。

ではでは


「元気に暮らす食事術〜現代栄養学と薬膳から〜」② おおた区民大学「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」第3回

2019-06-29 11:07:00 | 地域情報

今朝は、小雨が降っていて、昨日梅雨が明けていたということはありませんでしたね。

水曜日に蒔いたベビーリーフのタネですが、2日で芽が出はじめ、3日目の今日、すでにこんな具合です。

キッチンガーデンスポンジ培土より、芽がでるのも早く、背丈も追い越してしまった感があります。

土の方がいいのでしょうね。光、水、酸素、栄養のそれぞれにおいて。

まあ、キッチンガーデンは観賞用ですから。

あまりに窮屈そうであれば間引くつもりですが、

今回は、ベビーリーフとして収穫するつもりなので、しばらくはこのまま見守ろうと思います。

 

さて、おおた区民大学地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第3回、「元気に暮らす食事術〜現代栄養学と薬膳から〜」の続きです。

生活習慣病、それに繋がる不健康な生活習慣(不適切な食生活など)は怖いが、予防は大変ではないということでしたが、

では、健康に良い食事とは?

  • 食事摂取基準2015(厚生労働省)
    • 目的:健康寿命の延伸:平均寿命が延びているが、健康寿命との差は7、8年ある。その間が”寝たきり”。それを短くする(ピンピンコロリ)
      • 健康の保持増進
      • 生活習慣病の発症予防:早期に習慣を改善
      • 生活習慣病の重症化予防:薬を飲んで、医者にコントロールされながら
  • 生活習慣病を予防する食事
    • 目的:血管の老化を防ぐ
      • 減塩:夏場でも塩を取り過ぎない
        • 運動でびっしょりかく汗は塩っぱい。この場合は補給するが、じわじわかく汗はしょっぱくない。体が再吸収する。普通の食事で摂る塩分(10g)で十分。
        • 減塩は日本で一番成功している。昭和25年から調査をしているが、昔は20g/日。現在は10g/日。これを男性は8g/日未満、女性は7g/日未満に減らしたい。(おおた健康プロジェクトの説明でもありましたね)
        • 年をとると、味覚の感覚が鈍くなり、濃い味になりがち。(これも、お年寄りに味蕾がない(未来がない)と、佐伯の校長さんが言っていましたね)しおみくん(塩分計)を使って客観的に塩分を測る。病院においてあるので、自分の味噌汁を持っていって測ってもらうと良い。
      • 肥満の予防・改善
        • お腹が空いて眠れない、というのは生物学的には勘違い。夜遅く食べたものが消化されず、睡眠に良くない。10時間以上は空腹が必要。ではないと(肝臓に悪く?)血糖値が上がる。お腹が空いた状態で起床して、朝ごはんを食べるのが良い。
      • お酒はほどほどに
      • 食後の血糖値が上がらない食事
      • バランスの良い食事を規則正しく
      • 年をとっても、タンパク質はたっぷりと
        • 消化する力が減ってくるが、食べる量を減らすと栄養不足になる。汁物で、溶け出したタンパク質を摂取。
      • 野菜や果物を積極的に食べる
        • 不足しがちだが、果物は果糖が多いので、食後に適量を。痩せないという患者が、毎食後、柿を5個食べていた、という事があった。1個にしたら、痩せて、血圧も下がった。
        • 食べた量と活動量のバランスが悪いと痩せない。体重が増えやすい人はいるが、減りにくい人はいない。
  • 生活習慣のポイントとしては
    • 自分の健康な体重の維持
    • 無理なダイエットは筋肉が減って不健康
      • 1ヶ月に5kgとかは良くない。500gから1kgは、食事量を減らして、運動を増やせば可能
    • 食事と運動でバランスよく
    • 1日10分の運動を増やす。5分2回、2分5回でOK
      • 家事でもウォーキングと同じ活動量
    • 身体の変化は健康診断で毎年チェック
      • 体重が増えた時、減った時の健康診断の検査数値を確認する
      • 日本人は皮下脂肪がつきにくく、内臓脂肪がつきやすいので、手足が細いまま、お腹がぼてっとでる。西洋人は逆なので、生活習慣病が少ない。同じBMIでも発症体重が異なる。

これは、なるほど、と思いました。日本人って、マッチョになるの大変ですもんね。もちろん、肥満の西洋人の、肥満っぷりはアジア系の比ではありませんが、腕も太くなっていますね。足はどうかな、西洋人って、太っても足は細いから、太ると膝を痛める感がありますけど(お相撲さんとかね)。

    • 主菜(タンパク質)、副菜(野菜、海藻など)、主食のそろった食事
      • 最近、糖質制限など流行っているが、タンパク質の分解ができなくなり、老廃物が増えて腎臓に負担がかかり、血管老化に繋がる

低糖質ダイエットは、管理栄養士の下でないと効果がない、と佐伯の校長も言っていましたが、専門家からすると、体重は減るかもしれませんが、健康の観点ではよくないのかもしれませんね。

  •  太りやすい食事とバランスの良い食事の違い
    • 300kcalの菓子パン(あんぱん1個ぐらい)は、体内で不燃焼、エネルギーが少なく、老廃物が多く、脂肪が残りやすい
    • 800kcalの栄養バランスの良い食事は、体内で燃焼され、エネルギーが多く、少しの老廃物、脂肪が残らない
期せずして、先日、自分の体重の増減の話をしましたが、このイメージは体感します。

まあ、自分の場合、活動量が多いので、脂肪で体重が増えてはいないものの、バランスが良くない(麺類だけとか)と、老廃物が多く溜まるのかもしれません。

  • バランスの良い食事とは=>食事バランスガイド(厚労省・農水省)こちらの絵の説明。
    • 農水省の資料でもあるので、主食(第一次産業の作るもの)が多くなっているが、主食はちょっと減らして。
    • コマ を回すには”ヒモ(菓子、嗜好飲料)”が必要だが、あくまで楽しみであって、主食ではない。お酒は、低糖質なので、〆が欲しくなる。

  •  血糖値を上げない食事
    • まず野菜から食べる、のは、血糖値の上昇が緩やかになる。血糖値の時間的な変動に山と谷ができなくなる。
    • 甘い飲み物は、たまにだけ。果糖ブドウ糖質が含まれている。ノンカロリーのものを。
    • あめやチョコをちょこっと食べない。なめている間、高血糖の状態が続いてしまう。
  • 高齢になってもタンパク質はしっかりと
    • 消化機能が低下するので、栄養不足になりがち、要介護の確率高まる。体力の維持、臓器の機能維持には若い頃と同じくらいの栄養が必要。
    • 脂肪の少ない肉を上手に食事に取り入れる
      • 代わりに植物性タンパク質
      • 卵2個。4個以上からでないとコレステロールは上がらない。コレステロールは細胞壁を作るので、少し高めくらいが、栄養のある食事を摂っている証拠。
  • 適量のお酒は「百薬の長」
    • 適切な量は、純アルコールにして1日20〜25g(ビール中瓶1本、日本酒1合など)

耳が痛いな。。。

    • カロリーOFF、糖質カット、プリン体ゼロ=>アルコールが入っていれば同じ。
      • 痛風の原因になる高尿酸血症の悪化に関わるのは、プリン体ではなく、アルコール。
      • 糖質の量は、普通のビールで1本10gくらい(なので、糖質カットの量は知れている?)。少なめにするには、美味しいビールを1本、とする。

これは難しいな。美味しいビールはもっと飲んでしまう。。。糖質の観点では、ビールでカットするより、主食でカットする方が効率的だけど、それでは不健康過ぎますね。

  • 健康食品、サプリメントに、これさえ飲めば間違いなし、というものはない。
  • 本当の効果、副作用を、独立行政法人 国立健康・栄養研究所のサイトで確認しましょう。
    • CMなどでアピールされる効果は、500人程度のモニターから。こちらは千人から一万人のモニター。現代栄養学の問題は、ここで分かる。
以上、講座前半の、現代栄養学から見た健康な食事でした。

おおた区民大学のもう一つ受講している健康維持に役立つ食の知識」の内容も思い出しながら聞いていると、相互に理解が深まります。

(今日の午後、その第3回(最終回)「食の国際化について〜世界の国々の食文化への理解と食の安全について〜」を受講してきます。内容は別途紹介します)

後半は、東洋医学の知恵を利用した健康な食事についてです。

ではでは 


「元気に暮らす食事術〜現代栄養学と薬膳から〜」① おおた区民大学「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」第3回

2019-06-28 17:41:13 | 地域情報

朝方は、昨夜の雨で地面は濡れていましたし、曇っていましたが、

午後からは、梅雨明けてた、んじゃないですかね。

外出していましたが、暑かった。。。

道すがら、一株でこんないい感じにゴーヤの緑のカーテンができるんだな、というお手本を見ました。

見事に、一株から。素晴らしい。

 

さて、昨日ですが、

おおた区民大学地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第3回、「元気に暮らす食事術〜現代栄養学と薬膳から〜」を受講して参りました。

過去2回の講師であった、東京衛生学園専門学校の光畑さんの東洋医学の話はとても興味深かったですし、緑のカーテン講習会の後半、薬膳の話は、食物の持つ「五性」で(先週習った)「寒熱」を調節するとか、「五味」で(先々週習った)「五臓」の働きを促進するなど、東洋医学と密接に関わっているものなので、第3回もとても期待していました。

 

場所は変わらず、東京衛生学園専門学校ですが、講師は鍼灸按摩マッサージの光畑さんから替わって、東京衛生学園専門学校の看護師、稲田恵子さん。

(人間の骨格標本が移動されていました)

概要は「東洋医学と西洋医学(現代医学)の両面から食生活を見直します。食事と各種生活習慣病との関係を知り、体質別の食事指導の考え方からバランスのとれた健康によい食事について学びましょう。」です。

今回は、生涯学習担当の方の挨拶もそこそこに講座スタートです。

稲田さんは看護科で、准看護師を正看護師にする授業を行っていて、中国に留学して薬膳を勉強したことがあり、以前はメタボ予防の保健指導を行なっていたので、今回、現代栄養学と薬膳の両面から健康をお話します、と。

前半は、現代栄養学から見た健康な食事で、後半は中医学での体質別の食事指導です。

 

現代栄養学から見た健康な食事

健康によい食事とは?

  • 以前は、肥満防止を謳っていたが、最近は、痩せ過ぎも良くないと、「バランスの良い食事」がよいとされている。
  • 血管の老化が進む、高い血糖値は良くない言うが、従来、日本は長寿国なので(ご飯が)全く悪い訳ではない。ただ、バランスが悪いと、60代、70代で身体が衰弱して死んでします。90、100歳でも元気な人は、食欲があるし、バランスよく動物性たんぱく質を摂って、健康寿命も長い。
  • BMIで適正体重の維持。18.5で痩せ、25で肥満、30で高度肥満。25を超えると、血糖値と血圧が上がる。脂肪の割合が多くならないよう、エクササイズを。病院の実習生には階段を使わせる。人間の筋肉の70%は下半身。痩せている人は、美味しいものを食べてください。
先日、175cmで55kgは痩せ過ぎと書きましたが、BMIが18未満ですからね。美味しいものを(作って)食べているつもりなんですがね。
  • BMIとその後10年間における死亡率との関係を見ると、少しぽっちゃりしている方が、高齢でも身体の調子が良い。歳をとって食欲がなく、あっさりしたものを食べがちな人は栄養不足に陥りがち。
  • 肥満が身体に良くない理由は、
    • 肥満になる食生活、運動(活動)不足が、将来寝たきりになる病気の原因
    • 肥満は認知症の発生リスクを高める
    • 膝や腰に負担がかかり、活動できなくなって生活に支障が出やすい
    • TV番組で、女性の漫才コンビの日常が紹介されていたが、同じものを同じ量食べているのに、片方痩せていて、片方太っている(ハリセンボン?アジアン?)。ただ、痩せている方が、食べ終わったら直ぐに片ずけて、お茶を入れるとか世話を焼いていた。つまり、活動量に差がある。食後10分以内に片付けをすると血糖値が下がる。
  • では、生活習慣病が怖いのは、不健康な生活習慣(不規則な食生活、運動不足、ストレス、喫煙、過度の飲酒など)から、生活習慣病(肥満症、糖尿病、高血圧症など)が、自覚なくゆっくり進んで、重症化・合併症を起こす(虚血性心疾患、脳卒中、糖尿病の合併症(失明、人工透析)など)
  • しかし、予防はできる。生活の状況をちょっと変えるだけでも。
    • お酒を飲むと喉が乾くので、さらに飲んでしまうところ、水かお茶を一杯挟むことで飲み過ぎを防ぐ。
    • おやつはつい食べ過ぎてしまう(袋を開けたら、全部)が、一皿出したら、残りの袋は閉じてしまってしまう。お菓子はカロリーが高いが、何日かに分けて食べればそれほどではない。
で、次は具体的に健康に良い食事、生活習慣病を予防する食事とは?

なんですが、全体的に長くなりそうなのと、本日、ブログを書くのが時間切れで、ここで一旦切って、多分、全3回としたいと思います。

ではでは


パクチー間引いてヤムウンセン

2019-06-27 16:50:40 | 料理・グルメ

早朝、散歩している時既に、気温が25℃とラジオで言っていました。

ジーンズで歩くのは、もうそろそろ止めて、ジョガーパンツデビューしようかな。

(スポーティーな格好でウォーキングというよりは、タウン着で散歩をしたいのですが、アディダスの三本線がなければ、ジャガーパンツはタウンユースに近い)

と思って、UNIQLO行ったのですが、サイズに問題が、、、

この一年間で、体重が20%減ってしまった私は、現在、Sでも緩くて、

いいなと思ったモデルは、XSが店頭になく、オンラインショップで見たら在庫切れ、

去年の夏ものなんて、ゆるゆる過ぎて履けないと思い、先日、UNIQLOの古着回収BOXにまとめて投げ込んで、

今はジーンズしかなく、もう暫くは、悩みながら暑さに耐えることになりそうです。

 

それにしても、ダイエットをしているつもりはないのですが、

このブログで紹介したり、楽天レシピに公開しているように、料理好きで、作ったものは責任とプライドを持って、がっつり食べています。

それでも、消費カロリーが摂取カロリーを上回るのか(歩き過ぎ?)、カロリーは足りても栄養が足りていないのか(飲み過ぎ?)、

うつ病の休職中は体重変わらなかったのですが、復職して、退職するまでの1年間で、綺麗な直線で68kgから55kgに体重が減って、現在も減り続けています。

顔、腰回り、手足は確かに細くなりました。

しかし、毎晩腹筋200回が効いているのか、腹筋だけはバキバキに割れていて、毎日歩いてもいるので、不健康というわけでもないのですが。

 

ただ、最近、体重コントロールのポイントがわかったというか、こうすればこうなる、という傾向がわかってきました。

なんだか低糖質ダイエットを自分の身体で実験しているかのようですが、

豆腐、納豆、卵を続けると、体重が減る。

麺類を食べると、体重が増える。

肉、野菜を食べると、体重が維持される。

平均的な体重は減少傾向なのものの、一週間の間で、1.5kgくらいは上下します。

例えば、

  • そば(小麦粉の割合が高い)やパスタを食べると、翌日体重が増えます。
  • 納豆ごはん、冷奴を続けていると体重が落ちます。
  • ただ、筋肉がつったりしだすのでチキンソテーとサラダを食べてると回復して、体重は維持されます。

みたいなことを繰り返しています。

そんな直ぐに体内脂肪がつくとか落ちるとかではなく、消化器官にどのくらい残るかだけのような気はしますけどね。

  • 噛まずに飲んでいるような麺類、小麦粉は消化に時間がかかる。
  • 大豆加工品は、よく噛むし、消化がよく、消化器官に長く残らない(便も少なくなる)
  • 肉、野菜は栄養が豊富だが、代謝もいい(便が大きくなる)

