今日も終日雨ですね。
雨が多いと、夏場の農業用水が確保できて、夏野菜が瑞々しく美味しくなるのか、長雨で傷んでしまうのか、、、去年は値段高かったし、心配です。
さて、稲田堤から多摩自然遊歩道、東生田自然遊歩道を歩いて、生田緑地に到着し、枡形山からの眺望を楽しんだら、次は日本民家園の見学です。
正門から入ります。(他に、奥門、西門があります)
入園料は500円ですが、WAONを(AEONカードで)見せると(WAONでは払えないが)2割引で、400円になりました。
この民家園について、簡単に説明すると、
戦後の高度成長時代、消滅しつつある、日本中(主に、信越)の古民家を移築して、昭和42年に開園した野外テーマパークです。
古民家の移築話は、TVの旅番組などでよく聞きますが、当時、実際に、解体して、輸送して、組み立て直すは大変だったでは。
(とりわけ東北、信越地方へは、新幹線、高速道路も未開通でしたし)
組み立てるのも、重機とか使わずにやった感じですね。実際、田舎で建てる時は、そうだったはずですし。
勝手に喋り出したボランティアさんが言うには、
東北、信越からの出稼ぎの人が多い時代だったので、故郷を懐かしく思って、頑張る意味(需要)があったとのこと。
さて、園内に入ります。
最初は宿場ゾーンの0. 原家(神奈川)。(上の写真の右、二階建て瓦屋根の家)
ここの1階は上がって見学ができます。
床の間とか、子供の頃の実家の雰囲気のそのままで、確かに懐かしさを感じますね(福島県出身)
1. 鈴木家(福島)。
実家に囲炉裏はなかったのですが、父親の実家(農家)にはありました。それに土間も懐かしいです。
2. 井岡家(奈良)。
3. 佐治家の門(愛知)。白壁なのは武家屋敷だから。
供待(とのまち)という、訪問者のお供が待つ場所、門番の部屋でもあると。
4. 三澤家(長野)。ボランティアさんが囲炉裏に火を焚いていました。
続いて、信越ゾーンへ。
道祖神とかも持ってきたのでしょうかね。なんかよくない気もしますが。
5. 水車小屋。
裏側から、中が見えます。ちゃんと歯車が動いています。
開園当初からあったとすれば、50年以上前の水車小屋ですね。
でも、ベトナムのサパとか行くと、棚田ばかりなので、現役で使用されていたりするんですよね。
いや、コメントが難しい。情緒とか言ってられるのは、自分がそういう暮らしをしていないからでね。。。
やはり、道祖神を持ってくるのは違和感が、、、何か宿っていると思っちゃうのですが。
6. 佐々木家(長野)。奥に見える、7. 江向家(富山)は、
合掌造りですね。
鹿威しが、甲高い良い音を奏でています。
8. 山田家(富山)、
9. 野原家(富山)も、同様の越中五箇山の合掌造りです。
10. 山下家(岐阜)は、飛騨白川郷の合掌造りとの事ですが、
見た感じが、白川郷の印象と違うな?と思ったところ、
川崎の観光料亭で活用されていたものを移築したとのことで、
多分、原型からはちょっと変わっているのではないですかね。
いや〜、懐かしさ満載です。
これは、一緒でしたね。
父親の実家に行くと、土間に続く玄関や、板張りの縁側からではなく、いきなり畳のところから上がっていました。
でも、岐阜と福島で共通ってのも妙ですが。。。
関東ゾーンに移りまして、
11. 作田家(千葉)。網元の家。
途中、唯一鹿児島からエントリー、12. 沖永良部の高倉です。
ねずみ返しがありました。(滑るように、鉄板を巻いている)
ラオスのシェンクアンで見たのは、不発弾の薬莢そのものでしたけどね。
18年前に撮った写真です。
13. 広瀬系(山梨)。軒が随分低いです。
14. 太田家(茨城)
次は、地元神奈川ゾーンです。
17. 北村家(神奈川)。移築解体の時に、建築年を示す墨書が発見され、1687年(332年前)なので民家園の中で最古かも。
18. 清宮家(神奈川)も17世紀後期なので、北村家と同じくらい古いですね。
作業道具の納屋も再現。
21. 菅の船頭小屋(神奈川)。丸太を通して、担いで移動可。
17. 伊藤家(神奈川)。
18. 蚕影山祀堂(神奈川)。養蚕の豊作を祈り、その神を祀るお堂。
19. 岩澤家(神奈川)。ちょっと粋な感じがしましたが、”上層”農家の家でした。
西門の手前、20. 船越の舞台(三重)です。志摩半島の漁村にあって、歌舞伎芝居などを演じていた舞台。
観客席も作られており、実際に観劇できるみたいですね。
西門を兼ねた、伝統工芸館。藍染の展示をしていましたが、まあ、それなりで。。。
奥門の方へ戻ります。
見ていない東北ゾーンと、門は出てしまいますが、写真で見る奥の池がきれいだったので。
23. 菅原家(山形)。ハッポウと呼ばれる高窓が特徴的ですね。
22. 工藤家(岩手)。曲り家です。
展示用に作られたものとはいえ、なんだか年季を感じます。
これで、一通り展示されている民家を見終え、園外に出て、奥の池です。
幻想的ではありますが、思ったよりは、小ぶりかな。。。
以上、日本民家園でした。
子供の頃の実家(町家)雰囲気、父親の実家(農家)の雰囲気を思い出しました。
出稼ぎの人がノスタルジックに感じると、いうのは、福島出身の私(ある意味出稼ぎ?東京越えて、東南アジア行っちゃいましたが)にも、大いに当てはまりました。
この後、かわさき宙(そら)と緑の科学館でプラネタリウムを見るために、1時間ちょっとで巡ってしまいましたが、
家の造りや、中をゆっくり見る時間があってもよかったですし、
飲み物OK、食べ物OKの家屋もあるので、少しのんびりしてもよかったかもしれません。
明日は、かわさき宙(そら)と緑の科学館を紹介します。
ではでは
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます