4月30日が南部解放記念日、5月1日がメーデーで、火水と連休です。
巷は、月曜を休んで、5連休にする人が多く、月曜は車もまばらでした。
私は、月曜は休めなかったので、この火水でどこかへ旅行しようと思い、ディエンビエンフーに決めました。
ディエンビエンフーの戦いにおいて、ベトミン軍がフランス軍を破ったことで、植民地支配が終わった有名な場所です。
スタッフからは、「南部解放記念日なのに、何故ディエンビエンフーに行くのですか?」と聞かれましたが、
何故と聞かれても、、、「いつ行ったっていいじゃん。」
ディエンビエンフーへは、バスでも行くことができるようですが、10時間以上もバスに乗るのは、お断りなので、飛行機で。
飛行機(プロペラ機)であれば、わずか一時間弱です。
空港です。
ここから市街地までは、距離にして1km程度ですので、歩いて向かうことに。
今日もいい天気♪
ディエンビエンフーは、ベトナム北部ラオスとの国境の山間です。
北部全体が、ハノイのようにどんよりしている訳ではないのですね。
ベトナムが東南アジアであることを再認識するここ数週間です(ハノイも暑くなりましたし)
ホイアンでも愛でた濃いピンクの花が道路沿いに。あまり交通量はないですね。
空港からの道が、チャンダニン通りと交わるロータリー。左に行けば中心部。
地図には、バスターミナルとあるけど、この道路に並んでいるのがそう?
(私のガイドブックの地図は、信用できない。後々書きますが、今回もやられました)
空港から、炎天下、徒歩10分。既に汗だくです^^;
でも、今回は、学習効果があって、帽子はかぶっているし、Tシャツではなく、ポロシャツの襟を立てて、首を守っています。
でも、暑いことは暑い。。。
チャンダニン通りの向こうには、勝利の記念像の丘が見えます。
新ムオンタイン橋。
橋から見たナムゾン川の眺め。いなか~な感じ。
勝利の記念像が近づきます。
さて、、、入園料の5000ドンを払って、登るか。。。
登った。。。
像はともかく、街の眺めが素敵♪ロッキーな気分^^;
裏側の眺めもいいです。
駐車場がありますね。車、バイクがあれば、階段登らずに済むのですね。
さて、時間は11:30。他の観光施設は、昼休みに入っており(11:00~13:30って、長すぎないかね)、開くまで、道端の名所(戦車等の残骸)か市場を見学することに。
勝利の記念像の上り口にあるチュンタムI市場へ(なぜ、Iなのか?)
すでに昼時なので、あまり人はいませんね。野菜、肉、魚はもうお終いって感じ。
山間のためか、根菜類や、漢方薬の材料のようなものは多く見かけます。
これは、鰹節ではありません。ビーフジャーキーのブロック。
売っていた女の子(子供)に、少し食べさせてもらいました。美味しい♪
帰る際に、気が向いたら買うことにしよう。今は、まだ持ち歩きたくない。(で、結局買わなかったのですが。理由、切り分けて食べさせてくれて、お金は要らない、と言った子供がいなくて、怖そうなおばさんが座っていたから^^;)
市場は、また明日の午前中(活気のある時間帯)に来ることにして、昼ごはん、そしてビールですね。
炎天下の昼時、人通りがない。。。
どこかビールが飲めて、食事ができて、13:30まで待てるところはないかなぁ~と、5月7日通りを歩きます(暑い、丘も登ったことだし、はやくビールが飲みたい。)
ディエンビエンフー・ハノイ・ホテル
ガイドブックに”古い造り”とありましたが、確かに古めかしい、ペンキも落ちているし。
一方、隣の人民委員会の建物は立派。さすが・・・
結局、こんな看板に誘われて、、、
GAは鶏(チキン)です。チキン・ケンタッキーフライドチキン!右上に、KFCのメニューの写真が貼ってあります(苦)
店内は、なんと言ったらよいのか^^;
まあ、とりあえずビールです。すでに汗だく、旨い。
猫も私の足元で寛いでいます。
暑そうだな~と通りを眺めて休憩です。
ところで、昼食ですが、
私の後に、高校生くらい(大学生か?)の子供達がたくさんやってきて、それぞれハンバーガーを注文しています。
それが、なぜか美味しそうに見えたので、私も注文。
ハンバーガーが、他の客(子供達)に行き渡ったところで、店のおじいさんが、
「ハンバーガーはもうない。」
「え?」
どうやら、パンがなくなったようです。
でも、それなら注文受けた時にわかるだろう???
そう、わからないんでしょうね。いざ、私のを作ろうとしたら「あれ?パンがもうない。」って具合で。
そこで、周りの子供達が、勝手に何か注文してくれました。
はい、でてきたのはこれ、フライドチキン、パクチーのせ。
これが、GA KFCなのかなぁ、、、
ビール飲み終えて、これってのは、順番を間違えたね。
でも、美味しく、足元の猫といただきました。
ところで、このGA KFCですが、他の食堂にもありましたね。看板に書かれてありました。
食べていないのでわかりませんが、ひょっとすると、KFC風チキン(つまり、衣のついたフライドチキン)なのかも?