あと、私の場合、ご飯は結構食べますが、ご飯で体重が増える感はないんですよね。

納豆、生卵、ひじきなどと食べるし、ご飯は”よく噛む”ことを実践しやすいので、食べ方がいいのかも。

でも、麺ばかり食べて、体重増やしても意味はない、というか、むしろ良くない増え方ですね。

 

にしても、身長175cmで体重55kgは、痩せ過ぎなので、カロリーバランス、栄養バランスを図らねば。とは、奥さんに五月蝿く言われるまでもなく、自覚してはいます。

まあ、金麦でカロリーだけ稼いでいるので、栄養が足りていないのだとは、わかっているんですけど。。。

これで、適正な栄養をとると、金麦分カロリーオーバーするからな。。。(金麦を減らす、止めるというオプションはない(苦))

 

さて、枕が長くなったので本編短めです。

昨日、バジル、チャービルを片付けましたが、実は、パクチーもイマイチな状態が続いています。

最初のとう立ちした一株は、たくさんのタネをつけて、タネも熟して、茎も枯れ始めており、もう少しでタネの収穫でいいのですが、

後から植えた方は、一度二度と間引きして(その都度、カイティオで食べて)割と株と株の間隔は空いたものの、

成長の仕方が、真っ直ぐ上に、ではなく、まず、土の表面を這って、クランクのように曲がって伸びようとしています。

知恵の輪状態です。

これでも、絡まった茎、葉をなんとか解した状態。

なので、また、間々の株を間引きすることにしました。

まあ、そもそも寄せ植えみたいになるかな、と円形にたくさん蒔いたのが間違いでしたね。

これで成長しなれば、次が最後の収穫です。

で、次は、プランターに一列に植えよう!(獅子唐と伏見甘辛を収穫した後のプランターに)

 

そして、ようやくヤムウンセンを作りました。

レシピはこちらです。

タイの激辛春雨サラダですが、

ベランダの鷹の爪は間に合いませんでしたので、輪切り唐辛子を使いました。

それだと、そんなに辛くはならないのですが、まあ、辛いのNGな奥さんも食べるので、まあ、仕方ない。

鷹の爪を収穫できる頃、次のパクチーの栽培が成功したら(二回、しくじりましたから)、きっちり現地の味を再現して、自分で責任をとって食べたいと思います。

ではでは


バジルの収穫、ベビーリーフ種まき、キッチンガーデンの移植

2019-06-26 17:55:19 | 家庭菜園

今日は、午前中に外出する用事があって、朝は散歩しなかったのですが、

それを恨むような日中の暑さでしたね。

(なぜなら、それでも歩数目標は達成したいので、無駄に歩く)

 

そんな中、その帰り道、こんな看板を見かけて、風鈴の音が聞こえてきたので、ちょっと立ち寄りました。

お堂の軒先、境内などに風鈴が、”鈴なり”ではありませんが、運動会の万国旗(今は、そんなのないのかな)のように吊るされていました。

天気が良くて暑かったものの、湿度は低かったのか、適度に風が吹くと涼しく感じていたところ、その適度な風で、風鈴が鳴っている境内の日陰で一休みしていると、気持ちが穏やかになりました。

外出していて暑い時、冷房の効いたビル、ショッピングセンター、コンビニに逃げ込むのも効率的、効果的ですが、神社仏閣での一息は、物理的なものだけでない、涼しさを心と身体で感じられるような気がします。

 

しかし、明日は天気が崩れると言うので、天気のいいうちに家庭菜園の整理を行いました。

 

先日の「厚生年金保険、確定拠出年金の変更手続き(2019.6.23)」でお話した通り、

まずはバジルの収穫です。

水・肥料不足だけであれば、再生も可能かもしれません。

ここを乗り切れば、秋まで収穫できるかもしれません。

多年草なので、越冬して来年も、は無理か。

しかし、よくよく葉の表面を見ると、

皺がよって巻いているだけでなく、茶色、黒色に変色していたり、

裏面も白いザラザラになっていたりするので、

水・肥料不足だけではないように思えます(やはりハダニなのかな・・・)。

ここ数日で、さらに悪化しているので、食べられそうなものを選んで収穫し尽くすことにしました。

(ざるの向こうは、無残に茎だけになったバジル。ご苦労様でした。)

まあ、何とかガパオ3人前は作れるかな?と思い、鶏ひき肉300gなどの材料と共に、収穫したバジルを全部使います。

一食は、昼ごはん。残りは冷凍保存です。

ちなみにガパオのレシピはこちらから。

 

そして、バジルに加えて、ハダニに無残な姿にされたチャービルも諦めることにしました。

ハダニの人身御供にして置いておくことも考えましたが、むしろ繁殖の温床のようになっていて、食べられそうなところだけ取るのも難しいので、丸ごと処分します。

バジル、チャービル共に、根元で茎の切って、ハダニごと一気にビニール袋へ。

そのあと、根を掘り出して、バケツの水で土を落として、別ビニール袋へ。

 

そこへ、ダイソーで買ったけど使っていなかった鉢がひとつあるので、

合計3鉢、培養土と肥料を足して、整え直しました。

 

で、これらには何を植えるか、です。

もう6月末なので、夏収穫の野菜の種まき、移植はタイミング的に難しそうですが、

キッチンガーデン講座でもらったベビーリーフミックス(レッドリーフレタス、グリーンリーフレタス、サニーレタス、ルッコラのブレンド)は、発芽適温(15〜20℃)、生育適温(15〜25℃)の範囲内であればいつもで栽培できます、とパッケージに書かれてあるので、それを信じて、3鉢全部にパラパラ蒔いてみました。

WEBでタネの蒔き方を確認すると、薄く土がかかる程度に、また、タネが小さいので水遣りで流れてしまわないように、予め水を含ませておいて、とありました。

確かに、ベビーリーフはキク科の好光性植物なので、キッチンガーデンのスポンジ培土に楊枝で植えたような感じを参考にします。

なので、パラパラ蒔いて、軽く土を抑えてみました。

まあ、最近は、間引き(そして摘心)に躊躇もなくなってきましたし(その効果を経験すると)、

4種類のタネを混ぜてあるのは、寄せ植えみたいな感じかなと思ってみたり、

(ルッコラだけなら、条蒔きするところですが)

ちょいちょい間引けばいいか、ぐらいの境地です。

さて、どうなるか。

 

そして、スポンジ培土の方のベービーリーフですが、

残り2つは芽が出ないし、4つもあまり育たないので、

根(根毛)が下に向かって伸びるよう、

移植というか、スポンジの入れ物を変えることにします。

講座で紹介されたように、ペットボトルで作ってみましたが、なんかイマイチどころかイマニな感じなんですよね。。。

そこで、食器棚をあれこれ物色して、ちょうどいいのが見つかりました。

キッチンガーデンですから、場所もここでいいかな。(キッチンシンクのダイニング側)

あとは、根毛の伸び方を見ながら、水の量を減らして行くと。

でも、間引きは、難しいですね。

葉っぱで見るより、根毛が伸びているのを残したいのですが、どっちの葉がどっちの根毛につながっているか見えませんからね。

 

ところで、芽が出ない2つのスポンジを割ってみました。

芽が出ていなくはなかったのですが、

ひとつは上の硬い部分に引っかかって葉を出せなかった模様。

もうひとつは、上の硬い部分の切り込みが浅く、根毛を伸ばせなかった模様。

やはり、スポンジに切り込みを入れる作業に問題があったようです。

とりあえずは、グラスも4つしかないし、これは一旦ここまでとします。

ではでは


「口の中から見えるサイン〜歯と口の健康〜」② おおた区民大学「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」第2回

2019-06-25 16:54:25 | 地域情報

朝方は曇っていましたが、

ラジオの天気予報で「現在、曇っていますが、日中晴れます」というのを聞いて、ほんと?と疑っていたのですが、ほんとに晴れて、数日ぶりに日光の暑さを感じました。

さて、三日に一度くらいの割合で散歩に行く洗足池ですが、

マップアプリを見ていて、この青い線なんだ?と思ったところ、

その洗足池を水源とした用水路があって、呑川に合流していることを、今更気づきました。

洗足流れ(池上用水)というのですね。

洗足池駅の裏手の道沿いに流れていて、これまで私は商店街の方を通って帰っていたので気が付きませんでした。

遊歩道が整備されています。

途中から、住宅街の狭い歩道に逸れますが、

そこから一層、草花が綺麗です。

綺麗な水で、鯉も泳いでいたりします。

この用水が玄関先を流れる、沿岸のお宅はお得ですね。

今後、呑川を上って、洗足池を周って、洗足流れを下ってくる、という散歩コースが良さそうです。

 

さて、おおた区民大学地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第2回、「口の中から見えるサイン〜歯と口の健康〜」の後編です。

講師は替わって、大田区健康づくり課の歯科衛生士、監物 真砂美さんです。

今回、各自に手鏡が渡され(貰えるものではない)、前半でも自分の舌を見ながら、説明を聞いていたのですが、

  • 大きな鏡とは異なり、じっくりと見て、変化がわかるので、ぜひ手鏡で見て欲しい。明るいところで色を確認する。触ることもあるので、手は清潔に。
歯の健康に関するパンフをいろいろ配布されました、その内ひとつを使って、歯の状態についての説明です。

  • 健康な歯は、付け根が緩いカーブで、歯茎はVの字。歯と歯の間が、ちょっとポテッとしたら、歯肉炎。
  • 歯茎は淡いピンクで引き締まっているのがよい。赤みを帯びて、腫れているところがないか、歯磨きの時に探す。
  • 歯肉炎は、その原因を取り除けば治るが、1ヶ月くらいかかる。
  • 何故腫れるのか?歯垢は細菌の塊で、歯茎に毒素を送っている。歯茎は血管、血脈が多い。前半で光畑さんが話したように、細菌の毒素と戦っている状態が、炎症。毎日みがいて歯垢をとる。

次に磨き方です。

  • 強く磨きすぎると、歯茎が抵抗して厚みを持ってくる。力加減は、毛先が動くくらいでよい。歯垢はそれで落ちる。強さではなく、こする回数。毛先が開いたら、強い。(上の写真の、右ページ左上)
  • 歯の表面は硬いが、根っこは柔らかい。強く磨きすぎると、自分で歯を削ることになる。(右上)
  • 汚れがついたままにすると虫歯になる。大人に多い。詰め物も周りが危ない。(右中)
  • 内側に、歯垢が固まると歯石になる。歯医者で定期的にとってもらう。(左下)

前半、東洋医学的には、舌苔は取らなくてよいと言っていましたが、、、

  • (歯科衛生的には)苔は見た後でとって結構。普通の歯ブラシで舌をこすると傷つけるので、専用のものを使う。
  • 奥から前に掻き出す。普通の歯ブラシで上下させたりしないように。
  • 苔は口臭の原因。

前半でも、細菌が繁殖すると言ってましたしね。

このタイミング、丁度、光畑さんはOHP、スクリーンの片付けで部屋にいなかったのですが、ひょっとして言うタイミングを計っていたいたかな(苦)

  • 苔は、舌を動かさないと付く。筋肉なので、動かすことが大事。
  • 何も食べなくてもつく(寝たきりで、点滴で栄養をとっている人も、舌に苔がつく)。食べるとむしろ擦れてとれる。
  • 口腔が乾燥しているとつきやすい。年齢と共に唾液が出にくくなるので、マッサージで口の中を潤す。

ここで、実際に唾液線マッサージをしてみます。

  • 両手を頬に当て、エラを抑えるようにして、親指で耳の後ろをグリグリする。
  • そこから、エラの下を、親指で押しながら、顎先に向かう。
  • 顎の裏から、舌を押し上げる。舌下管(ぜっかかん)と言う。

確かに唾液が湧いてきます。続いて、舌の運動。筋肉ですからエクササイズしないといけませんね。

  • 舌は口の中で大きく回す。反対にも回す。出したり引っ込めたり。
  • 乾燥気味と感じたら、口内を潤し、舌を動かす。

口内炎について、

  • 口内炎にこれと言う原因はない。胃腸の具合、噛んでしまった場合など。新陳代謝で2、3週間で治る。
  • 治らなければ、口腔外科、耳鼻咽頭科に行くこと。
  • 癌かどうかは、しこりがあるかどうか。白く筋ができる。舌の内側(裏側)も見る。舌の横を触ればわかる。

ここで、配布資料のセルフチェックをしてみます。東京都福祉保健局のサイトにありました。

私は”ちょっと問題あり”でした。

そして「満足度をあげるための7か条」と言うものがあり。

  1. かかりつけ歯科を持ちましょう。
  2. 年に1回は歯科医院で定期健診を受けましょう。(歯周病の進行は自分でわからない。自分に見えない虫歯もある)
  3. 専門家による歯磨き指導を受けましょう。(自分のクセがあるので)
  4. 歯間清掃器具(デンタルフロス、歯間ブラシ)を使いましょう。(歯周病は歯と歯の間から。自分の歯の隙間のサイズに合ったものを。分からなければ歯医者で聞く。フロスで隙間が広がることはない。スースーするのは汚れが取れた証拠)
  5. 週に1回はお口の中を観察しましょう。
  6. ゆっくりよく噛み、味わって食事をしましょう。(よく噛むと唾液が出る。舌の表面はひだ状で、唾液と混じって、ひだの底で味を感じるので、唾液が多いと味をよく感じる)
  7. タバコを吸っている人は、禁煙支援・禁煙治療を受けましょう。(血流が悪くなるので、歯周病になっても歯茎が腫れない。前半で話があったように、身体が戦うところまで来ないので、燻されて、口内が乾燥する)

そう言う説明があった訳ではないのですが、歯科衛生的に、唾液がたくさん出るといいのは、乾燥しないようにと言うのは間接的で、直接的には、舌苔から細菌が繁殖するの防ぐ、細菌の塊である歯垢をつけない、唾液酵素(アミラーゼ)をいつもふくんでおけると言うことですかね。

そして、

  • 防災袋には歯ブラシを入れましょう。阪神淡路、東日本の時、必要物資のリストに歯ブラシが書かれた。数日ならともかく、1週間くらい経つと、歯ブラシが必要なことがわかる。
  • (災害つながりの話)震度6以上で区内に、救護所が設置される。
  • (歯の話に戻って)7/17に講演会がある。
  • (おおた区民大学の別コースで詳細を聞いた)「おおた健康プロジェクト」の4つのアクション+健診、そして、名称募集中。

でプレゼンが終わりました。

QAでは、こちらも、自分の症状を話して、「歯医者さんに聞いてもらわないと・・・」と講師を困らせていましたが、一般的なものだけ書き出すと、

  • 歯ブラシの硬さは?”普通”でよい。腫れていたら”柔らかめ”を。”固め”は歯と歯茎を傷つける。そして、肢の部分は弾力が必要。コシがなくなったら替え時。汚れ落ちが違う。
  • 電動歯ブラシって?当てるだけだし、短時間で満遍なく磨ける。パッケージに書かれた使用法で。
  • 歯ブラシの使い方は?歯の面に対して垂直に優しく当てる。裏はもっと優しく。歯の裏側は窪みなので、押し付けると、歯ブラシを動かしても、毛先は窪みにはまって動いていない。
  • 何分ぐらい?自分(講師)が完璧にやろうとすると40分かかる(驚きの声)。あっさりなら5分、丁寧なら10分、夜だけは、時間に余裕を持って、鏡を見ながら丁寧に磨くとか。まずは、自分でどれくらいかかるかを測ってみる。
  • 磨き過ぎで歯は薄くなるのか?エナメル質がとれることはないが、傷がつく。
  • ブクブクするやつは?殺菌作用があるので良いが、アルコールフリーのものを。アルコールで口が乾燥しないよう。
  • ホワイトニンングをしたい。歯医者で磨いてもらうだけでも茶渋ぐらいはとれる。自分(講師)も4ヶ月に1回、歯医者で磨いてもらう。
という具合でした。