ローカル食堂のフライドチキンって、鶏の素揚げみたいなケースが多いし。
しかし、推測の域をでません。
さて、13:30にはまだ早いのですが、エネルギーも補給したので、活動再開
でも、まだ人通りもなく、暑い。。。
ニョ市場の方から、旧ムオンタイン橋周辺の、戦車等の残骸を見て、A1の丘に向かうことに。
ニョ市場は、人気(ひとけ)がありません。でしょうね。明日の朝、再挑戦しましょう。
これは、売り物ではなく、洗濯物かな。
市場を過ぎると、旧ムオンタイン橋
結構怖いよ、これ渡るの。隣を、遠慮なくバイクが通るし。
新しいのも作っているようです。
あれができたら、この古い橋はどうするのだろう。
ハノイのロンビエン橋が車を渡らせないように、こちらは歩行者専用とかになるかな。
バイクが通って、木の板が折れないのが不思議なくらいだし。それ以前に補修はしないのかね。
さて、この界隈には、戦車や砲台などの残骸が”飾られています”
こんな天気の中、ひとうひとつ地図を頼りに見て歩くのは骨が折れます。
なんか、そこに放置されていたものって感じじゃないので、一箇所に集めたらいいんじゃないのかね。
ラオスのシェンクアンで見られるような、戦車や砲弾の残骸は、その場所で朽ちているものだから、動かして欲しくはないけど、こちらは、ちゃんと補修しているようなので、青梅鉄道公園みたいにしたらどうかなぁ、ダメ?
で、次は、別の残骸を見ようとおもって、ガイドブックの地図を頼りに歩くと、、、
お目当ての戦車の残骸も砲の残骸もない、加えて、ド・カストリーの司令部跡もない、
地図にない道を歩いていました。
幅の広いきれいな舗装道路なので、ガイドブックの後に建設されたのでしょうかね。
ガイドブックの記載の広い道は、一本奥の狭い道でした。地図上は広そうな道なのですが。
道なりに橋を渡ってしまうよ。地図では、左折してから橋のはずなのに。
左折せずに、5月7日通りに出てきてしまいました。
仕方ないので、ド・カストリーの司令部跡その他は、帰りによるか、明日だな、とA1の丘へ。
目の前には、なんかレリーフのきれいな建物が、、、ガイドブックの地図ではベトナム人民軍墓地とあります。
A1の丘の入口。おばちゃん達が、営業再開準備中でした。入場料は3000ドン。
まず、ジオラマ見ます。
右手に行くと、スクラップ置き場が、もとい、フランス軍の戦車等の残骸です。ベトミン軍のものとは扱いが違いますね。
同じ、史跡資料なんだから、同じように保存すればいいのに。
左手の小さめの塹壕を見つつ
また登るのか、、、
丘の上には、戦車と記念碑
このボム・クレーターには驚きしました。
通りからは見えません(門も閉まっているし)が、A1の丘からは、ベトミン軍墓地が見えます。
これ以上、ここにいたら熱中症にかかるな、と思いつつ、通りの向こうのディエンビエンフー博物館へ。
新しいのを建設中?
期待していた、”前庭には当時使用されていた両軍の重火器も展示”は、残念ながらなく、小さい博物館のみ。入場料3000ドン。
ここはガイドブックの通り、小さな博物館でした。たいした展示もないし、
ですが、ジオラマはたくさんありました。(ジオラマが多いのって、ベトナム博物館の特徴なのかな?)
これは、何のシーンなんだろうか?何か持っていた?でも、アテレコするならば「ちょっと、待ってくれよ」
で、こっちは「行かないで~」か^^;
記録映画は、フランス語(私の見たときは)だったのでわかりませんでした。
そして、モニターが小さくて、席からよく見えない。(席はたくさんあれど、観ているのは、私と西洋人の二人だけ)
でも、扇風機にあたって、よい休憩になりました。
また、川の方に戻って、見逃した戦車の残骸を。(どれも同じようなものですが、一応、見ておかないと、気分が悪いので)
ド・カストリーの司令部跡は、残念ながら補修工事中でした。中の部屋は見応えがありそうだったので残念。
街中に戻ってきて、現在15:00。
速報をアップした頃です。
11:00に飛行機が到着し、食事の時間、移動時間(すべて歩き)を含めて、4時間で、ガイドブックに載っているところは周りきっています。
市場は朝ではないと面白くないですが、飛行機の時間さえ、もう少し朝早くハノイを出て、もう少し夕方にハノイに戻るなら、日帰りで十分ですね。
今日はもういいや、と予約しておいたホテルに向かいます。中心から北東へのびる通りを歩いて10分程度。
ムオンタイン
結構、ちゃんとしたホテルで驚きました。
ロビーが広いのですが、廊下も広い。
プールは、洞窟風呂みたいで悪趣味。龍もいるし。
部屋は広いし、清潔な感じです。これはアタリでした。
昼間うろついて、あまり食べる処はないと理解したので、ホテルのレストランで。
信用していないけど、ガイドブックには、”人気”と書いてあったし。
で、19:30。人気のレストランにはお客様がおりません^^;
広いレストランなのに、私一人隅っこで。
メニューには、様々な料理が載っているのですが、あれはないこれはない、と言われて、フライドチキンをイメージして”フライドチキン”を頼んで、出てきたのが、これ。
これじゃないだろう?と言ってみるも、メニューを指して、確かにこれだ、と。
しかも12万ドンって、鶏半羽分くらいのフライドチキンをイメージしていたのに、、、ところが、実は、そこそこ美味しかった^^;
あと注文したのは、好物のバナナのつぼみのサラダ
チキンの後に、サラダが出てくるところが、まあベトナムらしいところですが、このテンコ盛りにも驚きました。食べきりましたけど。
でも、味は、全然ダメでしたね。いつもハノイで食べているのは、もっと味付けが繊細なのですが、まあ、それも仕方なし。
翌朝、朝食は、レストランではなく、そのだだっ広いロビーで
普通の”ベトナムのホテルのブッフェ朝食”を食べて、
さあ、二日目、やり残した市場散策へ向かいます。つづく。