私は、そんなにマメに歯磨きをせず、奥さんによく怒られているのですが(苦)、

一応、歯磨きモチベーションが上がりました。

磨き方も、専門家に言われると、頭に入りますしね。

それにしても、前半の東洋医学の、虚実、寒熱は、やはり興味深いですね。

今の私にとって、病とは、メンタル的に感じることが多く、「津液が上がってくる」「気が滞る」などの表現が、むしろ実感としてしっくりくるんですよね。

講座が終わった後、光畑さんが受講者に捕まっていたので、オススメを聞くことができませんでしたが、分かり易そうな東洋医学の本をamazonで物色中です。(週末は、ラゾーナ川崎の大きい丸善に探しに行こうかな)

今週木曜日の第3回は、現代栄養学と薬膳なので、こちらも楽しみです。

なお、休憩時間、講座が終わってから、何名かの第2回受講者が、区役所の方に対して、

第1回を落選したので、資料だけもらえないか?

第3回を落選したけど、来週空きはないのか?

と聞いていましたので、

通しで4回当選(もうひとつの講座も3回全部当選)した私は、なんか枠がある訳でなく、単に運がよかったのかな???

おかしいな、どう振り返っても運の悪い人生なんだが。

その見返りが、これだったら安く上がっているような(笑)

ではでは


「口の中から見えるサイン〜歯と口の健康〜」① おおた区民大学「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」第2回

2019-06-24 18:05:53 | 地域情報

流石に、この雨では、、、と、朝は歩きませんでした。

大田区で警報出ていましたし、大きな地震もありましたしね。

ただ、ウォーキングアプリの目標達成が途切れるの嫌だな、、、と思っていたら

昼に雨が上がったので、夕方、近所を散歩して(天気雨にはやられましたが)、一応、連続達成記録は続いています(苦)

 

ところで、dポイントって、ローソン、ファミマ、マツキヨでも使えるのですが、

できれば、割高な支払いはしなくないので、

(最近はPayPayやLINE Payのキャンペーンがあって、そっちで買わないと損した気分)

dポイントならではのところで使いたいと思っているうちに期限切れが迫るのですが、

そういう時、マックでハンバーガー(100円)を買って、

テイクアウトして、家でレタス、茹で卵、マヨ、チリソース(東南アジアでは基本)でグレードアップすると、

なんだか、”うまくやった感”があります。

(マックの包み紙があると、ポロポロ崩れず食べやすいし)

 

さて、先週の木曜日、おおた区民大学地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第2回、「口の中から見えるサイン〜歯と口の健康〜」を受講してきました。

(第1回の時の写真と同じアングルですが、スライドがちゃんと第2回になっていますよ)

前半は、第1回の講師でもあった、東京衛生学園専門学校の(自称、珍しい苗字の)光畑 昇さんが、東洋医学をベースに、口の中からどうやって自分の健康状態を見るかを、

後半は、大田区健康づくり課の職員で、歯科衛生士の監物 真砂美さんが、歯の健康のためにどうすればいいか(学校などで指導している内容だそうです)を話して下さいました。

 

まず、前回同様、生涯学習担当の方が、おおた区立大学の趣旨を説明してから、講師のプレゼンに移りました。

(前回も、担当の方がめっちゃ緊張されていましたが、今回も、原稿を読むだけなのに、まだ緊張されていました)

 

光畑さんのプレゼンは、まず、前回詳述した東洋医学の考え方(陰陽論、五行論)、身体感(健康とは、「気」「血」「津液」「精」が、①不足する事なく存在、②円滑に循環している状態で、そのためには五臓六腑がバランスよく、きちんと働く必要がある)を、ざっと振り返る事から始まりました。

ただ、前回と今回で、参加者は一致していないので、前回受講していない参加者には、東洋医学は”哲学”なので、イントロだけでは、理解できなかったかもしれません。

 

次からが、今回のニューコンテンツです。

東洋医学的な病の考え方

  • 虚実(きょじつ)
    • 虚証(きょしょう):「気」「血」「津液」「精」の量が不足している、または量的にはあるが機能が低下している状態
    • 実証(じっしょう):それらの量が多く滞っている、または機能が亢進(こうしん、働き過ぎ)している状態
  • 寒熱(かんねつ)
    • 寒証(かんしょう):相対的に冷えている陰陽のバランス失調
    • 熱証(ねっしょう):相対的に熱い陰陽のバランス失調
    • 熱証は、必ずしも体温が上がっている訳ではなく、体温が普通でも、例えば、「皆さんは、未だでしょうが、更年期障害で手足が熱るとか」(高齢の受講者大ウケ)、逆に冷え性は寒証。寒熱は温度的な感覚の問題。
  • 虚実、寒熱のバランスが大事。
東洋医学の診察法
  • 四診(ししん)
    • 望診(ぼうしん):身体の色々なところを”見て”診察。生活の中で、相手が虚している、または実している状況を見る事で、例えば、「皆さんは、毎朝病院に集合されていると思いますが」(大ウケ)、あなた元気ないじゃない?と言ったとすると、相手に「気」が不足しているんじゃないか、と望診している。
    • 聞診(ぶんしん):音を”聞いたり”、臭いを”かいだり”して診察。「高熱でうなされている時、オナラが臭くないですか?」(ややウケ)、これは”熱”がこもっている状態。
    • 問診(もんしん):患者さんの話を聞いて診察
    • 切診(せつしん):身体の色々なところを”触って”診察。例えば、手首の脈をとること。
    • 四診は、トータルで、「気」が不足していないかを診ること。

そして、メインコンテンツの口の中の診察についてですが、

舌診(ぜつしん)

  • 舌の状態を診る事で、全身の状態を診ることができる。舌は筋肉のかたまり。色や苔をみる。
    • 「気」「血」の量は充分か?「寒」「熱」があるかどうか?など
    • 病気の症状を感じていなくても舌に現れる。例えば、色みが青っぽければ「寒」、赤っぽければ「熱」
ここから、各自、都度、手鏡で自分の舌を確認しながら進めます。
  • 形をみる
    • 大・厚:ぼてっと大きいのは、代謝がうまくいかず、津液の多く、停滞している。足が浮腫むイメージ。胖大舌(はんだいぜつ)といい、増えた水分を(筋肉である舌が)押し返す力がない。歯痕がつくことがある。舌は歯の内側にあるので、歯痕はつくものだが、戻らない状態。
    • 小・薄:気、血の不足。痩薄舌(そうはくぜつ)といい、舌の筋肉が使われず、痩せてしまっている状態。
  • 苔(舌苔(ぜつたい))をみる(厚さ)
    • 厚:津液の停滞。水の代謝がうまく行っていないと、表面が白くべたっとなる。
    • 薄:津液の不足。水の量が少ない。または、熱。ヤカンでお湯を沸かしていて、消し忘れて水が蒸発し、ヤカンを炙ってしまうイメージ。
  • 苔をみる(色)
    • 苔は無色だが、溜まってくると大体は白っぽくなる
    • 熱の量に応じて、黄色(熱を出した時の小水は黄色い)、そして黒くなる。熱で炙られ、焦げた状態(炭、焦げは黒い)。付け根が黒くなる。病の進行がひどい状態だが、自分(講師)は、一人しか見たことがない。前日飲みすぎた友人。現在、ピンピンしている。
  • 色を見る(舌の)
    • 通常は薄い赤。寒の方向へは、白っぽい色から青へ。熱の方向へは、薄いピンクから赤々とした濃い赤。
  • 舌診のポイント
    • 朝一番に見るのが良い:苔が取れてしまうので、歯を磨く前に、本来の身体の状態を確認する
    • 「状態が悪い=病気」ではない:バランスは誰でも何処かしら崩れているもの。その崩れた状態が現れているだけで病気ではない。
前回、習った未病ですね。そして未病のうちに、バランスを戻す未病治を行う、と。
    • 毎日観察してみる:色み、苔が厚い/薄い。今日はちょっと違う、と言うことに気づく。
以上が、講師の光畑さんのお話でした。

そして、QAですが、医療セミナーにありがちな、みんなの前で、自分の症状を話して、これは大丈夫なのか的な質問が多く、講師もコメントに窮しつつも、さすが専門学校の先生、東洋医学ではこう言う状態かと思います、と回答されていました。

参考になったものを紹介します。

  • 昔から苔が多いと胃腸が悪いのは?胃腸が悪いと言うのは便秘か下痢。便秘は腸が水分を吸収し過ぎで、下痢は取らなさ過ぎている。つまり、身体の水分の調節に関係があり、津液の調節がうまく行っていないので、苔が厚くなると考えられる。
  • 歯痕が残るのは、足が浮腫むと、押しても戻らないのと同じ状態。水で膨らんでいて、筋力が弱まって、歯の当たった痕を押し戻す力がない。なお、左右対称ではない。舌、歯の元々の形の問題もある。昔からと言うのは、体質的に「気」が少ないことも考えられる。病気ではないが、何か「気」に問題が起きた時、他人より耐性がないかもしれない。
  • 苔は、東洋医学的には取らなくてもよい。取るのは雑菌の繁殖を抑えるためだが、雑菌の繁殖も、その状態が現れているものと考え、自分の指標とするなら取らなくてよい。
  • 肌の色と舌の色は関係ない。肌の色はメラニン色素の量。舌は筋肉なので血液の量で色が変わる。
  • 口内炎と舌癌は関係ない。口内炎が舌癌になるのでは、と言うのは勘違い。
  • 身体に悪いものを「邪」というが、「邪」が身体に入ると「精気」が戦う(ここで言う「精気」は白血球みたいなイメージかな)。そして戦いが激しいと高熱を発する。自分(講師)は、30歳を越した辺りから高熱が出なくなった。歳をとって「精気」が少なくなり「邪」にやられっぱなしの状態。
  • 血が滞っている状態を瘀血(おけつ)といい、舌に筋状の痕が出ることがある。東洋医学の血は血液ではないので、血管が詰まっているのではないが、イメージは近い。ちょっとした傷が治らないのも瘀血の状態。
  • なお、気が滞っているのは気滞(きたい)という。詰まっているのはなく、身体の何処かで滞っているイメージ。解消しようとすると”ため息”が出る。オナラも気滞のサイン。同じような概念で、瘀血を理解して欲しい。
ここで講座は休憩に入りましたので、

私も、東洋医学の舌診で一旦切ります

後編は、歯科衛生士の監物さんよる歯の話です。

ではでは


厚生年金保険、確定拠出年金の変更手続

2019-06-23 13:22:53 | 雑感・日記

今朝、呑川沿いを歩いていて、目に留まった花(木)です。なんだかふわふわしています。

花というか、こんな木があったんだ、、、

屏風に描かれた松みたいです。こんな感じで。

画像検索で調べたら、ネムノキと出てきました。

これは100%合っているでしょう。あれ?初めてかな、画像検索で合ったの。

 

ベランダのバジルですが、最近、裏返って巻き始め、調子がよくありません。

キッチンガーデン講座でも、水をやり過ぎないように言われ、

メリハリをつけて水遣りをしていたので、喉が渇いたら、こうなるのかなくらいに考えていましたが、

WEBで色々調べると、確かに水不足(またはやり過ぎ)、肥料不足でこうなるという情報はあるものの、

ハダニが原因かもという記述もありました。

(チャービルで大繁殖して、他の植物にも悪影響を与えています。防虫剤もイマイチで、最近は水で洗い流しています)

まあ、このくらいなら炒めて食べる分には大丈夫らしいので、早々に収穫したいと思うのですが、

炒めるとなると、ガパオしか思いつかないので、しばらくガパオが続きそうです。

 

さて、老後資金が2000万円足りない問題で耳目を集めている厚生年金保険ですが、

会社を辞めたので、奥さんの扶養に入る手続きをしました。

退職前に勉強して、会社の厚生担当にもいろいろ確認しておいたのですが、

公的年金保険(2019.4.16)

社会保険の扶養と税金の扶養(2019.4.17)

いざとなると、いろいろあるもので、ようやく、奥さんの会社への手続きが終わりました。

 

奥さんの会社は、私の勤めていた会社と同じグループなので、アウトソース先(のグループ会社)は一緒なのですが、

なんで、あれこれ追加で、どうのこうのが起きるのか不思議です。

一応、退職日に遡って処理するので、保険料支払いの空白期間は生じないのものの

2、3週間はかかるというので、結局、1ヶ月間、保険証のない生活です。

通院中の病院に行けない、処方されている薬が切れてしまうかもしれない、という不都合もありますが

急病になったり、事故にあったらどうしよう、という恐れもあります。

まあ、全額負担しておいて、保険証が発行されたら、請求すればいいと、奥さんが聞いて来たのですが、

また聞きなのと、今回の手続も、担当者からすれば慣れた話に思えるのに、何だかはっきりせず、時間がかかったこともあって、イマイチ信用できないので、病院は、できれば保険証を手にしてからにしたいですね。

 

そもそも、退職日以降に送付すると言われた、健保関係の書類がなかなか届かなかったり、

日本年金機構のページある申請書類に加えて、健康保険組合関連の書類が色々合ったのですが、どれも記入する内容が、ちょっと紛らわしくて、奥さんが確認しつつ、記入するのに時間がかかったり、

後追いで、後追いで資料の提出を求められたり、

一日一日が、過ぎていくんですよね。。。

自分で直接やれればいいのですが、こればっかりは、第2号被保険者の奥さんと、如何にもうちのグループ会社らしい、のんびり対応に任せるしかなく、胃が痛いところです。(日本年金機構のページには、退職日から5日以内に提出、とあるんですが、二週間以上経ってしまい、本当に大丈夫なのかな。。。空白期間が生じて、その間の国民年金保険料を払えとか言われたりしないのだろうか。。。とか)

 

他方、確定拠出年金の方も、通知がきました。

「確定拠出年金加入者資格喪失手続完了通知書」が送られてきて、

会社で入っていた、企業型の確定拠出年金ですが、退職とともにその加入者資格がなくなりました。

転職先に、企業型の確定拠出年金があれば、そちらへ移転、

ない、もしくは、自営、公務員、主婦(夫)になれば、個人型の確定拠出年金(iDeCo)への移転か、

脱退して、一時金を受け取る、手続きをするよう案内が付されています。

 

脱退すること必要もなく、個人型(iDeCo)に移転します。

 

iDeCoポータルにアクセスして、

右上の「企業型確定拠出年金資格喪失時のお手続きご案内サイト」をクリック。

画面の案内に従って、チェックを開始します。

 

60歳未満を選びます。

専業主婦・主夫(第3号被保険者)になるはず(奥さんの会社が申請中のはず)

現在の基金で、受給資格(10年以上で、60歳から)を得るまで運用を続けることもできますが、

年金原資を増やしたいので、毎月掛け金を払うことにし、はい、を選びます。 

結局、そんなに枝分かれはなく、iDeCoへの移転手続きに移ります。

一応、「個人型への移管手続きの方法」を確認します。

 

なお、移転手続きは、資格喪失日から6ヶ月以内に行わないと、

簡単にいえば、運用資産が現金化されて、仮預かり口座に移管されます。

運用されず(増えない)、管理手数料分目減りしていくことになるようです。

 

続いて、

移管先を選びますが、現在の運営管理機関のままでいいと思うので、

「旧勤務先で加入していた・・・運営管理機関をチェック」を選択します。

前の会社の契約番号を入れると、その運営管理機関が表示されます。

以降は、その運営管理機関(銀行等)のiDeCoのページに飛びますので、

そこから資料請求します。

10日くらい待って、申込書が届けば、プランを選択して申し込むことになります。

移転手続きの完了には、1、2ヶ月かかるようです(何でそんなにかかるのでしょうかね?)

これまで、すごくコンサバなプランを選んでいましたが、”取引状況のお知らせ”を見ると、まあ、増えてはいるようなので、同じものでいいかな。

ただ、掛け金(1ヶ月の上限23,000円)をどうするかは、現状ちょっと考える必要がありますね。

 

残る退職に関わる手続きは、、、天引きしていた生命、医療保険の支払い方法ぐらいかな(最後の給料貰って、そこでは引かれていたから、直き、保険会社から連絡が来るはず)

ではでは


職業講習会

2019-06-22 17:16:18 | 雑感・日記

今日は夏至です。

朝方は、蒸し暑く、歩いていると、ひょっとして降るかな、と言う感覚を覚えましたが、案の定、昼から、久しぶりの雨でした。

ただ、降ったり止んだりで、涼しくなるよりむしろ蒸し暑くなったような。。。

 

歩いている時見かけた、緑のカーテンです。

板塀にいい感じに茂っています。花も咲いていて綺麗だな〜、うちはまだかな〜

と思って帰ってきて、ベランダを見たら、咲いていました。一輪。

思い返すと、摘心をした直後から、花芽がポツポツ現れ出しましたが、これは摘心したからなのかな?

 

他方、キッチンガーデン講座の、スポンジ培土のベビーリーフは、4つから芽が出ていますが

残り2つは、追加でタネを加えてみましたが、芽がでる雰囲気がなく、

これは、タネと言うより、スポンジの”切れ込み”の問題かもしれませんね。

そのポイントは、わからないのですが。。。

ともあれ、芽が出た4つは、裏側を見ると根毛も突き抜けてきたので、そろそろ植え替えかな。

 

さて、ハローワークの話(初めてのハローワーク(2019.6.16))の続きですが、

失業給付の受給資格決定日から、7日間の待機期間があり、その間に「職業講習会」を受講してきました。

内容は、ハローワークの利用案内、求人検索の仕方などです。

ただ、その「職業講習会」に、「求人票」を持ってくるよう言われていたので、

利用案内のガイダンスを受ける前に、ハローワーク大森と蒲田ワークプラザにそれぞれ行ってみて、求人検索はしてみました。

初めてハローワーク大森に行った時、相談員さんが検索してみせてくれた「海外」の仕事は、自分で検索しても結構出てはきましたが、求人票をそれぞれを丁寧に読んでみると、だいぶ業務イメージが違ったり、自分が海外現地法人の社長として、日本人を現地採用していた時の給与水準と比べると、だいぶ低かったり、なかなか”厳しい”な、とは思いました。

(物価の低い国では、生活費も低く済むか、と言えば、ローカル食を食べる分にはそうですが、住居は、セキュリティを考えるとむしろ高くつきますし、医療費も、外国人が行ける病院(英語が通じる、衛生的、緊急搬送対応等)も高いので、その医療保険は重要ですが、あまりその辺りを考慮しているようには見えませんでした)

講習会の説明で知りましたが、大田区を中心に、一部、神奈川と都内の求人10万件というので、自分が経験してきたような国際、海外の仕事はないかもしれませんね。

 

講習会は、まずビデオで一通り、ハローワークのサービス案内を観て、その後、職員さんの補足、注意事項、求人検索の仕方とかの説明で1時間でした。

言われずともな「先手を打つことが就職活動のコツ」であるとか、求人に応募してから書類の準備ではなく、履歴書等は用意しておくとか、内定をもらったら、労務条件通知書をもらうこと(求人票は、手当の上限とか、幅広に書かれているので)、

何から始めていいからわからなければ、就職セミナーなどの参加してみる、とか

東京労務局の委託セミナーが、お奨めされていました。

 

それと、次週「雇用保険説明会」があるので、失業給付についてはそこで、と言う話でしたが、

「失業の認定における求職活動実績」については注意がありました。

(講習会で改めて配布された、「雇用保険受給資格者のしおり」の抜粋)

ポイントとしては、インターネットで自分で調べただけ、知人への紹介依頼、エージェントへの登録では、実績とは認められず、

ハローワークに来ても、検索してプリントアウトしただけではNGで、職業相談を受けて、受給資格者証にハンコをもらわないといけないと。

(ハローワーク会員証を貰ったものの、それを提示することもなく、検索パソコンが使えることが不思議だったのですが、会員証を確認すると、そレニよって就職活動実績をアピールされる恐れがあるので、あえて確認せず、窓口で相談した時だけ実績にカウントすることにしているのかな?)

必ずしも大田区で就職するものではないし(求人は大田区が中心)、ハローワークの求人だけでなく、エージェントも色々使うこととは思うのですが、

まあ、失業給付認定を行う、行政側から確認できる実績というと、そうならざるを得ませんかね。

なので、講習会の前に、ハローワークに行った2回はノーカウントでした。

 

ところで、ざっと出席者を見渡した感じ(あくまで、ざっとした主観)ですが、

若い方が多いですね。

そして、職員さんの話を聞いている雰囲気はあまり感じられませんでした。

まあ、私も、求人検索は数時間やってみましたし、窓口で一回は相談員さんと話をしていますし。

就職、離職を繰り返していたりしたら、この講習会に何度も出席することになるのでしょうか。

この講習会の受講が、失業認定に必須なのかどうかはわかりませんが、

少なくとも、求職活動の実績にカウントされると言うので、来ているという人もいたかも知れませんね。

 

で、ちょっと前にラジオで聞いた話を思い出したのですが、

高卒の就職って、学校に求人が来て、先生が、求人票を見て、先生が思う、生徒に合いそうな求人に応募させると。

驚きました。

なので、大学生の就職活動と異なり、内定は1社だけ。

学校と地元企業のつながり優先の感があって、先生から推薦された生徒を落とすことはないし、生徒も、その一社しか紹介されないので、そこに就職せざるを得ないと。

仕事の内容とか、条件も曖昧なまま仕事に就くことになり、その結果、

半年で、1割、

1年で、2割、

2年で、3割、

3年で、4割が、最初の就職先を辞めるそうです。

(後で、WEBで調べると、確かにそんな数字でしたね)

辞める割合も高いと思う一方、そんな仕事の決められ方で(決め方ではなく)、3年で6割残っている方も驚きでした。

うまく合う人もいれば、合わないけどやめられない理由がある人も多かろうなあ、と。

 

そういう方々にとっては、地元企業の求人を集めて、あえて窓口で相談させることで(失業給付のためとは言え)、丁寧にサポートして、紹介状(大田区が保証する)を出す、ハローワークは頼りになるものかと思いました。

ただ、高校の先生が就職先を決める話については、ハローワークは行政サービスなので、高校生の就職支援もしたらいいと思うのですが、それは何か支障があるのでしょうかね(求人検索すると、だいたい学歴は高卒以上だし)

 

次は、雇用保険説明会。その後、初回認定です。

ではでは


私的本能寺の変

2019-06-21 18:41:26 | 雑感・日記

朝方は曇り空でしたが、日中は晴れ、気温、湿度も上がって蒸し暑かったですね。

洗足池で、ちょっと気を惹かれた白い花がありました。

地面に近いところで、茎がまっすぐ横に伸びて、シンメトリックに葉をつけて、先端にちょこんと白い花です。

画像検索では、バイカウツギでしたし、類似の画像でも似たものはたくさん出てきたのですが、

調べると、バイカウツギは本木類(茎が幹化する)の落葉樹などで、茎が伸びている、たぶん草本類のこの花は違うしょうね。

あ〜あ、またわからない。。。

ところで、バイカウツギを漢字で書くと「梅花空木」。なんか情趣を感じさせますね。

でも、名前の由来はシンプルで、梅に似た花を咲かせる空木(茎が空洞化する)だそうです(苦)

 

さて、昨日は、おおた区民大学地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第2回で、東京衛生専門学校に行ってきました。

その模様は別途ご紹介させていただくとして、

 

本日、6月21日は、1582年(天正10年6月2日)に本能寺の変が起きた日です。

歴史好き(平安期から戦国期)の私としては、語りだせば、尽きることのないトピックでもあるのですが、

信長を裏切った、というか裏切らざるを得なかった武将、浅井長政(義理)、荒木村重(人情)、松永久秀(プライド)、そして明智光秀には、

それぞれ、歴史ロマンスとは異なる想いがあって、437年前に、本能寺の変の起きた今日は、明智光秀についてちょっと話したいと思います。

 

本能寺の変の背景、理由としては、

  • 家康接待で叱責された、その前に、武田討伐の酒宴で叱責された。さらに遡ると、降伏した波多野兄弟を殺したため、人質であった実母が殺された怨恨
  • 長曾我部との取り次ぎ役であったため、四国討伐は自分が、と思っていたところ、丹羽長秀に帰られ、ライバル秀吉救援でメンツをつぶされ、さらには、丹波、坂本の召し上げ(替地は、まだ敵地の出雲、石見)となった不平不満
  • 信長は、朝廷の人事権、暦を定める権威を取り上げようとし、さらには信長が天皇家にとってかわる恐れから、取り次ぎ役として仲のよかった光秀がそそのかされた。
  • 実は、秀吉との共謀説(秀吉が裏切った、光秀はだまされた、ので事後、光秀は孤立)

など、後世の推測は色々あります。

そして、それぞれが本当に背景であり、間接的な理由であろうと思います。

しかし、背景や理由と推測される出来事がなんであれ、

引き金を引いたのは、性格があわないストレスを、最後に(急激に)抑えきれなくなったのではないかと。

 

私個人の感覚に落としてみると、

性格や考え方、または所作(礼儀とか、慎ましさとか)が、合わない人とは合わない、合わせられない。

それでも流れに乗っていれば、なんとか我慢もできます。その先にある目標の達成感への期待感が上回るんでしょうね。

 

でもそれは、あくまで、仕事や組織が、良くも悪くも流れに乗っている時です。

むしろ、忙しい時ほど、性格の不一致にかかわっているより、どうしたら、その嫌な人を動かして、前に進めるかぐらいポジティブに対応できるものです。

(最近のラジオの広告で、若手「うちは悪くないのに何で謝るんですか?!」先輩「謝るのは、悪い方じゃない。先に進めたい方だ」というのがありますが、まさにそれ)

 

しかし、環境の変化があって、その流れが止まると、心の奥、気持ちの奥に収まっていたものが、湧き出してきて、これまでは抑えられていたものが、抑えきれない、我慢の閾値が、一気に下がるものです。

 

私が、うつ病に罹った時は、まさにそんな感じでした。

そして、一旦、閾値を割ったら、お終いです。自分の心や気の持ちようで補正は不可能でした。

 

さて、信長、光秀の生い立ち、性格、考え方と言ったものを私なりに比較してみると、

光秀は、美濃の名門、土岐氏の流れを汲む明智家の出身、儀礼典礼に詳しく、博識、性格は几帳面、所作も穏やか、ただ神経質。朝廷、室町幕府という、伝統の権威を復興させることで、世の中の安寧を目指す。

信長は、尾張守護代の家とはいえ、陪々臣、伝統や常識に逆らい、性格は荒く、所作も粗暴、気分屋。天皇は敬うものの、取り巻きの公家、寺社、守護大名など、既得権益にしがみつく輩を嫌い、すべてを一新し新し世の中を作る。

 

光秀は、乱世ゆえに、革新的なアプローチ、荒療治は必要であるとはわかっていて、信長に従っているし、尊敬もしていたが、信長も従来の権威復興によって、天下統一を進めていると信じていた。

信長は、天下統一の過程で、従来の権威を利用しているだけで、光秀もそれをわかっていて、その扱いに長けた光秀を重用している、いずれ従来の権威を壊すタイミングがくることを理解しているものと思っていた。

 

環境(情勢)としては、

北の上杉、浅井、朝倉、比叡山、東の武田、西には毛利、別所、機内には、本願寺、荒木、松永、雑賀など反信長勢力に囲まれている時は、苦しくとも一体感もあって、うまく行っていたのでしょう。横暴、パワハラが素晴らしいリーダーシップに思えていたことでしょうか。

その素晴らしいリーダーシップの下、

浅井、朝倉、別所、松永を滅ぼし、比叡山を焼き、荒木を追い、本願寺、雑貨を降伏させ、武田を滅ぼした頃には、毛利は秀吉が、上杉は柴田が追い詰めていましたし。同盟していたが関東の北条は、関東管領に就けた一益がこれから。四国の長曾我部は、信孝、長秀の遠征軍がすでに大阪に待機。

走りづくめだった光秀は、家康を安土に呼んで接待。


そこが、流れが止まったタイミングと思えます。

組織(周囲)の状況が好転したことで、一息ついたところで、 

最初に書いたような背景、理由もひっくるめて、いろいろな事が、思い浮かび、思い出され、混乱し、心を病んで我慢の閾値が低下したのではないでしょうか。

閾値を超えるには、歴史家が考えるようなあれこれは必要なく、僅かな切っ掛けで済んだと思います。

 

現在、メディアでよく紹介されている、パニック障害も起きて、引き金になったかもしれません。

私は、うつになって以来(治ってからも)、あおり運転を紹介しているニュースをみることができません。

ニュースシーンだけで、20年以上前の首都高でトラックに横突されたことを思い出し、パニックを起こすためです。

下がった閾値が戻っておらず、他にも引き金がいろいろあって、急に過去の嫌な経験が襲ってくるので、抗不安剤を持ち歩く日常です。

 

私は、不幸中の幸い、うつ病のつらい時、衝動的に電車に飛び込むまではいきませんでしたが、光秀は飛び込んでしまう精神状態ではなかったのかと思います。

また、私はその頃、やるべきことを山ほど思いつくのですが、それまでは出来ていた綿密な計画、手順をたてられず、また、やらなければならないと思っていたことが、新しく思いついたことで上書きされ、焦るだけ焦って、何もできない、そしてできないことに傷つくという、まったく、収拾がつかない精神状態で、それが四六時中続き、眠ることすらできませんでした。

光秀ほど優秀で、几帳面な性格であれば、本能寺の変を起こすまでの計画、事後の計画など、綿密に立てられそうなものですが、たまたまの好機にめぐまれ、衝動的にやってしまったかのようで、事後、慌てて、取り繕うかの動きしかしていません(おそらく、それも自分で考えられず、利三、秀満などの側近にせかされてリアクションとして行っていただけでは)


自分の性格と光秀の性格、うつになった時の自分の行動、本能寺の変での光秀の行動は、非常に似たもののように思えます。


ずっと海外ビジネスに携わってきて、海外赴任から日本に帰ってきた自分が、未経験の職種について、その仕事をずっと日本でしていた上司のもと、いかにも日本の会社らしい、大企業病のような仕事をしなければならなくなり、死んでしまいたい想いにとらわれてしまった、急激な心の変化は、もし、本能寺の変の背景が私の想像したものであれば、時代の違いから、取った(取りそうだった)行動は違うとしても、光秀と同じであって、甚く同情するものです。

 

メンタルヘルスなどという考えが一般に認知されない437年前の悲しい話と考えます。

暗い話で失礼しました。

ではでは。


現在までの変遷

「料理と散歩と仕事で海外」として、タイトルの通り、趣味の料理と散歩、そして出張する海外の情報を掲載していましたが、ハノイ赴任となり「ベトナム生活あらかると」でベトナム生活、近隣の国への旅行模様などを掲載するようになり、一時、仕事が忙しく更新が滞りましたが、2017年末に帰任し、2019年から改めて「池上優游涵泳」として、知識探求、スローライフを紹介しています。

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